2018年10月28日日曜日

1速目ってどっち?

本日は引き続きリアディレーラ、ローギア(一番大きい28T)から3枚目辺りまでがチャリチャリし、中程のギアは勝手にUPする不調の件です。(他のネタは割愛)

自分で治してみよう!とアジャスタボルトで張りを強めてみました。5/4回転させたところで勝手に変速することもなくなり、チャリチャリ音もなくなったので満足してたらトップに落ちなくなってしまった・・・。止む無く散髪のついでに地元のCBAに持ち込んで事情を白状すると、ふむふむ聞かれて20分後には調整終了。曰く「ワイヤ張り過ぎです」。はい、すみません。1回転以上回すってちょっと罪悪感あったんですけど、真ん中らへんのギアが勝手にUP(小さい方へ)するのを何とかしたかったので、
ほれ1/4・・・変わらんなあ。あと1/4・・・まだあかん。もう1/4・・・あれ、まだ?。うーん1回転するけど・・・え?まだ駄目?。ええい!あと1/4・・・お、何とかなった! なんて調子こいだ結果です。

何でもトップが9速相当だったそうで、そのままロー側に調子乗ってカチカチやってたら架空の-1速まで引っ張ってしまう事になりまする。なので、アジャスタボルトで再調整しておきましたとの事でした。前回同じ店で有償調整してもらっていたので今回はお代免除でした。これだけで延べ半日掛でした。

記事とは無関係ですが、先週大阪空港でB767に出会いました まだ飛んでる!
さて、ここでは1速目=ローギアと記述しています。シマノのスプロケマニュアルに最大歯数のギアから番号が振られているためこう書いています。自動車でも1速目はローギアなので自然なのですが、一部のネット記事では1速目はTOPと書いてあるのもあります。実際シマノのリアディレーラのマニュアル(RD5800)内には、シフトの最終調整方法として、小さい方から2枚目のギアを2段目と書いてあって、3段目はサードという記述があります。つまり、歯数の小さい方を変速の1段目と定義しているようなのです。これは10速製品であるRD5700のマニュアルでも同じです。

1速目と1段目が異なる概念であるなら、まあそれでもいいかになりますが、実際ややこしいですよね。ローギアのロー(low)は”低い”と言う意味ですから、速度域が小さいと考えるのが自然と思うので(歯数が少ない=低い はちょっと無理があるかな)、やはりローギア=1速目=1段目と言う方がすっきりします。

シマノのRDマニュアルで若い番号の使い方が逆になっているのは、一番大きいギアを1段目にすると10速と11速で小さい方から2枚目のギアの呼称(番号)が異なってしまうからなのでしょうか。RD5700では小さい方から2枚目は9段目(9速)、RD5800では同じく10段目(10速)になりますからRDのテンション調整方法を電話などで伝達する時、いちいちそれって何速の自転車?とか聞かないといけませんから面倒です。更にスプロケの枚数が増えて12枚とか13枚モノが出てきたら尚更です。尤も何故小さい方から2枚目で調整するのかイマイチ私は解ってないので、それ程自信がある訳ではないですけど(苦笑)。

ここでもう一つ疑問。lowの対義語はTopではなくhighです。なので本来ローギアに対してはハイギアであるべきでは?となるのですが、lowもhighもある程度の幅を持っていますから、一番速い(小さい)ギアをトップギアと呼ぶなら、一番遅い(大きい)ギアはlowestギアまたはbottomギアとか呼ぶべきなんでしょうが、あ゛ーそんな理屈は面倒くさい!にしかならんので、ここではツッコミはここまで。
そもそもトップギアって自動車では4速目の事でしたよね。ロー・セカンド・サード・トップ。が、5速目とか6速目が出てくると、4速目がフォースになったり、5速目をオーバートップと呼んでみたりとこっちもごちゃごちゃです。ギア比の定義も絡むみたいなので、こちらもいろんな意見があるようです。

という事で自転車(11速)の場合は、一番歯数の大きいものをロー=1速目,一番歯数の小さいものをトップ=11速目と呼び、11段目と言うのは使う場合は11速目と同義であるとするのが解り良いのではないかと思う訳です。だからどーやねん・・・ですけど。

FSX:ホノルルまで飛んでみました JAL B789 関空テイクオフ
じゃあ、二枚目のギアってどっちやねん と?。

知らんがな(自分で半ギレ)。そもそも二枚目って歌舞伎のまねき(役者の名前書いた板)の右から二つ目が色男役だったからイケメンなんでしょ(因みに一つ目は主役)。大きい方か小さい方か、どっちがイケメンっぽいと思うかですよ。私なら文句なしに歯数の大きい方が主役ですから、大きい方ですよ。上り坂を助けてくれるのがイケメン、私の”たんちょう号”では25Tがイケメン・二枚目です。因みに一枚目の28Tは”乙女”と呼ばせて頂いております。

常にレディは主役ですから。

2018年10月21日日曜日

ディレーラ不調

車載で琵琶湖大橋の南側まで行って、1年以上ぶりに「けいおん」母校(豊郷小学校)まで往復。今日の湖東地域は北風で琵琶湖も白波が断続的に押し寄せてました。ビワイチコースで彦根市に入り県道で南東方向へ。何も遮るものの無い田畑の中の道。近江平野にはこういう道多いんですね。交通量も少なく走り易いです。ただ耕運機が走った跡なのか土の塊がボテボテ落ちてますからロードバイクにとっては要注意。乗り上げると滑ってしまいます。

相変わらず端正な桜が丘女子高

琵琶湖は荒れてました!
もう三回目なので道にも迷わず11時半頃到着。サイクルラックが設置されていました。まずけいおんカフェ改め?うさかめカフェで休憩し、その後校内に入って3階の軽音部部室に行ってみると、あらら、放課後ティータイムにコスプレした女の子たちが撮影中。踏み込んではいけない感がありありだったのでそのまま撤退。何だったんだ?
うさかめカフェではワッフルセット!(子供か?)

豊郷小の階段にある うさかめSTORY

復路の中山道は愛知川宿を抜けるとR8に合流、愛知川を越えてすぐ県52に入ります。JR能登川駅を過ぎて間もなく県194に左折。よし笛ロードと言われる道です。すぐに右手に広い池が見えますが、伊庭内湖と呼ばれる小さな湖。川(クリーク)であちこちと繋がっており、この辺りを水郷と呼ぶ謂れです。少し行くと今度は左手に西の湖が見えます。琵琶湖最大の内湖でたくさんの釣りボートが出ていました。
西の湖
この辺りは本当にいい景色です。田畑が一面に見渡せ、その中にクリークや内湖が光り、遠くには山々が望めます。今日は北風に乗ってトンビがサーフィンしていました。気持ち良さげだわ。近江平野は冒頭の通り走り易い気持ちいい道が多いのですが、時折牛舎らしきがあって例の香りが漂っています。十勝平野みたいなもんでね、目にはきれいなんだけど鼻には厳しい一面もあります。

滋賀にはこんな感じの道がたくさん
近江八幡市内に入ると大抵迷子になるので一旦湖周道路に出て、途中から南下し県26、R477を乗継ぎ。坂がないのと半分追風で気持ち良く走れました。日野川・家棟川・野洲川を越えると守山市。新しく綺麗な住宅街が続きます。自然公園やコスモス畑もあって滋賀県が住むのに人気なのも判ります。生活環境は整っているし自然はふんだんにあるし、都市へ行くにも交通機関が便利だし、そもそも広々、空がでっかい。健康的なイメージは抜群ですね。

今浜コスモス園も真っ盛り。秋桜も綺麗だったけど見に来てる女の子たちも皆可愛かった。何か因果関係が??佐川美術館の裏手を通って湖周道路沿いの駐車場へ戻りました。本日走行82.9km。

さて米国TSAによる保安検査以降、たんちょう号のリアディレーラが芳しくありません。特にアウター時の3,4枚目あたりが、変速してもガチャガチャいうだけで変わらなかったり、変速してもカチャカチャ鳴り続け、突如勝手にアップ(小さい方へ)したり落ち着かない。結構多用するギア域なので不便。一度地元のCBAで調整してもらい、先週の信楽は平易に乗り切ったのですが今日また同じ症状が。CBAではワイヤアジャストボルトとH/Lリミットネジで調整してくれたので(結構大変そうだった)元に戻るとは考えにくい。と言うことで今日は殆どインナーギアで走ってました。原因は判りませんけど私はTSAのせいにしてます。何しろSciconの輪行ケース台座にクイックでしっかり固定していたフレームが、帰ってきたら外れてたんですよね。ベルクロ類でぶら下がってる状態でしたから余程の力が加わったと思ってます。(往路何ともなくてマジ良かった) CBAの兄ちゃんは歪んでる訳でもなし、輪行でこうなるかなあ・・・と懐疑的でしたけど。理屈としては、ロー側に上がりにくくかつ不安定で、勝手にトップ側に落ちると言うのはワイヤがまた緩んでると見えます。もしや私がスプロケ磨く時にワイヤアジャストボルトが当たって回ったとか・・・ないとは言えない。TSAに拷問されそうや。

オマエがやったんじゃないか!バシッ
いえ、オレは・・・やってない・・・
やったと言ってしまえ!バシッ
本当にオレはやってないんだー

まさか、マンペイ君を嵌めたのがカジタニ社長とは思いませんでした。そんな単純な話とは。もっとこう、経済界や軍部のややこしい所が絡み合ってスープが良く馴染んで・・・って、ラーメンか!
はい朝ドラの話でした。ま、あんなシーンを毎日朝から続ける訳にもいかないですしね。で、ワイヤ緩めたのは・・・

オマエなんだな!バシッ
ワイや・・・

バシバシバシッ!!

2018年10月13日土曜日

湯婆婆の草餅

半年以上ぶりに信楽へ。前回は信楽へ着いたら吹雪になって凍えて帰って来たのを今思い出しました。勿論今日は晴天で出掛けましたが、信楽駅前では雨に降られたのだ。非常にピンポイントでした。
さて信楽は滋賀県甲賀市にあります。市町村合併でそうなったのですが「こうが」ではなく「こうか」市なんですね。大抵忍者でも「コウガ流忍術!」とか言ってそうな気がしますけど間違いです。
Koka City ですよね
いつも通り府道5号線をチンタラ上って参ります。山の木々が一部乱取りみたいに倒れている所がありました。台風のせいなんでしょうか。
湯船の中心部、バイパスの橋の袂で、いつもお婆ちゃんが野菜とか草餅とか、小さなテーブル出して売ってます。暑い時はパラソル立てて、吹雪の日はいなかったけど寒い時も売ってます。湯船の婆ちゃんなので密かに「湯婆婆」と呼んでいましたが、今日は思い切って草餅買ってみました。数個が1パックに入ってました

私 「そんなには食えんなあ」
婆 「ああはいはい、1個百円やから」
私 「じゃあ2個下さい」
婆 「はいはい あーどこに入れよ」
私 「コンビニの袋持ってるからそこに入るよ」

丁度脇で婆ちゃんと立ち話中だった近所の?親戚の?女性も、車にビニール袋あるから取って来よか?と言ってくれたのですが、

婆 「いやいや、今日持ってきてたん思い出した。あかんなあ歳取ると。みんな忘れる。お豆さん入れよと思て持ってきてんねん」
とテーブルの下をゴソゴソして 「ほら!」
婆 「ほんまに歳取ったらあかんわ、みんな忘れる。美味しかったよー言うて手ェ振ってくれはる人居てはるんやけど、誰やったかいなー思てなー、せやせや、さっき買うてくれはった人やわあ てな」

となかなか可愛い。きっと若い頃は賑やかなお嬢さんだったんでしょうねえ。

と、言う事ですから湯船で草餅買ったローディの皆さん、帰り道で無視されてもご容赦下さい。尤もローディは基本誰が誰か判らん格好してますからね、婆ちゃんじゃなくても判んないっす。

草餅は信楽のフレンドマートのイートインコーナーで頂きました。なかなかずっしり、あんこはあっさり風味です。3つ食べるとちょっと苦しいかも。小腹が空いた時に丁度良い感じ。湯婆婆GoodJobです。

帰路も橋の袂にいらっしゃったので減速して「美味しかったですよー、有難う」と叫びながら通過すると「おおきにー、ありがとうー」言ってくれました。お元気ですわ。齢は推定80代後半かと。また買わねば。本日走行97km。
狸ファミリー(と親戚の?蛙ちゃん梟ちゃん)大集合!

コウカ忍者なのだ
めっちゃ考えたか何も考えんかったか どっちかのナニモノ?
さてサイクリング小説「コトの空」に続くコトシリーズ?最終話「コトの花」を公開・連載中です。(右バナーも設置しました)
 エブリスタ版リンク  https://estar.jp/_novel_view?w=25217409
このお話、本当に厚かましくも某賞に応募して、9月末に落選発表で、そうしたら10月からWEBにUP可能と考えてました。ところが9月末に発表って関連雑誌の9月号にて発表という事だったんですね。9月号って7月に発売されてるのですよ。書店で聞いてみて「この人あほ?」みたいに思われてしまった。ま、どのみち落ちてますので安心してUP中ですけど。

因みにこういう小説応募って50歳以上はそもそも歯牙にもかからんそうで、一説では読みもされないとか(年齢で足切り?)。出版も商業ベースで考えるとさもありなんです。今後こんな無駄な事はしない事にしました。
で、予告していた中年ローディのラブコメは来月あたりに公開します。現在最終チェック中なんです。しかしながらお蔭様で「文の鳥」は大勢の方に読んで頂き、本当に嬉しかったです。異世界転生モノ以外でも読んで頂けるんだなあと思いました。しかし自転車モノになるとまたぐっと読者が減るのでね、どうしたもんだかです。

今日の婆ちゃん、いいキャラクタになりそうなんですけどねえ。でも「湯婆婆」なんて名前使ったらエライことになりまする。湯船婆?なんだか違う話になりそうだ・・・。健全なイメージが崩れちゃうよ。

今日の信楽駅前の大狸様はコスチューム・・・nothing!ううむ、ハロウィンを期待して行ったんだけどね、そう言や狸のお化けって超和風。何故なら アメリカにタヌキはいないから~。
英語でタヌキはraccoon。これってアライグマと一緒なんですね。

影が薄い! ってか影がない!
充分ユーレイの素質ありそうだけど。


2018年10月7日日曜日

疾走 ホノルル100マイル 後編

ホノルルセンチュリーライド 復路中心の後編。11時過ぎスワンジービーチ スタートです。まだ折り返し点に向けて走って来る人はいますが、次第に数は減少。私はそもそものSTARTが全体のどの辺だったのか全く解っていません。言われたのは先頭は速い人ばかりで邪魔になるから観光チャリダーはなるべく後ろへ でした。STARTグループは本気モードのA,ホリデイチャリダーのB,今回走ってみましたのCに分かれるんですが、何しろ人多いし暗いしでどこからがどうだかさっぱり判らん。余り後ろでスタートすると途中門限が厳しくなりますね。難しい所です。

マカプウ岬からの絶景(見えるのはラビット島) 本当に海がきれい
海岸近くを20キロ弱走るとNo5エイドステーション。ここでも子供たちがアテンド。スターフルーツが山盛りで結構美味しい。その後すぐに83号線カヘキリ・ハイウェイの長スパンのUPDOWNに入ります。どこまでも上がってゆくので結構しんどい。途中で一旦830号線カメハメハ・ハイウェイにサイドステップの上でケンタッキーのある交差点を630号線カネオヘベイ・ドライブへ左折。また長スパンのUPDOWNです。高架クロスするフリーウェイ(高速道路)が見える最後の長い上り坂で遂に両足が攣り始め緊急停止。何しろペダルに足掛けて力入れると攣ってくるので痛いし動けない。どうにもこうにもできず、やむ無くこの坂は押し歩きました。無念。下り坂で足の機嫌取りながらユルユル回して、その後のフラットではインナーギアで何とか漕げるようになりました。

ジャングルのスコール 急に来ます
630号線が住宅地に入った所で右折し、カイルアの住宅街へ。前を走る白人兄ちゃんがBikeレーンから左に外れ、盛んにBikeレーンに向けて注意サインを出します。何だろと思えば前から金髪お下げの小さいレディが幼児用自転車でやって来ました。可愛い!左側走ってるけどまあいいや。だっておうちがこっち側なんだもん ってそうだよね、仕方ないよね。近所のお嬢様なんでしょうか。レーンを譲って手を振ると照れたように振り返してくれました。本当に可愛い♡ やっぱ金髪に弱いな俺。

広々した住宅街をインナー&3・4枚目でゆっくり走りNo2エイドステーションの学校に到着。バナナ・オレンジ・かき氷を頂き、ミネラルタブレットを口に入れ、両足にフェイタス貼って長めに休憩。この先にはジャングルロード、更にマカプウ岬への坂が待っています。
出発したもののちょっとした坂でも足が攣り始めます。その都度足を伸ばしながら片手でマッサージし、インナーローで走ってると似たような人がいました。白髪似合うお父さんとブロンズのお兄さん。足攣るのは人種関係なしですね。お父さん大丈夫ですかと聞きたかったけど英語で足攣るって判らず断念しました。(leg cramps とか言うみたい)
ケオル・ドライブからハイウェイ72へ左折。緩いUPDOWNはありましたが騙し騙しでクリア。

ジャングルロード ワイクバナハ・ストリート
ジャングルロードでは補給成分が効いてきたのか足は収まって来ました。ここまで来ると参加者も疎らになり、時折一人ぼっちになりますが、右左折点には黄色い看板が置いてあり、道は意外と判り易かった。
ジャングル抜けてハイウェイ72に戻り海岸沿いを走ります。マカプウへの坂にかかると前方の人達はみんな押し歩きしています。一瞬乗っちゃいけないのかと思いましたよ。

ワイマナロビーチ 道くらい渡って撮れよ・・・って話ですよね
亀さんペースで漕いで登ったマカプウ岬からの見た海の色は本当に美しかった。名所らしいラビット島が一望できます。展望コーナーで一旦休憩。この先には難所はなく、帰れる目処が立って一安心でした。

サーフィン似合う波荒い海沿いをダウンヒル、右折しハートブレイクヒルに逆登リ。反対側の斜度は緩く、一気に下ってハワイカイの住宅街へ。高級コンドミニアムを仰ぎながら最後のNo6エイドステーションに到着。ガソリンスタンド横の公園です。ここでアテンドしてくれた子供たち(中学生?)は日本語流暢。日本人なのか日系人なのかは不明ですけど出してくれたアイスコーヒーがスポドリに飽きた喉に滅茶苦茶美味しかった。エイドステーションを出る時、丁度一人の白人ロードが「ふぇ~」と疲れた様子で到着。お疲れ様と言いたかったのですがこの英語も判らず、アイコンタクトでにっこりだけしておきました。もどかしいなあ。でも日本での「お疲れ様」に相当する英語はないようですね。
ハワイカイの住宅・高級コンドミアム,戸建には桟橋付
そのまま走るとハイウェイ72に突き当り右折。25km/h前後で機嫌良く走ります。が、調子に乗り過ぎたのか、ハイウェイ出口手前で再び足が攣り始めペースダウン。追いついて来たスラッと美脚美女に離されるー。纏めた金髪がヘルメットから出て、19歳位に見えるグラビアモデルのようなお嬢さんが軽やかに去ってゆきました。くっそーっ。今回一番悔しかったシーンでした。 でも考えたら凄いよね。クロスバイクのマダムもタンデムのミドル夫婦も殆どママチャリに近いミニベロの東洋系兄さんも、みんな100マイル走ってるんです。わたしゃロード乗ってるくせに何てザマだと思いましたよ。

カハラ地区の豪邸見ながらダイヤモンドヘッドロードに入り、最後の緩坂登って下ってカピオラニ公園に到着。Finishです。時刻は16:30、走行時間は8hr4minでした。

Finish後ビアンキの間に割り込み 背後にFinishゲート
ゲート付近は閑散としていて、あら?ゴールしたんだけど…ってちょっと拍子抜け。JALPAKチームのテントで帰還報告し、缶コーラ頂き、自由解散と聞いたのでホテルに帰ろうと腰上げて気がつきました。みんな賞状みたいの持ってるやん。え?それ完走証明?。聞けば大会本部テントに申告するそうで、危うく忘れる所でした。折角100マイル走ったのに証拠ないとこだった…。私のサイコンでは本日走行158.2km。

行程を振り返ると、幹線道路や高級住宅街の路面はいいです。Bikeレーンも相当完備。しかし郊外に行くと轍やひび割れ、砂や石、そしてCateye(白線に埋められた反射鏡)にも注意必要。それから路面のBUMP(凸)やDIP(凹)にも高速で突っ込まない事。今回パンク目撃は両手でも数え切れない位でした。

ついでに、自動車は日本車結構多いです。スバルも最新のXV,BRZから古いフォレスタまでいろいろ見ました。豪邸にスバル車が数台並んでて、ここのダンナはSubie(スビー)やなとにやけてしまった。
ワイキキのテスラのショールーム
帰りの自転車収納もホテルの部屋ではなかなか大変。雨中走行もあり泥だらけ。泥土はちゃんと落として帰らないと何がついてるか判りません。私は車用フクピカを持って行ったので掃除は楽でした。
そうそう、ハワイのホテルって私が宿泊した3☆クラスではハブラシとかないんですよ。環境のため使い捨て品は止めてるそうです。フロントに言えば持ってきてくれますけどね。センチュリーライドでは朝が早いため朝食はABCストアとかで買って部屋で食べることが多いと思います。全てがBigSizeですからね。2日続くと嫌になってきます。因みにワイキキのお店はカタコト日本語は大抵使えます。が、言ってる言葉が日本語だと気がつかない事も間々あります。カフェで「オナメーワー」と言われ、On name are ? とか悩んでたら「お名前は?」でした。却ってややこし。

帰国便は翌日10時発の筈が台風24号のせいで機材が来ず17時発に遅延。関空到着予定見ると21:40。最終リムジンバスが22:07発なので厳しい。バスが駄目な時、自転車どうやって運ぶのか?焦りました。Sciconを平日の電車で運ぶのは難しいし、空港から宅配しかないかと諦めていたら、JAL8791便のキャプテンが飛ばしてくれて1時間早い20:30に関空着陸。21時台のバスに間に合い助かりました。
JAL8791 B787-8
そうだ。ホノルルでの保安検査はデータセンターの共連れ禁止ゲートみたいな透明なBOXに入って「手を挙げて向こうを向け!」の恰好で(多分)透視されてます。きゃあ。靴も脱ぐんですよ。手荷物検査では「ミズー クツー」とか言われ注意されます。

自転車も全て開梱検査されてます。輪行ケースには”NOTICE OF BAGGAGE INSPECTION”なるTSAからの上から目線のお手紙入ってました。割と雑に調べてるみたいですね。予備タイヤの箱(新品のコンチGP4000)の箱までガサツに開けられていました。

気をつけなはれ。コンチにはドイツ魂を持つ強力なマダムがついてるんですよ。
TSAなんぞ、なんぼのもんじゃい! 










2018年10月5日金曜日

疾走 ホノルル100マイル 前編

ホノルルセンチュリーライドで100マイル走って来ました。きれいな景色とUPDOWNを堪能。初体験盛りだくさんですが、実地に細かく書いてるサイト少ないんですよね。今後参加される方へご参考までに。
ホノルルセンチュリーライドへは各旅行社がツアーを組んでます。私は主催者に近しいJALPAKを利用。多分割高ですが緊急時にはごねられるかな の選択。

ワイキキビーチ
関空の橋がマイカー禁止なのでリムジンバスで自転車を運びました。リムジンバスのお腹にSCICONのケースはギリギリ。往路の荷物係のおっちゃんは横倒しで積んでました。米国への荷物チェックはトランプ政権になってから極めて厳しくなったそうで、現にCNNではTSA(Transportation Security Administration 米国国土安全保障省の認定施錠方法)のCMまでやってました。

なので関空でも全開封を要求されます。段ボール製の輪行ケースでもガムテープをバリバリ剥がされるのでご注意。中も結構細かく見られます。これはポンプで、これはシューズで、これはライトで、これは予備のチューブで・・・とか説明させられました。簡単に見せられるような梱包が大切です。輪行ケースには自転車用品以外は入れない方がいいです。時間もかかるので余裕をもってお出かけ下さい。私は4時間以上前に空港に入っていました。

自転車は何とか載せてもらって夜のJAL便で出発。初めてのB787-8。間接照明がコロコロ色変わってきれいです。国際線だからかディスプレイが1席ずつについているのですが、前席の人が席を倒した場合めっちゃ近くなるので目が悪くなりそうです。ホノルル着は朝8時。入国審査はまずキオスク端末でパスポートと指紋と顔写真撮ってレシートみたいなのを出力します。私は実に40年ぶりなので初めてみたいなもので、その後も有人改札で全部の手指の指紋と顔写真を再度撮られます。審査官は恐くなく、日本語カタコト(ゆびー とか)で話してくれますが決してペラペラじゃないので英語力は必要です。自転車含め荷物を取って後はツアーに任せ、ホテルへin。

JALPAKチームは大会前日にプレ走行(Practice Ride)オプションがありました。早朝20km弱走ります。交通ルールが違うのを学ぶのが目的です。主な違いは

1.右側通行 
道路の右端またはBikeレーンを走ります。右折は赤信号でもOK。日本でも左折可の交差点ありますね、あれが恒久ルールなのです。しかし左から来る車に気をつけること。車道も右折レーンが結構あるので右折車への巻き込まれにも注意。右折前には左後方と左側の視認必須です。
2.左折は車と同じ
日本では二段階右折ですが、USでは車と自転車は対等なので、左折の際は車道に入って一緒に左折します。交差点が近づくとハンドサイン出して車道侵入を後方の車に知らせます。大抵は減速して道を空けてくれます。今回、車に煽られたこと皆無でした。サイクリストには理解があります。車と同様に左折したら道路の右端に入ります。

こういった練習するのでPracticeなんですね。それから宅急便の車みたいなバスで往路コースを解説しながら走ってくれるオプションにも参加しました。結論として道はとてもじゃないけど全て覚えられない。ランドマークも少なく、通りの名前も覚えにくい。当日は流れについて行くことです。

センチュリーライドのコースは4種(25/50/75/100マイル=40/80/120/160km)で総勢2000名参加。子供から白髭爺様まで年齢幅も広く女性も大変多い。スリムな人、そうでない人、人種も様々。バイクの種類もリカンベント、ミニベロ、手漕ぎリカンベント、タンデム等多彩。日本人は500名。多い!と感じますが実際に走るとやっぱ外人さん(本当はこっちが外人だけど)に紛れてしまいます。

JALPAKチームの集合はカピオラニ公園にまだ真っ暗な5:15。サポートライダー紹介後、全員でラジオ体操しました。全国から集まった年代バラバラの皆さんだけど全員がちゃんと出来るなんて日本国民を実感です。
その後スタート地点に並びますが暗いので既にはぐれてしまいました。しかし近くに並んだ方が私の”たんちょう号”に貼ってあった”Cafe 4season”のステッカーを見つけ「行ってるんですか?」多分県内の人だったのでしょうね。
それから主催者やホノルル市長、JPN領事館関係等の挨拶を聞きます。米国国家独唱もありましたよ。その間はお喋りなどせず敬意をもって聴くべきですね。お邪魔してるのは我々ですから。
出発前 遠くにSTARTゲート
スタートは6:15ですが実際に走り出せたのは30分後位。結構明るくなっていてライトは不要でした。まずは前日も走ったダイヤモンドヘッドの下を抜ける緩坂。ここを越えると屈指の高級住宅街カハラ地区を走ります。住宅地の道路幅も下手な日本の有料道路並ですからね、American Dreamの中を気持ち良く走れます。そしてハイウェイ72に合流。ハイウェイと言っても交差点や信号があり、家も面していますので1級国道ってとこでしょうか。

ハイウェイ72を走り出すと朝のスコールに見舞われました。山の方から低い雲がやって来て容赦ない雨を降らせます。丁度前から太陽が昇ってきて降り注ぐ雨は黄金に。美しい光景でした。序盤は一斉に走ることから1車線が自転車用にコーンで規制されていて、交差点では警官がパトカー停めて交通整理してくれてます。外人さんはThankYouと声掛けて走るので私も真似してみました。たまにYou are welcome と返してくれる警官もいました。私の前後は外人さんばかり。ハンドサインも声掛けもきちんとやる人が多く、サイクリングマナーの徹底を感じました。一度など前のチャリダーがここ危ない!って指してくれた先に大きな蛙がひっくり返ってましたよ。

道はやがて海辺になり、やはり高級住宅地であるカイ地区(kaiはハワイ語で海)から最難関ハートブレイクヒルなる坂を登ります。斜度10度位ですが途中で斜度が増し、かつ一直線に延びているのを視認できるのでいきなり戦意喪失する人もいるとか。事実結構押し歩きの人いました。私はまだ元気なので上り切ってゴルフ場を回り込み再び72号線に出るとNo1エイドステーションのSandyBeechPark。40km地点です。ここはすぐに出発、海岸沿いを第2の難関マカプウ岬越え。じわじわ登ると絶景が待ってました。美しい海を見ながらダウンヒル。ここらは2車線道路で路肩状態もいまいち。幾つかビーチを過ぎると左折しジャングルロードに入ります。家はあるんですけどね、鬱蒼と茂る森や農場の中、左手には屏風のような山が聳えています。ジュラシックパークで見た光景。事実、森の中からはホウホウとかヒョウヒョウとかジャングルっぽい声がたくさん聞こえました。細い山道なんだけど、この雰囲気結構好きかも。そうそう、鳥の死骸が時々転がってるので気をつけて下さい。恐竜にやられたのかな。
スコールの後には 虹が待っていました
山を出て72号線に戻って小峠越えるとカイルア地区。ケオルドライブ(道の名前です)沿いには広くて明るくてきれいな家がたくさん。ここも人気の住宅地だそうな。その真ん中にある学校がNo2エイドステーション。バナナ・オレンジ・かき氷(shaved ice)・ピーナッツバタービスケットを頂き、ついでにスポドリも補充。子供たちもスタッフのお手伝いしてました。
第2エイドステーションの学校
ここでUSのスポドリについて。定番ゲータレード(レモンとかオレンジとかあります)の他にも幾種類かあるようですが、総じてトニックと呼ばれるそうな。補給のスポドリはちょっと変わった味でした。加えて色もまるで洗面所の液体石鹸と同じような緑色。日本のスポドリの方が健康そうでした。

第3エイドステーション(75mile折返)の7-11とGS
住宅街から幹線道路630号線に出て、次に83号線カヘキリハイウェイへと右折。上ったり下ったりを繰り返しようやくN03エイドステーション(コンビニ)に到着。75マイル折り返し点です。時刻は10:00。10:30以降は先に進めないのでまあギリ一歩手前。そのまま83号線カメハメハ・ハイウェイを急ぎます。少し山を越えたら右手に白砂にエメラルドの波が打ち寄せるめっちゃきれいな海岸が続きます。100マイル参加者のみへのご褒美だと聞きましたが確かに。ただ、残念ながら交通量も多く、走行中は脇見NGです。
クアロアパークからチャイナマンズ・ハットを望む
100マイル折り返し地点カアアワ地区のスワンジービーチパーク到着は10:40でした。ここから見える山々はまさにジュラシックパークでロケに使われた山だそうです。大勢のサイクリストの歓声で賑わっていました。
スワンジービーチパーク 背後の山には恐竜が・・・
スワンジービーチパークの海


遂に往路は知ってる人に会いませんでしたが、エイドの特産品スパム入りオムスビをGet。が、行程はまだ半分。往路で下った道は復路では上りなんです。おちおちしておれんと11時過ぎに出発。

ここからは<後編>に続きます。