2013年5月26日日曜日

上ツ道 右往左往

昨日たまたま「奈良 サイクリング」とググってみたら奈良県のホームページにお勧めルートが出ておりました。その中で自宅出発が可能、かつ、しんどくないを条件に上ツ道ルートを選んで走ってみました。

基本的に私の桜井周遊コースとほぼ同じなのですが、私がR169をひたすら南下するのに対して、コースでは集落の中の道をゆったり走るプランになっています。なので、曲がり角を間違えないようにメモを作って出発。ゴールは橿原神宮ですが、同じホームページ内に、「橿原神宮にサイクリングステーションが出来た」とあったので、ここをゴールに決めました。

コースでは出発地が県庁(んな人居るんかいな)ですが、「ならまち」を通り抜けるので私もそこからコース合流。町の中の細い道をひたすら南に走ります。脇道からモグラ叩きよろしく車がにゅっと顔を出すので、スピードは上げられません。それにそもそも、ひどい継ぎはぎ舗装なので上げようとも思いませんし。しばらくJR桜井線と併走し、京終(きょうばて)、帯解(おびとけ)と珍名駅を通り、高井病院が見えたら左折。たまに行く白川ダムの裾野の農道に出ます。田畑の中の広い道。気持ちが良いです。そのまま西名阪自動車道をハングオーバーし、天理市内へ。いつも閑散としている道ですが、今日は大型観光バスが次々やってきて、互いに「なんやこいつ」状態。

天理市内はびっくりする程の人出。そうそう毎月26日は行事の日でした。全国から信者が集まるのです。そんなえらい騒ぎを尻目に、天理からコースは県道51号へ向かいます。R169よりやや東の山寄りを併走する道で、交通量は少ないですが上ったり下がったりの繰り返し。
コースはそのままR169と合流し、巻向(ヒミコ騒ぎで有名になりました)で再び集落の中へ。石畳風につき固められたハイキングルートを辿ります。数メートルおきに「山の辺の道タイル」が埋め込まれ、絵柄は薄くなっているものの可愛いっす。

ハイキングルートは再度R169に合流し、コースはそのまま幹線道路を走って桜井市内を通過、山田寺跡の横を通って明日香に到達します。明日香では深入りせずに?橿原市内へ。直進で橿原神宮に行けると確信した私は、もう大丈夫と通りがかった大きい池?を周回する事にしました。(何か由緒あるっぽかったので) 回り込むと池なのか堀なのか判りませんが孝元天皇陵とありました。子供達がよじ登って遊んでいましたが、そうやって新しい遺跡やら道やらが発見される事が多いので良しとしよう。

そのまま住宅地の中を走っていましたが、道はカーブしあらぬ方向へ向かいます。これは目的地・橿原神宮から遠ざかると見て、たまたま見えた学校横の道をずんずん行ってみると、ドン突きに看板が。曰く「丸山古墳!」。背後には丘の上に聳えるモシャモシャの木々。美瑛の丘の風景を和風アレンジしたみたいでした。幸い看板に地図があったので何とか終点:サイクリングステーションに辿りつきました。

サイクリングステーションはジョギングステーションと兼用で、だだっ広い休憩室やら自転車整備室やらがありますが、やっぱり公営施設って感じ。ま、空調が効いているので、夏の休憩にはうってつけです。パンクしても涼しくチューブ交換出来ます。たまたまこの辺でパンクすればね。またメンテスタンド,工具類や空気入れも完備されているのでちょっとした整備はできます。

一応設備にも満足し、そのまま大和中央自転車道で帰路へ。その途中、大和川にかかる手前で空に「彩雲」発見!いや昔の高速偵察機ではなく、雲が虹色に光る気象現象です。虹の切れ端みたい。初めて見ましたがきれいなものですねー。
そんな事で気持ちは明るく帰ってきました。本日走行75.2km。5月は494.8kmとなりました。

彩雲、何かの吉兆だといいなあ。原理的には条件揃えば起きるってのは解りますが、たまたまその時に空を見上げたってのが、偶然と思いたくないですね。今日のコースはもういいやって感じですが、上ツ道を右往左往?したお陰で彩雲に出会えたと考えると、無碍にも出来んです。

回り道は彩雲の得。

丸山古墳 突然 あります
これが彩雲





2013年5月18日土曜日

最終兵器:南郷洗堰

毎年恒例のフローリングワックス掛けの日。私は家具を他の部屋に移動させた後は夕方まで「外に居る」事になります。
天気は下り坂と言うものの日中は晴れなので、大津は瀬田まで走りました。前回の大石町から少し足を伸ばし、南郷にあるパン屋さん「ぷてぃぶらん」でパンを食べ、帰りは宇治回りというプランです。

よって往路は先月の大石町と同じく、土曜日で危険なR307を走り、宇治田原から宇治川ラインを走ります。まだ道路は交互交通信号の嵐。山の中でダンプもミニバンもオープンカーもバイクも自転車も、みんな揃ってSTOP&GOでした。
「ぷてぃぶらん」は全品105円でリーズナブル。美味しいと評判のお店です。フレンドマート近くの3差路を西に入ってすぐあります。普通のパンが105円でもそれ程びっくりはしませんが、サンドウィッチ類まで105円なのでお得感ありあり。ただ、イートインスペースはないので、瀬田川沿いのベンチで洗堰眺めて食べました。

南郷洗堰は明治時代からあるそうで、滋賀県民の決めゼリフ「琵琶湖の水、止めたろか」の根拠となる最終兵器であります。きっとマスターキーは滋賀県知事が握っているのでしょう。ただ、昔は人力で角材を上げ下げしてたんだって。手間のかかる最終兵器や。それから、ここ南郷には温泉があります。なんでこんな所に温泉がと思うのですが、立派な温泉旅館もあるので本当なのでしょう。更に周囲には「水のめぐみ館アクア(now 工事中!)」やら「水産センター(さかなと遊べる!)」もありまして、ちょっと他にないパラダイスエリアです。よほど興味のある方はどうぞ。

帰りは来た道(宇治川ライン)を引き返します。瀬田川の渓流を左に見て走るので、往路とは異なる爽快感がありますが、それにしても午前中は東風で午後は西風ってどういうことよ。人生、常に向かい風かよ・・・。まあいい、修行のうちや。途中、また交互信号で停まっていたら、学生さんらしき自転車サークルの団体(20台以上?)が追いついてきて、可愛いお嬢さんが「こんにちは」と言ってくれたのは嬉しいけど、あの馬ごみ、ではなくチャリごみ?の中に入ったら大変と、ひたすら逃げ足。幸い交互信号をギリ赤で突破したりしてその後は追いつかれませんでしたが、後になってあの台数で交互信号&大型車の多い宇治川ラインを無事に走りきれたか、少し心配になりました。

宵待橋からは宇治市方面へ右折。山を降ります。ここにも交互信号があって、赤で停車したら左腕にケムシがポトリ。うわーーーーっ!!!。息で吹き飛ばしましたが、膝がガクガク。以前も蛇を踏んづけそうになったりしたので宇治川ラインの下り込みは大変危険な道路と言えましょう。代償として?「うじばし」近くで抹茶ソフト食べて元気つけて、また初めての道、太陽ケ丘越えです。名前の通り、丘なので坂があります。以前車で通りましたが、結構な坂だった。宇治市ダウンタウンから行くとまずは琵琶台住宅地の坂があり(カムルーブス通りと言う良く判らない名前です)、京都パープルサンガのホーム練習場や城陽市の体育館やらが並ぶ郊外スポーツランドの中は連続UPDOWN。好んで選ぶ道でもないなと実感。途中で南に折れて、山城の町々を通り、R307をクロスしてからは、よく走る南山城ポタリングロード。初めての道も多かったですが、迷子にもならず少々バテ気味で帰って参りました。本日走行101km。1ヶ月に100km超を2回やったので5月は既に走行距離420km弱。4月の惨敗は取り返した感があります。 

さて、今日から右エンドバーにミラーを付けてみました。まだ仮止め?状態で調整が必要ですが、結構便利。製品は富士彫刻という、お宝でも作ってそうな会社のFBM0010で、エンドバーと同じ径なので邪魔になりません。勿論見える範囲も知れてますが、振り向いて後方確認している間に前方の状況が変わって怖い目をした事多数の私には、有難いツールです。「何かが来てる」って情報だけでも違いますからね。それに頚椎症改善にも役立つかしらん。勿論、本当の確認は振り返りましょう。

ウシロはモクシ。ウエにはケムシ。
5月の基本にございます。


もみじ萌える宇治・平等院入口 美!
これが滋賀の誇る最終兵器 南郷洗堰だ!


2013年5月12日日曜日

倉橋溜池なかなか良かった♪

予期せぬ晴天の日曜日、倉橋溜池へツーリング。

なんじゃそりゃって? 私も知りませんでした。桜井市から明日香に抜ける道を探していた時、同じく宇陀に抜けるルート66 ではなくルート166から少し外れたところに、まるで「びちゃっ!」って形の妙な池があるなと思っておりました。「倉橋溜池」とあるので、灌漑用のため池と余り興味も無かったのですが、宇陀まで行くのは遠いので、取り敢えず「ため池目標」で走ってみました。

R169を南下し桜井市街に出た後、中和幹線を取り敢えず東へ。適当な所で右折したら道がどんどこ細くなり、近鉄線の踏切渡る時には、自転車担いでおりました。(とても走る勇気が出ない道だった・・・) すぐに古い街中道に出たので東進すると「宇陀が辻」に到着。大宇陀方面への道との3差路なんですが、名称からして太古の事件のにおい。

R166は山に向かうので緩やかに上ってゆきます。すぐに「倉橋溜池」の看板があり、右折。R166からも堰堤のようなものが見えてました。曲がりくねった坂道を少し行くと池の切れ端?に到着。程なく芝生の広場発見。溜池(ダムとも言えるようですが)の周囲を遊歩道が巡っています。まずは広場のトイレを探し、更にクネクネと車道を走ります。池のドン突き?で車道は池から離れ、遊歩道へ。

一旦ここで休憩と思い東屋に座ったのですが、親子3代の家族がやってきて賑やかにお弁当(コンビニでしたが。ハイ、余計なお世話か・・)を広げだしたので居心地悪くなり東屋を明け渡しました。池の北半分は遊歩道と言っても舗装された管理道路です。山の中の溜池なので、道路は池と山の間。ペダルを漕いで進んで行くと脇の山がガサガサ。蛇の退却?蛙の移動?

まだ鶯の声も聞こえますが、木々の上からカエルの鳴き声も。いろんな鳥の囀りが聞こえる森のアンサンブルでは、カエル君は、さしずめ打楽器の役割です。昨日の雨で陰になった路面はまだ濡れたまま。カーブを曲がると、路面で水を飲んでいた蝶々2羽が慌てて舞い上がりました。ごめんねカフェの邪魔して。そして所々、空に架かった藤の枝から花びらが舞い落ちて、路面は友禅のようでありました。
池は入り組んだ形なので、ひっそりと人目につかない水面もあります。1羽の水鳥がそんな中に着水。マルコの秘密基地みたい。池の周囲は2km位あると思いますが、出会った人は数名だけ。ひっそり、しっとり、オゾンに溢れた良い散歩道でした。

1周して池に突き出た東屋で少し休憩。釣り人が次第に現れ賑やかになってきたので引き返すことに。帰路はまずR166を戻り、R165との合流地点からは(外山と書いて、トビ と読む交差点です。これまた古代の曰くがありそう)R165を西進。途中から街中の旧道?に入って、大和中央道経由で帰って参りました。本日走行81.1km。

大和中央道では、2度目の子ガメ救出! 自転車道とは言え、周囲の地元の人が車で入る区間だったので、危ない危ない・・・と道路脇に移動させているその瞬間、車が来ました。危うくペチャンコになるところだったよ、子ガメ君。恩返しは出世返しでね。

 え?1万年先に竜宮城招待?
バケモノ屋敷になってへんか それ?


こんな沼も! ちょっと尾瀬みたい
閑静な溜池です。しっとり。





レスキューされた子ガメ君
カミさんが京都でもらったネコちゃん。まさにCAT EYE
フネで言うフィギュア・ヘッドを勤めます

2013年5月6日月曜日

八尾空港は神戸以上?

今年のGWは本当に天気に恵まれ(北海道の皆さん申し訳ない)、4日で3回目のツーリングは八尾空港。少々疲れ気味でしたが、4月の惨敗と来週末の天気見て、ヒコーキ見れるをニンジンにして出掛けました。それと今日からレーパンは夏仕様。それでも半袖には踏み切れませんでした。グローブもそろそろ指切りにしたいですが、また指半分日焼けするのかと思えばやや躊躇。

往路は葛城自転車道で大和川沿いにカーブし、沈下橋を渡って(今日はVitzが渡ってた!)王寺駅を潜り抜けてR25へ。西風が強い中、西進します。柏原市内からの南河内自転車道にはロードバイクがたくさんですが、ノーヘルメットもちらほら。一度吹っ飛んで落車したら嫌でも被りたくなりますよ。八尾空港には11時過ぎに到着。滑走路南側の細い道は、いつも間にかバイク乗入れが禁止され、ヒコーキ見物には良いのですが、座る所が無いのが玉に瑕。ま、工場街なんで仕方ないです。

すぐにセスナが着陸。大きいセスナです。CARAVAN675と書いてありました。10名くらいは乗れそうで、定期便にも使えそう。次いで黄色いヘリが離陸し、また小さいセスナが離陸。そして大型セスナ着陸、と30分強で離陸機3機、着陸機2機、離陸ヘリ2機と休日とは思えません。5分刻み位ですね。神戸空港より多いんじゃない? ただ、業務用飛行機?が多いので、行先が不明なんですよねえ。空港で飛行機を見送る時って、あれがあそこまで行くのか・・・と感慨もありますが、八尾の場合、離陸したと思ったら1周して着陸するのもあるので余り「感慨」はなし。忘れものかいな と思ったりします。

飛行機見物は30分強で切り上げ、来た道を戻ります。大和川にはたくさんの鯉のぼりが掛かっていました。行事なのか不要品利用なのか定かではありませんが、張るの大変だったろうね。鯉のぼりと言えば、先日、福岡・大宰府のお宅では、武将絵巻みたいな幟が庭に高々と翻っていました。子供の名前入りです。2本あったので、恐らく両グランパ・グランマからでしょうか。初めて見ましたが、立派にならにゃあ幟が泣くたい。

で、近鉄河内国分駅に掛かったところで、R25を外れ、駅の反対側へ。またまたググってみつけたパン屋でイートイン。本日のお店は”パンの家”。駅の真横でしたが、自転車を係留するものがなく、止む無くチェーンロックを巻いただけで地球とは分離駐車。イートインスペースは広く、抹茶クリームパンは美味しく、おまけでプチクロワッサンが付いてきました。それにカフェラテ! ボールに入って出てきました。これも有難い。美味しかったです。

満足して出発したのですが、駅の反対側に戻れない。予想では地下通路とかあって、すぐ戻れると思っていたのですが、結局信号2つ分進んで小さい踏切を発見。そのまま進んでいたら山に突入するところでした。帰路のR25は追風。上り坂でも30km/hオーバーで走れました。世界遺産・法隆寺でトイレを借りて14時に帰宅。本日走行67.5km。サイコンの電池交換後のODOは1100kmを越えましたので、「ゆきかぜ」の走行距離は5300km余ってところです。

夜はカミさんと近く?の蕎麦屋さん「蕎麦きり 彦衛門」へ。ここもググって見つけたのですが、何でもミシュランの☆獲ったお店とか。美味しかったですよー。蕎麦湯までまろやか。それに「食器がまたいい。大事になすって下さい」と言われそうな蕎麦湯入れ?や湯呑やらデザート皿やら・・・。見事!。

いやしかし、こんな近所にミシュランあるとは思いもせなんだ。
見知らん?


パンの家のラテはパン以上の大きさ?
本日のベストショット。ちょっと上達?




2013年5月5日日曜日

ビワ南湖遊覧走行

解っております。琵琶湖の南半分を1周したところでビワ半でも何でもないことは。
でも、カミさん不在で今日しか出来ない琵琶湖遠征なので「ゆきかぜ」を車に積んで9時前に出発。

やっぱGWでしたね。琵琶湖博物館の手前にある湖岸緑地駐車場に着いたのは10時半。宇治川ラインの交互通行、瀬田漕艇場での朝日レガッタ、そしてBBQ客で超満員の湖岸駐車場。たまたま空いていたのはトイレもないし、BBQするスペースが無い駐車場でした。
コースは簡単。湖岸道路を上って、琵琶湖大橋、堅田市内、R161、大津港、唐橋を通って再度湖岸道路で元に戻るというもの。推定数十キロのまったりコースです。

湖岸道路を走るのは2回目ですが、走り易いですねえ。景色もいいので、スピード出すのが勿体無い。琵琶湖博物館の周囲をぐるっと回って、マリーナの横を抜けて琵琶湖大橋へ。自転車は無料なんですね。走りながら湖上を見るといろんなフネが走っています。カヤックでは琵琶湖大橋の下って、結構難所とされるんですが、これだけ交通量があれば、沈しても誰かが助けてくれそう。

橋を渡ると袂にある道の駅「米プラザ」へ寄り道。車も多かったですが、それ以上にロードバイクが大集結。いろんなジャージ、いろんなバイク。見てるだけで楽しいですが、船ならばメザシ係留と呼ぶ停め方で壁際に数台が停まっていたのは圧巻でした。ここで早めの昼食。ま、パン買って湖見ながらモグモグするだけですが。

次の目標は浮御堂。新しい住宅・道路、古い住宅・道路を手繰りながら走ります。堅田の町にこんな旧家が並んでいたとは知りませんでした。とりわけ気に入ったのはO医院。レトロ・洋館・スタジオジプリの雰囲気。きっとドクターもジプリっぽい人に違いない・・・。
さて、浮御堂は満月寺の中にあって、入るには有料です。でも隣り合わす公園から良く見えました。穴場ですねー。ここからR161までは迷路です。バギーを押した同じ美人ママに何度も会いました。ははー迷子やな と思われたでしょうな。正解!

R161は普通の国道です。他所に無いのは3階建駐車場みたいな駐艇場。車が停められるんならボートも入りますわな。相変わらず渋滞する車を尻目に浜大津アーカスを抜けて湖岸の「なぎさ通り」へ。なぎさ公園には幸せな家族の風景がたくさん。いいですね平和って。途中で「ありがとう連隊」にも遭遇。も一つ判りませんが、オッサン達が十数人、縦列で行進しながら「あ・り・が・と・う」と叫んでいました。ま、いい言葉です(^_^;)。

なぎさ公園内の遊歩道で近江大橋を潜ってしばらく走ると、遊歩道は消滅。本日2回目の瀬田の唐橋を渡って対岸を北上。ペースがゆっくりで、距離が短いので殆ど疲れません。しかし湖岸緑地が見え始めると「あれ、どこに車停めたっけ??」。駐車場ってみんな同じに見えるのです。トイレが無いのとBBQの匂いがないのを頼りに(頼りない!)進んでいって、ついに琵琶湖博物館に到着。あれ?行き過ぎた?

仕方ないのでまた烏丸半島を1周し、今来た道をゆっくり戻ります。1km程で我がレガシィ発見。駐車場が満車になって見えづらかったのですね。両脇はミニバンでしたし。お待たせーと駐車場に下って「ゆきかぜ」を車載。本日走行は軽めの53.5km。行過ぎた分があるので南湖1周って多分50km位ですね。リハビリ走行に持って来いです。トイレも多いし。

古い町を走りながら、狭い路地の向こうに見える湖面が羨ましくて仕方ありませんでした。以前にも書きましたが、水が身近な暮らしは生活や精神に潤いを与えます。人間は水から生まれたってDNAのどこかに記憶があるのでしょう。

§ 日本語では、海の中に母がある。フランス語では母(mere)の中に母(mer)がある。

詩人・三好達治の有名なフレーズです。来週は母の日。


満月寺 浮御堂でございます
琵琶湖大橋に路駐。爽やか~。


2013年5月4日土曜日

フレンチバルブは上下分離方式

本日は初心者用整備ブログ。
朝から「ゆきかぜ」を整備するため後輪に触ったら妙に柔らかい。昨日100km以上走ったとは言え、こんなに空気漏れる筈もなく、どうやらスローパンクらしい。そこで8ヶ月振りにチューブ交換。

やっこらせと後輪を外し、ついでなので普段手の届かないところをせっせと拭き掃除。エンド部分の裏とかチェーンステイの端っこの裏とか1時間経過。そもそもの目的を忘れそうだったのでそこで切り上げて今度は後輪のタイヤを外します。バキッベコッと豪快な音を立ててビートが外れ、続いてチューブを取り出します。どこに穴が開いているんだろうと、チューブに空気を入れますが、漏れ出す音はしません。
仕方ないのでワンワンの水入れを強奪し、水を張ってチューブを入れてみます。押しながら回すのですがどこからも気泡が出ません。不思議やなあと思いながらバルブ部分を浸してみると、バルブの真中くらいから、ゆーっくり気泡が出てきました。原因発見!

いやでもしかし、継ぎ目でもないのに、なんでこんな所に穴が開いたかな。8ヶ月使うと経年劣化ですかシュワルベさん、と疑問を抱きつつ新しいチューブ装着。ビートをリムに押し込みます。あと10cmと言うところでタイヤレバーを動員し、よっと押し込んだ途端、中から「プシュッ」と鋭い音が・・・。えー?穴開いたのー? まだ使ってないのにー? いやいや空耳かも知れんと押し込んだビートをせっせと外しチューブを取り出すと見事にペチャンコ。空気入れると今度は紛れも無いパンクの噴出音が。

参ったなと思いながら更に予備チューブはないので、手元にあったイージパッチとやらを噴出口に貼り付けて、再びリムに押し込んで、今度は慎重にビートを嵌め、空気を入れます。何とか大丈夫そう。でも予備チューブ無い。明日も走りたい。と言う事で、試運転を兼ねて久し振りのCBAへ。店内ではイケメン店長さんがGWにも拘らずご出勤で、かつ比較的ヒマそう。「イージーパッチってそのまま走ってても大丈夫?」と聞いてみたら「まあパナさんが作っているので大丈夫でしょうが、ロードの場合はチューブ交換した方が良いです」とご宣託。

再度自分でやるのは面倒だったので、その場で予備チューブ2本買って、1本を有償交換依頼。交換はさっさと終わったのですが、精算の時に改めて聞いてみました。「バルブの真中に穴開くってことある?」するとイケメン店長さんにわかに天井を見つめ、徐にバルブの説明を開始。そうだったのか 今回のパンク。はい、ここからが本題。

シュワルベのチューブのフレンチバルブって上から3分の1くらいの所で外れるようになっています。空気入れるときにクルクル回す所ではなく、更に下の方で、パっと見ても切れ目が判りません。手掛かりも無いので、ラジペン見たいな物で回してみると外れます。中からは虫ゴムみたいな細い部分がズリッと出てきます。今回はこの外れる部分が緩んで、空気が漏れていたらしいと判明。確かにプシュッと手で押す金色の部分が曲がっていて、ポンプヘッド嵌めたままグイグイやったりしたので全体に歪んで緩んだようです。

さすれば、私が穴開けた新品チューブのバルブの頭部分を外して、交換前のチューブに移植すれば、少なくとも一つ再生できるやん。と言う事で、帰ってから内職。予備チューブが一気に倍増。いや、イージーパッチを貼った未使用チューブも、バルブヘッドを付け替えれば応急用としては使えるでしょう。よって予備チューブは結局2.5本になりました。繋ぎ合わせは日本伝統の現場技術ですなあ。

こんな事だったら、今までオシャカにしたチューブたちのバルブをみんな取っとけば良かった。それに私はまだ足の筋肉痛から解放されず、今日の10kmの試運転でも「イテテ・・・」でしたが、痛いのは「ゆきかぜ」の足も同じと妙な人馬一体感を感じたのでした。

ついでに、おサイフも痛いです。

左:合成完成品  中:外れたバルブ上部(曲がってますね) 右:バルブ本体


2013年5月3日金曜日

GW嵐山ツーリング

5月と言えば恒例の(去年からやけど)嵐山ツーリング。朝から良い天気。日本中寒いと言うものの、まあ許せる範囲。でも今日半袖ジャージ着てた皆さん、寒く無かったですか?

道は木津自転車道をそのまま行くだけ。殆ど始点から終点まで走っているようなものです。往路は若干の向かい風。ペースは25km/hに抑えてのんびりムードです。自転車たくさん走っていますが今日は女性が多かったような。
流れ橋SAでトイレ休憩して、そのまま出発。「お 流れ橋、治ってる!」を横目にペダリング。御幸橋を通過し、桂川・鴨川分岐を過ぎて、マンション前の、ややこしい左折用ヘアピンを越して、オムロンのビルを過ぎて右折すると名神高速が見えてきます。大渋滞! 可哀想でしたねえ。先週のオレや。

新幹線を潜って阪急電車を潜ってと、この辺りから西風が強くなります。道は真っ直ぐでなく、結構左折したり回ったりと忙しいのですが、たまにしか通らない私はうっかり曲がり忘れがあります。ところが、本日は路面に「救いのR1」を発見。如何にも間違えそうなところに、「R1 ←」とか白いスプレイで描いてあるのです。手書きっぽいので公式な標識ではありません。R1ってなんじゃらほい?余りにも的を射た示唆なのですっかり頼ってしまいました。有難うR1。でも、なんじゃらほい。

R1に導かれ、そのまま嵐山到着。あれ?休憩1回しかしていない。実はこれが帰りに効くのです。
嵐山は観光客でいっぱい。若葉がきれいです。新緑の山、清き川、古刹 と揃えば名所にしかなりません。余りに爽やかなので私も渡月橋を渡り、天龍寺の周囲を徘徊してみました。相変わらず上品な奥座敷って感じでしたが、人が多くて自転車は危険と悟り、撤退。川原近くの屋台を見て廻り、あー「京風うどん」食べたいなあ と思ったのですが我慢。実は帰路にもう一つ目的が。

それは嵐山と松尾の間にあるというパン屋さん「チロル」でイートインすることです。「嵐山 パン屋」とググってたら出てきたのです。行きつけのパン屋さんが欲しい私は本日の補給箇所に「チロル」を選びました。自転車道ではなくバス通り(物集女街道?)を走ります。川を渡ってすぐ左手にある筈・・・ ありました! 店内真っ暗で見えません! 人気もなし! え?休み? 月曜定休って書いてあるけど・・・。
その場では如何ともし難く、また嵐山に戻る気にもなれずそのまま松尾駅方面へ左折し自転車道に戻りました。ショボン。急に風が寒く、腹が減り、足が攣りそうになった気が。川沿いの自転車道に出てみれば、西風が一層強くなりやや南から吹いてくるので45度の角度で前から当たります。足が重くなって来たので暫く走った後、小さな公園でゼリー飲料を補給。
再び漕ぎ出しますが、足は痛いし風は強いし、数台のロードバイクに抜かれました。(ま、それはいいんだけど) 名神・大山崎JCTを灯台のように目指してひたすら漕いでようやく御幸橋。ここから下道に下りて飛行神社に参拝(トイレ拝借)。東高野街道をポタリングします。この頃にはゼリーでの栄養補給が功を奏したのか足がマシになってきて、流れ橋SA(四季彩館)までは結構楽でした。

流れ橋SAでパンを食べて、後は自転車道をそのまま南下。相変わらず風は斜め前から来ますが、何とか25km/h付近をキープして走行。そのまま木津川台経由で帰宅したので、帰りは休憩3回。これは私には少なすぎますね。と言う事で足がだるだる で本日走行116.5km。「ゆきかぜ」のメンテも明日回し。

プロでもレーサーでもないんで大勢に影響ないのですが「腹が減っては戦は出来ぬ」と良く判りました。

今夜は「京風うどん」の夢見そう。そして、つるっと逃げられる。
どこまで引っ張るねん、この話。だって、うどんは伸びますから。

座布団 取れ!                                                   


謎の道しるべ R1
名神は大渋滞






嵐山! 爽! 新緑! 涼!
屋形船はこうやって運ばれるのです。どこへ?