2013年8月31日土曜日

沈黙・八尾空港

そりゃそうです。あたりまえ体操にすると
♪ ちゃんちゃん ♪ 台風近づく ちいさなヒコーキー。  飛ばない! あたりまえ体操 ちゃんちゃーん ♪

今週末も雨でまた太る~と思っていたら、昨晩の天気予報では日中晴れマークが並んでる。おお やった! 日頃の行いがつべこべ、南風が相当強そうなので南北方向より東西方向 と言うことで3ヶ月ぶりに八尾空港 と決めました。

そして朝9時。R168を目指して一旦北上し、丘を回りこんで南下。風速5m/s位の向風の中、せっせと龍田川沿いを走り、王寺町からR25へ。自転車は全く走っていません。まあいいやと大阪府に入り、大和川沿いの強烈な風の中を走るも、やっぱりロードバイクnothing。そしてそこで初めて嫌な予感。「八尾空港って今日ヒコーキ飛べるかな?」

FS9(マイクロソフトのフライトシミュレータ)でも天候が悪いと有視界飛行(VFR)は官制から却下されます。八尾から飛ぶ飛行機はほぼVFRの筈。心配しつつ大正橋から路地裏抜けて八尾空港に着いてみれば、 ガラーーーン。
駐機はしているもののエンジン音なし。いつもは何人か居るカメラマンも居ません。仕方ないので暑い中、ベンチに座って休憩。人影はエプロンになく、消防車の窓を磨いている人のみ。

どうしたもんだかと思っていると東の空にヘリ参上。旋回し空港の端っこに着陸。自衛隊機のようです。期待できるのは報道と行政系ヘリ位ですね。その後15分動きなし。いつもは5分おきに離発着があるのでこれだけ何事もないのは「飛ぶ気」がないとしか思えません。風も更に強くなり周囲の看板や何やらもバンバン音を立てています。シオカラトンボだってホバリングもままならない状況。と言うことで撤退を決意。

元来た道を戻りますが、大和川沿いは更に強烈な風。真横から来るので完全にハンドルを取られ、ヨロヨロします。R25に入ると斜めからの追風になり比較的楽。王寺町から法隆寺に入ってコンビニで休憩。坊主状態での帰りなので精神的にも草臥れ、ソフトクリームと思ったのですが、セブンにはないんですね。仕方なくPBの抹茶アイスを食べたら気分悪くなってしまった。ボリュームあり過ぎました。軽いのにしときゃ良かったーと反省しつつ、ヘロヘロと帰って参りました。本日走行71.6km。8月は276.9kmと300km届かずでした。

本日も熱中症情報が来ておりました。今更ですが、こう言う高温多湿環境で漕ぐと普段より疲れますね。足と言うより頭から身体全体が妙に気分悪い。後で見たら12時の八尾は気温33度,湿度70%,風速7m/sでした。帰路に擦れ違ったロードバイクは1台だけ。皆さん賢い。お陽様だけ見て出掛けるもんじゃないです。今日のも熱中症の初期の初期症状に近いですしね。

熱中したら熱中症。シャレにもならん。

本日のonly 1 shot
今日はお休み中ー

2013年8月25日日曜日

ぶつからないクルマ初体験

大雨の週末。金曜の夜は空が間断なく稲光に覆われ、時に驟雨が押し寄せていましたが、土曜夜から日曜午後までは台風みたいになっていました。

土曜日の日中は「比較的普通の雨」だったのですが、日曜日未明から豪雨になり、雷鳴響き大騒ぎ。窓を開けたり締めたり、普段は外に居る犬を屋内に避難させたり大忙し。ばばばあちゃんの「いそがしいよる」みたい。(絵本です) てな事で2日間とも自転車は諦め、カロリーを蓄積する週末となりました。

そんな中、近所のイオンに行ったらばスバルの「ぶつからないクルマ体感試乗会」をやっていたので、思わず申し込んでみました。場所は屋外で、いろんなクルマが展示してあります。まずエクシーガ。ミニバンには興味なかったので今までまじまじと見たことなかったのですが、全長は現行レガシィより短いんですね。シートは3列あるけど、3列目を倒すと荷室なんで、私のBP型レガシィと変わらない感じ。車高も低いし、ワゴンユーザーの選択肢に入るなあと思いました。
次いでBRZ。流麗ですねえ。自転車積まなくて良くて、貨物輸送もなくて、スキーに行かないなら欲しい。なんて過酷な?条件なんや。これはあかんと痛感。やっぱスポーツカーは道楽です。で、肝腎の「ぶつからない体験」。

アイサイトを搭載した車で、前方の壁?看板?に向かって走り、勝手に停まると言うものです。テレビでもやってますね。いつもお世話になってるディーラーの主催なんですが、知らん振りしてアンケート書いて、乗せて貰いました。運転はディ-ラーの人です。フォレスタの後部にカミさんと乗って、シートベルト締めて、手すり?つかんで発進。

意外と広いなフォレスタの後部座席 とか考えてると、するすると進みいきなりドッカーンと急ブレーキ。無事に壁の前で停まりました。急ブレーキなんで座っていたから良いものの、バスとか電車で立っていたらなぎ倒されるところでした。効果確認。

もっとも1年半前に北海道で借りたレンタカー(アウトバック)がアイサイト付でしたが、流石に試す気にならず、今回が初体験。ないよりあった方が良いと誰もが思うでしょうねえ。人って実際に事故ってみるまで事故の恐さ諸々は解らず、安全装備なんかに目は行かないものですが、一度でも体験すると、価格次第ですが考えるでしょうね。私も保険と思って考えます。きっと数年後に。

と言うわけで、景品として、所期の目的である「ぶつからないミニカー」ゲットしましたとさ。
帰宅後、早速遊んでみたら、確かに壁の前でミニカーも停まります。いろんな壁を立てかけてもちゃんと停まる。それはそれで良し。しかし、それ以上、どうやって遊べばよいのか?

私が壁にぶつかってしまいましたとさ。

こっちも、壁の前で停まってます
壁の前で停まってます



2013年8月17日土曜日

赤とんぼロックオン

昨日から夏休み。有給休暇と土日なんで偉そうに言うほどではないけど。

昨日はカミさんと琵琶湖バレイスキー場に行っていました。20年ぶりくらい?。夏のスキー場はあれこれ仕掛けていて、パパママキッズで賑わっていました。安い(失礼)仕掛けをたくさん、よく考えたねえ企画係さん。頂上からはパラグライダーが次々離陸、大空を気持ち良さそうに散歩していました。掛け値なしに羨ましい。そして地上より数度気温が低い蓬莱山頂上には赤とんぼがたくさん。こちらも機械仕掛のようにホバリング。何れも劣らぬ「風遣い」ぶりでした。
しっかし、琵琶湖バレイの駐車場までの激坂はR2にはなかなかきつかった。思わずエアコンオフ!全速前進!。でも30km/hでした。

そして本日は自転車枚方周回コース。R168で生駒から枚方に出て、八幡経由で木津川沿いを戻るパターンです。余りの暑さにワンポイント入れる気にならず、粛々とペダリング。御幸橋からは一般道に下りて、まずは飛行神社定例参拝(トイレ拝借)。で東高野街道を走り出したら、いつもは見ない交差路地の奥にちらっと太鼓橋発見。あれなに?とUターンし、行って見ると岩清水八幡宮の(駐車場の)前に架かる「安居橋(あんごばし)」でした。

謂れは知りませんが中世からある橋のようです。でも今はピッカピカ。改修されたのでしょうね。小さい橋ですが、ちゃんと反り返っていて一休さんでも歩いて来そうな風情です。「自転車通っていいけど走っちゃいけない。さてどうする?」なんて言いそう。いや、マジで自転車も通行可なんだけど、ロードバイクで駆け上がってはいけません。滑り止めの横木でえらい事になります。なるべく担いで渡りましょう。慌てない慌てない・・・。

東高野街道に戻り流れ橋SAにて休憩。四万十程ではないにせよ、爽やかサイクリングには程遠い気温なので、そのまま自転車道をぶっ飛ばす気にはとてもなれず、春頃復旧した流れ橋を初めて渡ってみました。こちらはガタゴト押し歩きますが、眼下の木津川でも水遊び、少な。暑すぎるのは夏の風景を変えますね。

そのまま木津川東側の管理道路を走ります。青々とした田圃と水面がキラリと光る木津川に挟まれて走るのですが、来るのは熱風。巨大なヘヤドライヤーに逆らっているようです。山城大橋から自転車道に戻りましたが、走ってる自転車も少な。今日走らなかった人、賢明です。身体が火照ってきたので自転車道降りてから大型スーパーに入り、思わず身体を冷やしました。熱中走行は本日69.5km。

昨日、まだ人馴れしていない?赤とんぼを撮ってみました。まだオレンジ色のや唐辛子並みの真っ赤なのやいろいろいました。

私    「はーい いいよいいよー その羽根そのままねー」
とんぼ  「おまえ誰やねん。オレっちの眼は、おまえに自動追従ロックオンしとんのや」
私    「はーい 大きな瞳、素敵だよー そのままこっち見てねー」
とんぼ  「ロックオンや言うとるやろ」    カシャッ! 
     「おおお! 何や今のカシャ。びっくりしてロック外れへんやんけ」

見つめあったまま、離れられない二人なのでした。トンボのメガネは夏色メガネ。

爽快 比良山系パラグライダー
ガン見 赤とんぼ


安居橋 テーマパークみたいです

復活!(随分前に) 流れ橋



2013年8月11日日曜日

ならくる進化中

今日の奈良市は36度。平熱と同じなのに話題にもならない。

午後から自動車のタイヤ交換の予定があったので、午前中から「そそくさ」と橿原神宮まで往復しました。往路は大和中央自転車道、復路は金剛葛城自転車道と言うフラスコ型コースです。目的地は橿原神宮にあるサイクリングステーション。エアコンが効いた所にしか行く気になれませんでした。

こんな日にゃ誰も走ってないやろと思っていましたが、チラホラロードバイクを見かけ、またもっと気軽な?クロスバイクも多々見かけました。律儀と言うか何と言うか・・・。陰の少ない大和中央自転車道を、いつもより休憩時間を長めに取ってひた走り。目的地のサイクリングステーションは本日も貸切。但し本日は整備室のみエアコンが入っていました。ま、充分です。でもこうも毎回無人状態と言うことは、告知が足らんのではないだろーか。勿体無いっすよ。

さて、大和中央自転車道の富雄川べりの部分は改修工事中です。先週、両脇に立派なフェンスができていたので、フェンスより路面を何とかして欲しい・・・と思っていたら、本日は路面の一部が再舗装&拡幅されていていました。酷暑の中の舗装工事、誠にご苦労様でございました。きっと再舗装区間は延びてゆくんだろーと期待しております。
県の土木計画は良く判らんのですが、サイクリングステーションに「ならくる」なるパンフレットがあり、サイクリングコースが多数紹介されておりました。大部分が山岳コースなのは奈良県の長所なのか逆なのか。そう言えばこの頃道路脇に「ならくる」なる小さい看板が目立つようになりました。自転車に力が入っていることは間違いないです。でも、道路の端っこの再舗装もやって欲しいなあ。ひび割れ地割れ・段差に凶器散乱と、ロードバイクには辛いものがありますので。

復路の葛城自転車道は、これまた日射の中をひた走り。往復で1リットル以上飲みましたね。帰ってきたらヘルメットも頭もカンカン状態で、リハビリに?コカコーラゼロを一気飲みしてしまった。本日走行64.1km。

その後、レガシィのタイヤ交換。日本一に輝いたスバル生駒店から「そろそろ換えた方が・・・」と言うお手紙まで貰っていたのです。尤もディーラで換える義理はないのですが、量販店回っても、実は一般商品はそれ程安くない。アジアンタイヤにはまだ抵抗あるので某量販店の勧めるミシュランとディーラーさんで扱えるヨコハマの相見積もりになったのですが、量販店は条件がたくさんあって、最後はディーラー整備長の「判りました。これでやります」で決めましたとさ。

だって決して安くはないです。205/55R16は。我がレガシィはベーシックグレードですが、元々はヨコハマのグリップ指向タイヤのADVANが付いていました。スバル特注だそうですが、この度はもう少し「ふつう」に振って、ブルーアースAE01になりました。走ってみると、転がる転がる。アクセル離した状態での減速度が違います。これはタイヤの性格なのか、単に新しいからなのか判りませんが、ブレーキングに注意が必要です。それにクッションがマイルドに。これも新しいからでしょうかね。一応エコタイヤと謳われているので燃費が楽しみです。

サイクリングの復路、第2浄化センターで休憩中の事です。ここはスポーツ施設が併設されていて、少年野球の練習場もあります。未来のマー君たちが暑い中でしごかれていましたが、休憩時間になった時、一人の少年がホースとデッキブラシを持って、近くの小さいトイレに走りました。そしてゴシゴシ。勿論、設備は県のものなのでそう言う義務はありません。監督の方針なのかチーム行事なのか判りませんが、感心なことです。君が磨いているのは心だよ と思わず呟いてしまいました。子供が少なくなり大人自身が反省すべき事象が多々出てくる今日、希望の芽を垣間見た気がしました。

私の心も明るく磨いてもらったようです。Thanks、boy.


ならくる標識 あちこちで増殖中
サイクリングステーション整備室 涼しい!






2013年8月10日土曜日

宇治川ライン注意報

今年で最も暑い日と言われた本日、こりゃペダリングよりパドリングって事で琵琶湖でカヤック初漕ぎ。

毎年初漕ぎは、近江八幡・宮ヶ浜から沿岸沿いを南下するコースです。不具合あっても着岸し易いですから。琵琶湖までは車ですが、まず宇治川ライン。崖崩れ?が一層酷くなったみたいで、交互通行がまだあちこちに。瀬田付近の渋滞を経て湖岸道路に入ると、沿道を走る自転車の多い事。37℃とか言われた本日、皆さんすごい。大丈夫かしらと心配になります。

夏休み真っ只中とあって、宮ヶ浜は賑わっています。駐車場も離れた所。30kgのフネを引きずってゆくにはなかなか辛い所ですが、仕方ありません。で、本日のお試しは2点。一つは先日交換した左舷スポンソン。もう一つは、拡げる度にバラバラと断片?が散って痛々しかったシーソック(コックピットにはめ込んで、転覆時に船体への水の浸入を防ぐ巨大な靴下みたいな袋です)。シーソックを更新?したのですが、純正ではありません。フェザーのシーソックはなかなかいいお値段なので、国産品にしました。モンベルさんのアルフェックと言うメジャーなカヤック用ですが、フェザークラフトでも入るとどこかで読んだのです。しかも大阪WTCのカヤックショップで売ってましたし。(モンベルのショップでは お取り寄せ・・・と言われた)

そんな事で、慎重に組み立てていたので出航は11:30。そろそろと漕ぎ出します。アルフェック用シーソックは素材の違いか、少し足に纏わり付く感触ですが、ラダー操作には影響なく、コーミングにも綺麗に嵌りました。ヒモが付いているので、絞ったりできるみたい。左舷スポンソンもよーそろー。一つ目の岬(出っ張り)を回った所で一度着岸して点検、と思ったのですが、なんか浜がない。琵琶湖の水量が多くて、浜が底になったか私の記憶の底に埋もれたか。ま、初漕ぎはこんなもんです。今日は波も穏やかで、天敵ジェットスキーも居らず、釣ボートも少ない。そりゃそうです。水が温くて普通の魚は深い冷たいところに潜ってるんでしょうね。水鳥も手持ち無沙汰のようでした。

岩場の突き出した木陰の下で休憩。小さな入江では小波がチャポチャポ打ち付け結構賑やか。波打ち際では水も透き通って、底の丸い石たちが金色に輝きます。波の泡が湖底の石に小さな丸い光となって映り、泡が弾けては光も弾けます。これまた小さな魚が石たちの間から顔を覗かせました。
  水、温か過ぎないかい? 
  大きな魚が来ないから安心だよ。 
小さな背ビレが答えてくれました。

そして水際の木々の間にきれいに積まれた石垣を見つけました。一体誰がこんな所に何の目的で石垣を設えたのか?巨石がゴロゴロ潜岩となって散らばる琵琶湖のことです。昔はここは陸地だったかも知れません。リゾート気分が一気に古文書モードに切り替りました。少し怖。

岬を2つばかり回りこんで着いた浜辺で休憩し、折り返し。帰りは岸から離れて航行。北前回船方式です。向風・向波になるので漕ぎ易い。沖島の真中を過ぎた頃から波が少し荒くなってきました。沖島と半島の間から吹き抜ける島風に煽られるのですね。宮ヶ浜には14時頃着岸し、カヤック分解。ここで異変が! バウ側フレームの1本が船首先端部分からボロッと外れたのです。可動型ボルトナット?で留められていたのが外れたみたい。あーまた一仕事出来ました。

帰路は道路混雑を予想していたのですが、瀬田付近の万年渋滞以外はスムーズ。ところが南郷を過ぎ瀬田川沿いを走り出した途端、雨がポツポツ。空は結構明るいのにどんどん降ってきます。宇治川ラインに入る頃には立派なゲリラ豪雨。車も水面を走っておりました。気温も瀬田付近で36℃だったのが一気に28℃。宵待橋に近づくと雨はけろっと上がり、今度は空を引き裂く稲妻と雷鳴。こりゃ宇治川ラインの復旧は暫くムリかな。

それに、豪雨の中のチラ見なので不確かなのですが、道路情報掲示板?に「宇治川ライン××通行止め」って出てたような。

当面、宇治川ラインを走行される場合は覚悟が必要です。

落石を受け止める覚悟! そんなもん要りません。ウルトラマンじゃないんだから。
落石から逃げる覚悟!  それも要りません。ルパンⅢ世じゃないんだから。

正解は・・・  君子危うきに近寄らず。

何やら幻想的なレンズの曇り
正面は瓢箪島みたいな沖島





2013年8月4日日曜日

藤原京の黄色い花

桜井周遊コースをアレンジし、藤原京跡を訪ねました。

と言うのも、先週のNHKのニュース画像で、画面一面、どこまでも拡がる黄色い花が流れ、カミさんも印象的だったらしく、「どこ?橿原って出てるよ」で調べたらどうやら藤原京跡。いつもの桜井周遊コースと明日香コースの真中の空白地帯でした。「じゃあ自転車で行って見て来て」と、お願いだか命令だか判らんですが、行ってきました。

往路は桜井周遊コース定番。奈良まで東進し、県道とR169(古代の上ツ道)を南下。桜井市内に入り、線路を越えてサークルKを右折したら一本道です。3kmほど走ると右手の歩道にカメラ乱立を発見。その横は一面黄色のお花畑。きっとこれでしょう。咲いているのはキバナコスモス。コスモス(秋桜)と言えば淡い色のイメージですが、こちらはしっかりした黄色。オレンジがかったものもありました。風に揺れる花々を沿道のシルバーカメラ隊が一斉撮影。きっと今日はあちこちのブログやらデジタルフォトフレームやらに黄色いお花が文字通り、花盛りになってる事でしょう。

藤原京跡も散策してみました。現在保存されているのはそれ程広い地域ではありません。ぐるっと見渡せる程度で、発掘中の部分もありました。なんと少年野球のグラウンドまでありました。しかし実際はこの数倍の広さで平城京・平安京よりも広かったって話です。現在では住宅もスーパーも病院も線路もあるので到底復元はできませんけどね。
藤原京跡に立てば(地図で見ても)、大和三山の真中って事がわかります。大和三山は盆地に忽然と存在する山で、只の山ではない感じがします。何しろ天の香具山(女性)を巡って畝傍山(男性)と耳成山(男性)が争ったって神話?もある位でして。その3つの山が成す二等辺三角形の真中に藤原京の中心があるんです。全てが計算の元に作られたって言われても不思議はありません。山の神たちの恋愛調整機関だったのかな。

その後少し走って橿原神宮にある「サイクリングステーション」で休憩。予想通り、冷房が効いていて大変快適。自転車も屋内に駐輪。だって誰も居ないのです。独り占め。まあ本日は環境省から熱中症情報が出た位ですから当然か。因みに熱中症情報って下記のようなものです。

 「暑さ指数31(運動は原則中止)を超えました。熱中症の危険性が高まっています。外出はなるべく避け、涼しい室内に移動してください。運動は原則中止し、乳幼児や高齢の方は水分を補給しましょう。」

途中で中止って言われてもね・・・。

帰路は情報どおり、暑(熱)かった。第2浄化センターまでは結構木陰も走れたのですが、以降は日射をまとも。足より頭がクラクラしてました。信号待ちも近くの建物の影の中、10分に1回は給水みたいにして帰って参りました、本日走行71.7km。

古代大和のミステリーはロマンチックでもあるんですが、現在じゃその上に奈良県民たちが住んじゃってますからね。

天の香具山 「あやくしの愛おしいウネビ様が、マンションで見えませぬ・・・」
耳成山   「嗚呼、惚れたカグヤマ嬢との間に線路があーーっ」

まあまあ、綺麗なお花でも見て落ち着きなされ。今はキバナコスモスでっせ。花言葉は「野生の美」。

✽✽  「ウチらワイルドやしー、さっさとケリつけちまいな!!」

こら、煽るな。神代の頃の騒動が千数百年経っても落ち着かない大和の国なのでした。

藤原京跡 背後は香具山
一面、黄花秋桜。背後右は耳成山