2018年11月23日金曜日

メタボアシストホイール

紅葉の名所 嵐山へ参りました。混んでるとは思っていました。ですが、常寂光寺位は行けるだろう、その他はALL PASSでいいや。しかし結果的に辿り着けなんだ。世界的観光地は近年特に手強いでござる。
京都・浄住寺の紅葉
そもそも本日は強風で、白髪頭のススキ達も45°に傾いておりました。往路はほぼ向風で寒い事。30kmも行かないうちに右目が痛くなり右脚も怠くなります。右目は充血し今でもまだ赤いです。そして目ヤニが入ったみたいに部分的にボケるのですね。目を洗うと痛いし何が飛び込んだんだか・・・。右脚はこんなとこから痛くてどうするってことで1段ギアを落として回転でカバーすることに。
そう言えば前回の竹内峠はやっぱり体調変だったみたいで、翌日も身体全体が熱く頭痛が止まずでしんどかったっす。それから中4日ですからね。大リーグの投手並み。(因みに日本のプロ野球は6日なんですよねえ。昔はもっと短かった気がするけど)

寒いのでトイレ休憩も増え、嵐山には12時過ぎに到着。屋台でラーメンとかさっさと食べて・・・と思ってたのは甘かった。各屋台にずらーっと長蛇の列。店の前は勿論です。仕方ない、先に行っちゃおうと中ノ島を押し歩いて渡月橋に向かったら鈴なりの人人人。渡月橋に渡るための横断歩道を渡る人たちが大勢群がり、人の頭しか見えません。周囲の人達は老いも若きも判らん言葉で喋ってるし、あかん、また頭痛がぶり返す・・・と撤退を決意。人が少なそうな松尾方面に舵を切ります。

渡月橋は大行列でした

嵐山はぶっとい虹が迎えてくれたんですけどね
府道はまたバスと車が組み合わさって大変だろうと、山側の細い路地を走りますがこんなとこにも観光客が入り込んで、案の定、名古屋ナンバーのミニバンが対向の地元のミニバンと離合できずバックしてバックして別の路地に左折してゆきました。どこ行ったんやろ。
松尾大社の前を抜けて、鈴虫寺方面へ。鈴虫寺へ向かう若い人たち大勢の脇を通らせてもらい、折角来たからと苔寺の前まで行くと紅葉が愛でられました。

苔寺(西芳寺)の紅葉
今年の紅葉ってどこでも色づき悪いですよね。奈良公園も惨憺たる風景ですからね。紅がくすみ、一気に茶色くなって落葉するのも多く何だか可哀想です。
続いて、昨年行った浄住寺に行ってみたら結構賑わってました。しかも本日は拝観料徴収。え?シーズナリティがあるんか・・・。と言う訳で敢え無くここも撤退。今秋の嵐山はハズレでした。脚はその後は比較的元気。復路は追風気味で25~30km/hで走り足も攣らず良かったです。本日走行108.8km。

こっちは大阪・中之島界隈の夜景 こっちの方が綺麗?
たまたまネットで見つけましたが、乗り手の体重を推進力に変えるアシストホイールが開発中だそうです。カラクリはオープンにされていないので全く不明ですがPVではクイックでつけて走ってますね。自動回転ではなくパワーアシストなので「楽になる」だけですがホイールハブの周囲にバネがくっついているのでバネが縮む力を使っているのでしょうか。シマノの11段には対応するのかとか、そう言うレベルではなさそうです。何しろクラウドファウンディングで量産資金を集めている最中みたいですから。1口5万円だそうですよ。丁度私が使っているシマノのRS81の価格帯ですから、中の上って所でしょうか。ウェイトは4kgもあるそうだけど。 気になる方は英語版ですけど下記にホームページがあります。

http://www.superwheelsystem.com/


上記ホームページより転載
これが使い物になるかどうかはPVだけでは判りませんけど、人の体重を利用する取り組みは宜しいですなあ。そもそも脂質はエネルギーの塊ですからね。しかし、このホイール使えばメタボほど加速する!とかプライド持っちゃうと、多分

メタボも加速する!

これから年末年始にかけ、どちら様もお気をつけあそばせ。

2018年11月18日日曜日

タイマーの里のマスコットガール

先月以来のちゃんとしたツーリング。久し振りに竹内峠を越えて太子町から南河内CRを走って八尾空港へ行きました。

今日は最初から変な力が入り、どうでもいい緩坂をダンシングしてみたりバスについて行こうとしてみたり。なので坂嫌いの私には宿敵に近い竹内峠の途中で止まってしまった。足が攣った訳でもありません。何せ1年半以上ぶりなので道を忘れていて、勝手にあの先が峠だからもうちょっと、とか思ってしまったのです。が、その先にはカーブがあって更にずーっと登っている。え?話ちゃうやん。と一瞬心が折れたら停止しておりました。あら。
何が「話ちゃうんやん」やねんと。勝手に道を決めるなと。自分でもパッシング100%です。そのままよろよろ漕ぎ出し、何とか峠越え。しかし、前車ゆきかぜで初めてアタックした竹内峠でも煮え湯を飲まされましたしね、どうも好きになれんこの道は。

八尾空港はシーンとしていました。やっぱ行楽日和はみんなハイキングとかに出掛けるわな、遊覧飛行のセスナも飛ばんと諦めて、どら焼きにかぶりついてたら、微かに音がして山の方にライトが見えました。あ、飛行機来たやん。なんか静か。いつもと違って上品な音と思ったらジェット機でした。旅客機じゃないですよ。ビジネスジェット。格納庫の前までタキシングするとトーイングカーがやって来て、プッシュバックされて格納庫に入ってゆきました。扱いが違う!レジ番号を調べると、機種はセスナ525サイテーションでした。

セスナ525サイテーション カッコいいなあジェットは
その後はセスナが1機ポロポロとプロペラ廻しタキシング、その間に大阪市消防のヘリが飛び立ち、白とグリーンの綺麗な塗装(京阪電車と似た色合い)のセスナが着陸。30分位でジェット機まで見られたので満足して引き上げました。本日走行85km。
ほら、京阪電車の準急みたいでしょ

その後大和川沿いのイベント会場付近を飛んでいました
帰路、何てことない坂でちょっと力入れたら足が攣りかけ。メンタルだけじゃなくダメージ受けてたようですが50km程度で脚攣ってどうすんねんと思いましたね。ったく竹内峠って奴は・・・。

と思っていたら、実は今日竹内街道が大好きと言う女の子?に出会ってしまった。蓮花ちゃん。誰? ですよね。正直私も初対面。地元葛城市のマスコットキャラ。峠アタックの前にトイレ借りようと観光案内所入ったら、本人から名刺とステッカーを頂いてしまった。結構可愛いんだなこれが。目が真ん丸でキキよりずっと巨大な赤リボンしてる。

本日のヒロイン 蓮花(レンカ)ちゃん
名刺によると苗字はなく年齢不詳。性別は女の子で10月1日生まれ。で、好きな場所が「二上山」と「竹内街道」。無理せんでもええのよ。好きな場所は~「梅田のルクアの地下!あそこでザクザクのシュークリーム食べるの大好きー」とか「なんばスカイオで日本茶ブレンドして飲んでみたい~」とか言ってええんよ。
名刺 です 可愛いっしょ
好きな男の子は・・・「せんとくん」。止めとけ、私が父親ならそう言う。スキンヘッドに角が生えた彼氏なんて、ケッコンは認めんぞおっ。
好きな力士・・・「たいまのけはや」 番付表にはありませんね。太古の人ですよね。
女の子ですから好きな花もあります。・・・「牡丹・菊」 しぶっ。
趣味は・・・「琴演奏」 相当古風です。
そして性格は・・・「国際感覚豊か」とあります。一体いつの頃の国際感覚なんだろう。ではここで蓮花ちゃんに質問です。

最近揉め事多い隣の国は? ・・・ クダラ!

くだらないとか言わないでね。時を駈ける少女なんです。

何せ タイマー(当麻)の里ですから。

2018年11月13日火曜日

小江戸 川越

長女夫婦がマンション買ったというので埼玉県川越市へ参りました。婿殿もローン持ちになりサラリーマンらしくなったと言うか人生の人質が出来たと言うか。

川越市はテレビでも観光スポットとして特集される程の人気。人口も35万人と結構な規模で、年間の観光客は700万人を超えるそうでユニバの半分近い。因みに奈良市は昨年で1600万人、京都市は5300万人だそうですが、世界のキョウトに較べても多い気がしません?奈良の半分弱って大健闘じゃないですか?
川越市の観光スポットは、西武線の本川越駅から数分北へ歩いた精々数百メートルの江戸の風情を残した&再現した通り沿いの建物とお店。その周囲の路地沿いのお店。お店にはさつま芋を中心に素朴なお菓子や和風の食べ物がいろいろあって食べ歩くのが楽しみ。それと街のシンボルは「時の鐘」という鐘楼。現在のは明治時代の建造だそうですが元々は寛永年間に作られたものだそうです。
全体的なイメージとして、江戸~大正の浪漫を感じさせる造りで、私のイメージとしては倉敷や長浜(滋賀県)と似たテイスト。規模的には通り3本分位なので周遊しても精々半日コースです。

左 時の鐘 ,右 歴史的建物 和洋


訪れたのが週末で、しかもパレードやってたせいか人でごった返していました。こりゃ年間700万人位になるわなって感じ。パレードはもう一つ主旨が不明ですが、「高知のよさこい」「朝鮮通信使」「沖縄のエイサー」なんかが舞い踊っていらっしゃいまして、聞けば地元の人たちの団体だそうで其々の郷土とつながりがあるのか、はたまた単なる同好会なのかよく解かりませんでした。

私も長女夫妻と孫二人と一緒に散策しました。まずは定番「さつま芋ソフト」。只今焼き芋ブームだそうなので、一種トレンドでもあります。一口ペロっと食べてガキーン。あまっ!焼き芋そのもの!苦い日本茶と抱き合わせでないと苦痛な位の甘さ。本物のスイーツでした。通り沿いに沖縄物産のお店がありました。別に沖縄の人がやってる訳でなく埼玉県人ですと仰ってましたが、ここであの「ルートビア」を発見。1本170円也の発泡酒並みのお値段。私も中学1年以来40年以上ぶり。中学の時、地元にA&Wあったんですよねえ。そこでルードビア飲み放題。たらふく飲んだわ・・・。若かった。
一同で回し飲みしましたが二口目が欲しいとは誰も言わなんだ。確かに・・・飲むサロンパスですから。

左 銭形警部が乗ってそうな警備用ミニパト,右 ルートビア!
2時間ほどで小江戸を堪能してしまいましたが、一つ申し添えたいのは、ブラ歩きしたい町並みの道、交通量が半端ない。丁度パレードの間はホコ天だったのが、終わった途端、解禁。バスが肘の10cm脇を走り抜ける。よく事故が起こらんなと感心しました。元々の幹線道路(普通の2車線だけど)だったのかもとか、地元の住民の利便性とかあるんでしょうが、やっぱ週末はホコ天にする方が良いのではないかと思った次第です。交通機関は精々人力車でしょうね。関東圏だから成り立つ700万人ですからね、風評被害の倉敷市が気の毒になりました。

今回は往復クルマです。京奈和・京滋・名神・新名神・東名阪・伊勢湾・新東名・圏央道・関越道と有料道路を9つも走っておりました。往復1000km余。が、アイサイトVer3のお蔭で楽でした。勿論一般道やJCTは自分で運転しますが高速道路区間は殆ど追従モード。加減速は彼女(レヴォーグ)がやってくれますしカーブだってハンドルアシストが入るので、ククッとステアリングが揺れ、ハイそうですかと手を添える感じ。高速で下りカーブに突っ込んでも安心のライン取り。精神的な安心感が大きいです。唯一可哀想だったのが、帰路の京滋バイパスで前に割り込んできたトラックの右ブレーキランプが球切れ、左ランプはカバーが割れて殆ど白色で点灯してます。周囲は暗いので、アイサイトは前方車両のテールライトをまず認識し、ブレーキランプ点灯で制動の制御をします。が、テールライトは右が赤で左は殆ど白。前車がブレーキ踏むと左の殆ど白ランプのみ高輝度。彼女は「あれ?前って自動車やね?二輪ちゃうよねー?」とか思いながら、前車がブレーキ踏んだら「えー?ブレーキ?白いだけやん、左だけやし!」と悩むものの距離測定で減速検知してるみたい。何だか健気でした。

浜松SAフードコート内のテーブルはピアノ型。さすが!
高速走行時も前方集団の挙動から、あ、あいつ車線変更しそうやなとか解りますよね。それをアイサイトがどの時点で検知するのか見ながら走ってました。自動運転じゃないですから一応こちらが手動介入する構えは常に持っている必要があります。その上で、おおーここで解ったか、とかここでブレーキかあ とか、なかなか楽しい。AI機能も搭載して手動介入のクセとか覚えていったらもっと可愛くなるかもしれません。”戦闘妖精・雪風”レベルになっちゃうとちょっと怖いけど。

左:ボランティアT 右:大会公式T の背中側
さて、ホノルルセンチュリーライド事務局からお荷物届きました。大会のWEBアンケートに答えたら抽選で「大会ボランティアTシャツ」が当選したとのこと。サイズはMMMだが超デカイ。バックのイラストは可愛いけど。どれ位の確率か存じませんが、当たるなんてラッキー。また出ようかなんて考えちゃいますよねえ。
ん?、運営本部の思惑通り・・・カモにされとる?  道理で、

Tシャツはネギ色。


2018年11月3日土曜日

ゆるポタ文化の日

カミさんのギター発表会があったので、ならまちにある奈良音声館までギターと自転車を車載し、本番まで周辺を超ゆるポタ。と言ってもリハとかあるので3時間位あったので天理まで行きました。文化の日って本当に晴れますねえ。青空が美しかった。

きれいな空でした
天理は通過する事は多いけどダウンタウンを改めてポタするのは初めて。天理教の中心地で独特の雰囲気を持つ宗教都市です。中世の香りすら漂って来ます。勿論、信者以外の人もたくさん住んでますけどね。
県道188を南下して白川ダムから天理市内へ急降下。そうそう、白川ダムの周囲のはグラウンドがあってリトルから高校生まで野球の練習してることが多いのですが、この子たち必ず挨拶してくれるんですよね。指導者がスポーツしてる人には挨拶しろって徹底してるのだと思いますが、悪い気はしません。

で、天理教独特の反りかえった屋根の建物を回ります。まずは天理大学。最近の大学とは全く違う様相。屋根が連なる様は、奈良時代の当尾の里を連想します。教典を学ぶ声が聞こえてきそう。そのすぐ北側に天理教本部があります。ミニサイズの和風天安門広場みたい。ここは誰でも自由に行き来できますし、屋台もたくさん並んでいます。それから街のどこでも見かけるのは各地から参拝に来た信者が宿泊する「詰所」。なんちゅう名前やと思いますが、こうあちこちにあると違和感なくなっちゃうのが不思議。入ったことはないですが、いわゆる合宿所みたいな感じでしょうか。

ひろびろ天理教本部
次に見たのは総合病院。建物の形は大学も詰所も病院も一緒なので、救急で駆け込むにも「どれ?」ってなります。しかも名前が「よろず相談所(憩いの家)」。以前、カミさんがこの病院へお見舞に出掛けた時、バスがあるよーって聞いてたので天理駅前でバスを待ってました。「憩いの家」行きのバスはたくさん来るのに「病院行き」は全く来ない。大リゾートでもあるのかなと思いつつ、しびれを切らし歩いてったそうです。着いて見ると看板に「憩いの家(よろず相談所)」どっちも判るかいー!って話です。今日も病院内の案内看板見てたら「事情部」やら「世話部」やらよく解からん案内がありました。カウセリングと看護ですかね?

総合病院 憩いの家 技術はピカイチだそうです
次にアーケード商店街を歩きました。どこにでもある駅前アーケードですが矢鱈「神具店」が多い。足袋とかお供え陶器セットとか白モノ肌着とか売ってました。ちょっと変わってます。そこら辺で見るジャンクフードのチェーン店なんか一つもなかったです。

天理ラーメンのみならずカレーまで!全国制覇の魂胆か?
見るもの見たのでJR桜井線沿いの路地を北へ走り、奈良市街へ戻りました。奈良女子大学の前を通るとオープンキャンパスやってました。殆ど学祭みたいな感じ。で、年に2回だけの一番古い建物を一般公開と看板に書いてあったのでお邪魔してみました。女子大に入るのって学生時代の白百合女子大以来です。難関国立だけあって、受付やテントの下で食べ物売ってる彼女たちも賢そう。派手な感じは皆無で明るく真面目にのびやかな才媛たちでした。流石やな。

奈良女の記念館
建物は「記念館」と呼ぶ旧奈良女子高等師範学校の本館で、明治42年(1909)の竣工です。小振りな洋館で2階に講堂がありました。和モダンの境地、前方には菊の御紋が掲げられていました。その前では「こんな寮に住みたい!」ってペーパークラフトを展示(写真)。きっとわーわー言いながら作ったんでしょうね。鹿もいたりしてなかなか可愛い。1階は小部屋がたくさんで、今日は文化財やら動物の標本やらを展示していました。木造の雰囲気がいいですね。古い洋館って照明が好きです。雪洞みたいな、花びらみたいなシェードに電球色。LEDの鋭い白光の対極にある気がします。
構内は女の子で一杯。釣られてきてるそれ以外もいましたが、華やかで宜しいなあ女子大は。
記念館二階の講堂
こんな寮に住みたい!
守衛室 白髭の船長さんでも出て来そうです
爽やかな晴れの日だけに奈良には観光客もたくさん。鹿を追っかけたり追いかけられたり。平和はいいなあとつくづく思いました。本日走行たったの34.8km。

さて、エブリスタサイトに新作WEB小説「就職します!」の連載を開始しました。主人公は中年のローディですが、ツーリングシーンは少な目。オッサンの願望を詰め込んだ初めてのラブコメです。少しずつ公開してゆくので完結まで1ヶ月位かかりそうです。読書の秋です。夜長にご笑覧下さい。

https://estar.jp/_novel_view?w=25237537
(他のサイトでも明日より公開します)

ギター発表会は舞台慣れしていない皆さんです。ガクガクの人多かったです(気持ちめっちゃ判る)

キンチョーの秋。