2024年3月30日土曜日

長谷寺へマイル

 今月は月初に走って以来、スキーに行ってしまったと言うのあるけど、お彼岸やら会社行事があってと言うのもあるけれど、休日は雨ばかりでようやく2回目の走行。

初瀬ダムはミルクコーヒー色

目的地は何となく「長谷寺」。鎌倉でなく奈良の方ですよ。R169で南下するので、まずは奈良市街地方面にR308を東進していたら、メーターが何か変。南西風半追風だし、これ、確実に25キロは出てるよな~の感覚なのにサイコンは20未満でちょろちょろ。距離もなんか少ないし、サイコンがタイヤの周回をきちんと検知できていないのでは・・・とスポーク上の磁石の位置を変えたり試行錯誤。奈良市街地からならまちを抜けて県道を南下していてふと気付きました。マイル表示になってる・・・。

サイコン、昨晩、勝手にイニシャライズされているのに気が付いて、そろそろ電池交換の時期だしと電池交換の上でリセットしたのです。猫目のサイコンの初期設定には毎回苦労するのですが、何回かトライしてようやくODOを入力し、で、mphになってるの気付かんかったわ。途中で変更するのは煩わしいので今日はいいやとそのまま走行。往路は南西向風で厳しい。

三輪付近から中和幹線高架下をちょろちょろ走ってR165。数年前に大落車した国道。今日は交通量も多く、以前のような落車をすると即、車に撥ね飛ばされます。東進なので追風気味ながら慎重に走ります。途中で桜の花を見ました。ちらほらと咲き始めていて、気温が乱高下しようともやはり春は訪れるのですね。長谷寺前に11時前に到着。インバウンドも増えていますね。

ようやく、桜咲く

長谷寺と言えば源氏物語のヒロインたちもしばしば長谷寺詣をしていましたね。平安期の京都からここまで、100km近くはあるでしょう、数日の旅行、女官たちにとっても修学旅行のような楽しみだったのかも知れません。そう言えば間もなく?始まるJR東海の奈良キャンペーンに長谷寺も含まれているそうです。私もずっと見ている人気アニメ「薬屋の独り言」とのタイアップもあるようですが、キービジュアルの二人はどう見ても任氏さまと猫猫(まおまお)には見えませんでした。

長谷寺門前

門前を通過し初瀬ダムへ。結構な坂があります。久し振りにゼイゼイ登りました。途中下って来た女性ハイカーが「こんにちは」と挨拶してくれました。返しはしましたが正直それどころじゃなかった・・・。初瀬ダムは先日の猛雨の影響かカフェオレカラー。周回路沿いの桜はぼちぼち開花中でしたが人気はありませんでした。時折観光バスが長谷寺方面に下って行きます。名阪国道から来たのでしょうか。

初瀬ダムアーチ あの高さまで登るんかい・・・

登ってしまった

あそこから来たのね、ご苦労さま

それにしても・・・真茶色

休憩してダム湖を周回後、再び長谷寺前に。門前土産横丁?で至福の草餅タイム。例によって「ここまで自転車で来たん?」と驚かれ「帰りはどうすんの?」 いや、帰りも自転車でっせ、大将。草餅とお茶は美味しかったです。

(たぶん)大和三山が一望できたので撮ってしまった
背後の葛城山・金剛山は黄砂で霞んでいます

再びR165を戻ります。南西風なので向風ですが、緩いけど下り坂だから、と脚に言い聞かせ、そのまま大和川沿いの「水の辺の道」を走行。進路が北を向くと風が逸れて楽です。途中から佐保川沿いの京奈和CRに入って、文字通り右往左往しながら(相変わらずサインは不足気味)、郡山から奈良CRで帰宅。本日走行はスマホアプリCyclemeterの計測値で79km。

薬師寺 西塔と東塔 
新しい西塔は何気にコンテンポラリースタイル

奈良CRは一部工事通行止め 期末ですから

帰宅後、連夜のサイコンリセット作業。とても面倒でマイル、いや参りました。

2024年3月12日火曜日

10年振りに斑尾山春スキー

 先週末は三日かけてスキー。実に10年ぶりになるタングラムスキーサーカス斑尾。と言っても遠距離なので滑ったのは中日のみ。大雪警報が出ていたにも関わらず、雪時々晴の天気で、青空も結構望めました。ここのゲレンデは斑尾山の北西向き斜面にありまして、同じ斑尾山の北斜面は、古くからある斑尾高原スキー場です。それぞれの端っこのリフトが隣接しているので相互にゲレンデ乗り入れ可能となっています。因みに山の西側には、ゾウの化石で有名な野尻湖があります。

到着日は良い天気でした(斑尾山とスキー場)

朝7時に出て名神・北陸・上信越道をひた走り15時に現地着。北陸道は路面こそいまいちですが(浅い凹みがたくさん)、それと三月ですから?やたら工事で車線規制の中、交通量は次第に減少しトンネルが26コも続く朝日町~上越JCTでは、たまにトラック類が走っているだけでのんびりしたものでした。しかしながら海と山に挟まれた(所により海上)道路なので、能登半島地震を思うと、大地震と津波が来ればどうなるんだろうとちょっと不安。上信越道は平日(金曜日)と言う事もあり更にまばら。ほぼアイサイトでレヴォーグが独りで走っているようなものでした。妙高高原ICでガソリン入れて(単価が20円以上お高いです…)地道をトコトコ。路上は雪もなく晴天で楽ちんドライブでした。

滋賀県内は紫式部推し一色です

笹団子パン 上越市小竹製菓の名物パン 名立谷浜SAでGET

中日は朝から雪。低気圧接近でやむなく、しかし青空も結構出てまあまあのスキー日和。長女家族も埼玉からやって来て一緒に滑ってる筈でしたが行動パターンが違うのか、ゲレンデでは遂に発見出来ず仕舞い。前夜からの冠雪で(20cm位?)雪質は良く、リフト待ちもなくてバンバン滑れ、30本位滑ったような。主に中級者コース、たまに止む無く上級者コース。ケガしないように…が目標(ホテルで急遽車椅子の人も見ましたしね)。リフト乗車口には可愛いJKがバイト中。思わず何回も乗ってしまい、おっさんやね、気持ち悪い。思ったよりスキーヤーが多かったですが、南アジアインバウンドスノボ隊も練習中。初心者には何語か判らん言葉で外人先生が大声で教えていましたが、拍子取るのは何故か「イチ・ニー・サーン!」って、なんでやねん…。

雪のタングラムスキーサーカス

練習中の南アジアスノボ隊(パンタンライン)

こんな晴れ間もありました(第6リフトから)

タングラムプライマリコース(紫)と斑尾高原スカイラブコース(緑)分岐点

最後は斑尾高原スキー場に入りました。休憩しようとカフェらしきに滑り降りましたがトイレ以外は休館状態。昭和っぽい大衆食堂のみで諦め、少し滑ってから隣接ペアリフトで上がってタングラム側に滑り降り、バーで昼間っからビール飲んでスキーは終了。5時間以上滑りっぱなしでした。リア充自慢みたいで心苦しいですが、こんなこと年に1回ですから。膝も痛いし。

斑尾高原スキー場内看板

メイプルリーフ掲げたレストラン・バンフは休館中
 
斑尾高原クリスタルコース(バブルっぽい名称ですね)

30年前から子ども連れで来ているホテルタングラム。その同じ場所に、小さい子どもだった娘がママになって子どもたちを連れて来て、同じ光景が再現されているのが感慨深くうるうる。ビール飲んじゃいますよ…。

関東圏からは3時間程度で来れるので駐車場も関東甲信東北ナンバーばかりで近畿ナンバーはほぼ見かけず。葛飾やら板橋なんてナンバー、初めて見ましたよ。因みに両隣は水戸と品川。この時ばかりは飛鳥ナンバーのデザインプレートつけてたかったな…と思いました。

2日目の夜はまた雪が降り(警報でしたから…)帰宅日の朝から駐車場に行くと、案の定、車はカマクラ状態。屋根の上に数十センチの雪が載ってます。タイヤも半分埋もれている状態で、まずは運転席ドアが開けられるように、ドア前と上の雪を下し、排気管の前に空洞を作り、雪かき道具(北欧製タフスコップとスノーブラシ)を取り出しましてひたすら雪下ろし。下すと言ってもすでに膝下まで積もっているので側面に下したのでは隣の邪魔になるしドアも開きません。前方も発車出来ませんから自ずと斜め後ろに雪山を築くことに。フロントウィンドウが出て来るまで30分ひたすら作業。これもまた久し振りでした。周囲でも出発を控えた人たちが同様に作業。一日中氷点下なので溶けないんですよねぇ。娘婿殿も道具を借りて孫と一緒にせっせとやったようです。で、10時にようやく出発。周囲の道路は既に除雪車が出動していて走行可能。ま、四駆のスタッドレス新品ですから走れない訳もなくスムーズに下山出来ました。

三日目の朝はこんなになってた(第1駐車場)

レヴォーグの雪変遷

無事に出発出来ました ホテル玄関前

妙高高原ICではタイヤ規制のCHKを受け、再び上信越道。路面は除雪されているので走行に何の問題もなく、しかし前後に車影nothing。北陸道もトンネル間で一部路面真っ白がありましたが、それに富山県内で雪霰が吹き付けてきましたが、まあ普通に走れました。トンネル抜けて目の前にバーンと現れた青海黒姫山が白く輝きめっちゃきれいでした。

雪道を粛々と降りました(信濃町)

妙高高原IC内には信号があるのです

サービスエリア3か所に立ち寄りながら日暮れ前には奈良に到着。思わずGSで洗車してしまった。往復で1,014km強でした。

上信越道 北方向(上越市中郷付近)

有磯海SA 背後高架は北陸新幹線

しかし、黒姫山って二つあるんですね。今回は雲の中で全く見えなかった北信五岳の2000m級・黒姫山。こっちがメジャーです。黒姫とは蛇龍に懸想され身を犠牲にした当地の姫さまらしく美しく哀しい伝説です。

一方、1200m級の青海黒姫山は石灰岩で出来ていて鍾乳洞もあるようで、昔の関取、関脇・黒姫山はこちらから取ったシコ名です。こちらの黒姫は神話の奴奈川姫(ぬなかわひめ)、大国主命の奥方で存在感ハンパない。

どのみち山の神は姫さまです。嫉妬で山崩れが起き、口笛吹くと踊り出して落石が起こると某ゼネコンが仰っていました。

トンネルは静かに通りましょう。

2024年3月2日土曜日

各地から石川県応援

 先週は雨で出走出来ず、2月もまた目標(300km)未達。3月は予定が多く出走機会が少ないので、本日、強風で寒いながら出走。大河ドラマに縁がある街として行政も一所懸命な宇治へ。

喜撰橋から宇治川上流

前回に引き続き、木津川CRからR1バイパス経由で旧巨椋池跡を走って宇治川を遡る坂レスコース。単に私が坂嫌いなだけで選択。ところが北風が意外に強い。天気予報では風速3~4mとかだったけど、ぜぇーったいその倍くらいあったわ。CRではずっとインナーで20km/h以下走行。それでも抜かれたのは1台だけ。皆さん賢明なことに走ってないか私のようにトロトロ走っていたかのどちらかですね。

R1BPの市田交差点で右折、京都府警のヘリ基地の脇を旧巨椋池跡を、京滋バイパスに沿って北東方向へ走ります。風は追風気味になり急に楽に。京滋BPを潜って宇治川沿いを東へ。追風快走で宇治橋袂まで。紫式部像前は記念撮影で賑わっていました。公衆トイレに入り辛かったので、そのまま観光案内所へ行ってトイレ拝借(キレイです)。案内所内はパネルだらけでその7割は「響け♪ユーフォ」関連。4月からEテレで!放送開始になる3期のパネルもありました。が、何故か源氏物語風の装束。宇治市は何でも徹底的に利用しますねー。但し3期はヒロイン世代が3年生なんで、キャラクタは知らん子が多い。推しの夏紀先輩卒業してるし。

響け♪3期のパネル 源氏物語風

嵩上げされ座りにくくなった久美子ベンチと左上枠内は平等院鳳凰

源氏物語宇治十帖の碑

橘島に渡ってウッティー(鵜飼のウミウ)達に挨拶して朝霧橋を渡っていたら、西の方向が真っ白。うわー吹雪!渡り終わって浮舟&匂宮像の前でシューズカバーを直していたら早速雪がチラチラ降って来ました。時間的にも長居出来んなと「茶づな」に向かいます。「茶づな」がある「お茶と宇治のまち歴史公園」には京アニ事件を伝える碑を設置されるようですよ。ここからはいつも通りに京阪宇治線沿いの道路を北上、相変わらず雪がちらつく中、三月だからでしょうか、道路工事・通行止めが多いです。自転車は通して貰えますが、車は直前まで来て右往左往。一旦停止して対向車の右折を待っていたら、丁度横に居た交通誘導員のおっちゃんが(私も爺さんだけど)西方向を指して「もうすぐ、あれ、来るでぇ。寒いでぇ」と話し掛けて来ました。

金網越しですが、結構可愛い目をしているウミウ

ウミウのウッティーの家

茶づなにあった宇治橋パネル 京アニ作品?

私も「空、真っ白ですもんね。じっとしてると寒いでしょ」と答えると、おっちゃん「寒い寒い! せやけどこれ着てるからなあ」と制服を捲って下のヒーター付ベスト(に見えた)を見せてくれました。対向車が抜けたので「ほんじゃ気をつけて」と出発。しかし、風もあることだしあれでもまだ寒いやん。誠にご苦労さまです。

六地蔵から山科川・宇治川沿いを走って三栖閘門へ。女の子の二人連れが見学していたのは新鮮。伏見港公園からR1に回り込んでR1BPを走行。右膝裏筋肉が時々ぴくっと痛むのをあやしながら流れ橋の四季彩館で休憩。以降の木津川CRは追風気味で26~30km/hで走り、往路2時間かかったCR区間を42分で戻りました。本当に風任せですね。帰宅するまで雪はちらつき続けました。本日走行87km。

三栖閘門

伏見港公園だけに花壇も舟

実は先週末、金沢に出掛けていました。そもそも元から城崎丹後でカニ、の予定でしたが、今、消費するなら石川県でしょ、ということで。現地では「東茶屋街」を少し散策したたけでしたが、閑散としているとおもいきや大混雑。インバウンド客もたくさん。バス停には長蛇の列。能登半島はまだまだ目途立たずのようですが、県庁所在地は全然普通でした。因みにホテルの駐車場のお隣の車は「平泉」ナンバーで、各地から経済応援に来られているのですね。同様に各地からの災害派遣車両(警察・自衛隊・自治体等)もたくさん見掛けました。誠にご苦労さまです。

応援消費で店も賑わい(我家も夫婦箸買いました)

カフェ凛 の和菓子セット 金沢っぽい(鶯ですよ)

頑張りましょう(尼御前海岸にて)

しかしながら肝腎のカニについて「金沢のカニですね?」と聞いたら黒服のイケメン兄ちゃん、「いえ、あちこちです」。

カニも各地から応援に来ているようです。