2013年3月9日土曜日

長谷寺巡礼サイクリング2

黄砂やら花粉やらに山霞む本日は、長谷寺巡礼サイクリング。

ほんっとに霞んでましたね。奈良は盆地で周囲が山なんですが、山がない!白く霞んで何にも見えん!と言う状態でいつものようにR308で奈良市街地へ。ただ本日は少し寄り道。横領町(なんちゅう名前や)の住宅地の中に「はにわ公園」という小さい公園があるとどこかのサイトで読み、丁度寄り道できる距離だったので探してみました。
本当に住宅地の中の分譲1区画が公園で、何でも6世紀に埴輪を焼いていた窯の跡地だそうです。出土した窯にそのままガラスの屋根を架けて保存されています。児童公園のパンダや象さんのように埴輪の馬が置いてあるのが面白いです。昔々、この辺りには土師氏が住んでいたそうですよ。今も周囲に「土師さん」は居たらすごいけど。

奈良市街ではバス通りを走って教育大学前を右折し、県道188号線を南下、途中からR169に合流し桜井市まで。途中で、先日見つけたトレイル青垣で休憩しましたが、梅の花がきれいに咲いていました。鶯の声も聞こえ長閑な春そのもの。桜井から中和幹線高架下を走り、R165に合流しそのまま長谷寺まで緩い坂を登ります。長谷寺前の数百mは門前町っぽくなっていますが、今日は人はまばら。でも狭い狭い参道?に対向で車が入るもんだから、今日も松本ナンバーと岐阜ナンバーがニッチもサッチも行かなくなっていました。結局店先に随分入り込んでミラー畳んで離合してましたけど、長谷寺に車でお越しの際は、とことんまで行かず、途中で左折するバイパスみたいな道を登って下さい。ちゃんと門前に着きますから。

離合見物した後は(だって自転車も進めませんから)、名物草もちを一つ頂きました。1個100円ですがお茶までご馳走に。しっかりもののお母さんと若夫婦がお店を仕切っていましたが、多分、息子さんと思われる優しそうな若旦那に「どこからですか」と聞かれたので「○×(私の住む地域名)です」と言うと、「○×からジテンシャ!」と仰け反ってお出ででした。自転車乗りからすると、大した距離ではないのですが、世間様にはまだまだ理解が難しいようです。若旦那もきっとあと10年すると貫禄が出そうなので「健康のための自転車」お勧めしておきました。
その後、長谷寺の仁王門まで行きました。いやあ、その先も見上げるばかりです。総本山とはよく言ったものですね。まさに「山」でありました。感想はそれだけ。巡礼の風上にも置けん。
そう、草もち。暖かくて美味しかったです。手頃な大きさ・値段・カロリー。坂を登ってずっと歩いて参拝した人たちへのエネルギー補給にいいものを編み出しましたねえ。昔の科学には恐れ入る事しばしです。

帰りは西風向かい風。口をあけて走ると何が飛び込んでくるか判ったもんじゃない様相なので、思わずマスクをしてしまいました。が、本日の最高気温23℃。ジャージやグローブを春用に切り換えたとは言え、口元暑い。眼も粉が入ってる感するし、鼻は出てくるし、花粉症初期症状みたいでした。帰路はR165を走り、途中で桜井市内の細い道に入って、アーケードを抜けたりしながら、橿原市内で大和中央自転車道に乗り帰ってきました。本日走行77.9km。

長谷寺周辺と言い、桜井市から橿原市にかけての旧道?と言い、昔の丸い郵便ポストが現役です。格子が美しい旧家とマッチしていて、出来ればずっとこのままがいいですね。(使い勝手無視ですが)

どうでもいいけど、松本ナンバーと岐阜ナンバーって上高地を挟んで相対してますねえ。それが奈良のお寺参道対向でバッティングって面白い。お互い「山向こうの奴め! `Д´」とか思ってたりするかも。まあでもそこは大らかに。長谷の観音様に叱られますよー。あかんのん!とか。

(*_ _)  黄砂の影響!が頭までキタ・・・


長谷寺仁王門
草もち 1つ100円也






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