2019年9月28日土曜日

JASDF 浜松基地エアパーク

いやあ…勝ちゃいましたね日本代表。アイルランドに勝つとは正直思ってませんでした。凄いわ。トンプソン選手のインタビュー、関西弁で可愛かったしねえ、めっちゃ嬉しいわ。
さて、ハマイチの翌日、いい所みつけました。航空自衛隊浜松広報館エアパーク。ホテルの場所確認で地図を調べた時、空自浜松基地のすぐ北と言うのは解っていました。浜松基地はFS2004でも離発着してたところです。その浜松基地の地図の中にエアパークなる博物館マーク発見。へぇーと思ってネットで調べると、これ凄いやん。飛行機オタクの必修科目みたいな場所やとハマイチとワンセットにしました。
映ってるのは格納庫、左手に資料館があります
何せ近いんで、ハマイチ翌日、9時半にホテルをC/Oしエアパークには10時前には着いてましたね。9時から開館しているようで既に駐車場にはたくさんの車。空自の広報部門の位置づけで、駐車場や入館は無料なんですね。感激。
建物の前にはF86Fのブルーインパルス機がお出迎え。建物は資料館と格納庫に分かれていて、ますは資料館から。ゲートを入ると目に入ったのはXF-2という試作戦闘機のカットモデル。現在のF2支援戦闘機の原型ですが、これがまたかっちょええ。白地に赤のカラーリングのせいかも知れませんが、現在のF2(青緑の迷彩色)よりスマートに見えます。
XF-2(F-2)支援戦闘機
お勉強もたくさんできます
フロアには航空自衛隊のあらゆる業務をアピール・解説する掲示やビデオが並び、戦闘機だけじゃないよ、後方業務も大事なんよというメッセージが受け取れました。全部見てるとここだけで半日位かかりそう。反対側には三菱製F1戦闘機が展示され、脚やエンジンの仕掛けが見えるようになっていました。2階に上がると、目の前には空自の飛行機たちの模型がずらー。それから搭乗員の装備品や戦闘機への搭載機器、ミサイル類や地上兵器を展示。トップガンってリップクリーム持って乗ってるんやーとか大判バンドエイドは俺も自転車に載ってるーとか小さな感激が。ミサイルだってプラモデルでは爪楊枝位だけど実物はでっけえ。
パイロットの持つ救命キット
機に搭載するミサイルたち
このフロアには大人気の全天周シアターもありますが、既に整理券なし。3階は図書室と喫茶店、ゲーム機のような簡易型シミュレータ4台。これにも子どもたちが並んでいました。この階で意外に嵌ったのは何気に入った真ん中の視聴覚室。上映していた訓練ドキュメンタリーに感激。特にレスキュー部隊の1年生隊員が、雪山に墜落した(と思われる)パイロットを救助するため、ノルディックスキーと大量の荷物を背負って実際の雪山で訓練する様は、思わず「頑張れー」と叫びたくなりました。関西訛の先輩隊員の叱咤にも愛情が感じられ、生死を共にするというのはこう言う事なんやと思いましたね。ここまでで1時間半を費やし、続いて格納庫へ。
この可愛いの、簡易型シミュレータです
資料館2階から連絡通路で格納庫のキャットウォーク?に出ると、Wow! 壮観! 幸せ! Wowしか出て来ん。現役を引退したであろう空自機がずらりと並んでる。F86,F104,F1,T1,T2,T33,MU2・・・救難ヘリ各種。そして天井から富士重のT3やイタリアの複葉機、そして何と!零戦までぶら下がってる。ここは…ここは天国かっ?! 
格納庫にはヒコーキいっぱい!
富士重工 T-3練習機
三菱 零戦52型
ノースアメリカン T-6練習機
キャットウォークには政府専用機の座席が置いてありまして、自由に座れるのですけど、座るなんて時間勿体ない。ずーーっとウロウロしてました。F1やF104等は操縦席に座れてるけど、やはり子供中心に行列。大人の分別で単身のオッサンは遠慮しました(本当は座りたかった…)。
ロッキード T-33練習機
富士重工 T-1練習機
三菱 T-2 ブルーインパルス
目移りし過ぎて結局どれもじっくり見てなかった気がしないでもないけど、3周くらいぐるぐる回って退館し売店へ。うわー、ここもお宝いっぱい。まず会社へのお土産として空自ゴーフル、我家の非常用缶詰パン、ブルーインパルスのクリアファイルにトミカのF35、そして来年の卓上カレンダーをお求め。キャップも欲しかったけど被る頭は一つだし、滅多にキャップ被らんし、そもそもJTAのキャップあるし…。
外に出ると古い双発ヘリと輸送機が鎮座。はあーどこまでも気持ちいわ。結局3時間近く滞在しました。おススメですよー。
カーチス C-46輸送機
やっぱ、零戦は美しい…
帰路は浜松西ICから東名に乗って伊勢湾岸道へ。中央車線にバケットカーがずらーっと並んで走ってます。追い抜きざまに見ると『関電エンジニアリング』。そっかー、千葉の停電復旧応援の帰りか。日夜社会インフラを支える皆様、誠にご苦労様でした。新名神に入ったら前線と遭遇したみたいで、とんでもない雨。ワイパー高速でも前が見えんし、そもそも周囲は真っ白で何も見えない。流石に80km以下にスピードダウンし初めてリアフォグを点灯しました。超土砂降りは甲賀辺りまで続き、トンネル入るとほっとした。

お土産のF35Aライトニング
ハマイチ途中のDC3やパークの飛行機たち見ると、ギョーザへの関心は失せ、鰻を口にする事もなかった。定番の夜のお菓子すら忘れとった。楽器の街と言うのは知ってましたし、やたらスズキのディーラーが多いのも「さすが…」とは思ったけど、結論として、

浜松はトンだ(飛んだ)街でした。

2019年9月22日日曜日

初めて ハマイチ

台風接近とか、千葉大変とかにも関わらず、昨日ハマイチしてきました。横浜一周じゃないすよ、浜名湖です。浜名湖ってポンとあるわけじゃなく、子分みたいなのが幾つかくっついてるので一周は割と複雑。一周サイクリングロードもあるけど、サブコースとかバイパスコースとかあって、どれが一周だか判然としないけど基本コース+サブを走りました。
時間が読めないので市内のバジェットホテル取って、天気予報睨んだ結果、土曜の早い時間なら雨は回避できそうと見て、早朝5時過ぎ出発。新名神、伊勢湾岸、東名を飛ばし8時過ぎに、浜名湖SAに隣接する「ぷらっとパーク」に到着。SAから出発は×だけど、ここなら車停めておける(らしい?)。朝なのに駐車場は7割は埋まってました。丁度SAの大工事やってるんで、その関係者も停めてる気がする。
国内で10番目の広さの浜名湖
スタートは8時半。まずはR362に出てすぐ左折しミニチュアイタリア半島みたいなのをぐるっと回ります。寒いと思ってジャージの下に長T着てたら、日が射してきてちょい暑い。風が強いせいか波もあって、しかも潮の香りがします。湖岸沿いの遊歩道のようなCRには、フナムシが、ささーと走り、びっくり。次いで赤いカニまで道を横断。琵琶湖と違って汽水湖はすごい。
サイクリングロードには線路やカニが横切ります 注意!
半島回った付け根には東急がやってるっぽい高級別荘地がありましてCRもその中を通過。私道なのかストビューでも見られず、皆が迷子になる場所です。CRは基本、青い矢印が地面に描いてあって判り易いのだけど、ここいらにはそれがなく、一部の歩道に「自転車道」なる表記があるだけ。私も別荘地帯の真中で「ほんまにこれでええのかな」と不安になり停止、グーグルマップで確認しました。
ここを抜けるとまた湖岸沿いになり、三ヶ日中学グラウンドを右手に見ると、すぐ突き当たって左折、天竜浜名湖鉄道の線路と並び、踏切渡ってR362に合流します。
迷子ポイント1 テニスコートの角を曲がって直進、右カーブの終わりがけにこれがあります
景観保護のためなのか、看板(右の円内)ちっちゃ過ぎー
三ケ日駅はレトロでした
三ケ日駅前を過ぎるとR301を南下、時々内陸部に入り込み小さな坂を上がったり下ったり。激坂こそないものの全くの平地と思ってるとがっかりします。湖西地区の真ん中らへんから距離アップのためのサブコースに入るつもりでした。ところが丁度サブコースへ左折する辺りが国道の道路工事中で交互通行。車は少し前から大渋滞で、その横をすり抜けてすいーって降りていったら、誘導係のおっちゃんが「自転車はいいよー」とお出でお出でサイン。思わず喜んで真っ直ぐ走ってしまいサブコースに曲がるの忘れてた。

すぐに湖の左下に当たるJR鷲津駅に到達します。この手前を左折し踏切超えるとまたサブコース。今回は覚えてました。確かコースは湖西高校の前を通った筈と、たまたま見かけた3人のママチャリ乗ったJKについて行ったら、どうも会話が日本語じゃない。誰?という事でスマホでマップ確認し湖西高校前を通過。サブコースには青色矢印とかないので自己責任です。無事に新居関所跡に到達してメインルート復帰。
新居関所跡 古いものは珍しくないのよねー
ここからは東向きで強い向かい風。新幹線・JR線と並行して橋を渡ります。「新弁天」交差点を左折し、今度はすいーっと湖上へ北上。ところが渚園島あたりから車が大渋滞。渋滞は中之島大橋にもかかり、本来途中で右折して雄踏大橋を渡って庄内湖沿いを回る筈が、渋滞の車とともに真っ直ぐ行ってしまいガーデンパークへ。渋滞の原因はここのイベントでした。
中之島大橋は走ってて気持ちいいです。向こうはガーデンパーク
で、ガーデンパークの角を急遽右折し北上。目的地はグランドゴルフパーク。ここに何があるかと言えば、往年の名機ダグラスDC3。さる方のハマイチブログで知りました。映画「飛べダコタ」のロケで使われた飛行機がここに保存されていると。スマホで地図確認し、3km位で到着。少々荒れた草地でコンクリートの台座に車輪を固定し鎮座。名前は”Sister Ann”。実話に基づいた映画なのですが、ここの機体は実機ではなく、撮影用にレストアされたものだとか。実機はフロリダに今も保管されているそうです。映画を端折ると、戦後まもなく佐渡島に英国空軍の輸送機が不時着します。ちょい前まで鬼畜とか言われた敵・英国軍だったので、島民の皆さんには葛藤があったものの、それを乗り超えて離陸させるというヒューマンドラマです。身近で上映してたから知ってるんですけどね。流石に古い機体ですが迫力あります。DC3は今でも現役で飛んでるそうですよ。
DC3(C47輸送機) SISTER ANN
DC3見たら今日は終わったようなものですが、SAまで戻らねばと、曇天睨みながら舘山寺へ。フラワーパーク前を通り(浜松って公園多いですよねえ)少々山の中を走って東名高速を潜ると、皆さんが迷子になる第2ポイント。車道をそのまま走ると坂を上ってゆくのですが、コースは左に分岐する細い遊歩道が正解。歩道上の黄色いパイプ柵?をヒントにして下さい。知る限り、何名もの人が坂を上って、また下って来て徒労しています。この遊歩道は気持ちいい。湖水も透明できれい。またまたカニが横断していました。やがて県道303に合流し、湖に注ぐ都田川を遡上、「みをつくし橋」なる赤い遊歩道橋を渡って最後の直線コース。
迷子ポイント2 大きな矢印の下にCRあります 黄色円の柵が目印
大きなハーバーやホンダのボートエンジン工場を見ながらR362に合流、一気にSAを目指します。薄日が射す中、浜名湖SAを見下ろす山を上って下って「ぷらっとパーク」帰還。時刻は12時半。めっちゃ早いやん。雨降る前にと休憩を1回にした事もあるけど、予想より2時間早かったです。という事は距離もそれなりで、70.1km。ビワイチの半分弱でした。これなら日帰りできたやん。
RUNTASTICのスクショ。割とちゃんとなぞってる
雨対策完備で走ったのに全く降らずラッキーでした。コースも湖西の国道以外は良かったです。迷子ポイントを予習しておけば迷う事もないですしコンビニもあちこちにあるし初心者でも全然OKのハマイチなのでした。
浜名湖SAぷらっとパークに無事帰還
ホテルは浜松西インターから車で10分位の場所ですが、SAからは地道で行きました。新しい住宅地も多く、整然とした明るい東海地方の街って感じでした。道路もタテタテヨコヨコ。難点は東西南北ではなく斜めになってること。浜松市中心から放射状に伸びる幹線道路を意識したのかも知れませんが、条里制に慣れてる奈良市民としては感覚が狂います。

ホテルへは15時過ぎにCIし、3時間睡眠で来たこともあってバタンと寝てしまい、17時過ぎにホテル下にある四川料理屋へ晩飯食べに行きました。香龍というお店で、麻婆豆腐定食を頼んだら意外と?美味しい。付け合わせのフルサイズ台湾ラーメンもめっちゃ旨。四川料理に何故台湾ラーメンとは思うけど、歩くのが面倒で選んだ店なのにラッキーしました。但しお店やってるのが中国系ご夫婦で、ホールはお母さんがカタコト日本語で対応。店内会話は中国語で何言ってるのかさっぱり判らん。後から隣席に来た老夫婦が

「酢の物下さい」  「ザーサイでいいですか」

とトボけられてました。漬物と間違えたんでしょうけど。

そしてホール手伝いを高校生位の娘さんがやってましたが、細身ロングヘアの超美人。しかも甲斐甲斐しく働くんです。椅子に乗って天井の拭き掃除までしてた。あれしんどいのよ。看板以上娘に見えました。あの子は周囲が放っとかないわー。お母さん、またトボけるしかないわな。

「娘さん下さい」  「バーサンでいいですか」

こっちもよく漬かってます。

2019年9月16日月曜日

中二病聖地とサイクルトレイン

意味わかんねータイトル。中二病とは京アニの「中二病でも恋したい」というアニメでして、それに描かれてる学校へ行ったというお話です。アニメは見たことないけど、朝ドラや映画のロケでも使われている貴重な木造校舎で(旧)鎌掛(かいがけ)小学校。昭和5年の建築、滋賀県日野町の田園地帯にあります。
いきなり歓迎された!これ撮ってると隣で婆ちゃんに「何撮っとるの~」と笑われた
いつものように琵琶湖大橋近くの湖岸緑地駐車場まで車載し、湖周道路で近江八幡へ出たあと県道26・14で近江八幡市内を縦断し、県道41で日野方面へ。すぐに田畑広がる近江平野の風景になります。陽射しを遮るものはなく、信号も滅多にないので止まれません。時折通り過ぎる集落は次第に昔の建物が増え、やっぱ滋賀県って古い建物を大切にしてるって気がする。それとバス停が珍名だらけ。覚えているだけで「ガリ版伝承館」「鋳物師」「必小前」。何それ?って感じ。あーもうそろそろ飽きて来たーと思う頃に線路を横断し無休憩で日野市街地に到着。

近江商人の町だそうで、「ほほう…」と思う建物が並んでいます。散策に良さげですが本日は通り抜け、また田園風景。日野駅から数キロで、グラウンドが見えてきました。細かい路地を走ると鎌掛小学校到着。何だかシーンとしています。
入ってすぐの中庭です
「お邪魔…します」とか細い声で校舎に入ってスリッパに履き替えギシギシと見て回りました。豊郷程整備はされておらず、NPO管理の限界が見て取れました。「中2病」はあちこちでアピールされてましたが、今度の朝ドラ「スカーレット」のロケも行われたと控え目にアピール。舞台は滋賀県ですもんね。
2階の教室の一つが「中2病」仕様になってました。真ん中に魔除けの五芒星?が敷かれていて、そう言えば外に「魔術結社」とか幟があったなあと。そう言うアニメなのかしらん。でもそれ以上に驚いたのは教室の壁に欄間があったこと。初めて見ましたよ。隣の教室の声、筒抜けちゃうん?
階段を上がりまして
左手、突き当りの教室が
アニメ部屋で、キャラがお迎え!(飛び出しちゃんも混ざっとる)
見てるうちに何名かの見学者が来られました。アニメ聖地目当ての若者と、木造校舎懐かしの中高年に大別されるみたい。私の後から来た方も「なっつかしー」と仰ってました。私も最初に通った小学校の入学直後は木造でした。その後は高校1,2年がなんと木造校舎でしたわ。めっちゃ寒かった。火事が恐いので暖房レス。床や壁板に穴開いてて、そこにネコ住んでたし、木の窓枠とガラスに隙間空いてるので雪入って来るし、冗談じゃなく朝の授業はコート来て手袋して受けてました。字、書かれへんかったし。加えて上履きのない高校だったけど床板脆く、踏み抜くと危ないので「革靴禁止」。どんな理由やねん。
トイレに貼ってた…  効く(聞く)気がする
が、今日の鎌掛小学校も確実に危ないなと思いました。殆どの教室を見て回りましたが、半分は民俗博物館的な「資料?置場」になっていて、町の施設として活発に利用されている豊郷とは大違い。支援の募金箱あって少々ですが入れさせて頂きました。それとやはり「京アニ」への応援メッセージもあちこちに。ボードも用意されメッセージがたくさん書いてありました。
これもアニメの道具のようです
堂々とした2階建校舎。ちょっと痛々しい
1時間弱見回って、R307走って日野駅へ。ここから八日市まで「近江鉄道」に自転車ごと乗るのです。が、電車は出た所で1時間待ち。素朴な駅の中に休憩所と称した食堂がありました。なんとランチ500円!中もきれいだし、ここでお昼にすることに。天ぷら系が多かった中に「カツサンド」発見。これもコーヒーセットで500円!やっす。キッチンのおば様のご子息っぽい高校生?のお兄ちゃんが運んでくれました。店は次第に混んできて、30分強で満席に。日曜日のランチって需要あるのね。

その後、素朴なホームへ出て待っていると対向の列車が入ってきました。黄色と白のダイドーコーヒー号です。2両編成のワンマン運転。5分ほどして今後は八日市方面行きが来ました。水色の電車だけど、これ見た事ある。多分、西武電車の中古車でしょ。って近江鉄道は実は西武グループなんですね。バスにもライオン描いてるし。2両ですが開くドアは1両目の一番後ろのドアだけ。そこに整理券の発行機があるのです。自転車は車両の端っこのコーナー、よく車椅子コーナーのある場所に自転車マークが貼ってあって、そこへ持たせかけます。車内はガラガラで殆どは高校生と大学生。車内で勉強してる子もいました。
近江鉄道の電車たち
車内ではこんな感じ(自転車マークを拡大合成)
走り出すと揺れる揺れる。自転車が倒れる事はなかったけど、減速時にスルスルと前に行くのでずっと手で押さえてました。当たり前ですけど立ちっぱです。サイクルトレインと書きましたが、基本は地元の方が所用のために自転車を持ち込んでいいよって話で、サイクリング客用ではありません。コーナーも二ヶ所ですしね。なので、ツアー等で大勢が持ち込むには事前に申告しておいた方がいいですし、混雑時の持ち込みは遠慮する方がいいと思いました。
下車した八日市駅は有人駅で、精算機で精算するのかなと思ったら駅員さんが一人ずつ整理券見て徴収していました(なのでずらっと列ができる)。なかなか大変です。近江鉄道は八日市から近江八幡までも路線を持っていますが、こちらは町を走るせいか自転車は不可。もし「可」だったら絶対乗ってた気がする。(楽やもんなー)

と言う訳で、八日市から近江八幡までR421を走り、以後は浜街道で守山に出て駐車場到着。昨日走行87.8km。

本来は先に「けいおん聖地」の豊郷へ行ってから、豊郷から日野までサイクルトレインと考えていました。が、時間計算すると厳しく半分にした訳です。今度は豊郷から八日市を試してみたいと思います。輪行とは違うこの感覚は、まさに

ワープ! (中2病、感染した…?)

2019年9月8日日曜日

真夏日と思ったら雨だった

台風の影響を受ける前に走っておこうと朝から信楽・山田牧場へ出走。真夏日とか言ってたので覚悟、確かに直射にはジワジワっと暑さを感じます。また台風の影響なのか東風が結構あります。まずは東向いて走るので、体力温存でゆっくり目に加茂まで。R163から府道5号に入ると行く手には灰色の雲。日射が遮られるので助かるーと思ってました。が、和束の中心に入る頃には雨がパラつき始め、一旦ローソンで雨宿りするも、東の山々からはどんどん雲が供給されています。待っててもキリがないと出発。

空も重い山田牧場(滋賀県甲賀市)
暫く走ると雨は上がり、また路面も乾いています。結構局地的な話やなーと思いながら、時折陽が射す中を風に向かいながらおっちらおっちら走って行くと田圃では稲刈りの真っ最中、湯船のMTBコースで一旦停止。今日は人影がなく、休業のようでした。キッズ用の練習コースも片付けられていて、見るものもないのでそのまま府県境をまたいで信楽へ。

R307とR422が分岐する立石橋を過ぎた辺りから再び雨がパラついて来ます。真夏日ちゃうんかいと言いたくもなるコンディション。涼しいのは歓迎だけど前方の山々は白く煙っているので、それが来るのは明らかでした。パラパラ降る中を山田牧場に到着。あれ?ダチョウがおらん…。入口近くには何故か民家の建築が進んでいるのですが、これ動物用?な訳ないか。まあいい。子ども牛舎の横を通り上に上がると、なんと観光バス駐車中。いつもツアーでお世話になる奈良観光バスです。観光地になっとる。

自転車ラックも完備されているので、たんちょう号1台きりでしたが駐輪し売店へ。観光バス効果か行列が出来ております。売店前には大きなテントのようなBBQ席まで出来ている。2年間来ないうちに着々と進化しています。列に並んで大人用ソフトクリーム380円をお買い上げ(サイズが大人用だけで妙なもんが入ってる訳ではありません、念のため)。産直にしてはいいお値段です。
売店のテラス?の椅子に座ってソフト食べてたら突然ゴーッと音がして大雨。こう言うのを驟雨と言うのでしょう。短時間でパラパラになったかと思うとまた強烈に。雨雲レーダーで見たら超ピンポイントでした。

小降りになったのを見計らって、まず大人牛舎へご挨拶。石鹸のパッケージにそのまま採用されそうな立派な白黒牛が仁王立ちしています。次にセンターコート(只の草っ原です)の動物を見に行きますが、ヤギも羊も姿が見えず、馬が一頭草を食むだけでした。仕方なく孔雀のご機嫌伺いに行ったらまた驟雨で孔雀小屋から動けなくなった。いつもは歓迎してくれる孔雀さんですが、雨音が気になるのか今日は愛想無し。誰からも相手にされないオッサンの悲哀を感じつつ、雨の止み間を狙って出発。なにしろ南の方向はまだ黒雲だらけ。何とか振り切って脱出したいと、一応バックパックにレインカバーを掛けて、ポータブル泥除け装着しました。
某石鹸の赤いパッケージに出てたよね?キミ
「せや。あいつ出とったで」
雨降りには羽を畳むのさ
ポツポツと雨が降る中、R307を走ると雨は上がり、府道5号に入ったら青空も垣間見える。いや、これに騙されちゃいかん。路面はまだびしゃびしゃ。ひたすら漕いでゆくと湯船自然公園をから2キロ程行った所に「馬の背」発見。くっきり雨の跡が終わっておりました。ここを跨いで立っていたら半分濡れて半分濡れないのか。だからどーしたではありますが。
この変りよう。左:信楽 右:和束
夕方に所用があったので、ここからは急いで下りまくり。天気も回復し、和束のローソンで雨用装備を外してR163まで出ると「ただの暑い日」になっておりました。真夏日には届かなかったようですが最高気温34℃の中を帰還、本日走行94.2km。

まこと「山の天気」は変わり易いを実感した1日でした。「カミさんの機嫌」と一緒です。

さすが、山のカミ。

2019年9月1日日曜日

英国製TF2なるチェーンオイル

8月は負け試合引き分けの人間ドック(身長が5mmも減ったのよ)や法事や台風で結局3回出走しただけ。それも天気考えながらで計200km余しか走れんかった。カヤックなんて1年以上ドッグ入りのまま(開けるの怖い)。今日も京都方面の天気予報では傘が並び、比較的マシに見えた明日香へ行きました。
遠くにチコちゃんが見える明日香・稲渕地区
消去法で選んだのでこれと言って見たいものはなかったけど、先月見た「珍百景信号機」を超える赤信号の交互信号だけは通って参りました。赤4分・青20秒です。黄色を書いてませんがきっと「一瞬」なんでしょうね。区間は飛鳥寺前~県道への三叉路間で300m余。狭い道で見通せないので余裕を見てるのでしょう。今日もきっちり4分待ちました。ブラ歩きの観光客からは、何止まってるの?この自転車、みたいな感じで見られてた。
4分>珍百景信号機 っす
今日は曇空の下で気温もそれ程ではなく普通に走れました。橘寺を抜けて石舞台の奥に出る山道は、ひんやりした空気と飛鳥川の音、そして先々を案内してくれるように飛ぶチョウトンボ、フィトンチッドに溢れていて「ここで寝たい」と思いましたね。芋峠のチョイ手前まで走って戻ってきましたが、途中の棚田で知られる稲渕地区も、まだヒガンバナには早かった模様。チコちゃんの大きな案山子だけが目立ってました。今年のコンテスト作品ですかね。
森の香りが~
今西誠進堂さんでみたらし&焼餅のお茶セットで休憩し、青梅大福をテイクアウト。ここはいつも「ほっこり」します。看板の焼餅にみたらしは勿論、温かいほうじ茶?も美味しい。青梅大福もね、甘さ控えめに梅が効いて、甘いもの×なカミさんもOKなのです。これ全部で700円と超リーズナブル。1つ400円とかの和菓子屋に食べさせてあげたいよ。沿道にはキバナコスモスがきれいなイエローオレンジの花々を揃え、季節も峠を越えたなーっと思える風景でした。本日走行80.8km。

ピアノの練習曲の件、7月からドビュッシー「亜麻色の髪の乙女」と大河ドラマ「篤姫」のメインテーマ弾いてて、更に京アニの事件以来”DreamSolister”の3本立てでしたが、そろそろご近所も聞き飽きたと思われるので、次をどうしようかと悩んだ末に選んだのが”Ref:rain”。アニメ「恋は雨上がりのように」のEDです。DreamSolister はもう暫く弾きたいけど、元気な曲なので秋らしくちょっとしっとりしてと思って考えました。が、どんなアニメだか知らないので調べてみました。断片的なシーンが動画サイトにありまして、どうやら中年オッサンとJKの恋物語のようです。(映画化もされてた!知らんかった…)

ははぁ、拙作「就職します」も斯様なシチュエーションで、しかも「よくある設定ですが」と言うレビューも頂きましたので、世の中こういうのは定番みたいです。現実的じゃないけどね。ま、それは置いといて、「恋は雨上がりのように」のヒロインの名前が「橘あきら」なのです。おっと被るなあと。モロじゃないけど拙作「リリーフ!」なんざヒロインもその彼氏も「あきら」。更に次作の中に「橘さん」も出てくるのですね。このように登場人物の名前ってホント悩みます。一応私もリサーチするのですが、世の中のアニメや小説を網羅なんぞ出来ないので、そのうちモロ被り出るんじゃないかな。これを避けてると「登場人物は珍名さんだらけ」になりますしね。拙作でも、余りの駄作ぶりに嫌気さしてネットから取り下げた、中学校ハンドボール部の小説があるのですが、これなんかチームのメンバー10名以上の氏名を考えなきゃ駄目でして、それも今っぽい名前。めっちゃ悩んだ。

同様に学校名も悩むんですねえ。一応ネットで検索してヒットしなければ良し、で進めてますが、先の「リリーフ」の清流高校は、〇〇清流高校っていうのが大阪と熊本にありました。直感で出てきた名前で気に入ってたので、こっちは「都立清流高校」だからいいだろとそのまま行っちゃいましたけど。

という事で名付け親は大変と言う話でした。因みに「就職します」はバナーにもありますようにサイクリストのお話で、ツーリングから落車迄、身近な?話も出てきますから、是非ご一読ください。主人公はSCOTTのカーボンマシン、ヒロインはビアンキのアルミバイクに乗っていますが、最後はDE ROSAになります(私の憧れのマシンでして)。
マリーンエンジンを産んだ英国製でっせ
それで思い出した。今日からチェーンオイルを替えてみました。聞いたこともないオイルでしたが”TF2 PLUS DRY LUBRICANT”。次女が誕生日にくれたのです。丁度FINISH LINEのワックスオイルが無くなり、”with TEFLON”とか書いてあるので使ってみました。ケイテン程ではないけどそこそこの軽快感。FINISHLINEよりは長持ちしそうで、チェーンもそこそこきれいなまま。悪くないです。どうやらTF2は英国のケミカルメーカーみたいですね。で、まさかの・・・

どこで油売ってたんだぁ!  CBAだい!  知らんかったし…。