2016年9月25日日曜日

気長月

今週末は孫の子守。天気良い日は用事が入り、そうでない日は雨が降る。気長に待つの長月でした。もう終わっちゃうけど。(要は走れんかったと言う事で小ネタ集です)

◆R2ウィンドウフィルム貼付の件

我家の軽自動車R2は、現在カミさんの愛車で、2世帯住宅に住む婆さんもしばし同乗します。元々長女が事故ってしまった初代R2の代替に札幌で中古車として買ったもので、4駆を条件にしたのでグレードは一番下、窓ガラスは「只のガラス」でした。2年前に孫が生まれる時に後部にUVカットの濃色フィルムを貼ったものの前部はそのままでしたが、カミさん・婆さんから「UV対策」の要望があり(何を今更…なんて言えません)、前部とフロントガラスに透過色のUVカット/遮熱フィルムを貼付けてもらいました。フロントなんて自分では出来っこないのでディーラーに依頼すると、5万円超となかなか高価。きっとフィルムも作業も質がいいんだろうと注文しました。作業は乾燥に時間がかかるそうで丸1日。朝一で納車し夕方取りに行くパターンで代車として現行ステラ(D社のMOVE)がやって来ました。

代車のステラちゃん
エンジ色の彼は背が高く眼が大きい。なかなかボリューミーな出で立ちです。車内はガラーンとしていて手を打てば響きそうに広い。四角いので丸っこいR2に較べると一回りは大きく感じます。運転席は複雑な造形のダッシュで宇宙船のコックピットみたい(ま、R2がアナログなんだけど)。パワーはあります。R2の46PSに対し52PS、道理でいつも抜かれる訳だ。びっくりしたのは方向指示器。例えば左折でレバーを上げるのも、カチッと上がらなくてポヨンと戻って来るんですね。でもシグナルはポポッポポッと出続けて、ハンドル戻すと消えます。おおーっ、なんか凄い。一方困ったのはナビ。C社製でしたがラジオの音だけ消すこと出来ないんですね。ボリュームを0にするしかなくて、今後のナビ選択の参考になりました。

仕上がり後、初めて乗ったカミさんから「助手席のドアが開かない」との申告が。外からは開くけど中から開けられないとの事。え?チャイルドロックって助手席にあったっけ?と思いながら調べたところ、確かに内側のドアノブはちゃんと動くのに、ドアを閉めるためのカムみたいなのはビクともしません。あーこれはワイヤ外れてると翌朝電話してディーラ持ち込み。案の定、ドア内張りを外した際に外したワイヤーを繋ぎ忘れたとの事でした。メカニックさん平謝り。やったのはフィルム屋なので余り言いませんでしたが、そのままで緊急事態でもあればパニックでした。5万円超の仕事にしてはお粗末かな。

効果測定は来夏。さあ来い来年のお陽様!


◆輪行袋

私は基本、自走しない場合も自転車を車に載っけて行くので自発的に輪行は考えていないのですが、ビワイチした際に湖北でふと「ここで走行不能になったらどうすんねん」と思ってしまいました。結論は、自転車をどこかに預け、自分だけ駐車場に戻って車で引き取りに来る と言うものでしたが、輪行袋があれば手間が半減します。と言うことでその後、非常用に持っておくことにして、メジャー製品と言われるオーストリッチのロード220をポチった次第。エンド金具と中仕切り付の中級品です。

で、一度位やってみねばと試行してみました。頼りない同封マニュアルは放っておいてネットでの動画を参考にTry。思ったより大変で所要20分を要しました。手順解説は他に任せ、私なりのポイントを列挙すると、

①エンド金具装着時、チェーンにテンションかけるように引っ掛けて装着するなら、金具を組み立ててしまっては入りません。当たり前ですが、チェーンに通す場合は組み立てながら嵌めなきゃいけません。
②サドルとエンド金具で安定、とありますがやっぱ倒れます。特にハンドルバーの向いた方向に倒れやすいので、壁際で作業がbestです。
③ショルダーベルトの付け方にも注意。実際に下げた時にはここに力がかかるので、フレームからストレートにベルトが上がるように。私はヘッドチューブに付けた側がブレーキシューに引っ掛かったりして危ない危ない…でした。
④スプロケカバー、私はMARUTO製を使用。クッションになってて良さげです。

チェーンにテンションかけながらエンド金具つけたところ
タイヤを寄せて収納直前
こんな感じの出来上がり
実際に担いで歩いた訳でないのでまだ話は半分ですし、たまにやらんと忘れそう。

◆フィンエア

次女がハネムーンで乗ってったフィンエアは、ほぼ同時刻帯に成田・中部・関西・福岡からヘルシンキ便を飛ばしています。今どこら辺をどんな飛行機が飛んでいるかマッピングするFlightradarなるサイトがあるのですが、これで見てるとまるで編隊飛行。日本からヨーロッパ諸国へのハブ機能を狙っているそうで、地理的なアドバンテージを活かしたなかなかの戦略です。更に自国の雄?サンタクロースのオフィシャルエアラインでもあります。実は膨大なプレゼントはフィンエアが運んでたんですね。なかなかウィットの利いたPVがYOUTUBEにありますので、一度ご覧ください。  https://www.youtube.com/watch?v=MVFEUVmDdLc

FINNAIR A320 (by FS9)
橇では運ばんのかと? 橇はスベるんでねえ、ウィットも。


2016年9月18日日曜日

介護な日々

先週末は絶好のサイクリング日和にも拘らず、法事と次女ハネムーン見送りで潰れ、今週は介護関連と雨で昨日ちょびっと走れただけでした。

行ってらっしゃいのフィンエア・エアバスA330(関空)

最近見なくなったジャンボ機。ルフトハンザのフランクフルト行き
介護大変。明らかに社会問題です。対象は父親八十数歳(本人申告は90~100歳)。2年ほど前から言動が変になり、親戚筋からも注意した方がいいよと言われてました。7月下旬、ありがちな話ながら、自室でエアコン切って(温度感覚がなくなるようで)熱中症で倒れ救急搬送。5日ほど入院するも「来た覚えがない」と暴れ病院に愛想尽かされ退院(このフォローも結構大変だったー)。環境変わると認知症は一気に進むと言いますがその通りで、退院した当日いきなり行方不明になり警察消防巻き込んでようやく保護(このフォローもっと大変だったー)。どうやら時空の感覚がなくなるらしく、自宅に居ながら自宅に帰ると言い張り、その後も徘徊で一度警察に保護され平謝り。警察や市役所に指名手配よろしく届け出て、しかしながら24時間監視は不可能で、病院の医師から「そろそろホームに入れた方が」とのご宣託があり、探しまくって近所で1室確保。現在入居の準備中で大わらわなのです。ま、素直に入るかどうかは微妙なんだけど・・・。

認知症って脳の新しい記憶から順に剥がれてゆくようで、要は子供に還った状態です。勿論そんな可愛いものではなく、一部の面子や記憶は残っているので大変なだけ。老人ホームというものの存在の意味がようやく判りました。必要ですわ。今更ながら介護・福祉関係者の日頃の努力には敬服する次第です。ホンマ大変。自分は自分の子供にこの大変さがかからないよう、さっさと幕引きしたいと切に思いました。

こんな認知族がジャカジャカ出てきたら世の中真剣にヤバイ。本人は本当に記憶が欠落しているので迫真です。契約行為でも売買行為でも、サインしていても捺印していても、全く記憶が消えているので、モノがいきなり目の前にある状態なんですね。互いに面喰います。様々な社会活動にこの考慮を入れるとなると、それだけで莫大なエネルギーを要します。本来未来に向けるべきエネルギーをこっちに使うってどうよ?誠に悩ましい話です。

先行きのくらーい話を忘れたく土曜日にちょびっと走行。午前からの介護施設への荷物搬入終了後、14時半頃出走。遠くには行けないのでまず奈良方面へ。東大寺前から南へ走ると、奈良公園・飛火野には白いテントたくさん。鹿たちも行く手を遮られ、テントの手前で屯しています。何だろと通過しましたが、どうやら「なら国際映画祭」の会場設営だったようです。あー、スターを見逃した。傍らでは、そんなの関係ねーとバンビが一心に草を食み、その姿を一心に見つめるカメラマン。曇天の元、それぞれが営む姿は、それこそ映画のようでありました。

なら国際映画祭のテントのようです

こっちはバンビちゃん
続いて大和郡山へ。古い集落やそろそろ黄金っぽくなった田圃を横目に、県道を走り継ぎ大和郡山市街地へ。まず公衆電話ボックスを元気に泳ぐ橙&黒=GIANTSカラーを纏ったヒラヒラ金魚を眺め、柳町商店街をポタリングしていると店先に人だかり。覗くと今度は飲料自動販売機に金魚が泳いでいます。ギョッ。よーく見るとビンやら缶やら並んでいる背後に細長い水槽が入っていて、キンギョはそこを泳いでいる様子。ま、そーだろーなー、自販機内を自由に泳いでるなら、ボタン押したら金魚出てきた・・・なんて珍事が、それこそギョッ。大和郡山は県内唯一の城下町なので、奈良市や明日香とは違った風情がまたいいなあと思った走行32kmのお散歩でした。

自販機の中をキンギョが泳ぐ!
かの自販機、水色の瓶を背後に金魚が泳いでるサマは、まこと涼し気でございました。
出てくるのはきっと清涼飲料水。

2016年9月10日土曜日

とびしま海道を往く2016

しまなみ・とびしま海道ツアー2日目。 危惧した通り、早朝から雨。はれひめ様はやはり昨夕来島海峡を渡ってどこかへ行っちゃったのか。仰ぐ空は無常な色です。

復路は(多分)13名がとびしま海道に向かいます。まず、すぐそこの今治港まで雨天ルックで自走。今治港ターミナルは何だかきれいになっちゃって船の形のビルの中。西から行くと一番手前に切符売場がありまして、その目前の桟橋から出航です。

第二せきぜん 結構派手だったー
フェリー”第二せきぜん”に揺られること1時間、岡村島に到着。この間に天候は回復して薄曇。はれひめ様、こちらへ急行中か?でも下船時にMさんパンク発覚。初めてのパンクだそうで強運なのか運が悪いのか。ツアーインストラクターも同行していたのですぐにチューブ交換完了。原因はバルブ曲がりのようでチューブ再利用可能。Mさんやっぱ強運ですよ。

パンク修理中のご一行
そろそろと走り出して、まず「かっぱとうさぎ」で記念写真。天候のせいかゴミの漂着が目立ちますが相変わらずきれいな砂浜。うーん、晴れてたらなあ、海の色が全然違うんですよね。とびしま海道は時計回りに走るので、海が近い。これも魅力の一つです。

一つ目の橋である岡村大橋の手前の小さな展望デッキがいつの間にやら「縁結びスポット」になっていて、鐘とたくさんの御札がぶら下がってます。メンバー見ても大多数は中高年のオッサンなので関係ねーかと思いっきゃ、お嬢さんを差し置いて鐘に飛びついたのはそのオッサン達。ガンガン鳴らして曰く「娘が早く片付くように」だそうで「そんな無理したら変なオトコ連れてくるでぇ」との外野の意見も。ま、どちらの心配も要らないような気がしますけどね。因みにウチは片付いているので、本当に縁結びに縁がないっす。実はちょっと淋しい。

橋の向こうは広島県
橋の真ん中路上に「広島・愛媛」と県境を手描きされている岡村大橋を越え、更に橋を2つ渡って大崎下島。ここの大長という地区にある山清青果さんで100円フレッシュジュースタイム。ポンカンとみかんが選べてめっちゃ美味しい。そして数百mで御手洗地区。風待ち潮待ちで栄えた古い街並みです。江戸時代の建物に交じって洋館も残るコンパクトなレトロタウンにはクラシックな劇場まであります。その名も乙女座。私は獅子座なんてオヤジギャグは置いといて、その先の元船宿で爺様の話聞いていたら雨がポツポツ。そこから大崎下島を半周、その先の豊島半周は大粒の雨の中、トレイン黙々とペダリング。路面も次第にびしゃびしゃになり、砂が入っている所ではスリップの危険性もあって慎重にコース取りします。主催者発表では「通り雨」という事になっていますが、あの粒はどう見ても台風一家の仕業だわ。

劇場・映画館 乙女座

船宿でお話聞いてると、ポツリ
豊島は今回北側を走行し優美な豊島大橋を渡ると800mの大浦トンネル。新しいトンネルで歩道も広く快適。ここで防水装備に代えた人も多かったですが、もう既にビチャビチャだったので私はそのまま走行。トンネル出た後の快適な下り込みも今回はセーブ気味でした。海岸沿いに出てからは雨が小降りになり途中の食堂で分散昼食。私はこの島の終点:蒲刈大橋にある”であいの館”で昼食タイム。ここまで来ると、後は何となく見当つくので2回目って大きいですね。食事中に雲の中にきれいな青空も見えてきて、台風一家の気まぐれに戸惑うばかり。ま、ご機嫌なうちに行っちゃえと下蒲刈島へ。本来この島は見どころたくさんですが、何枚か写真撮っただけで通過し、本州に渡る安芸灘大橋を目指します。

蒲刈大橋
橋へのアプローチ手前の信号で、先行グループを坂の上に発見し追いかけます。今回登坂はそれ程苦ではなかったですが、最後のこの登坂スパートは結構しんどかった。安芸灘大橋の真ん中でようやく追いついて、以後ご一緒しました。島々とは違って車がビュンビュン走るR185を走って川尻港到着。少し尺の短い観光バスが待ってくれていました。皆さんずぶ濡れ泥んこお疲れさま。最後は雨が上がって終わり良し。走行は42.9kmでした。

バスは尾道でしまなみ海道を戻ったグループを乗せ、山陽道を走ります。途中前方にでっかい虹がかかりました。虹に向かって駈けるバス。最後に台風一家は意気な演出を見せてくれました。

こんな小さめのバスでした(往路のSAにて)
今回、シトロンの海はフルーツカルピスみたいになっていましたが、波はまあるく大粒の雨もどこか暖かい。嵐が来たって相変わらず瀬戸内の島々は微笑んでいます。それはまるで明るいお陽様を吸収し、緑色からオレンジ色になってゆく蜜柑のよう。そして私たちにそのお陽様を分けてくれるのですね。小さなお陽様を鈴なりにした瀬戸内の島々の優しい秘密が、少しだけ解ったような気がした、雨のとびしま海道なのでした。  ね、はれひめ様。

おしまい
PS. 先週UPしました”しまなみ海道を往く2016”に 大島の潮流動画を追加しました。

2016年9月5日月曜日

しまなみ海道を往く2016

また しまなみ海道・とびしま海道を走って来ました。昨年と同じ CTJさんのバスツアー。

自己責任で辿り着く「勝手にツアー」です。それはいいのだけれど問題は天気。週間予報見て大丈夫と喜んでたら三日前に突如台風発生。九州に接近ってすぐ近くやん、と言う一抹の不安を載せてバスは出発。今回の総勢は十数名。

11時過ぎに尾道到着。同伴走行していたトラックから自転車を降ろし、ホテルに運んでおく荷物を積み込んで、一同勝手に出発。コンビニで飲み物買っている間に誰も居なくなっておりました。今回は今治まで直行ですが、因島の大山神社で自転車御守を更新?し、最後の大島はR317の途中から北の海側を走ろうと計画。そして燃料補給は「はっさく大福」「瀬戸田ドルチェのジェラート」「伯方の塩ソフト」3本立て。

因島大橋を渡る所から始まります
◆向島・因島

まず向島に渡ります。島を半周し、因島大橋を潜ってから更に行って素敵な庭のお宅の手前を左折しアプローチを登ります。籠状の橋を渡ってゆくと因島。アプローチ道を降りずに階段を自転車担いでせっせと降りて第1補給処・はっさく大福へ。ところが、ん? 前に自転車誰も停めてない。まー珍しいと覗くとデカデカと「本日は休業日」の貼紙が。でもその右上には「定休日 月火曜日」って書いてるやん。と思ったらその下に「8/22~9/30休業」の貼紙発見。夏休みなん?今はオフシーズンなん? 様々疑問が横切りますが、仕方なく坂を降ります。第一補給失敗。これから行く人、気をつけてね。

休業感めっちゃ漂う 八朔大福
島の外周から途中で左折、切通しを抜けてフラワーセンターの横を通って左折。ICの手前を右折して運動公園の丘を越えて再度外周に出ます。なんでこんなややこしいルートをブルーラインにしたかな。そのまま外周走ればいいやんと思うのだけど。一旦生口橋入口を通過してダウンタウンへ向かいます。若干迷いながら大山神社に到着。境内ガラーン、窓口も閉鎖中。御用の方は自分の携帯電話で社務所に電話せいと神のお告げが貼ってありました。神様は偉いのです。そこへたまたま?アラレちゃんのような巫女様がお通りになり古い御守を返却し、新しいのをお買い求め。今回はブルー基調の和柄。無事故無落車宜しくお願い致します。できればパンクも止めて頂くと助かりまする。

今回の御守は落ち着いた和柄です
◆生口島
ピンセット型の生口橋を渡ってジェラードのドルチェに向かいます。先行していたMさんと入れ違い。1年ぶりにお会いしました。このツアーが同窓会みたいな感じです。ジェラートは天候祈願も含め”はれひめ&デコポン”2種盛り。正確にどっちがどんな味か忘れましたが爽やさは夏に打ってつけ。途中でツアー本隊が追いついて来ました。確か尾道ラーメン食べに行ったグループです。私は一歩先に出て一番観光地っぽい瀬戸田の町を抜け大三島へ向かいます。今回はサイクリスト少な目でしたが学生がクロスバイクですっ飛ばしていたりして、あー最後までもつのかな、でも若いっていいなあ、彼女置いてくなよ、とか交錯するオッサンの心情なのでした。
大三島への多々羅大橋では自分で鳴き龍、打ってみました。主塔のてっぺんからカンカラカンカラと逆さ落とし。フラッターエコーと言うそうですが、本当に長い龍が降りてきそうでいいネーミングですねえ。

生口島は国産レモン発祥の地! レモン島なのです

鳴龍降臨 ♪  (多々羅大橋主塔を下から)
◆大三島
道の駅・多々羅しまなみで休憩。サイクリストの聖地だそうで、掛けにくそうなサイクルラックがたくさん。柑橘系ソフトを食べながらボケっと外を見ていたらフロートのついた小型プロペラ機が飛来。確か尾道から水上機で観光フライトってのが最近始まったと聞きました。いいなあ、乗りたい。日本初だそうですが、海に囲まれてんだから、もう少し水上機の活用があってもいいのにねえ。
一服後、海沿いのR317を走ってまあるい大三島橋へ向かいます。アプローチへの入口が地味で、国道も突然切れます。

おいおい 持ってくなよ! と言いそうなサイクルラック
◆伯方島
ここはショートコース。ここでもMさんと入れ違いにマリンオアシスに到着。予定では塩ソフトのつもりでしたが、柑橘を2発食べた後には流石に入らん。第三補給は中止。
でも夕暮れ時に最後の来島海峡に着くにはちょっと早く、暫く砂浜で時間つぶし。小さなラグーンには浜辺を走る子供たち。傾いた太陽に小波が輝き、風も緩むひとときでした。ふと道路に目をやるとツアー本隊の分隊?が3騎走ってゆきます。私も伯方・大島大橋のアプローチへ腰を上げました。

夏の思い出 とか考えちゃいそう
◆大島
橋を渡って右折、海沿いを走ってゆくと先程の3騎が停車中。見ると海の真ん中を川が流れています。と言うほどくっきりと潮流。所々に渦のタマゴも見られ、瀬戸の由縁を感じました。R317をそのまま走り爽快に下って吉海町に入ったところで右折。4月に走ったバラ公園の方を回って橋に向かいます。私を入れて4騎、2名の方が初めてだったので私がしんがり。造船所の横を通ったら、何かの合図でしょうか、サザエさんの挿入歌が流れていました。作業効率が上がるのかな。私も小学校の掃除の時間の曲がウルトラセブンで、モップに力を入れて見えない怪獣と戦ったこと、思い出しました。



◆来島海峡
17時前に長大な橋に到着。貨物船がゆっくり通り海面がキラキラ。見下ろすとポルコ・ロッソが隠れ家にしそうな入江が見えました。時速は15km/h未満。少し低くなった太陽から光の道が海面を渡って繋がっています。モーゼが指し示したかのような光の海路。ほんの一時だけ開かれた道は「はれひめ」の御神渡りだったのでしょうか。

真紅の飛行艇が着岸するのです、きっと。

太陽からひと続きの光の道
◆今治到着
来島海峡大橋を渡り切ると造船工業都市・今治。家路を急ぐ作業服の人達も見かけられました。海道からくるくる回ってR317に降り、4車線の国道をスモールランプを点滅させながら市街地へ。やがて商店街に入りホテルには17:30に到着。2度目のしまなみ海道は無事終了。走行は84.1kmでした。


道が判っていたってのもあると思いますが、昨年ほど坂が負担にならず、台風の影響もさして感じられず、初日はまずまずでした。帰路も昨年と同じ”とびしま海道”。シトロンの海がきっと待っている筈。はれひめさま、明日もお願い と神頼みの今治の夜なのでした。 結果はご想像通りなんですけどね。 次回に続きます。