2016年6月26日日曜日

手作り探訪・休日編

今日は大和国南西部の御所市に古くからある手作りの店を訪ねました。「休日編」と言うのは私の休日である日曜日に訪ねたからですが、何と!先方も休日でした。あら。

先々週も御所経由で吉野に走りましたが、今回は違うルート。ならクルC17番、中将姫ルートです。このルート、一度走ったものの、細い道をアミダ籤のように曲がるのでややこし。
富雄川を大和川合流地点まで下ってそのまま南進、広陵町・香芝市を抜けてR165BPへ。本来R168を行く筈が間違えてしまった。そのままでも行けない事ないですが、交通量の多い道なので、竹内交差点からR166に入り、C17へ無事進入。記憶を辿りながら細い道を走りますが、もしかして前回より標識増えてる?お蔭様で間違う事なく終点の交差点まで来れました。

ここからは地図の記憶を頼りにひたすら南進。ドン突きを右折して坂を登ると名柄地区。目指す梅本豆腐店はこの一角にあります。TVでも紹介されていましたが、兎に角試食の多い店だそうで、手作り豆腐は勿論、手作りドーナツも絶品とか。ドーナツ楽しみ・・・と思いながら集落内の細い路地を入って、行き過ぎて戻って来ると狭い空き地の駐車場にサイクルラック発見。「すげー!」と喜んで自転車掛けてると、目の前の店に、しっかり「日月定休日」の看板が立ってました。あーやってもた。

梅本とうふ店  本日休業

開けて下さいって訳にも行かないので再び「たんちょう」に跨ると向かいの壁に「ぶらぶらながらマップ」ってのが貼ってあっていろんな建物が可愛くイラストされています。ツーっと走ってみると道の真ん中の地下に疎水が流れているようで心地よい水の音。土塀や古い木の壁の家もあって、一角は昭和初期の映画セットに使えそう。くるっと廻ってみると貯金箱のようなピンクの洋館「郵便名柄館」。カフェになっているようで、その背後の小さな庭園には巨大な切手のオブジェ?と郵便配達夫の像、そしてこの地域の出身と言う作家・堺屋太一氏の文までありました。どう頑張ってじっくり見ても3時間が限界のコンパクトなレトロ集落ですが、みんなで一所懸命保存してるって感ありありでした。
昭和初期の一角です
郵便名柄館 なんとキュートな
その庭園には切手がズラリ

細い道を下って行くと東には明日香の背後の山々までずっと緑が広がっています。これから段々濃くなって行く緑に合わせるように、蝉が鳴き始め、麦わら帽子が走り、虫取り網が振り回され、そして赤トンボが飛び始めて緑は黄金になってゆくのでしょうね。そんな風景がまことにしっくりくる原風景です。
小学校だってこんなにレトロモダン

そんな集落の終端に本日2軒目の手作り・片上醤油の蔵がありました。こちらも日曜日でシーンとしており大豆達の様子も伺えませんでしたが、この中でじっくり醸しだされているんですね。実は私、ここの当主とは昔からの友人なんですが、最近トンとご無沙汰です。なので会ってしまうとそのまま通過する訳にはゆかないので丁度良かったか。因みに、めっちゃ面白い当主ですよ。爺様と喧嘩しながら醤油作ってたって、朝ドラを地で行っている感じ。ヒロイン? いやちょっとそれは…。
実は片上醤油が梅本豆腐店からこんなに近いとは知らず、「ぶらぶらながらマップ」で見つけて突如行ってみたってのが実態。
片上醤油もお休みモード。大豆は働いてまっせ。

帰路はR24を跨いで京奈和自動車道下の道を走り橿原神宮へ。JOGGINGステーションで休憩して、再び西方へ戻って葛城自転車道経由で帰宅。本日走行86.4km。所々でニイニイゼミが鳴き始めた初夏以上真夏未満の一日でした。

かの豆腐屋さん、今日は私以外にも、わざわざやって来た遠来客数名。ウロウロオロオロあらあらでしたが皆さん至って柔和。いやあ、休みやったんやね・・ははは、ボクも知りませんでしたわあ みたいに角が立ちません。

豆腐屋だけに。


【お知らせ】
ShortStory スペース・ラヴ 後編11話 ペトラの謎 追加しました。

2016年6月19日日曜日

飛行機雲



先週末、奈良県の山の中にある名刹にて見つけた看板。
インバウンド諸君、君たちは試されている!

土曜は家事都合で走れず、今日は朝から雨で出走できず。1日家に居るなんて久し振り。

昨日、空にぶっとい飛行機雲発見。方向が我が家上空の航路と異なり北東から南西に、しかも高度も低そう。他に飛行機雲は見当たらずなんじゃらほい。たまにやって来る空自機のデモンストレーションか某国ミサイルの迷走発射か?と不思議に思っておりましたらネット上には「地震雲発見!」の呟き多数。だってね夜まで消えない飛行機雲ってある?現に夜には熊本で震度4でしたし、深夜には関東中心に火球目撃も相次ぎました。

もしやノストラダムスの仰る大魔王が十数年遅れで梅雨空の上に控えてらっしゃる?宇宙の彼方では誰が何を目論んでいるか判ったもんじゃない。ShortStory”スペース・ラヴ”でも然りです。(番宣か?)

昨日はほんのひとときでしたが彩雲も見ましたよ。雲の一部が虹色に輝いて儚げでした。すぐに薄くなってまた見えて、と変幻していました。気象学的にはアークなのかも知れませんが、吉兆と思った方がいいですよね。

虹の彼方には青い鳥が飛ぶ とOver The Rainbowにも歌われています。
大魔王ではなく魔法使いです、オズの。

【お知らせ】

下の方のリンク Short Story”スペース・ラヴ後編”に 後編第9話「琥珀の人生」並びに第10話「鉱物星接近」を追加しました。
本来、シューイチで追加しますが勘違いで2つ入れてしもた。

2016年6月11日土曜日

ケンミン熱愛 柿の葉寿司

御所市経由で下市・吉野へ。特に目的があった訳ではなく、最近南方向に行ってないなと思っただけ。

葛城CRとその延長で御所市に出てから県道とR309で下市に入ります(ならクルT7)。川の南側を東進。この狭い道も「ならクルT12」に指定されている様です。丁度田植の時期なので山際の棚田が水盤のように美しい。それにあちこちにいろんな花が咲き誇って赤や黄色が生活道路を彩ります。ずっと行くと吉野神宮ですが、ここには若干ムシ的なトラウマがあるので近寄らず、六田(むだ)なる所で橋を渡りました。変わった地名です。六枚の田圃が棚になっていたのでしょうか。その棚を渡るように町の正午のメロディが流れてゆきました。

狭い山麓に細身の棚田が美しい

ムダにはワタシがあったそうな。
川を渡るとR169。かつての伊勢街道と重なるルートであり、伊勢から和歌山方面に抜けられるので交通量が多くのんびりも走れません。せっせと走ってR169を北上。CR起点から殆どノンストップで来ていたので、道の駅・大淀で休憩。道の駅って野菜売り場感があって期待薄でしたが、小さな柿の葉寿司のパック発見。先日の三戸なつめちゃんが出ていたケンミンショーで、奈良熱愛グルメとして「柿の葉寿司」が出てたなあと食べることに。

柿の葉寿司 さば・さけ3個入り   安いしかわいい
正直申しますと、柿の葉寿司、食べますよ。でもそうしょっちゅうじゃない。奈良と言っても様々でしょうけど私自身は嫌いではないものの特に好きでもないって感じ。但し、鯖<鮭 というのは正解です。大抵、鮭の比率が小さいので「ラッキー」となるのです。なので私も久し振り。(あのケンミンショー観て、久し振りに食べてみたケンミン、多いと思う…)走行中はあまり大食いしないので3個パックは丁度良い。上品な表書きも大変宜しい。「にしや」さんってのは初耳だったけど。

艶やかな鯖と鮭がくるんでありました
食べてみると、確かにお茶なしで食べられる。暑い時期でなければサイクリングの携行にも丁度よいではないか。今も昔も街道のお伴。改めて見直した次第です。有難うケンミンショー。

R169に戻って新芦原トンネルへ。左端の歩道はそこそこの幅があるのでOKなのですが、路面には砂が積もってビーチ状態。それに時々拳程度の石やコンクリート片?が落ちてる、更に路面は下っているので勝手にスピードが上がる。走行には十分な注意が必要です。砂で滑るので急ブレーキ御法度。大型トラックやダンプがひっきりなしに来るので車道に転んだら確実にアウトです。

トンネル出てからはダウンヒル。高取・明日香村を過ぎて橿原神宮で大和中央CRに入って無事帰宅。気温と湿度が高いせいか、ややバテ気味でした。本日走行96km。

今思うに、あのトンネル内の大量の砂たち、どこから来たんだろ。トンネルそのものは比較的新しい。ダンプの積み荷がたまたま零れたとも思いにくいし、歩道が液状化してる訳でもない。
えー?ここって××スポット? (検索したらいっぱい出てきた! (゚〇゚;) )

下手人は 砂かけばばあ …


【お知らせ】
下の方のリンクShort Story”スペース・ラヴ後編”に 第8話「琥珀 見つかる」を追加しました。
だんだんエラい事になってきます。

2016年6月5日日曜日

ビワイチ完了

ビワイチしました。昨日琵琶北湖をキタイチし、南湖は既に回っているので一応ビワイチ完結。

フィニッシュ間近の琵琶湖大橋
距離があるのでざっと10時間はかかると見込み、更に足が攣りまくった場合の薬や大量の補給食、雨天装備等結構重装備で4:30に車載で出発しました。琵琶湖大橋付近の湖東に駐車し、実際にスタートしたのは午前6時。

簡単にダイヤを記すと、6:00出発,7:30彦根,8:10長浜,9:00水鳥ステーション,11:00マキノ,13:30北小松,14:10米プラザ,14:40琵琶湖大橋渡橋,14:50駐車場 って具合です。サイコンの走行時間は7時間01分,距離は156.4kmでした。かかった時間8時間50分と実走行時間の差が休憩その他です。1時間50分も何しとったんやと。

6:00に出発したもののまずトイレを探します(朝一だもんね)。このトイレに15分。そこからは順調に近江八幡・東近江と走ります。朝の湖周道路は大型車が多く、基本、歩道を走りますが、脇道の都度段差が気になってブレーキング。効率悪いので時々車道走るも気を遣ってまた歩道に戻る繰り返し。この所のTOJの影響で、ぐわーっと飛ばして、がばーっと旋回してみたいものの、先が読めないのでスピードは抑え、8時過ぎに長浜着。豊公園は朝の清掃中、長浜城もまだ開門前でした。

彦根の近くのビワコ

長浜城(博物館)

続いて水鳥ステーションを目指して湖周道路を走りますが途中でロスト。ちょこっと浜辺の道に入り、戻るだろうと思ってたらビオトープの森の中へ。草掻き分けて押し歩くと目の前は水鳥の楽園。後ろから来られた2名をもミスリードしてしまい申し訳ない事しました。トボトボ戻って、半島や島が重なる湖北の美を横目に水鳥ステーションに着いたらまだ9時。予定では11時着だったので早いお昼を食べるつもりでしたが早過ぎる。朝ご飯やん。でもまあ、この先に目途がないので茶そば定食を食べましたけどね。食券販売機のメニュー表示トラブルと、かやくご飯の炊き上がり(まだ仕込み中だったもんで)を待っていたので40分滞在。食堂のおば様をも急かしてごめんなさい。

殆ど「準備中」に近かった水鳥ステーション
少し走ってトンネルの手前で、地面にサイクリングロード右方向の矢印発見。矢印の先に集落に入る道があったので、抜け道かと入ってみました。でも方角が逆。慌てて戻りましたが、どうやらあの矢印はトンネンル内は右側の歩道を走りなさいの意味だったようです。予習していかないと判りませんわ。単調な道をR8まで走り、今度は本当の抜け道を通って山越え。唯一のちゃんとした山坂道です。漏水滴る真っ暗なトンネルを抜けると絶景が待っていました。

影が重なる湖北の静謐
半島の静かな漁村を見ながらR8に出て、また長閑な道に入ります。ここら辺はちょっとややこしいので予習をおススメ。R303のきれいなトンネルを抜けると快適に下り込み、JRを潜ってすぐ左折しマキノに至る半島周回です。ここはカヤックで何回も漕いだ水域で、見覚えのある上陸地点が点在、マキノの家々が見えてくると海津です。

海津ではカヤック・フェザークラフトの近畿総本山?グランストリームを覗いてみました。Mr.オーシャンが古民家を自分で改装されたショップ兼住宅で、前にはメンテ中なのか赤いカフナが置いてありました。人けがなく、雨雲も心配だったので記念写真だけ撮って高木浜方向へ。古い街並みです。我がカヤック”はつゆき”の進水式でバウにかけた地酒「竹生嶋」の蔵元はじめ、古い街並みが残っています。本来はもうちょっとのんびり走りたいスポットですね。

グランストリーム カフナがドック入り中

久し振りの高木浜 ♪ラ・メールが聴こえてきそう

昔の港の跡地だそうです。因みにここもCRです
ここからは湖沿いを南下するだけ。幾つものビーチやキャンプ場、浜通りを経て高島市街に至りますが、寄ろうと思ってた「風車村」は閉鎖され、単調な道でした。高島市街地でドリンクを買おうとコンビニ探すも見つけられず、R161に入ります。北小松でセブンを見つけ、「塩夏みかん」の誘惑を退けポカリ購入。以後は基本、JR線に並行し赤い歩道を走ります。とは言え行ったり来たりもあり単純ではありません。道案内の判り易さやCRマークの統一感では「しまなみ」の圧勝かな。尤も私はここまで来ればもう大丈夫と、浜の方を走ったりして琵琶湖大橋の袂の米プラザに予想より2時間早着。佐藤錦ソフトで乾杯しました。琵琶湖大橋を越えて駐車場には14:50到着。

高島市内の蔵元?杉玉が下がっていました

定番!湖中の鳥居 一帯が水没してこうなったそうな

湖西では「赤い道」になります
キタイチは一言で言えば、予想外にあっさり走れてしまった。足も攣らないし平均速度もいつもの1割増し。坂がないからですかねえ。陽の長い時期を選び、超早朝から走りましたが、時間配分も判った事だし、次走るならもう少し濃淡のある行路を考えたいものです。因みに、全区間を走るのではなく、一部を漁船でバイパス(ワープ?)するなど、現在試行中だそうで、琵琶湖ならではの面白い試みですね。

それと本日やってみました。お尻痛対策の座骨にサロンパス。前回は微妙に位置を間違え役立たずでしたが今日はバッチリ。結論言うと30分はもちます。スースーするので誤魔化される。その後は慣れのせいかそれ程でもありません。即効性は幾分期待できると言うことで。
しかーし、サロンパスのCMにハリセンボン出てきたのは少々びっくら。これまでは「貼る サロンパス」とか言ってたのに、出てきたのは・・・

はるな! 


【お知らせ】
ショートストーリィ:スペース・ラヴ 後編第7話[ネレイス星に戻る]を下記リンク先(後編)に追加しました。