2015年5月30日土曜日

まだ棚だった…

本日は明日香村へ美しい棚田を見に行きました。随分前の朝ドラの舞台になった所です。

奈良市街地からはいつもの県道&R169ではなく、猿沢池から市街地の細っこい道を南下。JR桜井線に並行する道で、住宅や倉庫・事務所・田畑・溜池が居並ぶ間を抜けてゆきます。直交する路地が多く「オカンのママチャリ」「オッサンの原付」「ジャリン子のチャリ」「ばあちゃんと手押し車」等々次々に飛び出し、まるでRPGのようです。勿論スピード控え目、路面も悪く快適ロードとは言い難いけど、宮家直参の帯解寺や地元では名医で知られる奥田眼科(レトロで恰好いい診療所なんよ)を通り「あみだ籤」のように道を辿ると巻向。纏向遺跡の中を突っ切り箸墓古墳の脇を抜ける古代ルートを出れば桜井。地元で学問の仏様として知られる安倍文殊院や古代の巨刹・山田寺跡を横目に走って明日香村到着。

棚田は稲渕地区と言う場所です。石舞台の南の細い道を(県道だった!)少し行くと何となくそのような気配の場所に出ましたが、写真で見た美しい棚田は何処?あん?山の手前のボサボサっとした辺りかい?確かに土地は棚状になっており畦らしきも確認できます。あー?まだイネ植わってないのね。田植はこれから本格化される現時点、当たり前か。それ位考えてから来いよ。棚田とは田圃になってからを言うのだよ、船長。

ホトトギスとウグイスが共演する中を、棚田の遊歩道らしきをソロソロ走ります。すると巨大な「金太郎」出現。なんじゃこりゃ? 金太郎って足柄山じゃなかったっけ? 解説札には金太郎が熊と相撲取ったとか書いてますが「ナゼここに?キンタロウ」については言及ありません。ま、作っちゃったんだからいいじゃん てなノリでしょうか。

金太郎の謎は置いといて丘を越え、歴史公園で休憩。道路を可愛いEVが走ってきます。どうやらこれが明日香村で貸出しているEVのようです。ニッサンのマークがついていてロボットっぽい。MICHIMOって名前だそうです。明日香路はUPDOWNが多いので、シングルスピードのママチャリレンタサイクルでは辛いのですよ。せめてクロスバイクを貸し出せんかな。EVで遊歩道は×ですが、雨天でもOKという面では新たなニーズに応えられそうです。やるなあ明日香村。

美しい棚田はお預けでしたが貴重な教訓(Think before taking action!)を得たのでスゴスゴと帰路へ。途中、半年振りに”Cafe 4'season”に寄って、今年初めてのかき氷を頂きました。6月からのメニューのところを我儘言いました。有難うございました&ごめんなさい。でもミルク・バニラアイス・キイチゴの組み合わせは爽やか。生き返るようでした。4'seasonは明日、県内のサイクルイベントのエイドステーションになっているそうです。先程その70kmコースを見てみたら私の今日のコースと結構被ってる。今度、これで走ってみよう。

帰路は大和中央自転車道から葛城自転車道に途中でサイドステップし西風の中を帰宅。本日走行80.1km。5月はようやく400kmオーバーとなりました。

明日香が舞台になった朝ドラはその名も「あすか」。若かりしヒロインの竹内結子ちゃんのみならず、テーマ曲「風笛」のオーボエ演奏も知られています。ゆったりと伸びやかなメロディは明日香村の長閑で緑美しい風景を彷彿させるものがあります。鋭すぎず、でも張りのあるオーボエを選んだって凄いよね。ところが、このメロディが学校の掃除の時間のテーマ曲だったって話が続出。如何なる効果があるのか?のんびりしててサボりたくなるのではないか?

サボリナル効果? あかんやん。


PS. 噴火,地震と列島災難が続いています。皆様がくれぐれご無事でありますように。

稲渕地区 3ヶ月後には美しい棚田に

ナゼここに!キンタロウ

明日香村のEV Michimoさん

纏向遺跡 ただ風が通り花が咲くだけ


2015年5月24日日曜日

ヘッドチューブは鳴きません

何が「ヘッドチューブの鳴き声」やねん。サドルを固定するネジを締め直したらあっさり治っちまった。今日は初めからギシギシ言うので揺さぶりながら走っていたのですが、ある瞬間、サドル付近がギシギシ言うのを検知。そのまま腰を浮かせて走ったらどうもない。で、サドルのネジを確認すると緩んでる! 結果、上記の通りです。お騒がせでした。音は回り来るのです。

本日は琵琶湖南端、瀬田までツーリング。木津川CRからR307へ入り、デンジャラスラインと緊張してたら、途中で新しいバイパスらしきに分岐し、車は軒並みバイパスへ。お蔭様で狭い恐怖の第1デンジャラスゾーンは快適に通過。GoogleMAPにもまだ載ってないんだよねー。森の中の登坂路は相変わらず危機一髪でしたが、そのまま宇治田原を抜けて宵待橋から宇治川ラインへ。

見下ろすと、深緑の瀬田川水面に山の木々が映って日本画のよう。鳥は鳴き葉は茂り、初夏の山々は生命に溢れています。交互交通は数か所残っていたものの、大してロスもなく南郷へ。
今日はeat-inができる大津で人気のベーカリーに向かいます。ところが、半年位前に調べただけなので名前も場所も確信がない。何となく「随分北の方で川から内陸に入る」「松原町」「信号がある」って記憶だけが出てきます。試しに京阪線沿いの道路を走るも判らず元の川沿いの道に。そのまま大津中心部へトロトロ走ると、あった!「松原町交差点」。道路拡幅工事中のようでややこしそうな道へ左折、1軒1軒確かめながら走るとPan.cafe SUZU.ya って瀟洒な店を発見!記憶では「木造和風」だったのですが、まあいい、きっとここだ、ここにしよう。

小さめのパン3つととカフェオレを注文。はっきり言います。めっちゃ美味しい。パンは勿論、カフェオレも美味しい。パンの種類は少ないですがハズレなし。特にカスタードクリームなんて絶品でした。唯一残念だったのは駐輪用ラック。イーゼルっぽくてお洒落でgoodなんだけど、サドルを掛けるバーが巾木形状なので入りませんでした。ま、サドルを上げればいいんだけど、後から調整が面倒で結局ラックに括り付け駐輪。セラSMPのサドルは先端が下がっているのでトップチューブとの隙間が狭いのですね。普通のサドルなら入ったと思います。ともかく鈴屋さんはOK。

店を出て唐橋を渡ります。バギーに乗った幼児とママや部活の高校生が歩いて来ます。弓なりに沿った高欄沿いに段々と見えて来る様は役者の登場のようで、居並ぶ擬宝珠が儀仗兵の如く傅いています。「一人一人、みんながドラマなんだ」 唐橋をゆっくり走りながら、妙に愛おしく思えてきました。無駄なことって何一つない筈です。

そのまま瀬田川沿いを周回。随所に釣人が居て、その傍におこぼれ狙うアオサギやトンビがスタンバイ。これも共存のうち? 滋賀県の最終兵器・南郷洗堰まで回ってから瀬田川沿いを戻ります。向風の筈ですが、山が遮るのか結構スピード出ました。R307に入ってからはダンプカーのオンパレード。何度かヒヤっとしながら南山城ポタリングコースを経由して帰宅。本日走行101.2km。

ところで「急がば回れ」って瀬田の唐橋由来の諺だってご存知でした?

  ”もののふの 矢橋の船は速けれど急がば回れ 瀬田の長橋”(長橋は唐橋の事)

滋賀県草津市(矢橋)から京都へ行くのに湖上水運の方が速いけど、気象条件次第なので、遠回りだけど唐橋回ってみ、てな意味のようです。今や唐橋は渋滞の名所ですけどね。よって今なら・・・
 ”貴殿が申された故、回り申さば車だらけ。話が違うでござろう! ゚д´)ノ ”

瀬田の空振り。

瀬田の唐橋

鈴屋さんといい感じの駐輪ラック

まいう~

鏡のような水面


2015年5月20日水曜日

子乗せチャリ

長女が結婚式に出るので晴れの日曜日、半日孫を預かりました。丁度人見知りが始まった1歳弱なので大変。普段、顔慣れてないので2日前から来ていましたが、甲斐なく草臥れた。爺も楽じゃない…。

すっかりママになった長女が最近「子乗せ自転車」に乗り始め、婿殿もクロスバイクを復活させたの由。
婿殿はスペシャライズドのクロスに乗っていますが、ずっと放置してあったらしく、ショップ(イオンバイク)に乗っていったらタイヤに亀裂が入って走行不能になり、代車ママチャリで帰ってきたそうです。そー言う制度あるんやねえ。私からタイヤとチューブをプレゼントし代えてもらう事にしました。イオンバイクのスタッフも不安だったらしく「スポーツ車に乗ってる人に選んでもらった方が…」と歓迎されたそうです。交換するのは得意だけど何を選んだら良いのか判らんとか。どんなショップや…。

と言う訳で、VittoriaのZAFFIRO 28Cをシュワルベのチューブとともに送りました。私もTR-1で使っているタイヤで、現行(32C?)より少々軽くなるのではと思っています。イオンバイクとのお付き合いは余りないけど、タイヤの在庫ってどんなだろう。まさかのTOPVALUE山積み?

そして「子乗せ自転車(YAMAHA製電動アシスト)」ってほぼ30kgあるんだねー。ロード4台分。当然そこに「子」が乗るので運転者除いても50kg近く! 子供を前に乗せるのでハンドルを固定するロックがついてて、ブレーキはフロントがカンチっぽい強化ブレーキ(詳細不明)リアはローラブレーキ(センターハブ内蔵)、またタイヤも20インチのぶっといブロックタイヤと我々が普段論ずる自転車とは全然違う世界です。でもまあ50kgを止めたり曲がったりさせるのでそれなりの材やモノを使わないと危険です。差し当たってリア用LED点滅ライトを進呈しました。

チャイルドシートはヘッドレストやシートベルトもある頑丈なものでOGKのカバー付き。前後にはバスケットもあるので貨客車そのもの。こうなると片側だけでも非常用補助輪が欲しくなります。先月、流れ橋PAでVespaにボディを付けた3輪車見ましたが、進化するとこうなるのではなかろーか。

因みにバッテリーはAve30~40kmしか持たないそうです。下り坂で充電できる機能はないので、普通のツーリングでは完全に片道燃料、復路はただのお荷物です。

寝た子は普段より重いっす。  まだ腰痛いわ…。 (>_<)

YAMAHA PasBabby ベース車状態

VespaCar 中はスクータがそのまんま


2015年5月12日火曜日

ヘッドチューブの鳴き声

日曜日、午後から所用があったので定番午前中コース 山城地域1周を走りました。

富雄から高山地区を経て京田辺・普賢寺,南山城ポタリングで奈良公園に至るコースです。いきなり高山地区で県道7号から65号に曲がる地点をロストし、どんどん細くなる県道7号を走りながら「この道は違う。知ってる道やけど何か違う」。元々方向感覚が怪しいのは認めるけど、先日の八幡市内と言い、3か月前に走った所を見失うのはアルツハイマーの先駈けかと、自分でも怖くなりまする。

スマホの地図見て途中から県道65号に合流し長閑な丘の道を走ります。普賢寺地区へ下り込むと何台ものロードバイクとすれ違い、都度ご挨拶。朝の挨拶って気持ちがいいものです。だってこっちは下りで余裕のスマイルなんだど。
内田某、水取某、普賢寺某を経て観音寺で蓮の花を眺めて休憩。仏教のイメージが強いのでそれ程好きな花ではありませんが、ぽっかり水上に浮かぶ、しっかりした白い花を見ると縋りたくなるのでしょうか。

そのまま木津川CR,R24を越えて南山城ポタリング道路府道70号へ。蟹満寺前を経由し集落の中を道なりに走ってると不動川公園に出ました。あら?方角が違うやんと慌てて戻り府道70を南下。上狛からR24を走ります。泉大橋を渡り、JR木津駅前を越して信号待ちで停車。ふと前を見ると家の大きなガラス窓越しに、"JR"と書かれた機関車らしきが見えます。ぎょ! 確かにJR線の近くですが、まさか突入してきた?いやいや背後は駐車場なので、どうやら機関車の頭だけを家の中に置いたみたい。しかし疑問が次々に…「どーやって入れたの?」「走るの?」「何に使ってるの?」ここで信号が青になり、得意の「見なかったこと」にして通過。追風を受け30kmオーバーで奈良市内へ入り、奈良公園を回って県道1号を西進、午前中に帰宅できました。本日走行51.2km。

今日は走行中ヘッドチューブがギシギシ。ヘッド部分からフォークにかけてのどこかで聞こえるけど発信源が判りません。手で揺すった位では出ず、走りながら振動があった場合にギーギー・ミシミシ・ケッケッとか鳴いてます。春蝉でも入ったかな…。取り敢えずヘッドパーツとステムを外して、コラムにグリース塗布しスペーサ再装着、ヘッドを押し込んでヘッドパーツ・ステムを締め直し。原因がフォークに及ぶのならこれでは治らない筈なので一旦切り分けてみました。「たんちょう」も走行2500kmを越えてきたので、そろそろ何か出てもおかしくありません。

帰宅後、機関車の館を調べたらパン屋さんでした。趣味で保管しているのだとか。鉄道博物館みたいだ。食べログでも口コミ上々のパン屋さん、きっとそのうち機関車も新しいレシピも増えますよ。ほらパイみたいなー

キッシャ。  (°_。) はい?

極楽のようですが、よく見ると背後にカエルとカメさんが…

機関車の館


2015年5月6日水曜日

月ヶ瀬で使者に襲撃される

岩船寺・笠置経由で月ヶ瀬の入口まで走りました。山々コースと川沿いコースです。

今日は一旦木津川沿いを加茂に出て、ここからから府道47号という裏ルート?を通ってまず当尾の里・岩船寺へ。住宅地を外れて、すぐ山坂道に。途中”辻”という集落(文字通りのクランクがありました)を通ってまた山坂。前方に赤ジャージの御仁がゆったり走るのが見えます。坂に弱い私が追いつきそうになり速度調節。それでもバス停近くなって接近してしまいご挨拶。「きっついすねー」 でも私はこのペースに大いに助けられたのです。一度も止まらず来れたのは彼のおかげです、マジで。

岩船寺をスルーし府県道47号を北村町へと進みます。最後は軽トラ位しか走れない山間の狭小道。県道33号に突き当たりそのまま峠を越えると久し振りの須川ダム。進路を北にとって笠置町まで爽快なカントリーロードです。笠置町ダウンタウンに入りいつもの児童公園で休憩。やけに人が多いです。R163に出るべく赤と緑の笠置橋を渡って判りました。河川敷はキャンプやBBQで大賑わい。カヤックも何艇かありました。川下りするのでしょうねえ。

R163を東進、大河原の手前で沈下橋(恋路橋)を渡ります。以前「ゆきかぜ」で渡りましたが「たんちょう」は初めて。写真を撮ってる間に車が3台も走って来てびっくり。生活道路なんですね。対岸の細い道を更に東進すると3差路となり、今回は右折。道は川を見下ろす絶景コース。川には白っぽい大岩がゴロゴロ散らばり「何があったん?」と問いたくなる光景。水の色はミルキーグリーン、石灰分が溶けだしているのでしょうか。ドドドッという音に振り返れば、山側には大きな滝。ここってもしや観光名所?と思っていると「夢絃峡・弓ヶ淵」なる看板発見。平安時代の悲恋の物語が隠れているようです。恋路橋にも南北朝の悲恋があったし、少し切ない川筋でした。

高山ダムに到着、アーチを渡ります。対岸の坂道の上に駐車場やトイレがありました。本来ここから引き返す筈が、反対方向からバイクが走ってきます。ほー、それなりの道がありそう…と右折したのが敗因でした。道は新緑をかい潜る道、これまでも木からブラブラしてくる「春の使者」を避けながら走っていたのに数が急増、避けきれない。そしてとうとう悲劇が。ブラブラシャクトリムシに真っ向激突。ぎゃー、しっかり胸にへばりついてる。パニクりながら吹き飛ばすも、更に右上腕にも一匹、げーっ、これも必死で吹き飛ばしクイックスタート、前方注視!しかしふと見ると足にも1匹へばりついています。あかん、冷静や、まず前を見ろ、被さる木々と対向のバイクを避けながら坂を下ると三叉路。ここで停車し足のシャクトリを引っぺがします。はぁはぁ…もうおらんやろな。ジャージを脱いでチェック&バタバタし、方角的にここは左折しかないと走り出すと下り坂道。残党を吹き飛ばすために40kmオーバーでカーブを抜けてようやく月ヶ瀬口駅に到着。やれやれ、怖ろしい山じゃった…。

そこからR163に入り向風に喘ぎながらトンネル2つ抜け、再び加茂へカモバック。(おい… m(__)m) 今度はオーソドックスに奈良市へ入り、平城宮跡を抜けて帰ってきました。本日走行85.3km。

シャクトリムシを吹き飛ばすとか引っぺがすとか言ってますが、実はそう簡単ではありません。息を吹いたり葉っぱで剥がしたりしても、前を剥がすと後がくっつく、後を剥がすと前がくっつく。両方剥がれても糸でぶら下がる…。こやつ忍者か? そう、実は月ヶ瀬と言う地は、東が伊賀、西が柳生、北には甲賀が控えている土地柄なのです。「春の使者」なんて呑気な輩ではありません。

手強い! 忍者シャクトリくん。

須川ダム 農業用貯水池

ブルーの田植機?がちょっぴりアメリカン

恋路橋

高山ダム下流の木津川 散らばる白い奇岩たち

高山ダムアーチから見下ろす

2015年5月2日土曜日

春の使者現る

そんなロマンティックなものではありません。例えて言うと悪魔の指先。それもウニャウニャ動く奴です。大人になればロマンティックになるのも居る事は居るのですが。
今年はまだ見かけていなかったのが、昨晩、犬の散歩で桜の木の下を通りかかった時、月光の影絵となった桜の葉の下に奴がしがみつき悶えるシルエットを見てしまったのです。5m迂回して通りました。勿論犬にもよーく言い聞かせておきました。この時期、桜の下は通行厳禁。

なので本日の春の恒例・嵐山行きに際しても、紅葉の名所ですから充分注意を払って走りました。モミジからはブラーンと垂れ下がってくるのです。ブランコケムシと言いますからね。使者の正体判りました?

そして本日の注意事項2番目は日焼け対策。日焼け止めを顔から首から腕まで塗りたくって出発。天気予報では朝は北風、昼から南風とまたまた往復アゲインストの予想。往路は大した事はなく、木津川CRを順調に走行、流れ橋SAでトイレ休憩した他は無停車で嵐山着。思ったより人出はありませんでした。渡月橋を渡る人々に隙間がありましたし、自転車も走行できました。お昼には早かったので、渡月橋を渡って川沿いに上ってみました。紅葉の隙間から、深緑の川面をのんびり進むボートや屋形船を眺めます。南に伸びる若葉たちが日よけになって5月の眩しさを遮り、船頭の掛け声さえも円やかに濾して届けてくれました。

石畳道はすぐに地道になり行き止り、仕方なく天龍寺界隈をくるっと回って中ノ島へ。京風うどんでも食べようと屋台を覗いてたら「嵐山ラーメンいかがですかーっ」の兄さんと目が合ってしまい「はい、食べます」。確かこの屋台、前はうどん屋だったような気が…と思いながら「鶏ガラあっさり風味」のラーメンを頂きました。しかし嵐山ラーメンってブランドだったっけ?

正午を回ると人も増えてきたので自転車道を戻ります。向風気味なので速度はやや低下し25km/h巡航。但し嵐山近辺は公園で遊ぶ人、スポーツする人、BBQする人で自転車道も人が多く、飛ばしてはいけません。子供やボールの飛び出しは茶飯事です。河川敷のネギ畑を抜けて(これって九条ネギなんだろか)R9を渡り桂川対岸へ。時々沿道の草で対向も難しい区間があり、お互い左腕を草に突っ込みながら走ります。名神高速上り線は少し東から渋滞しているようでした。

御幸橋を渡ってから下道走って飛行神社へ。参拝とトイレ拝借。何しろ30℃の暑さなので熱中症対策休憩。その後、普通に府道22号に出る筈が、左折する場所を誤り八幡市内をウロウロし、ひょこっとR1に出ました。そのまま流れ橋SAへ寄って、ドリンクを補給しCRを南下。向風は時折強くなりましたが、概ね24~28km/hの範囲で走行し帰宅。本日走行112.7km。

嵐山は外人さん沢山でした。飛び交ってる言語もさっぱり判りません。「オモテナシ」が威力発揮。総論ではいい事と思いますが、先日近所のイオンで、中国人と思しき大家族が、レジに大量の紙オムツを積み上げ家内喧嘩。痩せ形小柄でちょっと貧相な父さんと、それに似た息子たちの前に、恰幅の良い母さんが仁王立ち。 ”○※#$&◇〒∋+ !!” 何言ってんだかさっぱり判りませんがご立腹の様子。よく似た体形の妹(多分)も加勢し更にヒートアップ、ジリジリ後退する貧相父さんたち。レジ係のお嬢さんは成すすべもなくポカン。私も帰宅途中でもあり最後まで観戦?できませんでしたが、観光地とは程遠い住宅地のイオンであれやられたらたまりませんな。オモテナシもちょっと考えてしまいます。まあ国が違っても家族の力関係って変わらない事でしょうか。

どこの国でも 「ウツテナシ」

嵐山・渡月橋

水の音は心を鎮めてくれます

悪魔の棲家と思えない爽やかな若葉