2014年3月30日日曜日

イエローが欲しい

低気圧接近で夜間大荒れの予報。よって土曜日は嵐の前の車のタイヤ交換。

スタッドレスをノーマルに交換する作業です。と言っても単にタイヤの履き替えだけではなく、外したタイヤのチェック(挟まった石取ったり)&束子で丸洗いし乾燥させて収納します。フロアマットも冬季はトレイ状のものを使用しているので、これもノーマルに交換し、清掃して収納。ついでに車内にクリーナかけたりとなかなかの作業量です。これをレガシィとR2の2台分やるのですから、都合3時間余かかってしまいました。タイヤ交換だけならF1ピットみたいには行きませんが、1本5分で出来るので準備とか入れても30分なんですが。

スタッドレスタイヤはヨコハマのICE GUARDを使用しているのですが、これで4シーズン使用・走行10500kmなので次回は更新検討かな。スタッドレスの寿命って各論ありますが、余り素人判断しても怖いと思っています。205/55R16なのでそこそこ値が張り厳しいんだけどね。

昨日の日中は気温が上がり、長T1枚で作業していましたが、レガシィを終えた時点で結構くたびれ。R2はタイヤも小さくて軽くて、作業的にはずっと楽なんですが、スタッドレスはスティールホイルなので、恐怖のホイルカバー剥がしがあります。ドライバーを差し込んでグイっとやってから全体掴んでバコッと外すのですが、プラスチック製の純正カバーは割れそうで怖い。それにバコッと外れたとき、大抵尻餅つきます。アルミにしたら楽なんだけど勿体無いとも思うしどうしたもんだか。

作業終了後、R2のテスト走行とタイヤの空気入れのためGSへ出掛け、ついでにヒマラヤスポーツに寄りました。サングラス(アイウェアと呼ぶそうですが)を探しているのです。ツーリング時、通常は汎用品(L-BARANCE)の20%透過スモークをつけているのですが、冬場はOGKのBINATO-3にイエローレンズ入れて走っています。イエローは路面もくっきり見えて薄暮に貴重ですが、偏光機能はないので見る対象に寄っては眩しかったりします。BINATO-3は少し前の売れ筋だったようで、評判も良く、商品としてはOKなのですが、どう言う訳か、私がかけるとずり上がってしまい、目はレンズの一番下。耳が標準より高いのか、鼻梁が太いのか判然としませんが浮き上がった感じでしっくり来ないのですね。ネットで買うと試着ができないのでこう言う事が起こります。

で、少し前から顔にフィットし、薄暮でもクリアに見える高透過のイエロースポーツグラスを探しているのです。先日アルペン見たけど品揃えが大変少なく、ヒマラヤはアルペンより多いもののジャストフィットが見つけられませんでした。思ったような品揃えのある実店舗探すのって結構大変です。もっともそもそもの希望も乱反射→ 掛け具合が調整できてイエローレンズがあって更に偏光レンズ付きでフレームは白っぽく、そして安く!  店からイエローカードが出そうです。

黄が違う?

昨日の夕焼けは洋画みたい
所用で行った古刹の庭は日本画の様



2014年3月23日日曜日

梅過ぎて桜待つなり奈良公園

本日、天気もいいのにグータラして午前11時。カミさんが奈良公園に梅を見に行きたいと言うので、私は自転車、カミさん電車で現地集合。お散歩ツーリングです。

私が先に出発し、奈良自転車道の北半分を走ります。すなわち平城古墳群を抜けて、航空自衛隊横を通り(戦闘機を激写!)坂を下り、坂を登って奈良市街地・黒髪山に至ります。ここから坂を降りて東大寺・大仏殿、奈良公園に到着。待ち合せ場所は「奈良国立博物館・仏教美術資料研究センター」の前。むっずかし名前。建物は明治の洋館で、近くにある奈良ホテルと似ています。中もレトロモダンっぽいそうです。その前で切株に腰をおろしてカミさん待ってると目の前で足を止めて写真撮る人多数。なんだか失礼かと思い、公園内の鹿の傍に移動して待ちぼうけしてました。

肝腎の梅の花は何だかしょぼく「木偶の坊にチラホラ花つけた」って感じ。もうピークは終わってるのか、不発に終わりました。桜の蕾はだんだん膨らんでますから、花の宴も交代期なんですね。
その後、高畑町まで移動し「空気ケーキ(結構美味しいケーキ屋さん)」でおやつにして帰宅。勿論私は自転車ですが、県道1号線に入ったら前後にロードバイクの人が現れました。途中でアルペン寄ろうと思っていたのが付いて行ってしまい慌てて引き返し、アルペンでディグリーザー買って帰ったのでした。お散歩なので本日走行は34.2km。3月はようやく300kmを突破しています。

空自士官学校の戦闘機たちはどうやって来たんでしょうね。滑走路はないので飛んで来た筈もなく、トラックで運べるもんなのでしょうか。金網越しに覗くと4機いました。奈良県に空港はないのですがジェット戦闘機だけが4機も居るって不思議ワールド。

本日の奈良公園は老若男女・海外からも多数の観光客で賑わっていました。小さな子供が鹿に鹿センベイをあげるのですが、鹿が恐くてそーっと差し出したら鹿がぱくっと来るので、パニックになって飛びのき逃げます。すると鹿もびっくりして飛びのいて遁走し、周囲の子供たちが怖くて叫んで、それ聞いた周囲の鹿がまたパニクってと、人鹿一体、訳の判らんパニック集団になってました。結果、のんびり座ってる鹿が一番たくさんセンベイ貰えてラッキーしてましたな。

果報は座って待て。

古墳の中の戦闘機
レトロモダンな美術センター





2014年3月22日土曜日

三重の塔

昨日は話題のディズニー映画「アナと雪の女王」を観てきました。朝から強風で霰まで降っていたんでツーリングは早々に断念し、久振りのスクリーン。で、感想は、非常な私見ですが「風立ちぬ」の500倍くらい良かった。流石はディズニーですねえ、総合力が全然違った。これはそのうち劇団四季がやるに違いない。

そして本日の天気は回復基調。更に3連休中日とあれば走らないわけには行きません。今月初に発見した大和川沿い道路を遡上し桜井周回してきました。

コースは久し振りに奈良自転車道を南下、唐招提寺・薬師寺の脇を抜けて大和郡山市へ。そのまま県道108号線を走って工事中の浄化センターを通り、R24から大和川沿いの道に入ります。先日は川の南側を走ったので本日は主に北側の道。細い道の割に車が多く、ダンプカーが正対してきた時はどうしようかと思いましたよ。水やや温む本日の大和川は水鳥がたくさん。川は東から西に流れているのですが北西の風があるので漣が逆方向に立ってどっちが下流か判りません。鳥たちは奇声を上げてはしゃいだり、羽ばたいてみたり、強行着水したり賑やかに遊んでいました。良いなあ、春休み。北側の道路はずっと続いている訳でなく、何回か橋を渡って迂回、また路面も荒れた所が多く、やっぱ走るなら南側かな。

桜井市からは恒例の旧道を、今度は西向きに走ります。この道、横大路って言うそうです(看板出てた)。やはりかつての官道でお伊勢参りのルートだったそうです。道理でクラシックな面影が多いわけですね。そして、なんと以前ビフォア・アフタに出ていた家(店)を発見!プライバシーに関わるので詳細は略ですが、忙しそうでした。繁盛で何より。こう言った街並みなんで気を遣ったでしょうなあ。外観は見事に街道にマッチしておりました。さすが匠。平成の美しい建築でした。

橿原から大和中央自転車道に入り、途中で葛城自転車道にサイドステップ。両自転車道は3km程の間を空けて並行しているので、西に走れば行き当たる筈・・・と思ったのですが、道路は真っ直ぐなわけでなく結構面倒でした。その途中で左手にきれいな三重の塔を発見。看板に依れば「百済寺」とあります。名前からして謂れがありそう、と言うことで寄り道。他にはお堂があるだけで、謂れはよく解らんお寺でした。それでも重文の三重の塔は小振りで派手さはないものの端正な形。鎌倉期の美しい建築でした。

葛城自転車道からは向風の中をひたすら漕ぐのみ。何だってずっと風吹いてんだよ!と空に八つ当たり。無論、雲たちは素知らぬ顔で流れてゆきました。本日走行68.2km。

零戦だけでは戦争に勝てなかったように、映画も一人の天才(の思い)だけでは限界あるなあ、と思いました。雪の女王の氷の城も見事でしたが、日本の古刹の塔も大変美しい。ただ、周囲に2×4住宅や電柱電線が乱立していたのでは可哀想になります。周囲の街並み含めて活かせれば、絵画のような一葉の風景が古のメッセージとして、より人の胸を打つようになるのではないかと思いました。ウォルト・ディズニーなら何て言ったでしょうね。

総合力は想像力でもあります。


百済寺 三重の塔
横大路の八木札の辻 ポストも現役!


2014年3月16日日曜日

かもめターミナル

本州はほぼ晴天で暖かくなったのですが、奈良市の午前6時は気温0度。そして西風強し。こう言う日は何着て乗るべきか難しいのですが、朝の寒さにやっぱり「寒冷用ジャージ」。結果、大汗かきました。

カミさんが実家に行っているので帰宅時間を気にせず2度目の大阪南港まで走りました。前回のフェリーターミナルは余りの「きちゃなさ」にメゲたので、今回は近くのもう一つのフェリータミナル「かもめターミナル」へ。厳密には橋で繋がった別の島なんですが、そもそもここら辺の島の名前は知らない。埋立地って島じゃないのかな。

大阪南港へは大和川沿いをひたすら西へ走ります。道は前回覚えたので大丈夫。殆どが川沿いの道路なんで迷うところは大阪市立大学の付近だけ。それにしても西風強い日に西に向かうのですから結構バテました。まだ奈良県内である王寺町で既に嫌気さしてました。R25の下り坂も漕がないと進まないし、柏原市以西のどっぴらけた河川沿いは、いやいやいや・・・って感じの風。対向のロードバイクは何れも追風疾走ですが、こちらは大して速度出ていないのに下ハンで縮こまって漕いでおりました。ま、帰りは立場が逆転するんだけど。

んな事で南港まで2時間半以上かかりました。南港島から「かもめ大橋」を渡ります。道路左端を走ってると「かもめ大橋」では走るところが消滅。看板に「自転車は歩道を通ってください」とありますが、歩道がない。止む無く路側帯を押し歩き始め、でもやってられないので交通量の少ないのを良い事に途中から走ってしまいました。実は歩道は反対側にしかなく事前に道路右側に渡らねばならなかったのでした。因みに同様の事態に陥ったロード乗りが、もうおひとかた、いらっしゃいました。GIANTさん、判りまへんでしたわなあ、あれは。

かもめ島?に入ってからはガランとした道を少し走って「かもめフェリーターミナル」到着。こじんまりしていて、少なくとも南港ターミナルよりは清潔感があります。フェリーが2隻停泊中。と言ってもこれでMAXのようです。片方は「さんふらわあ きりしま」の鹿児島行き、もう片方は「おおさかエキスプレス」ってベタな名前の宮崎行き。隣やんけ。「さんふらわあ」は定番のお陽様マークの白い船体で、宮崎行きは下が赤で上が白と言う、昭和の哀愁漂う装いでした。演歌の世界やねえ「おおさかあ~ エキスうプレスうぅ~♪」みたいな。(関係者の皆様 m(_ _)m )

近くで見ると「でかっ」と思いますが、実は12000トン程の船なので、私の好きな北前航路の「すずらん・すいせん号」よりは小さめ。鹿児島ナンバーの大型トレーラーが吸い込まれてゆきました。鹿児島と宮崎の間は険阻な山ばかりなのでそれぞれに航路があるんでしょうね。薩摩の独立性はそれで保たれたのでしょうけど。他県とは山で閉ざされて、目の前が海って所は開明性がありますね。薩摩・土佐・紀州とみんな「目の前はアメリカ」って思ってますよ。

待合室は、まだ早いのでガランとしていました。老夫婦が出航時間を尋ねてきたくらい。売店も閉店中でフネ見たらやる事がなくなったので来た道を戻ります。帰路の大和川沿い道路は追風受けて高速。車の来ない区間では40km近く出ました。途中、柏原市の近鉄国分駅前のサブウェイでサンドイッチ食べてR25,法隆寺経由で帰宅。本日走行102.1km。

先週は飛行機で今週は船でと乗物図鑑みたいですが、この大きいのが海を越えて別の陸地に行くって感慨深い。更に1万トン超・全長200m近い大きな船でも外洋では波に翻弄されるんですから自然は凄い。ビワコで我がシーカヤック「はつゆき」が翻弄されても仕方ないっすね。

それと、今回も感じましたが、大阪南港の車道・歩道はゴミがたくさん。鉄屑や樹脂の破片、コンビニの袋や空き缶、段ボールやバーストしたタイヤなどなど・・・を避けながらアクロバティックに走らねばなりません。

大阪難航。


宮崎行 おおさかエキスプレス
鹿児島行 さんふらわあ きりしま



2014年3月9日日曜日

週末エアポート

鶯が鳴き始め、梅も綻ぶ3月、土日とも飛行機見てました。
土曜日は帰省していた次女を見送りに大阪・伊丹空港、日曜日は四半期に一度の定番・八尾空港ツーリングです。

伊丹空港は丁度お昼時、閑散としているかと思いっきゃそうでもなく飛行機の離発着も頻繁。福岡行きのB737を見送るため送迎デッキで眺めていましたが、来るわ来るわ・飛ぶわ飛ぶわ。でも小型機が増えましたねえ。時間帯にもよるのだと思いますが、隠岐や出雲や松山にでっかい飛行機を飛ばす筈もなく、まあそんなものかと。JALも似たようなもので両社の737、DHC8、CRJやエンブラエルがたくさんでした。
よって滑走路も手前の短い方が大賑わい。たまに767とか来ると「でかっ」と思います。天草エアラインのDHCも飛んできて、すぐ飛んでゆきました。可愛いイルカ?の顔が書いてありましたよ。同社は飛行機を1機しか持っていないそうですが、なかなかの肝っ玉や。

そして本日の八尾空港。オーソドックスにR25経由で往復。八尾空港には1時間居ました。11時頃着いたのですが、既に複数のセスナが練習なのかタッチアンドゴーを繰り返していて、私の下手くそな写真撮影にはいい練習になりました。各機は空港周囲を周回して戻ってくるので撮影練習もなかなか忙しいこと。その他では白と紺のツートンカラーの低翼固定脚機、同じく赤と白の低翼固定脚機、白地に赤いラインの単発引込脚機(ハイパーですかね)、そして双発のビーチバロンも飛んでゆきました。合間にヘリが3機離発着。複数のタッチアンドゴーの間に1時間でこれだけ飛んだんで、なかなかの交通量。写真も35枚撮りました。しかし真中に飛行機が映ってたのは半分以下。その中に滑走路を走ってんのやヘリも入りますからね、下手な鉄砲、数打ちゃたまに当たるって感じです。情けない。

今日は比較的天候に恵まれ、復路は西風追風で楽でした。龍田川公園付近で道路が通行止めになっていて、R25に出るのに山の中を彷徨ったりしましたがまあスムーズに走れました。左足膝裏の痛みも随分マシになって、腰も治りつつあるなあと実感。本日走行67.8km。

今日飛んだヘリのうち1機は病院のもので「救急隊」とありました。R22と言う一番小さいヘリなので往診用なんでしょうか。こう言う仕事って今後益々必要になりますよね。以前、スバルの軽飛行機で全国を飛び回っている(もち、診療で)ドクターの話を聞いた事あります。機体や操縦資格などもう少しハードル下がらんかな。退職後の仕事として、運転手、買って出ますよー。免許取得代出してくれたらね。

地上は三寒四温。おとといは横殴りの雪でしたが、今日は風さえなければ結構暖か。土の下には芽生えが待っていることでしょう。ついでに花粉、黄砂、PM2.5も控えております。これからの季節、マスクは必需ですな。

どっちか言うと、中国大陸がマスクしてくれんかな。

ANA福岡行きと離陸する天草エア
タッチ&ゴーするセスナ機




2014年3月1日土曜日

水の辺の道

曇り空の下、ようやく纒向遺跡へポタリング。

纒向遺跡ってどこら辺よ?といろいろ調べても決定的なものは見つかりません。曰く、三輪山の北西一帯に拡がる と。まずは桜井周遊コースを走ります。一旦奈良市の市街地に出て、県道を南下し、途中からR169。この国道は元々が古道「上ツ道」ですから纒向遺跡を通るのか・・・おっと時代が違いました。纒向遺跡って3世紀の都市集落で、上ツ道は7世紀って400年も違いました。何だか遠い昔だとごっちゃになります。

R169で「三輪素麺」の次の信号を右折します。細い路地ですが、舗装の色が薄茶色でポタリングにぴったり。小さな踏切を越えて暫く走ると、整備後の古墳って感じの場所に到着。案内板では「石塚古墳」とあります。小高い丘があって、発掘後きれいにしたのでしょうね。ベンチには段ボールが敷いてあって「おっちゃん」が寝てましたが誰やねん。その隣には小学校があります。更に小学校の北西と西にそれぞれ古墳があって、まさに墓に囲まれた学校でした。どうなんだろ、これ。

古墳以外は田畑。ぐるっと農道を回って、可愛いJR巻向駅を過ぎて原っぱに出ましたが、結局どれが何の遺跡だったのか皆目判りませんでした。新しい一戸建住宅も建っていて、きっとこの辺りの下にはいろいろあるんだろうけど最早如何ともし難い状況・・・に見えました。更に薄茶色の道を辿ってゆくと箸墓古墳に到着。卑弥呼のお墓?って噂されている所です。中がどうなってんだか判りませんが、現時点では「森」です。箸墓古墳の脇から東南に走り、大神(おおみわ)神社参道を横切って初瀬川(はせがわ)へ。(はつせ と言う呼び方は古語だそうです。知らんかった)

どなたかのブログで初瀬川(大和川)沿いに走れることを知って、空が怪しい事だしバイパスとして走って帰ろう思った次第。始めは何だかごちゃごちゃした道でしたが、休憩所も見られるようになり何だかいい感じ。一部で道路ロストする所がありますが、川は北西向きなので、一旦西進し北進すると再び川沿い道路に出る事ができます。ここら辺からは更に快適。随所にポケット公園があり、立派なトイレもあります。看板によると「しきのみち・はせがわ展望公園」とあります。車も来ますが交通量は少なく、路面も快適。なんで今までこの道知らなかったんだろ?「水の辺」ってデザインされたカラータイルがあちこちにあり、まさに水の辺の道でした。

そのうち一際広い公園があって、遊具のような展望台が見えたので思わず停車し登ってみました。生憎の曇空、山々は白く翳っていましたが、晴天時はきっと良い眺めでしょう。その展望台のてっぺんで地図を見てたら「唐古・鍵遺跡」がすぐそこになっています。弥生時代の遺跡として教科書にも載っていた記憶があります。折角来たから行ってみました。小高くなった中に池があり、周囲に堰堤。その一角に復元された奇妙な楼閣がありました。少し南に鍵遺跡があるのですが、空模様から今回割愛。再度水の辺の道に戻ったのでした。

間もなく道はR24に出て、そこからは何回か走ったことのある浄化センターコースです。急ぎ走りましたが大和郡山市でポツポツ雨が降り始め、奈良市に入ったら本格的な雨となってしまいました。先週に続いて「ゆきかぜ」泥んこ。本日走行70.8km。

唐古遺跡にて、カーネルサンダー氏東洋版のじいちゃんに出会いました。近所の人ですが足を引き摺りながら歩いていて、私が通りかかると赤顔をニコニコさせて

 サ氏:やあ、半ズボン履いてるなあ!
 私 :下にこう言う暖かいの(レーパン)履いてるんで大丈夫なんですよー。
 サ氏:はあー ええのん履いてるなあ! どっから来たん?
 私 :○×△です。
 サ氏:はあー 遠くから来たんやなあ!

サンダーじいちゃんはそのまま足を引き摺ってゆっくりゆっくり歩いてゆかれました。畑の見回りかな。
仕事で面白くない事が続いた今週、サンダーじいちゃんとの会話が事の外、胸に沁みました。きっとじいちゃんはもっと艱難を乗り越えて来たんだろうな。上下に揺れる背中に小さく手を合わせていました。

月が弥生に変わった日、弥生遺跡で心に目薬頂きました。


纒向遺跡・石塚古墳
唐古遺跡