2015年6月28日日曜日

レトロタウン御所

土曜日は琵琶湖でカヤックと思っていたのが強風&雨で中止。本日も風は結構残っていましたが、天気は持ちそうなので御所市までツーリング。同じ県内なのにこれまで行った事ありません。名称は気品あるものの、人口2万7千人強と町村並で、特徴・特産は咄嗟に出て来ません。江戸時代の町並みが残っているのに財政難で文化財指定を断ったとかの噂もある程です。なんて切ない。

御所には金剛葛城CRを利用します。CRがR165にぶつかった所で、本来は左折して明日香方面に向かうのですが、本日は直進。葛城川沿いを走るとやがて御所市の中心に着く筈。CRでもない川沿いの道路は、路面もバリバリで墓地がたくさん、時折家畜の臭いが漂ってくるという、ま、余り快適な道ではありませんが、程なく急に路面がタイル張り?になって、桜橋なる綺麗な橋に到達。周囲には立派な家も増えて、ここらがダウンタウン?

適当に道を辿ってると、ありました「JR御所駅」。むかーしの国鉄駅って感じ。プラレ-ルでSLとセット販売されていそうです。やっぱここらが中心やねん、と得心。しかし駅前には誰もいません。まあいい、もう少し走ると今後は近鉄御所駅発見。こちらは至って普通の駅です。小さな駅前ロータリーにタクシー3台と小型バスが1台客待ち中。国道を渡ってアーチ看板の道を少し入るとアーケードのある、その名も新地商店街。昭和っぽいわーと入ってみるとお店は殆どClosed。人も少なく休日の午前中ってこんなものでしょうか。

100m少しでアーケードが終わるといきなり江戸時代村。クランクの角に高札場がありました。平成版の「御所まち式目」から天保時代のもの「定」など数種類掲示。でも見てるのは私だけ。おばちゃんスクーターが通り過ぎて行きました。

道は碁盤目で、杉玉を掲げた酒屋さん、今どき何を売っているのか「紙屋」さん、玄関脇には大きな壺があって季節の花が入っています。角地にレトロなセミ洋館も発見。そしてBARBER高島。建物は少し痛んでいますが、朝ドラにでも出て来そうな昭和の味です。観光地ではないので、生活タイムを刻む時間だけが静かに過ぎます。ようやく降ってきた陽射しに小さな埃たちがゆったりと舞い上がってゆきました。家の隙間から何気なく出てきた三毛猫も「あれ?知らない人?」と余所者を訝しむ、古きスモールサイズの御所の町並みです。

碁盤目を縦横走した後は、再度桜橋を渡って、橿原方面へ東進。御所と橿原がこんなに近いとは思いませんでした。途中に古墳群やら史跡がありましたが、それは古代の地勢や交通経路の跡形なのでしょう。この道筋で色んな事があったのでしょうね。県道はやがて橿原神宮に達し、サイクリングステーションで休憩後、大和中央CRで帰宅。本日走行71.9km。

御所市には「櫛羅:クジラ」なる地名が存在します。しかもかつての藩名・県名。その昔この辺りはクジラ県だったんですね。なんて素敵な名前。御所市と言う上品な名前も捨て難いですが、いっそクジラ市に改名しては?

ならば本日のポタリングは… ホエールウォッチング!

PS.
新旧CAT-EYEヘッドライト比較写真を載せてみました。真っ暗な所がなくてガレージの端っこです。左の旧ライト(EL-340)では横の外灯の影響が出てしまい、駐車中のR2が明るく見えてます。右の新ライト(HL-460)では明る過ぎて外灯の影響が判りません。シャッターを見れば照射範囲の違いは一目瞭然ですね。

JR御所駅 スカイブルーの電車が走ってました

高札場 回覧板もここに掲示されるのでしょうか

可愛い建物ですね。和洋折衷。

蝶ネクタイのオジサマが鋏を握っていそうです

酒屋さん 燐家の松がまたいいですねえー
CAT-EYEライト比較 左がEL-340 右がHL-460

2015年6月20日土曜日

古城発掘

伏見桃山へツーリング。本日の命題は「雨に遭わない」でした。だって天気予報ったら「いつどこで強烈な雨になっても文句言うなよ」でしたから。

元々北方面にと思っていたのが、先週ニュースで、豊臣秀吉築城の「指月城」の一部発掘!画像を見てると、背景は見た事ある風景。と言うことで、伏見桃山直行コースへ。

木津川CRの流れ橋PAから一般道に出てR1BPを走るコースです。R1BPは半分くらいが高速道路の下なので、屋根も確保。大型トラックと並走し、途中で大手筋通へ右折、R24を南下。ここからは手探りでした。団地の近くは判りますが、道は迷路で、見えてるのに行けない状態。3度目の正直の曲がり角が正解。何となく工事現場を囲ってあり、人々がそぞろ歩きで集まっています。入ってみると既に黒山の人だかり、作業服のオジサンがハンドマイクで説明しています。聞いていると結構ミクロな説明で明日香との違いを感じました。こちらは一点物の発掘です。

現場もマンション建設場所との事でそれ程広くありません。解説では未だ諸説あるものの、ほぼ指月城のスケール感まで掴めている様でした。
ここでミニ解説。 指月城は豊臣秀吉が晩年を過ごすために建てた別荘目的の城です。入居2年後に伏見大地震で倒壊し、その後、場所を少し変えて代わりの城が建てられ(木幡城)秀吉はそこで亡くなったと言われています。たった2年の存在だったせいか指月城の確たる証拠がなく「指月城はなかった」という説もあるようで幻の城と言われていました。それだけに今回の石垣発掘は重要なんですと。

南側がすぐ宇治川、西側は緩やかに下る絶景の場所。きっと大阪まで見通せたに違いありません。お堀には自然の川の流れを利用し、聚楽第と同様の工法で施工。宇治川を挟んで南側は向島と言う「巨椋池干拓」で有名な場所で、当時は湖上。きっと伏見指月城に向かいあう島(当時)という命名ではなかったでしょうか。巨椋池はその後も治水工事を受け大きく形を変えてゆきますが、その昔はこの一帯が都会のベイエリアであったと思われます。指月城はそのランドマークだったのでしょう。

何となく福知山動物園の園長さんを彷彿させる解説のオジサンの話は益々ヒートアップ、この勢いでは徳川十八代まで行きかねないので、頭上の黒雲を理由に、発掘された金箔付き瓦を拝んで途中退散。疎水沿いをポタリング、十石船・月桂冠記念館・寺田屋前を走って魚屋通りへ。はい、寺田屋ですよ。池田屋とごっちゃになる人多いですね。
ミニ解説その2。 寺田屋は坂本龍馬がステイ中に伏見奉行に踏み込まれ、入浴中だった奥様(お龍)がハダカで?通報して助かった事件の舞台。片や池田屋は攘夷の志士たちを新撰組が襲撃した事件で有名な旅籠です。龍馬はその際に受けた傷を癒すべく奥様と薩摩の温泉巡りをして、それが日本初のハネムーンと言われているとか。ま、どっちでもいいんですけど。

中世から幕末まで走り抜けた後は再度R1BPを疾駆、宇治川を越えて八幡市・京田辺市と進むと青空さえ望め、あんなに慌てて帰らなくて良かったかも と少し後悔。何しろ徳川十八代をすっ飛ばしてしまった…。すんません、解説オジサン並びにトクセン家の皆さま。本日走行82.1km。

そして本日デビューのギアが2点。パールイズミの夏用ロングレーパン”COLD-BLACK"。これまで夏はGOLDWINのレーパン使っていましたが穴が開いて結構ボロ。代替品を探しましたが意外とないんですね、夏用は。そこでやや高価でしたがパールイズミに手を出してしまった…。え?何で夏にロングって? そりゃ素足にイモムシ・ケムシがへばり付くのを防ぐためでしょうが。
もう一つはヘッドライト。CAT-EYEの充電式HL-EL460。昼間では効果は判りませんってことで先程従来のCAT-EYE(電池式)と比較。結果、すげー違い。5倍位明るかった!照射範囲が全然違います。人気ある筈ですわ。今度トンネルでも走ろ。

で、みんなが気になっていると思うのですが、発掘現場に建築予定のマンションって無事に建てられるのだろーか。あの勢いでは石垣みんな掘り出すまで発掘終わらない感じです。次いでシャトー指月の復元へ。なので… マンションは別のどこかへ。

太閤換地 と申します。 えーっ! (*_*;

これが金箔瓦。 控えおろう!

衆目独り占め。見事な解説でした。

時代は飛んでも 寺田屋 今も営業中

最新兵器 ネコ目EL460 背景が長閑ですけど。

2015年6月13日土曜日

タケコプター

2か月ぶりに穴虫峠を越えて羽曳野から八尾空港へ。

今日は元気なら八尾空港に寄ろ!程度で出発。まずは北上し北生駒からR168へ。龍田川沿いを南下し、大和川との合流点から更に香芝市に南下しR165に入りました。ざらつく路面の国道を緩々と登って近鉄南大阪線沿いの県府道を登ると穴虫峠。標高は140m程度なので私の自宅と変わりません。故にゼイゼイまで行かず峠越え。太子町からは竹内街道を行きます。旧街道は町中では幅も狭く旧家の軒が迫って良い感じ。チョーヤの梅酒を越してすぐに石川に突き当たり、橋を渡ると南河内CL。そのまま走ると柏原から八尾に出ます。

飛行場にはお昼前に到着。エンジン音nothing。やばいなーと思いつつフェンス沿いを走ると黒いヘリコプターが始動。「たんちょう」を駐輪した途端にフワリと浮き上がり、誘導路を律儀にタクシー(ちょっと浮いて飛んでるのです)。で、ちゃんとランウェイに出てから上昇してゆきました。ヘリって駐機場所からいきなり上昇しちゃいかんのですかな。

風は西風、今度はセスナが東から進入してきて着地 と思ったらタッチ&ゴーしてゆきました。飛行場に静寂が戻ります。草むらから雲雀が離陸、チーチーピーピー鳴きながら上空を旋回。さっきのセスナ、きっと練習中だからまた来るだろうと思っていると、その前に少し大きいセスナが東から進入してきました。カメラ向けたら急遽上昇。どうやらゴーアラウンドを言われたみたいです。直後に練習セスナがまたタッチ&ゴー。そして駐機場から白いセスナがタキシング。練習セスナの着陸を待って離陸してゆきました。この間30分。

色とりどりのエアライン機が来るわけではないですが、素朴に「これがヒコーキ」って感じです。風が吹けばユラユラ揺れるし、時々傾いて入ってきて「無事に降りてよ」と真剣に心配する事もあります。もしや機上では「紅の豚」みたいにレバーが取れちゃったりしているのかも知れません(わお)。最近の旅客機は"FLY BY WIRE"で電子制御化が進んでいますが、ラダーは最後はメタルワイヤで引きたいって気がします。カヤックだってラダーペダルの感触で「あ、ワイヤ絡まってる!」とか感じたりしますから。(ヒコーキではシャレにならんけど)

帰路は通常、国分駅近くの橋を渡って大和川南側の国道を走りますが、今日は橋を渡らず直進。JR高井田駅の横を抜けて蛇行する川に沿って道があり、そのうちR25に合流します。交通量の多い区間をショートカットするため気楽でした。以降はいつものように王寺・法隆寺と進み、今年初の「柿ソフト」を食べ帰ってきました。本日走行86.2km。

本日八尾空港で飛んでた黒いヘリは個人のヘリだそうです。先日兵庫県で個人の小さいヘリが事故ってましたが、個人でヘリ持つって大変な¥です。機体は2人乗の小さいのでも2000万以上、維持費だって法定検査・駐機・法定部品交換・保険等で年間・普通車購入1台分、またオイル交換の頻度も飛行25時間とか高頻度、燃費も4km/l程度だそうです。そして法定検査の集大成のオーバーホールは機体価格の半分近く。そもそも操縦免許取得に数百万。はい、無理っすね。尤も、安価になって、ドローン状態飛びまくりも危険ですが。その点ロードバイクは可愛いものです。身の丈に合ってる…。

身のタケコプター。

TakeOff!

ヘリのタキシング

初モノ!法隆寺の柿ソフト



2015年6月7日日曜日

自転車保険

1週間前に船舶免許の更新があり、週末に新免許が届きました。手続きは、基本的に車と似てます。身体検査(視力・聴力・身体機能)と講習で、身体検査は、視力こそあの顕微鏡みたいなのを覗いて右とか上とか答えるのですが、その席に行くまでの動作を見て「身体機能」が検査され、視力検査しながら行う会話で聴力が診断されるという合理的?なシステム。更新事務は国交省登録の海事代理人なる団体?が行い、日・場所が決められていて申込制です。海のない奈良県でもやってくれて日曜もあるので車より楽です。送られてきた免許証にはちゃっかり「中古艇セールチラシ」が入っていました。自動車免許は保有者数が多いので、なかなかこんな芸当は難しいですが、結構有効な手ですよね。思わずその後、ネットで中古艇を検索しましたから。

フネの次はヒコーキ。
昨日のお昼過ぎ、スポーツジムから帰って洗濯物を干していたら、ブォーンという聞き慣れない音が聞こえ、なんとC130輸送機が飛んできました。もしかして空自奈良基地の文化祭? 慌ててカメラ出してターンしてくる所をパシャ。続いて旅客機サイズの灰色の双発ジェット機到来。ネットで調べると給油機KC767でした。B767と一緒って事ですよね。因みに朝から戦闘機も飛んで来たようです。こうしてみると、空自基地なのに滑走路がないのはつくづく不憫。士官学校の文化祭なのに上を飛んでくだけなんてね。ほんじゃオスプレイ? 奈良基地は古墳に挟まれているんで、それはそれで心配。お堀に嵌ってさあ大変♪ なんてシャレにならん。

で本日、風の強い日、枚方周回を走行。北風と思ったら東風で「帰りは楽チン」の当てが少々外れました。コースはいつもの生駒-枚方-八幡-木津川-奈良コース、川沿いの草木の繁みではオオヨシキリが「じぇじぇじぇ」と大騒ぎし、ツンと突き出た茎にはモズが留まってツンとしています。通り過ぎる一瞬を残せるシャッターがあればいいなと思いました。御幸橋から下道に出て、流れ橋PAからCRに入り、今日はCR終点まで走行。引き続きR24を走って、奈良基地の横を抜けて帰ってきました。本日走行73.4km。思ったほど暑くなく、風以外は快適な走行日和でした。

枚方市駅の近くで信号待ちしていたら、歩道を日傘さして歩くおばあちゃんに、兄ちゃんのクロスバイクが激突しそうになったのを目撃。結構ある風景ですが、あれほど「自転車は車道」と言っても浸透していないのが事実。免許レスの自転車に交通ルールを守らせるのは大変です。私も他人事ではないと一応保険には入っています。自動車保険の個人賠償特約なので「自転車専用」ではありませんが、それでも対人対物ともに無制限で自分にも保証があります。保険料は月100円。取り敢えずならこんなものかと。
最近KDDIが始めた自転車保険の内容を聞きました。賠償額はmax1億円ですが、自転車のロードサービスがついています。但し、無償搬送は20kmまでなので故障した電動アシスト自転車なんかがターゲットでしょうか。CRの真ん中まで来てくれるとは思いにくいしね。月額400円です。価格.comなんかでも比較表がありますが、専用の保険はやや割高。それだけで全てをカバーしようと設計されているので、他の保険と被る可能性もあります。しかし、スポーツ自転車乗ってる人は検討してもいいんじゃないでしょうか。何故なら…

法律通り老若男女のママチャリ含め全ての自転車が車道を走ったら、それはそれで大変な事に! 脆弱な道路端インフラです。嵌る、コケル、はみ出す と考えるも恐ろしい。ロードバイクがいくらマナー守っても防ぎ切れるものではありません。そして、事故の際に悪いのは「値段が高い方」って思う世間は想像に難くない。わたしゃ保険会社の一味ではありませんが、備えが必要と思っとります。

転ばぬ先の杖。 but,立ちゴケには効きません、念のため。

C130飛来! イラク派遣カラーです


飛行神社の壁には「飛ぶもの」レリーフが

本日は静かな奈良基地 背後にF1戦闘機がチラリ