2018年2月24日土曜日

ちはやふる

朝から南風強いと言うのに南方向に向かいました。R168と龍田川沿いを走り龍田川公園で休憩。更にちょびっとで三室山です。麓には石版が嵌めこまれ和歌が二首刻んであります。

[龍田川2首盛です]
一つ目は ”嵐吹く三室の山のもみぢ葉は 龍田の川の錦なりけり”

読んだまんまの意味です。三室山は龍田川の西にあるので、生駒おろしのような西風が山の葉っぱを吹き飛ばすとこうなります。この三室山ってのが、私よく解っていなくて、随分前ですがここを走っていた時に、ハイカーおじさんに「三室山ってどれですかね?」と聞かれ、川の反対側の山々を指して「さあ、あれのどれかじゃないですかね?」って答えたような記憶があります。真横にあったのに、まさかこの石積みが山だとは思わなんだ。

二つ目は ”ちはやふる神代も聞かず龍田川 からくれないに水くくるとは” 

広瀬すずちゃん演じる映画「ちはやふる」のヒロイン綾瀬千早ちゃんの最得意札ですね。ストレートに行くと、”古来聞いた事もない程、龍田川が染物みたいに超真っ赤になっている”という風景の歌ですが、実は平安の色男・在原業平が天皇の側室に対する恋心を読んだという歌で、真っ赤な色は強烈な恋心の事だと「ちはやふる」のアニメで大江奏ちゃんが言ってましたな。なので、別に紅葉の名所を訪れて感激したわけでもなく、側室の部屋にあった龍田川の屏風絵見て歌った口説き歌みたいです。さよか。流石は光源氏のモデルと言われただけのことはある。それでも歌としてはよく出来ているので千数百年後に石板に彫られる程なのですね。「そーんなつもりじゃねぇーしいー」とかチャラっと言ってそうですが、綾瀬千早ちゃんもこの札は真っ赤に見えるそうなので色男パワーも馬鹿にできません。
久し振りに渡った沈下橋。軽自動車も渡ってますね
さて、そこから馬見丘を越え葛城自転車道に出ました。途中、工事中で一部通行止め。隣の車道を走り近鉄線を越えて行くとまた通行止め。脇の砂利道を降りて迂回路へ。何とか橿原に出て明日香をかすめてCafe 4'season で休憩。南風と思ったのがどちらを向いても向風っぽくて、ミストのようなものまで感じました。遠くの山々も白く霞んでいて、若干春っぽい。復路は中央自転車道を行きますが、浄化センターを過ぎてまたもや通行止め。自転車道を綺麗にしてもらっているので文句言う筋合いではないですけど予算消化が見え見えでござった。本日走行74.7km。
通行止め特集
それから前回悩ましかった片頭痛、8日目に解消しました。が、引続き左肩の肩凝りが酷くフェイタスのお世話になってます。思うに、信楽の帰りはダウンヒル基調です。雪が鼻周辺に付着し呼吸困難もありました(フェイスマスクが氷で覆われる感じ)。それに下りですから殆ど30km前後で、路面状況から滑らないよう結構気を遣いながら走ってました。上半身は緊張しっ放しですよね。肩も凝る筈やと。肩凝れば頭痛も引き起こす。加えて酸欠と気温気圧の変化。こんな所の複合原因と見ています。で、断定はできませんが、初めフェイタスも冷たいのを貼ってたんですが、途中で温かいのに代えたら急に楽になったと。頭痛対策も冷やせとか温めよとかいろいろ書いてます。片頭痛だから血管収縮のために冷やしたんだけど、これは違ったようでした。押しても駄目なら引いてみなって言いますが、冷やしても駄目なら温めてみな・・・学びました。で、その教訓から私も今回からシューズカバーデビュー。信楽で足が凍えたことからポチってたんです。今日は足がペンギンになった気分でした。

4'seasonにて。これだけで2-seasonがある!
と書いた所で高木菜那選手がマススタートで金メダル!偉かったねー、素晴らしい。ひと際小さな身体で本当に偉かったねー。佐藤さんは可哀想だったけどねー。

オチが見つからん、スベるー。ナナちゃんと一緒だ。

と、UPしようとしたらカーリング女子も銅メダル!
英国の最後のストーンもよくスベってくれました。

2018年2月17日土曜日

片頭痛が止まらない

天気予報では晴れマークが並んでいたような気がするのだが・・・気のせいだったのか。
散髪ついでに木津川CRを御幸橋まで往復しました(どっちがついでなんだか)。強風!更に行く手に見えるグレーの雲は、刷毛で撫で下ろされたように地上へ続いている。雨?やんけ。
これって雨・・・ですよね?やっぱり・・・雨・・・ですよね
往路はとにかく向風。走ってる人たち、everyone苦労してた。そうだ、木津川CRは山城大橋のアンダーパスが通行止めでした。お気をつけ下さい(私はホームセンターからR307に出て迂回しました)。で、案の定、流れ橋を過ぎてからパラパラ雨が来ました。時々白いのも飛んで来たから、上空では雪なんでしょうね。少し時間が違ったら結構な雨だった様です。
木津川CR通行止め(黄色矢印が本来ルート)

通れますけど法面大工事中
今日は取り立てて何も当てがないので、単に御幸橋の花咲く館(でしたっけ?)まで行って休憩して戻るだけ。花咲く館も割とガランとしてました。後ろで部活の女子高生らしきが、お弁当頬張りながら1円を笑うものは1円に泣くとか騒いでました。元々は1銭を笑ふものは・・・だったのが今では何の疑いもなく1円なんですねー。ま、JKにとっては1銭?何それ?ってなるだろうけど。

復路は追風30kmオーバー。帆を出せればもっと凄いことになるだろうとマジ思いましたわ。本日走行67.7km。

こっちもまだ工事中でした(流れ橋)
先週の信楽以来、片頭痛(偏頭痛)が止まりません。いつもは効くバファリンも駄目なので4日目にはロキソニンを投入。飲んで数時間はマシになるんだけど朝起きるとやっぱ、まだ痛い。鬱陶しいです。で、ちょっと調べてみると、片頭痛は頭の血管が膨張して起きるそうで、そうなると何チャラ神経が刺激され、痛み成分の何チャラが放出されて、とありました。ストレスがかかった状態では頭の血管が収縮していて、これが開放されるとドバーっと膨張し痛くなる。故に休日に片頭痛が起こるのだと書いてありまして、ほうほうなるほど、判る判る。なので血管を広げるものは駄目です。例えばワインとかチョコとかチーズ。そうなんや・・・。ワイン飲んだ翌日に頭痛い事が多いのって、これなんか?いや、それは単なる二日酔いでしょ。
傷みが起こりだすと数時間から数日間痛いと。私は既に6日目だよ。そろそろリミットちゃうんと思うのですが、出てくる痛み成分の何チャラは連鎖してどうのこうので、要は限りなく続くと。

じゃ、どうすりゃいいのよ。ここでパンパカパーン、コーヒーが効くという説を発見。コーヒーっていうよりカフェインだそうですけど、カフェインは血管を収縮させるんだって。なのでコーヒーのみならず紅茶や緑茶でもいいそうです。但し、何事も「過ぎたるは及ばざるが如し」で飲み過ぎはNG。今度は胃が痛くなるんだそうな。ま、カフェイン常用は何かと禁断症状が出そうだし。この他にバナナとかナッツもいいそうです。そして頭は冷やすのも吉。

が、何れも即効性ある訳じゃなし、コーヒーなんてどこからが飲み過ぎか判らんし、ヤケ歌開帳。
(C.C.B ”Romanticが止まらない” の後半メロディで)

♪誰かヘンズツウ 止めてヘンズツウ
 頭が頭が痛くなる

 惑うカフェイン効くと聞いて
 これは薬 コーヒータイム 止まらない ♪

と歌って仕事さぼる... と。

2018年2月11日日曜日

吹雪の信楽

今日は病院へ行かない日。基本的にNICUでの面会は親がお世話や説明を聞くためなのでジジババがしゃしゃり出る事は好ましくないと思ってまして(でも可愛い・・・)私が行くのは親(娘)を病院へ送ってゆくためです。娘はまだあちこちが痛いらしく(産後がハチャメチャだったし)電車徒歩での二時間近くの移動は荷物もあって結構大変で、これが車だと1時間かからないんですよねえ。高速ってすごい。

珍しく一日使えるので少し距離を走ろうと和束から信楽へ。昨日までの雨で路面は酷いだろうなと思っていたら、和束に入ったら霰が降り出し、霙になって、湯船あたりではしっかり雪に。それでも信楽町に入ったら日射しも出たりして、まあ快方に向かうと思ってたのが甘かった。大人しくR307のセブンで引き返せばよかったのです(横殴りの雪だったし)。色気出して信楽駅前の大狸様は今頃何をお召しになってるか見てみようなんて思ってついつい東へ走ってしまいました。
本日の大狸様。 この時は青空&陽射し!
それでも大狸様にお会いし、訳判らんお衣装ですけどお似合いでございますねえと愛想言って、折角来たし蕎麦でも食べようかと思ったら、陽射しがあった空が一転俄かに掻き曇り、いきなり吹雪!結構な勢いだったので積雪にでもなったらまずいなとそのまま帰る事にしました。まあ、和束まで行ったら回復して、和束の新しい店でパスタでもという大狸様の前で恐縮ながら狸の皮算用。
こんなのも。6名様までご案内(ご変身)可
たった5分後、車庫の列車は映画のポッポ屋みたいに!


R307を西に走ると正面から吹雪が吹き付けます。まるで荒れたスキー場みたい。こんな中を走るの初めてですよ。居合わせた地元の高校生たちも帰れねーとか大騒ぎ。逆方向から信楽方面を目指すサイクリストと次々すれ違い、今から行くの?と心配になったりもします。
行く先はこのような塩梅でしたー
府道5に左折しても前方の空は真っ白。まだ続くんかいと毒づきながら府県境を越えます。下り基調なんで寒い寒い。この頃から足先の感覚が消失。何しろ私は通気性抜群のランニングシューズなんでね。湯船へと下って行くも雪は続き、びしょびしょの上にグローブやライト前面に積雪。道路脇はうっすら白くなり、茶畑も頭が白くてちょっときれい。和束ダウンタウンにかかってもまだ雪は止まず、気温は2℃。そのまま加茂まで突っ走ります。R163まで出ると雪は若干弱まり、結局止んだのは旧木津町エリアに入ってからでした。大型スーパーに飛び込んでようやく休憩。凍えた身体には温かいうどんと思って、イートインで注文したら「あー、今うどん切れてんねん。ちょっと待ってて。調達して来るからー」。看板には「手打ちうどん処」とあるんですけど、もしや女将さん、食品売場に買いに行った?手打ちじゃなくなったかもの玉子とじうどんは15分後に頂けました。まあいいや。

府県境を二つ跨ぐ信楽ツーリングは季節を選ぶべきでした。山の天気は変わり易い。帰宅後、びしょびしょのシューズと靴下見て、シューズカバーはやっぱり必要と思った次第です。本日走行95km。

さて、いつも走っている木津川沿いの府道に、薄茶色の点線が描かれ”京都やましろ茶いくるライン”と書いてありました。まあ、星野リゾートが突如和束町に進出するとか言ってるし、インバウンドも増えているから京都府がサイクリングに力入れるの有難いのですけど、サイクリングロードの目印は全国共通にならんのかな。全国どこへ行ってもブルーラインに沿って走れば安心!とかの方が判り易いけど。まさか、まさかとは思いますが「お茶」と「茶色」をかけてるなんて古典的なギャグではないですよね。何しろ日本茶はGreenTea。お茶畑も一面Green。外人さんには通用しませんよ。

お客さん :Why brown?
担当の人 :質問の中には答えがないものだってあるさ 
お客さん :はい?
担当の人 :チャーリー・ブラウンの言葉っす
お客さん :茶りんこブラウン? 
担当の人 :深読みしすぎー

茶化されてます。

2018年2月4日日曜日

さすガッス

週末は基本、病院通いなので自転車はヒマしてます。今日は午前中2時間余の時間が取れたのでご近所をぐるっと回って来ました。お陽様は出ているものの、寒いし結構な強風で自転車日和・・・かな?
茶筅の里では、茶筅の元になる竹を乾燥中
富雄川沿いを北上し、茶筅の里・高山地区を通って京田辺方面へ林の中の道。鳥谷池からTOJ京都コース。いつもは府道を下って行くのですが、今日はTOJ山岳区間へ乗り入れてしまった。距離が短いんだから少々な坂でも走らんと太ってまうで恐怖症に煽られたって所です。途中、崖崩れ注意の看板があって、実際山肌が崩れてブルーシートに覆われた所がありました。KOM地点のゲートボール場にも人影がなく閑散。そしてダウンヒルの寒い事。
TOJ京都コースには何故か軽トラ大集合
そのまま同志社大学地帯を抜けて走ると西追風で超高速。大して踏まないのにふとサイコン見ると36km/h。ちょっと踏み込むとたちまち40km/h。わお。そのまま木津川CRに入って帰ろうと思ったら、CRはあいにくマラソン大会中。仕方なくR24を超えて府道70号・南山城ポタリングコースを南下。こんな日でも数台のロードバイクと出会いましたから、皆さん偉いねえ。泉大橋で木津川を越えてここからは向風。これまで恩恵を受けたので文句は言えません。しかしながら横から急に風を受けた時は自転車がふわっと横にスライドし、危うい場面もありました。本日走行は41.8kmぽっち。

KOMにも寒い風が吹き抜けてました
孫娘は先週末NICU(新生児集中治療室)へ移りました。まだ片手・両足その他にチューブが繋がったままですけど。私、これまで居たところがNICUかと思ってたらそれは普通のICUでした。心臓外科から小児科に担当部門が移ったって言うことですかね。NICUにも院内外から新生児が次々運ばれてきて、時折逼迫した場面もあります。余り逼迫すると面会者は退去を命じられます。孫娘も最初はこうだったんだなあと思うと、口からミルクを飲むことができるようになった今は本当に有難い事です。泣いても欠伸してもしゃっくりしても、良かったなあと思ってしまいます。

NICUの赤ちゃんにはそれぞれのママが張り付いてお世話しています。明るいママも多いです。家事や家庭と看護をこなすのはさぞかし大変だろうと思います。医療器具や監視システムに囲まれ、チューブまみれのBabyが殆どですが、それぞれ工夫して可愛く飾ったりして、各ママの心情が伺えます。この明るさは、思いがけない状態になってしまった出産の中で、せめてもの希望の明るさに見えます。どの子も健やかに育ちますようにと願わずにはいられません。

で、この寒い中、我家のエアコンが壊れました。我家は集中型ガス空調システムなので全室分です。ぎゃお。確かに古いです。十数年前のガスヒーポン。保守契約も打切り、パーツが現存する場合のみスポット保守。状況はエンジン起動不可。見てると車のセルモータみたいなのが必死でエンジン掛けようとしています。何回かリトライを繰り返し、結果沈黙。インジケータにはエラーコード”508"が点滅。室内機もRED-LED点滅。明日、保守会社が見に来てくれますが復活は難しそう。

更に重要なのが、このガスヒーポンには代替システム(上位移行含め)がないのです。ハウスメーカーの保守担当者も申し訳なさげに他の大手エアコンメーカーの集中型を提案してきました。集中型ですから普通のエアコン設置とは違います。室外機(エンジン)の設置基盤から2階各室内機への管路、室内機そのもの(特に埋込型)が上手く嵌るのか。今度は電気なのでガス配管に変えて電気配線や受電パワーは足りるのか等、プラント更新みたいな設計が発生します。つまり、この先待ってるのは懐も室内も寒い生活。

さすガッス。寒いでがす。