2017年2月26日日曜日

真正タヌキ寝入り

半年振りに信楽へツ-リング。昨晩、急に信楽に行こうと思ってしまったのです。狸に呼ばれたのか?

それ程寒くはなくR163から府道をテレテレ上がってゆきます。和束ローソンでCerveloにご乗車の人に声掛けられました。自転車乗りって大抵色が黒くてサングラスしてヘルメット被っているので年齢はよく判らんのですが、てっきり50前位と思ってたら私より上でびっくりしました。マシンは見た目もすっきりで、観光自転車「たんちょう」とはオーラが違います。重量も2kgは違うみたい。これで山岳路を走り回っているそうで「凄っ」の一言です。山があれば迂回するのを定石とする私にはとてもマネできません。ただ、収穫はCerveloがカナダブランドだと知ったこと。名前は聞いた事ありましたが実態はさっぱり解っていませんでした。メイプルリーフの資格ありって思ったけど、価格聞いたら「資格だけあり」に変わりました…。ローソン出発後、少し先の精肉店で猪毛皮の洗濯物?に見とれてたら矢のような速さで抜いてゆかれました。座布団1枚!って言いたい位。

府県境を越えて、信楽のダウンタウンに向かいます。まず信楽駅の大狸はこれは何だろ、雪だるま?盲腸付近の!公衆電話がアクセントなのか痛々しいのか微妙なところ。日射し燦燦の如月・日曜日の正午。幾組かの老若カップルが散策し、学生が、資料らしきを見ながら改札を通ってゆきました。それ以上のことは何も起こりません。静かな時間がいつも通りに流れて行く小さな町の小さな駅前なのでした。


駅前を脱出し、陶芸村に行ってみました。紫香楽一乃宮から道なりに進むと大看板があったのです。しかし駐車場はあるものの周囲の建物は場違い。奥へ進むと路地が坂になっており、その先が陶芸村でした。が、そのような雰囲気はなく、やたら焼き物が並んでいて、作業場のような建物が坂沿いにあって、電灯はついているものの人の気配なし。自転車を置く場所もなく、やむを得ず坂の途中に倒してそーっと坂を上ると土蔵に洞穴が並んでいます。チュニジアのゴルファと似てなくもない感じ。説明板を読むと「登り窯」というそうで、斜面に沿って開いた洞窟は一つ一つが窯で、一番下がメインバーナー、各洞窟は中の穴で繋がっているので、順に火炎が送られて焼き上げるようです。煙は上に行くので煙突は一番最後。
うろうろ覗き見していたので結構怪しい動きなのに依然として人の気配なく、ネコさえも出てこないので諦めて下山。
坂に設けられた登り窯

窯の中もタヌキだらけ

各洞窟ではタヌキがご案内 テーマパークか?
タヌキだけではありません。ライオンだって縁起物?
そのまま道なりに陶芸の森まで行きました。以前車で来たことある場所で、展示館やカフェを擁する広大な公園です。斜面にあるので上からの眺めも良く、家族連れで訪れるには良い所です。なので一人で来ても手持無沙汰でさっさと撤退。来た道を引き返し、途中のフレンドマートのイートインで休憩、再び府道を戻りました。風向きが西に変わっており、結局往復アゲインストはいつもと同じ。一気に加茂まで走って、奈良市街地へ入って奈良自転車道を経由して帰宅。本日走行は100.1km。
タヌキだけではありません。誰よ?これ。(陶芸の森)
働くタヌキもいまっせ。土鍋の蓋を被ってる理由は不明
陶芸村の坂の横手では「狸パーティ」みたいに狸たちが楽しそうに植え込みから顔を出していました。動きそうで動かない。まるで「だるまさんが転んだ」で振り向いた瞬間です。うーむ、こいつらが昨晩私を呼んだくせに、いざ来てみたら知らんぷりしてる。目や口まで開けているくせに…これがホントの

タヌキ寝入り?

オラ知らん…

2017年2月18日土曜日

消えた雨雲

先月予定が狂った竹内峠越えを敢行。普通に走れば迷う筈のないルートです。

香芝市からR165BPを一直線。いつもは道の駅でトイレ休憩するのに一直線で當麻寺交差点まで行ってしまったのでハタと困った。が、交差点から少し覗くと観光案内所がありました。サイクルラックまであって喜んでトイレ拝借。入口に奇妙な大きな像があって、進撃の巨人の聖地かいなと思ったら関取の像でした。で、棟続きに相撲館なる立派な建物があります。よく見ると表にも「相撲発祥の地」って幟がはためいています。そうなん?相撲って江戸時代に江戸で始まったと思ってました。懸賞金の始まりが江戸だったと読んだ記憶があるからですが、どっこいそんな最近の出来事ではなかったのです。

葛城市の相撲館。「発祥の地」がはためいています
日本書紀に野見宿禰と当麻蹴速なる二人の力自慢が死闘を演じたとあって、これが相撲の起源だそうで、結局当麻蹴速は殺されるのですが、この人がここいらの出身(当麻に住んでた蹴速さんなんでしょうね)。よって当麻の地=葛城市は相撲発祥の地であると、何だか短絡的な気がしないでもないですが、立派な建物まで作っちゃってますから最早後には引けません。勝った方の野見さんの出身地(出雲?)はそれで宜しいのでしょうか。

個人的に相撲にはあまり興味がないので、そこそこにして竹内峠に向かいます。本日は旧街道ではなく国道166を走ります。昨日寒冷前線通過で旧街道路面は、水とか枝とか葉っぱでぐちゃぐちゃな気がしてね。R166はダンプカーとか多くて路肩もそれほどワイドではないのでブレないようにまったり進みます。よく考えたら奈良側から国道走るのって初めてかも知れん。峠で記念撮影し大阪側へ駆け降ります。道の駅で休憩し、南河内CLに向けて太子町を横断。和を以って貴しと為す町です。マンホールにまで書いてありますよ。地域の皆さんきっと仲良し。
竹内峠・国道府県境
竹内街道にて。梅なのか冬桜なのか何でしょう?
南河内CLはロードもチラホラ程度でしたが、所々に大水溜りがあるので気を遣います。野球小僧はいつもより少な目。柏原市に近づくにつれ、ここからどうしようと思案。折角だし、ちょこっと八尾空港という事で針路270°。空は曇天で寒々しいものの到着直後に低翼固定脚の単発機がタキシング開始。おお幸先良いわと見てるとホールドポジションで停止。すると遠くからヘリの音が聞こえ始め先に自衛隊のヘリが着陸。間髪入れずに低翼の単発機がタキシング開始。チェロキーかな。先の単発機が離陸し、続いて後の単発機も離陸。この間20分程。効率よいわ。
本日のフライト。パイパーチェロキー GearUp!
さて、どうするべとスマホで雨雲レーダー見てみたら、なんと大阪・京都・奈良の境付近からヨコに赤や黄色の豪雨目印が並んでいるではありませんか。まるで昨日の寒冷前線のようだ。これはヤバイと速攻引き上げ。最短ルートでR170に出て自転車道に戻ります。途中柏原市民会館でトイレを借りて、ウィンドブレーカーを羽織りフードもヘルメット内に被って完全防水装備。来いや寒冷前線!
走り出すと暑いわこれ。でも仕方ない。雨はまだポツンポツンだけど今に風雨が強まる筈。結構飛ばしてR25に入り、王寺町までは雨ポツンポツンで切り抜け、法隆寺西の東屋付き公園で休憩&レーダー確認。予定ではこれから北上するとどこかで前線と会合する筈…。最新レーダーは、あれ?雨雲nothing。

30分前画像を見ても雨雲なんてちょこっとしかありゃせん。これまた奇怪な。いやしかしこれはホラーではない。私も伊達に30年SEの仕事やってませんでしたよ。きっと八尾空港で見たのは単なる昨日のキャッシュや。(素人でも判るわ…(汗;))

アホらしくなってそのままウィンドウブレーカーは仕舞い込み、Japanese,Inbound乱れてそぞろ歩きの法隆寺近辺を脱出、ようやく目覚めたお陽様と軽い青空の下、帰路についたのでありました。あー暑かった。スマホはしっかり見ろやの話です。本日走行83.1km。

一般に寒冷前線が来ると寒くなりますが、このように加齢前線が来ると諸事情で暑くなります。

2017年2月12日日曜日

飛行みくじは大吉

大雪大変ですね。この辺は先週うっすらと雪化粧した程度で、土曜日も時折雪が吹き付けるものの積もるには至らず、今朝はお陽様ドッピーカンでした。確かに気温は低いし風もきついけど、2月に入って1回も走っていませんからね → 出走。

時間が遅かったので、深く考えずに行ける枚方周回。ついでに飛行神社に今さらの初詣。少し懸念していたR168の生駒から交野に抜ける山道もきれいなもので、林の中によく見ると雪?程度。普通に走れました。枚方市駅を押し歩いて横断し、いつものように反対側から乗り出すと、正面の関西医科大学では生協が?合格祈願を受け付けていました。合格の受付ではありません。あくまでもこの学校専用祈願ですよ。すごい商売やな。

坂を上がって淀川管理道路に入りますが、この入口には門型ゲートみたいなのがあります。入ろうと思ったら向こうから犬の散歩が来たので、手前で待機。すると器用にゲート内をすり抜ける柴犬がゲートにオシッコ。お、ここは彼のテリトリーなんだ。思わず、お邪魔しますと言って入りました。通行の皆さん気を付けて下さいね。ここは我々のものではないのです。で、八幡で飛行神社へ何よ今更の初詣。

大きな看板です。飛行神社にもサイクルラック設置
入ると、あれ、自転車ラックがある。あ、これも松井山手の自転車ショップの寄贈品だ。有難うナチュラルさん。自転車を掛けて手水に向かうと真新しい。これもナチュラルさんか?って違う違う。手水で手を清め口を濯ぎ、柄杓を清め元に戻したら、あら、手水鉢の底に白くふやけた長いものが…。あれがミミズだなんて見えなかった事にしよう。

手水もきれいになりました。作法イラストが欲しいところ
階段を上がって参拝。受付&資料室の方を見ると何か雰囲気が違います。お守りとか売ってるカウンター?の向きが記憶と90度違えていました。いつの間に?更にその横にはガチャがあります。えー?お御籤ガチャ?2段になっていて、下の方は何と”飛行機マグネットお御籤ガチャ”。ひゃあ、何と言う事でしょう。これはやるしかないわ。奈良の鹿御籤、宇治の見返りウサギ御籤に続くご当地御籤第3弾はなんと飛行機マグネット。500円は微妙な値付けですが、コインを投入し、ガチャっと捻るとポコン。出た!Oh JAL787!でもお御籤はその場では開封せずリュックへ。
究極のご当地お御籤だぜ
後はいつもと同じで木津川CRを疾走。始めは30km/h弱位で走ってたのですが、合流地点でめっちゃ速い兄ちゃん(かな?)がシュッと抜いて行って、これになかなか追いつけない。35km/h位でようやく縮んできたかな程度で、登坂でやっと追いつきました。速いわ…、しんどいやん。天候的には2度にわか霰?に遭遇し、パチパチやられただけで済みラッキーでした。本日走行66.3km。

さてガチャ御籤、帰宅後開封してみました。なんと大吉!! ☆・。ヽ(´▽`)/。・☆
堂々の 大吉! でっせ
残念ながら「自転車」という項目はありませんが「旅行 良いこと多い」 ん、多い…か。パンク位するやろ的な? 
それから「待人 すぐ来る」 誰が来るのよ?めっちゃ期待してしまいました。

しかし、現実、これ読んでからすぐ来た人って…カミさん買物から帰って来た。
それもユーミンのルージュの伝言を口ずさみながら入ってきて”♪ウチにはかえらなーいー♪”って帰って来てるやん。
これが待人?お御籤とは所詮このレベルなのです。思わず書き足したい。

「占い 信用するな」

2017年2月4日土曜日

今庄365スキー場

2シーズンぶりにスキーを4年ぶりの今庄365スキー場へ。

昨年は次女の引越~入籍&再引越でバタバタしスキーどころではありませんでしたので実に2年空いています。スキー靴履けるかなとか思いながら7時前に出発し9時半に到着しました。午前4時とか5時に出ていた頃を考えると「楽になった」もんです。今庄365も随分来ましたが、朝5時に出ても駐車場満杯で、山の下の臨時駐車場に停めてバス送迎ってありましたからね。本日は勿論第1駐車場。

爽快 本日の今庄365スキー場
天気は快晴でスキーウェアで動くと汗ばむ位。これまでこのスキー場は日中スキーヤONLYだったのが、ボード解禁との事で少し賑わいが戻った感がありました。それでもスキーヤーの比率が結構高い方だと思います。リフトに並んでいると結構長めの板の人も居ます。オールドファンが根付いているのでしょう。(また、そんな感じのおっちゃんは結構上手いんだな)

てっぺんからは敦賀湾が望めます
滑走したのは10時~15時ですが、間に1時間休憩したので4時間です。10本くらい滑ったと思います。頂上までのリフト時間やその待ち時間を考えると、まずまずの効率。しかし、若けりゃラッキーと思うのでしょうが、歳取ると結構しんどいわ。
この天気です。午後からは雪もジャリジャリになって掘り返した畑みたいなコブ崩れがあちこちに出現し、平らな所はザラメのようで、滑るとザーっとえらい音がするようになりました。やはり雪質という点では北陸は少し苦しい。2時間半で行けるのは大変魅力なんですが。

こんな標識も。ここからモスクワって、どうよ?
滑走中、上からか降りてきたスキーヤーと交差しそうになり、減速ターンで回避したのですが、そのスキーヤーは後ろにロープで長いスノーボート(橇)を牽引?しており、スノーボートの方に掠ってしまいました。互いに滑走には影響はなく、相手は気づきもしなかったと思いますが、まさか後ろにあんなの引っ張ってるとは思ってもみなかった。危ない危ない。どうやらこの人はパトロールスタッフで、スノーボートは怪我人搬送用のものでした。幸い回送?だったので何のこっちゃで済みましたが、危うく私がその場でお世話になる所だった…。

滑ってゆくカミさん。我家では一番上手

道路は全く雪がなく、積雪も少な目?
今回は二人で、しかも板も短くなっているので、車に板を搭載するのもスキーキャリアをやめ、バックシート半分倒して車内運搬。スキーキャリアそのものが前に乗っていたB4時代のものなのでざっと13年目。ボルトも劣化し、そもそもルーフバーが風圧のせいで若干歪んでいて、スキーキャリアが仰け反ってしまうという珍事態だったため危ねぇなと使用中止したのです。こっちの方が楽でしたね。駐車場見渡してもスキーキャリアをつけている車は少なく、時代の移ろいを感じました。

そう、車と言えば、駐車場でリアガラスに「雪風」なる漢字ステッカーを貼っているSUVを発見。ドアにもSAF503とエンブレム。もしやこの車、フェアリ空軍で異星体ジャムと戦う、戦闘妖精「雪風」なのか?ちょっとびっくら。皆様何のことか判りませんね。SF小説の主人公なのですよ。宇宙で戦う戦術戦闘偵察機スーパーシルフィードが活躍する話で、主人公がその中の3番機:愛称「雪風」。私の前ロードバイクも「ゆきかぜ」だったので、図書館で思わず手に取って読んでみたら面白く、結局amazonで買ってしまったという曰くのある小説です(戦闘妖精・雪風(改) 神林長平 作 ハヤカワ文庫)。
やっぱ、好きな人いるんやなあ。因みにこのSUV「雪風」は帰路、北陸道でも遭遇しましたが、空は飛ばず普通に道路を走っておりました。

きっと今日は今庄365だったので戦う必要がなかったに違いない。勝山のスキージャムだったら… 
本気で飛んでた筈です。 (小説の方は面白いから読んでみてね)