2023年3月19日日曜日

30年目のサイクル橋

 1年半ぶりに穴虫峠を越えて南河内サイクルラインを走りました。いい天気で出発時にヒト桁だった気温も15℃前後まで上がり快適。風は冷たいけどお陰で汗まみれでもなく助かりました。今日からマスクを外して走行。気温に合わせてノースリーブTシャツの上に、裏起毛の春秋長袖ジャージ。

富雄川沿いを南下し、河合町・広陵町・香芝市を経てR165。穴虫交差点から府県道703で屯鶴峯の脇を通って穴虫峠から大阪府太子町へ降下。この下りはほぼ直滑降で、ここに書けない位の速度が出ます。一旦坂を降りてから六枚橋交差点までは緩々と登り、交差点から石川に向けて降下。ロードでの下り坂はホント気持ちいいっすね。

これは桜…じゃない?(屯鶴峯近く)

いつもなら石川を渡ってからサイクルラインに入ってサイクル橋を目指すのですが、今日は石川を渡らず手前の道に左折し南下。細々と走ると2~3kmで石川沿いの自転車道・サイクル橋の付近に出ました。富田林市のランドマーク?、PLタワーもよく見えました。サイクル橋は今年で30年目で、一般的なコンクリ橋の寿命は50年だそうなので、20年後には大丈夫かなあ…。いやしかし、PLタワーは既に50年以上だそうで、こっちの方が心配だわ。

30年目のサイクル橋

50年以上のPLタワー

南河内サイクルラインをひたすら北上。ユキヤナギの白い花があちこちで満開、ってか満載って感じ。どこかに座って休憩しようと、場所に目移りしているうちに大和川を渡ってしまい柏原市に入ったので、柏原市営ホールで休憩…と思ったら河川敷がエライことになってる。またイベントのようで大にぎわい。ホールへの横断歩道まで封鎖されているし、危ないのでしばらく押し歩き、JR高井田駅でトイレ借りてからR25に向かいました。

写っていない左の方が実は大賑わいでした

結局停止&休憩したのはR25を抜けた王寺町の川べり緑地。私がいつも座る場所では小さな子たちがママたちとマクドランチ中。止む無く少し離れたベンチへ着座。賑やかです。

 ママー、あっち行って遊んでいい?

  ※ あっち…には遊具があります

 食べ終わったらいいよ

 行こう!  わぁ~ 

  ※ 子どもたち駈けてゆく

 ちょっと! まだ食べ終わってへんやん

  ※ 女の子が二人、顔を見合わせながら走って

 もう食べ終わようなもんやん。ねぇ


子どもには子どもの理屈がありまして、きちんと同意を取るあたり、しっかりしてます。

北東風が吹きつける中、大和川沿いから富雄川沿いに入り、1回休憩で早々に帰宅。本日走行77.5km。

菜の花と沈下橋 春ですね

帰宅後、近所のベーカリーにバイクで出掛けました。夕方なのでガランとしていて、帰りに駐車場でバイクに跨り、キーON、エンジン始動、スタンド蹴飛ばし、1速に入れて…と準備していると、何か感じる。少し離れて幼稚園くらいの男の子にじーーっと観察されていました。う、双眸の真剣な黒さが突き刺さる…。あの後、お父さんに「大きくなったらバイク乗りたーい」とか言っててくれたら嬉しいですけど、

「乗る前にスタンド払わんとあかんのちゃうの?」

とか言われてたら…(教習所ではそう教わります)。やっぱ子どもの理屈はしっかりしてる。

けど、先の女の子たち。あの後、ママがポテトのケースを翳して「もう食べへーん?」と叫んだら「食べるぅー!」と一斉に走ってカムバック。

子どもはポテトが好き。ちょっと安心しました。

2023年3月11日土曜日

春がすみの琵琶湖

 最高気温20℃超? 急にそんなこと言われても1週間前はゲレンデにいたのに三寒四温どころじゃない。おまけに本日も春霞。と言うと風流だけど、その実態は黄砂と花粉。昔の日本人は忍耐強かったですね。春霞を謳った和歌に「くしゃみ」「洟たれ」「目のかゆみ」なんて出て来ませんからね。

いいですね、滋賀県のこのポスター

んな条件なので、長Tに半袖ジャージと言う、4~5月の恰好で出走。出発時は10℃以下だったので少々寒かったけど、帰路は半袖だけでも良かった位でした。向かったのは大津・近江大橋までの定期航路。流石に今日は自転車多かったですね。宇治川ラインは交通量多く、自転車・バイク・ダンプカーが御三家みたいに走っていました。

怖かったのはR307の宇治田原に向かうクネクネ上り坂。隣で新名神の工事をやってることに絡んでか、R307自身も改良工事中で、歩道は無くなり、道路端も縮退しかつ砂と土で緩やかに土手に接しています。なもんで左端を走ると斜めの砂地に乗り上げて滑る!狭くなってるから右側ギリを車が走って行く訳で、ずりっとでも滑って転倒したらそのまま巻き込まれます。何度か滑ってヒヤッとし、左足を土手について急停止したりしました。あー怖かった。道路が出来るまで、このルートは危険かもです。

11時前に南郷に到着し、京阪石山寺駅へ。”響けユーフォ”のラッピングトレインが来てるかも、と期待しましたが、普通の濃淡グリーンの電車。すぐに発車したので、次に来るかなと目の前の蛍谷公園で待ってみました。やってきたのは源氏物語屏風の如き、金色と深緑の電車。何かの記念電車でしょうが、興味湧かないので諦めて、目の前の横断歩道を渡って元の道に戻ろうとしましたが、待てど暮らせど信号が変わらん。さっき歩行者用青信号出てたのにな…とキョロキョロすると、なんと押しボタン押さないと駄目な構造。点滅信号じゃないので気がつきませんでした。10分程待ってたでしょうか、駅をぐるっと周回し、いつもの裏道に出ようとすると、次の電車が来ました。これまたクラシックな色合い。復刻版って感じでいろんな電車走ってるんですねぇ。支線だと思うのですが10分おきに来るし、力入ってるわ、おけいはん。

クラシックな京阪電車

いつものSUZUyaさんイートインで昼食。ホットドック風ソーセージパンとカスタードパン。いつも美味しいです。窓に面したイートインカウンターの外では近所の女の子たちが縄跳びしていました。路地裏の風景だけどめっちゃ明るい。で、ここからは瀬田川沿遊歩道?を走り、なぎさ公園、膳所城址公園を経由して近江大橋へ。見渡す湖西の山々、霞んでいます。最近、花粉症でない私も鼻がむずむずするのですから今年の花粉は強烈のようです。

”大和”発見!

なぎさ公園①

なぎさ公園② 右の山々がぼんやり…

近江大橋から見ても湖西方面は霞の彼方

今日は巨艦イオン草津店の周囲を回って夕照の道へ出ました。いつもはPの字に似た経路で出るのが、今日はfの字に似た経路なんですが(判りませんよね…)fの方が信号も少なく楽なことを発見。以降は唐橋公園を経由して瀬田川の東岸を走って南郷からR307へ。復路もバイクと自転車多数。14時に宇治田原を通過し、帰宅は15時半くらい? 帰りは暑かった。奈良市の最高気温は24.5℃。河津桜を追い越して、普通の桜が咲くんじゃないかと心配になります。本日走行106.1km。

航空母艦のようなイオン草津店
新名神の工事 宇治田原付近

今月は行事が多くて走る機会がないので走れて良かった。そう、明日は琵琶湖マラソンだそうです。あれ? 大阪マラソンと統合されたと思ってました。この気温はランナーに辛いのではないでしょうか。

暑い闘いになりそうで…。

2023年3月5日日曜日

6年ぶりにゲレンデ

 週末、6年ぶりにスキーしました。ゲレンデは関西人御用達のジャム勝ことスキージャム勝山。東急リゾートさん開発の広大なスキー場で、我が家は30年前のジャム勝誕生時から訪れています。名神・北陸道を経由し4時間弱。中部縦貫道が勝山まで利用できるのですが、今週は延伸工事切替?での通行止めで、永平寺参道ICまでで、あとは主にR416。慣れた道ですし周囲もあまり変わっていないので?ストレスなく行けました。


ゲレンデ内のホテル宿泊なので(さすがに日帰りの元気は最早ない)ホテル駐車場へ。前夜から駐車されている車は雪を被っていました。正午前にゲレンデに出て、センターゲレンデの短いリフトで滑ってみてからクワッドで奥へ。久し振りなのでゲレンデの配置も曖昧。特に同じ東急系の斑尾タングラムとごっちゃになってました。雪質は春スキーにしては上出来、土の見える所も多々ありましたが茶色になった雪を滑ることはありませんでした(3月下旬には下半分がクローズなんてありますからね)。

隣の大阪のBMWは雪まみれでした

青空の下、樹氷を愛でながら滑るのは本当に気持ちいい。雪質が良いと典型的中級者の私でも上手くなったと勘違いする程コントロールしやすく、筋肉痛も起きにくいものです。

ひたすら清冽

青と白

センターであるバラエティサイトや上半分のファンタジーサイトはボーダーも多いですが、更に奥のイリュージョンサイトはスキーヤーが多い印象。上手い人多いです。我々はイリュージョンサイトとファンタジーサイトを行き来していました。イリュージョンサイトのリフトからは白山もきれいに見えました。リフト上だったので写真は撮りませんでしたが、白山って文字通り真っ白の山で、スカイラインは柔らかい感じ、そう、ベルーガの頭頂部が連なってる感じです?!

はぁーっと天然水を飲み干したい瞬間

この上が法恩寺山頂です

樹氷

大変眺望の良いゲレンデです

子ども連れも多いゲレンデです。小さいのにヘルメット被って凄いスピードで滑り降りる天才キッズもいれば、足を大きく広げボーゲンで恐る恐る降りて行く子どもたちも多く、しかし安定感は良く滅多に転ばない不思議。体重が軽く重心が低いと有利なんでしょうか。ウチの娘たちも幼稚園くらいから同様に滑っていましたが、フラット面になると止まってしまうため、ポールで必死に漕いでいたことを思い出しました。

リフト乗場脇ではジプリ作品が出来つつありました

滑走中のカミさん(上級者なんです)

途中でキッズ向けスキー教室に遭遇。脇でインストラクターの話を聞いていると膝は90度に曲げ、要は椅子に座る姿勢のまま前に傾けと。前に傾かないと重心が後になって腰が引けてしまうから、ま、ブレーキ効かなくなりますわな。早速私も意識してみました。膝を深く曲げるとクッションが効いて対応力が上がる気がします(気がするだけですが)。私は草臥れて来ると集中力を欠いて、向う脛にかかる体重が軽くなり、要は腰が引けて板が浮いて横滑りしたり曲がらなくなったりで…よく転びます。前傾を意識して向こう脛(スキーブーツのタング)に体重をかけることでそこんところが改善できます。もっともカミさんは上手いので(ライセンス持ち)そんなこと無意識で自由に操っていましたが。

サントリーさんの仰る通り

夜、客室の窓から外を見ていると圧雪作業車がゲレンデをくまなく整えてくれているのが見えました。何台もの大型雪上作業車が、大きなトンボを引っ張って上ったり下ったり。ファンタジーサイトなど山の上の方にもそのライトがちらちら見えます。こうやって荒れた雪面がきれいになるのですね。3時間近くかけて作業されていました。吹雪の日も雨の日もやっているのでしょうね。有難いことです。

それと、ジャムもボーダーは多いのですが最近の?ボーダーは紳士的になった気がします。勿論若い人が多いですが、転んでもそのまま一回転して滑って行ったり、上手いなあ…と思うことも多かったです。林道ではあちこちに座り込んでいるのでスラロームの練習場のようでした。高校生~大学生くらいの女子が山頂で雪ダルマ作って「めっちゃ楽しい!!」と叫んでいたり、最近では当たり前なのか雪の壁に飛び込んで人型付けてみたり、平和っていいなと思いました。

経ヶ岳1625m

孫連れジジババも多かったので(ジジババがスキー世代なんでしょうね)、ウチも来年やってみようかなと思っています。昔、娘たちを連れて来て、積雪の北陸道の魔の下り込み(敦賀~木ノ本)を汗握って運転したこと、吹雪の路肩でジャッキアップしてチェーン巻いたり、大雪で通行止めの高速を迂回して雪のR8を恐々走ったり、カマクラになった車を掘り起こしたり、いろんなことを思い出しておりました。内容は違っても、それぞれで思い出を作ってくれたらいいなと思いました。

SAではカールめっちゃ推しでした
西日本限定!が効くのかな

因みに帰宅後、スキーブーツのタング部ほか各所が左右とも割れているのを発見。内圧により亀裂が拡大し破断したものと思われます。古いから仕方ないですが、滑走中よくぞ持ち堪えてくれたと感謝。あそこで破断していたら前傾のまま斜面に頭から突っ込んでエライことになってた可能性もあります故。体重掛け過ぎたのか、かける体重が許容範囲を超えたのか…。

亀裂が走りベキベキ状態のブーツ

スキーブーツはヒーロー(疲労)なのでした。