2014年4月26日土曜日

奈良のカッパドキア

屯鶴峯(どんづるぼう)見物に、香芝から太子町、南河内CLを走ってきました。

屯鶴峯って何やねん ですが、山肌に白い凝灰岩が隆起して見えてる景勝地です。「奈良のカッパドキア」って、まあ原理的には似ているようですが、スケールが全然違うし、見てくれも随分違うし、でも読売テレビでそう言ってた。

ルートは、富雄川沿いを南下し王寺町から馬見丘陵に向かいます。で、中和幹線を西に走り途中からR165にサイドステップ。R165から県道703号線を穴虫峠に向かってダラダラ登ってゆくと山あいの途中にあります。道路の南側に申し訳程度の駐車場がありますので、そこに駐輪。

山に入る階段を登っていくと・・・ いきなり出たあ 白っぽいもっこり大岩。和束の大岩と違って語りかけたくはない感じ。ザラザラ粉が塗されている岩を登ってみると、ははーん、確かに山肌の緑の木々の間に白い妙な岩が出て、奇妙な風景です。カッパドキアみたいにドカーンと聳え立つものはないですが、そこここにもっこりしている。木々の中を掻い潜り、しばらく岩から岩へと歩いてみました。足を滑らすとそのまま奈落に落っこちるので結構危険。表面がザラザラで滑りやすいだけでなく、時々小岩が転がり落ちてきます。小学校の遠足で行く所って聞いた気がしますが、そんな危険なことする小学校ある? サバイバルキャンプなら解るけど。

案内板も見かけません。それに岩山の中だと方向感覚が失われます。幸い道路や並行する鉄道の音がするので、最終的にはそちらへ向かえば出られるのでしょうが、そもそも道がないので無音だと遭難する恐れもありますね。それに「奇勝」と書いてある割に、そして連休初日の行楽日和である割に人が居ない。私が行った時、一人の年配のおじさんがカメラ抱えて出てきましたが、それ以外無人。岩山を徘徊している間に2組ほどの家族が来た様で、時々「危ない!」とか声が聞こえてホッとしました。

どこまで行けば全容なのか皆目解らないので20分ほどで撤退。白い岩を登ったり降りたり迂回したりでようやく元の小道に出られました。私はサイクリングの格好のままだったのでヘルメットにグローブ着用でしたが、少なくとも手袋はした方がいいみたい。岩を掴んで上り下りしますが、ザラザラ粉になるので滑る事多いですし、岩で手を切る可能性もあります。また靴底は柔らかめがお勧め。お近くの方は、是非一度どうぞ。瞑想するには持って来いの場所かも知れません。

山を降りた私はそのまま西進し峠越え。少し走ればすぐ穴虫峠です(なんちゅう名前!)。奈良から走ると徐々に上がってゆくのでそれ程ではありませんが、峠から大阪へはひたすら下り坂。なので逆コースは嫌やわ。

坂を下ると竹ノ内街道。左折して「六枚橋」まで走って右折。太子町のしっとりした街中を走り抜けて石川沿いの南河内CLに入ります。久し振りなんで、コースも忘れていて先行車に距離を開けて付いていきました。多分10km位走ったら大和川。多分と言うのは、このあたり、サイコンが止まっていて計測できてなかったのです。柏原市役所前でスポークの磁石をいじって回復。そのままR25を走り、法隆寺で「柿ソフトクリーム」食べて帰宅。本日走行70.3km(サイコン止まってた区間は不明)。

帰ってから屯鶴峯の成り立ち調べようと思ってググッたら(最早これ死語?)なんと、心霊スポット!! ぎゃお。心霊スポットが遠足コースってどうよ? ま、実際はちゃんちゃらそんな感じなかったけどね。でもそれ以上に恐ろしい出来事が。
出ようとして木々の間を潜り抜けようとすると目の前にカーキ色のイモ虫がブラーンと下がってる!よく見るとそこここにも。パニックを抑えながら出て右手見たらグローブに1匹モニョモニョしてる! うおーっ悪霊退散!と吹き飛ばしました。なので峠の下りは50km。身体に付いているかも知れんイモ虫悪霊を払うため吹っ飛ばしました。

うん? イモ虫峠か?


白い岩が鶴に見えるそうです
てんやわんや な形の岩たち



2014年4月19日土曜日

新(日本)茶紀行

本日は午前中に散髪の予約を入れていて、出発は午後。よって大して遠出できないと、和束町の茶畑巡りをしました。 

先日、会社の先輩から「茶源郷めぐり 和束サイクリングマップ」なるものを頂きまして、いつもは府道から遠目に見ている茶畑の合間を走るルートが記載されています。どれも10km未満で午後のサイクリングで打ってつけ。

まず和束町まで行きます。中心地のそして唯一のコンビニでドリンク買って出発。「和束の町並み・パワースポットコース」を行きます。南方面の立派な道を漕ぎ出すと、すぐに立派な道終了。どこやらが通行止めの看板が出ています。マップと見比べますが良く判らず、まあいいや・判らん時は道なりにと直進。急に狭く坂になり、如何にも「集落」って感じの中へ入ります。右手に山々と茶畑。左は農村の家々。マップにある「実相寺」とやらを目指しますが、風景はますます広々とし、車を止めて写真を撮ってる行楽客も出現。ウチの親の田舎もこんなだなあと思いながら行くと道は右カーブで登ってゆきます。あれ?なんかマップと雰囲気違う。マップには目印の記載がなくさっぱり判りません。まあいい、続行 と走り出すと道路標識発見。曰く「直進 国道163号」。へ?全然ちゃうんちゃうん?

幸い左折する細い道があったので少し走ってみましたが、道は益々細く登ってゆきます。簡単に元に戻れそうにないので止む無く引き返す事にしました。先程の通行止め看板まで戻ると左に小さい道があります。これか? 恐る恐る入って農家の軒先をかすめ、地道は所々は押し歩き進むとようやくマップのコースらしき風景が出現。いつの間にか、ひと山向こうに行ってたのね。あやうく遭難するとこだった。(後で地図確認したら、童仙房に向かう著名なサイクリングルートでした。私にとっては完全に「あさって」方向でしたが・・・)

その後も実は何回か山に突入し、引き返しを繰り返して「パワースポットコース」も終点へ。結局何のパワーを頂戴したか判りませんが、元に戻ってもと思い、「和カフェ」の3差路を右折し「和束のメジャースポットコース」へ進入。メジャースポットって何? 多分極めてローカルな話なんやろと思いつつ道はまた茶畑の中へ。あちこちでおっちゃん達が作業中。茶摘娘は見当たりません。まだ八十八夜未満で、摘む段階に至ってないのかな。

メジャースポットコースからも絶景が望めました。下までずらっとお茶畑。これで何杯のお茶が飲めるのか見当つきません。また上がったり下がったり曲がったりを繰り返し、コースの終盤には民家がたくさん。結構ハイランドに建ってます。それに新しい家も多く、確かに眺望はいいけど、冬めっちゃ寒いわ と余計な心配しながら下ってゆきます。実は道なりに走っているだけで、どこだか正確に判っていなかったのですが、取り敢えず府道5号に合流。結果的にはメジャースポットコースのメジャーは不明なるもののメインラインは走れた感じ。そのままR163に抜け、更にJR加茂駅前経由、奈良市街地回りで帰宅。本日走行65.2km。
サイクリングマップは一考を要すると思います。ランドマークがないとさっぱり判りません。だってどこの風景もお茶だらけで似てるんですから。さすがは茶源郷でしたが、そう言やお茶は一杯も飲んでいませんでした。給茶ステーションでもあればねえ。

お茶畑は斜面です。茶摘は立ち仕事なんで結構重労働と思いますね。そのうち腰痛防止パワードスーツでも装着して作業するようになるんやろか。新日本紀行がまた横切ります。
 ♪ 京都府・和束町。100年を越える茶摘に、新しい流れが始まっています・・・ ♪

いや、茶摘み以上に雪かきなんかには有効な気がする。うん、モビルスーツでもええやん。 

雪かきザクザクとか・・・。


カーペットのようです
茶源郷?桃源郷?


2014年4月12日土曜日

ひさびさ宇治川ライン

琵琶湖の南端、瀬田の唐橋まで往復しました。お出かけ日和で、たくさんの自転車に会いました。

元々は漠然と南郷まで行って「ブティブラン」のパン食べて・・・と言う程度の計画でした。木津川自転車道に乗り出して、途中で山城大橋を渡りデンジャラスラインR307を走ります。元々大型貨物車の多い道ですが、最近ダンプがもっと多い。公共工事が増えたせいか、近くで新名神の工事やっているせいか判らないけど、めっちゃダンプ来ます。一層デンジャラスですが景気回復の証として良しとしよう。

森の中をゼイゼイと坂を上り、下ります。宇治川ラインは久し振り。まだまだ山桜がきれいです。工事期間中に所々舗装が治され、土砂止めでしょうか金網に石を詰め込んで階段状に並べてあります。一部に交互交通も残っていました。直角カーブの手前の黄色いセブラゾーンは一層派手な黄色に塗られ、表面に凸凹までついて自転車の大敵と化していました。最早タイガーゾーンとでも言うべき?

そのまま川沿いを南郷まで走行。森からは時々鶯の澄んだ声が聞こえます。他にも様々な囀りが聞こえ、水ぬるみ、生命湧き出る春を感じながら南郷到着。プティブランでパン買って(相変わらず100均です)、どこで食べようかと瀬田川沿いの遊歩道に入りました。遊歩道ですが低速なら自転車もOKです。散歩する人、釣をする人、ジョッギングする人、みんな桜の下の柔らかい陽の光で綻んでいるように見えました。水辺は人を落ち着かせます。しかし遊歩道にはベンチがない。あれよあれよと言う間に瀬田の唐橋に到着。仕方ない、唐橋渡って対岸で探そうと唐橋上陸。

唐橋は日本三名橋&三古橋の一つだそうです。最初に出来たのが景行天皇時代といいますからそりゃ古いわ。だって西暦100年前後なんでしょ?(確証はないそうですが)。橋は現在は車も渋滞する普通のものですが、やや太鼓橋っぽい。そして欄干がクラシカル。物議を醸した欄干の色ですが、写真の通り現在黄土色。ナチュラルカラーなんでしょうが、朱色の方が似合ってる気がするけどなあ。橋の長さはそれ程でもないので渡るのはあっという間です。万年渋滞の交差点から南下しますが相変わらず座る場所がない。結局南郷まで戻ってしまい、「アクア琵琶」の屋外ベンチで昼食。ウッドデッキで、船も見えてなかなかいい感じ。老後は(もうすぐやん)瀬田に住んでみたい気もしました。やっぱ水辺は落ち着きます。

帰路は宵待橋で迷いました。いつもは右折で宇治市内に出るのですが、瀬田でのんびりしたんで時間が押している。で、決断。時間短縮のため宇治田原から下ってきた道を上ってみよう。私、上り坂が嫌いなので、これまで避けてきたのですが、どの程度かいつかは測らねばと思っておったのです。よって左折し田原川のホワイトウォーターを眼下に眺めながら走ります。ゆるゆる登ってゆくと間もなく信号の交差点に。結果、思ったほどではありませんでした。やや拍子抜け。

再びR307を疾走し(半分下りなので速いこと)、府道70号線に左折、南山城の古い街並みを抜けて帰ってきました。本日走行100.6km。今回試したかったヘッドパーツの調整はOK。そして懸案だったサングラスは結局ネットでBBBのBSG43を購入。待望のイエローレンズ付です。今日はスモーク&グリーンのミラーレンズ。こちらも摺り上がったりせずOKでした。やれやれ。

帰宅後、買物ついでにR2に給油しようとGSへ。出てきたのはアラレちゃん似の(判るかな?Drスランプ)お嬢さん。給油しながら「この車、可愛いですねえ!給油口もこっち向いてて可愛い!」。どっち向いてんだ?R2の給油口。そもそもどっち向いたら可愛いんだ?。
そしてレシートを渡しながら車内を見て、「お客さん、プーさん好きなんですかあ?かわいーい!」 言っときますが、R2は長女の車なんでプーさんがたくさん乗ったままなんですね。それで弁解。
「いや、娘の車なんで・・・。だいたい俺が好きだと変なオッサンでしょ?」
「そんな事ないですよお、かわいいお客さんですよー」
何だかいいオモチャ。ま、いいか。反論して地球割りでも喰らったらエライ事や。

1日の終わりは、うほほーい 妙な事になりました。バイチャバイチャ。

浮世絵になりそうな絵柄。瀬田の唐橋
クルーズ船が「面舵一杯!」してます


2014年4月5日土曜日

フィギュア観ました

フィギュアスケートを観に行って来ました。

本物です。世界フィギュア大阪エキシビションです。次女が苦労して2席確保して、フィギュアオタクのカミさんと行くつもりだったのが、仕事が入って行けなくなり代打オヤジの登板でした。場所は門真市の「なみはやドーム」。

初めてライブで見ましたが、なかなかのものでした。私は技術面など解らないので大雑把な感想。
前半は日本選手中心でトリが鈴木あっこちゃん。中高生選手はまだまだ可愛く、村上佳菜子選手はメリハリがある動きでリズミカルにのびのび滑り、彼女は本来こう言う雰囲気の方が合ってるなーと思いました。そして鈴木あっこちゃんはやっぱり優雅。しなやかでかつ落ち着きがあってバラードがぴったりの大人のスケートでした。

前半にたくさん出ちゃったので後半、時間余るかなと思っていたら、後半は重鎮の連続。前半あっこちゃんだけがアンコール?でしたが、後半はみんなアンコール付き。なので実は時間は上手に配分されていたのでした。

☆ハビエル・フェルナンデス選手:エキシビションならではのスーパーマン演技。コミカルなパフォーマンスは如何にもって感じで大受け。勿論回転技もありました。やっぱ関西ではラテン系の方が受ける?
☆パトリック・チャン選手:どっしりとして安定感のある滑りは流石。彼が滑ると会場にはメイプルリーフ(カナダ国旗)が揺れます。何故か私も嬉しい。
☆アデリナ・ソトニコワ選手:ソチの金メダリスト。軽やかでしなやかなで上手ですよねー(当たり前か)。でもまだ高校生なんですよねー。学校ではキャイキャイやっているのでしょうか。
☆羽生結弦選手:やはり大トリでした。アナウンス段階から会場大騒ぎ。堂々たる滑りで王者の風格。オリンピックで随分自信つけたのではないでしょうか。内面から出る落ち着きが感じられました。
他にアイスダンスのカナダペア(ソチ銀メダリスト)もきれいでしたよ。初めて「ペア」と「アイスダンス」の違いが解ったような。

しかし私の中では本日のNo1はイタリアのカロリーナ・コストナー選手。演技開始のポーズから違いました。シルバーのコスチュームから長くてきれいな手足が伸び、揺れて、跳んで、舞って、まるで銀色ポルシェの美しさ。本当に美しい。参った。

フィナーレでは出場選手がみんな手を繋いで滑り、会場は拍手で包まれていましたが、日本の観客はいいですね。海外の選手でも分け隔てなく応援します。上手だったら惜しみない拍手。失敗したら「あ゛ー」の心配。スポーツや芸事は本来こうでなくてはいけません。その意味で競技から離れたエキシビションが一番、選手・観客共に一体となって楽しめるのかもね。

さて、先週、暴風の日に「ゆきかぜ」のヘッドパーツ調整を行いました。最近停車する度にハンドルがガタンとなるので良く見たら、ヘッドチューブとヘッドパーツ間に隙間が出来ていてガタガタなっていました。調整と言っても、ステムのネジを緩めて、トップキャップのネジを緩めて、そのままトップキャップを締め、ステムネジを締めるだけなのですが、ついでに?ステム・コラムスペーサ等も外して油汚れを拭いて、グリスを塗り直しも実施。で、明日試運転と思っていたら天気予報は「大荒れ」「冬並み」。曰く、春の天気は移ろい易く荒れ易い。

山のカミ降臨?


京都御所の桜
ヘッドパーツ調整before(上)after(下) 判らんよねー