2013年9月29日日曜日

卑弥呼の庄 CLOSED

桜井方面、2回目の倉橋ため池まで走りました。

前回は倉橋ため池からそのまま戻ったので、今回はすぐ傍にある「卑弥呼の庄」という良く判らないテーマパーク?に寄ろうと企画。天気は快晴といって良いのですが、結構北東の風があります。この風向きは微妙。追風にはなり切らず、向風にもなり切らず。ルートはいつもと一緒。一旦奈良市街地に出て(パトカーと併走し)、県道188とR169で桜井市へ。桜井ではR166を少し走り脇道を登ると倉橋ため池(ダム)です。

「気持ちいいー」の一言ですね。気温はそこそこですし、坂を登ってきたので暑いのですが、風は清涼、周回道路の森の陰ではひんやり。今日はダム管理棟から反時計回り。人も釣り人がチラホラいる程度。周回道路は軽トラが走れる程度の幅で、池が「ビシャッ!」って形なので周回道もクネクネです。森から聞こえるツクツクボウシの声以外の音はなし。道路の路面ではカマキリが一人ファイティングポーズしていました。もしかして、オレを狙ってる? いやいや100年早いぜよ、精々大きくなりな とアイコンタクト。本当に大きくなったら逃げるけど。
途中、森から流出した土砂で道路が完全に地道化していました。今日は自転車担いで通過。先日、桂川沿いの地道化した自転車道を走った後、フレームの下半分が砂だらけになって、後が大変だったんです。その後も日向と日陰の繰り返しをのんびり走って池の西端に到着。

山坂を更に登ると「卑弥呼の庄」なので、休憩せず走ってみました。細い道路が急に広くなったと思ったら、いきなり駐車場が目の前に開け、奥に大きな建物があります。しかしロープで封鎖され人っ子一人見当たりません。ありゃ、つぶれちゃったの? 張り紙も何もなく、しかし本日休業には見えません。それ以上探検する気にはならず、止む無く通過。帰宅後調べたら昨年5月に閉鎖されたみたいです。民間施設だったんですねえ。Googleさん、地図訂正しておいて下さいよ。

「元・卑弥呼の庄」からは県道37号を一気に下り降り、住宅地で迷子になったりしながら藤原京の横を抜け、橿原市今井町の新しいパーキングエリア?でトイレ休憩。そのまま大和中央自転車道で帰ってきました。大和中央自転車道は、所により草が伸び放題で視界が非常に悪いです。慎重に走行しないとカーブでは正面衝突の危険もあります。お気をつけ下さい。本日走行79.8km。9月は418km走りました。10月は余り走れそうにないので、まあ良かった。

そして今の課題は「お尻」と「チェーン」。CBA京都でチェーンが伸びてるって言われてから、そう言えば最近シフトもスパっと決まらず「よっこらしょ」と間延びしてるの思い出しました。「ゆきかぜ」も走行7100kmを超えており、確かに交換してもおかしくない時期です。で、「SORA9速のチェーンってお取り寄せ?」って行きつけのCBAに聞いてみたら、105の9速チェーンが在庫してるのでいつでもできますよ と言われました。105に9速があったの知らんかった。一体いつから在庫してるんだろ。

で、「お尻痛」。今日も結構しんどかったので早いとこ手を打たねば。問題はどこが痛かったのか、降りたらすぐ忘れちゃう事なんだよねえ。走りながらお尻にマーキングするのも「アイツ、何しとんねん」ですし。
いっそ、フェイタスでも貼りますか。お尻に火がついたような走りができるかも。

ズッドーン!


緑と水と光と風と。
長閑~な所にあります





2013年9月23日月曜日

昼型・八尾空港

先月末の仇?を取りに八尾空港へ。

3連休、有難い事に3日とも休みで、カミさんが同窓会+アルファで帰省しているのでやりたい放題。と言っても結局大した事できません。若い頃はアイスクリームの2リットルを一人で食べるとか(ささやかな)やりたい放題だったけど、今の腹ではムリですし。で、結局3日とも走ってケツ(失礼)の痛いこと! セラSMPは交換時は無敵だったんだけど、この頃右尾てい骨がやたら痛くなります。転倒してサドルの位置が変わったか、私が太って荷重が増えたか。まあいい、八尾空港ね。

出発して間もなく、道路脇の田圃を見て「実るほど頭を垂れる・・・ほんまや!」とか暢気に走っていたら、ママチャリの高校生に抜かされました。凄いケイデンス。30km出てましたよママチャリで。間もなく追いついたのですが、(稲穂どころじゃなくなったよ、さすがに)追越しざま「お主、はっやいなあー」と声掛けてしまいました。追風ってのもあったんでしょうが若いっていいなあとつくづく思いました。

出発が早かったので到着も早い。10時の八尾空港はエンジン音一つありません。15分後に低翼の小型プロペラ機が着陸。今日は東風が強く、ランウェイ9での離発着です。その後また音沙汰なし。飛行場は格好の鳥の生息地といいますが、八尾も例外ではありません。周囲の水路には常にセキレイが居て、今日はカラスもたくさん。滑走路上で何やら餌を見つけたようです。しばらく啄ばんでいましたが、やがてー、カラス テイクオフ。

暫く後、ようやく1機のプロペラ機のエンジンがかかり、更に小型ジェット機がトーイングカーに牽引されて駐機場から少し離れたところに連行されます。プロペラ機がソロリソロリと移動を始めると、キィーーンとジェット始動。空港全体にもようやくエンジンがかかった感じ。2機がタキシングして滑走路手前に待機しているとセスナが着陸。次にプロペラ機が離陸。大きな単発機です。離陸後もなかなか上昇せず、生駒山にぶつかりそうでハラハラしました。そしていよいよジェットだ。キィーンが一段と高まりズワーッと離陸。上昇角度が全然違うので安心して見ていられます。次いで赤いセスナが離陸。

ここまでで1時間。更に離発着がありそうでしたが、もういいやと退却。どうも八尾はお昼前後が活発なようですね。空港の周りを1周して帰る事にしましたが、これが迷路。細い路地ばっかでしばし行き止まり。公団住宅前に出くわしたので、周回は諦め2車線道に入りました。道なりに行くとJR志紀駅に当たり、R25に合流。これで帰れると一安心。

帰路は東風を受けて困難が予想されましたが、走ってみるとそうでもなく、普通に法隆寺到着。「カキソフト」を食べてみました。勿論オイスターではなくパーシモンの方です。可愛い売り子のお嬢さんが「ほんのり柿の味です」と言ってたけど、殆ど判らんかった。私にはバニラです。そして法隆寺付近の奈良自転車道は再舗装され快適になっています。これから秋のシーズン、これならお奨めできます。本日走行68.5kmでした。

帰路でもう一つ。富雄川沿いのこれまた新装で緑色が眩しい路面にて、自転車道を横断するヘビ発見! 緊急回避するも尻尾(どこからがシッポなんだろ)を踏んづけてしまいました。「ごめーん」と振り返ったらヘビもこっち見てて「踏んだわね」って顔してました。生命には別状なさそうです。良かった。

秋の夜長は、ヘビも私もケツが痛い。(失礼)


ジェット機テイクオフ
大和川の沈下橋は復旧。ちょっとびびる。




2013年9月21日土曜日

爪痕・嵐山

嵐山へ往復しました。
 元々先週の琵琶湖と今日の嵐山は予定していたのですが、まさか台風であんなになるとは思わず、道路事情が不安でもありましたが晴天に誘われ出発。

いつもより早めに出発し木津川自転車道に入ります。木津川に近いところでは増水のせいか、路面が土に覆われ真っ白。草木はなぎ倒され茶色に朽ちています。木の袂にも大量の草木が絡み如何にもって感じです。更に河川敷のグラウンドは、丁度波打ち際の海底のように、きれいに土で波紋が描かれています。川底だったんだー。流れ橋に着いてみると案の定、流れておりました。4ヶ月しか保たなかった勘定です。そのまま御幸橋向けて走っていると、後輪の感触が変。タイヤが楕円になった感じでボコンボコン。

もしかしてーと触ってみるとフニャリ。あースローパンク。路上でのパンクは1年以上ぶり。犬のウンチだらけの脇道にてチューブ交換。前回はビート入れるのが大変だったけど、今回はビート外すのに10分もかかってしまった。タイヤ自身は30分弱で完成しましたが、車体に嵌めるのが苦手なんでガチャガチャと結局1時間のロス。ついでに左手をスプロケにぶつけて切ってしまい油だらけ血だらけでウンザリでした。面倒でも手袋しましょう。

走行可能になったものの後輪の空気が充分でないので、点検がてら京都のCBAに寄る事にしました。淀付近で自転車道を降りて、旧京阪道とR1を走ってCBA京都南店へ。こう言うときチェーン店は助かります。ついでに予備チューブも購入。「チェーン伸びてますね」とご指摘も頂戴。今後の参考にします。

千本通を走って再度自転車道へ合流。伏見区も床上浸水した所ですから、惨憺たる河川敷。自転車道も一部通行止めでした。見るととても走れる状態じゃない。どこが道路かも判らない。

八条通りを越した辺りから嵐山までは河川敷の自転車道は地道と化していました。土が堆積して滑りそうなので徐行運転。これはシクロクロスの世界ですね。そうそう、アンダーパスできない所では道路を横断する場合がありますから皆さん気をつけて下さい。
R9を越した辺りから、河川敷の田畑は悲惨です。お米、稲刈りを待つばかりだったのに茶色に変色し倒れこんでいます。ショックだろうなとこっちまで悲痛。松尾あたりからは桂川にこんなのあったっけというような石ころが堆積した巨大な中州があちこちに出現。川の水はなお泥水で、木々は倒れ漂着物がそれに重なり、亡霊のような有様でした。これらを全て浚渫・整備するのは超大変です。

自転車道の嵐山終点から先、川べりの公園は重機が入り土木工事中。立ち入りは制限されます(トイレも)。お店もなお清掃作業中のところがあって、家具や建具、観光ボートまで、日干しされておりました。そして渡月橋にはTVのリポータがマイク握って「こちら嵐山には観光客が訪れています・・・」と絶叫。私は脇を自転車押してエキストラ。天龍寺など有名処は平常通りですが、川が全面泥水で結構流れているため屋形船等はお休みのようです。

お目当ての店が休業だったので、第2候補「自転車屋さん併設のカフェ」に行って見ました。食べログで見つけたのです。松尾橋の横にあって、あいにくスタッフは練習日だそうで大きなお兄さんが一人で留守番でした。実業団チームを持っているとの事で、話に圧倒されてしまいました。ルイガノで乗り付ける事自身が如何なものかと少し反省。白鳥の群れにアヒルが迷い込んだ感じでした。一応飛べるけど・・・みたいな。身の程は弁えねばなりませぬ。カーボンバイクに乗ったらまた行こう。

カフェオレ1杯で結構お邪魔していたので、パンクのタイムロスと併せて、嵐山出発は15時前。急げ と思うものの自転車道不通区間で一般道に出て迷子になったり、御幸橋の公園も立入り禁止でトイレ難民になったりで、流れ橋SAを16時過ぎに出発。自宅近くでは薄暮、ライト点灯で走っておりました。やたら暗いと思ったらサングラスのせいだったけどね。(なんで気付かんかな・・・)

本日走行113.2km。1週間前に大災害だったのに今日はもう観光バスが列を成している辺り、京都ブランドの底力は凄い。日本には京都があります。泥水が清流に戻って、元の絵になるのを願っております。
 
しかし忘れてはなりません。天災はいつでもどこでもやって来る。  パンクもね!


公園は重機が出て復旧中
渡月橋から。水が変わると風景一変








お目当ての店も復旧中。HWL見えますか
 
自転車道がこんな感じに!




 

2013年9月16日月曜日

泥川3川

パンチの効いた台風でしたね。雨は事前から言われていたけど、風があれ程強いとは思いませんでした。

近畿地方は夜中から明け方が強烈で、午前2時半には屋外に居る犬を救助し玄関に入れました。午前5時には警報類を確認し、6時から本日の出勤体制をやりとりし(何しろ職場の地域に特別警報が出ていましたから)、9時には一旦職場の様子を見に行きました。そしてついでに?周辺を車で回ってみたのですが、木津川も大増水。川沿いの自転車道も水の中って感じでした。嵐山付近でもきっとそうでしょうね。いつも休憩していた付近を濁流が流れてました。

午後からは晴れ間も出て来て、さあどうする。だって強烈な北西風(吹き返し)が続いています。奈良市のアメダスは本日の最大風速4mって一体どこに百葉箱置いとんねん。最低その倍はありましたよ。しばらく逡巡した末、決意。川の安全を見に行こうと。時刻は既に13時近くなので遠くへは行けません。

安全確認するのは、龍田川、大和川、富雄川 何れも一級河川です。R168に入るために一旦北に向かいますが、ここで既にアゲインスト。先が思いやられる。吹き返しってこんなに間断なく吹くもんだったっけ。反対にR168南下はハイペース。ちょっと踏むとすぐ35km/hです。追風さまさま。

龍田川は泥水濁流。カフェラテですね。泡まで出てるカプチーノ?生駒市東山町付近の蛇行する名所も、ただ、ダダーッと流れるだけ。普段深みに居る鯉たちはどうなったんだろう。そしてR168は平群町に入りますが、ここの小さな交差点でいつも赤信号になります。今日も引っ掛かって大人しく信号待ちしていると、やがて赤が消え、青が 灯かない!? 何? 私と一緒に停止していたトラックも取り敢えず発進します。すぐに3差路があってその信号は・・・ 全部消えてる! 縦も横もみんな消灯。停電かな?とソロソロ走ると次の点滅信号はちゃんと点滅しています。極めて限定的な停電?鎌鼬に電線でも切られたか。

道はそのまま大和川との合流地点へ。案の定エライ事になっとります。一面カフェラテ。それもトウトウトウーと流れて行きます。堤防にはパトカーが停車し、河川敷に入らないよう呼びかけていました。そのまま堤防北側の道を走ります。すぐに沈下橋がありますが、完全沈下しておりカフェラテの中。勿論遮断棒が降り通行禁止。更に少し行くと今度は富雄川と大和川の合流地点。濃さの違うカフェラテが混ざり合って回って流れて行きます。道は北に曲がり、再び強烈な向風。好きで出てきたんだから文句言えないですけど。

暴走するカフェラテ富雄川を横目でチラチラ見ながら、エッチラオッチラ漕ぎます。強力な風洞に居るようです。自転車なんて、ママチャリ以外見かけません。横風の場合は完全に持って行かれます。私も後ろのクルマも同様に冷や冷やしておりました。大和中央道に入り、遮るものが一切無くなると生駒おろしだか吹き返し18号だか解らんですが、一層風は強くなり、下りですら漕がないと勝手に止まるスマートアシスト。お陰で下ハン持っても不安ないけど、下ハンで20km/h未満ってどうよ!? 一人で恥ずかしくなっていました。

本日の2時間視察コースは41km。3連休でこれしか走っていないのも淋しいですが、自然が相手なんで勇気ある撤退も仕方ありません。ついでに勇気あるシュークリームとかもやらかしています。
勇気要りまっせ。このカロリー消化するのに必要な走行距離とか考えていたら、脳の計算機能が停止し真っ白になります。しばらくフリーズし、出てきた結果は・・・ やっぱアイスはバニラやで。

馬と一緒に肥える秋。 


クリーミーな富雄川
沈下した沈下橋。どこやー?



2013年9月14日土曜日

琵琶湖は不思議と凪いでいた

本日は琵琶湖、カヤックで沖ノ島一周パドリング。

台風来てるし天気予報でも南東の風やや強しとの予報だったので、大丈夫かいなと思っていたのですが、本日の琵琶湖・近江八幡は拍子抜けの穏やかさでした。普段は北寄りの風が多いので相殺でもされたかな。

渋滞の京滋BPを迂回したので近江八幡・宮ヶ浜到着は11時。モタモタと組立て、アルフェック用シーソックが上手く嵌らず、出航できたのは12時。
風向きでどっちに行くか決めようと思っていたのですが、ベタ凪みたいな湖面なので目の前の沖ノ島を周回する事にしました。毎年1回はやっているのですね。でも波がないと却って漕ぎにくい。腕に変な力が入ります。背筋背筋と言い聞かせながら漕ぎます。途中で右手から漁船接近。はい停止~。沖ノ島に接近するとチラホラと釣り船が。邪魔しないようそーっと通り過ぎます。

沖ノ島の東面から北面にかけては絶壁みたいなのがそそり立ち、大きな岩がゴロゴロしています。島の中から近づくのは難しいでしょうね。浅い洞窟までありますが、どうしてこんな事になったのか・・・って感じです。巨大な洗岩暗岩もたくさんあるので、ラダーを上げてゆっくり進みます。音が殆ど出ないので鳥達もなかなか気づきません。カワセミがヒラリと飛びました。一瞬コバルトブルーが目に刺さります。岩の上で休憩中の鳶も激写成功。

毎年休憩に使っている小さな浜を探しますが、例年通りなかなか見つからない。千畳敷を沈めたような小さな入り江に幾度か出入りし、ようやく発見。確かここや・・。でもゴロゴロ岩が増えたような。1年の間に自然は何をしでかしたんでしょうね。水温も低下し、浅いところに鮎?が見えました。

沖ノ島の北東部は誰も居らず、フィッシングボートがたまに近づくだけ。対岸の比良山系も今日はぼんやり霞んでいます。岩に腰掛け、波の音と未だ喧しいセミの声を聞くだけです。何千年の時間の大半はこうやって誰にも知られず過ぎて行ったのでしょう。苔の世代は数え切れず、岩の角も丸くなります。

おにぎり食べてさあ出航。凪いでいるからと言って安心できません。琵琶湖が15時頃に豹変するのを何度も見ています。沖ノ島の北側は岩壁&森から、石ころの浜&森になり、西側に回りこんで、水の上に立つ総合監視所辺りから人家や畑が出てきます。浜辺では子供が二人座って話していました。沖島町は平地エリアに建物びっしり。西福寺の大屋根が一際目立ちます。島の西端は小高い森になっていて、ここを回り込むと島の南側。今日も釣り人たくさんでした。

漁港の前を通過するのはリスクが大きいので、漁港を左に見ながら宮ヶ浜方向へ転進します。この航路?は漁船や定期船の航路と交錯しないので安心。もっともモータボートには今日も随分あおり喰らいましたが。波長の長いうねりの中を半分くらい漕いだところで、前方の釣り船にグレーの船が接舷しているの発見。ありゃ滋賀県警の警備船じゃないの?検問でもしてんのかな?それとも釣り船が迷子かな?

こっちに来たらどうしよ、明るく挨拶し「動力船免許はハッチの中なんで今は出せません」とキッパリ言おう とか急回転していましたが、幸い警備船はこちらにお尻を向けてさっさと行ってしまいました。よく考えたらカヤックなんだから免許要らんし(一応持参してますが)、そもそもあんなのが接舷してきたらこっちは先に転覆するわな。

宮ヶ浜へは14時半に着岸。心地よいクルージングでした。落ちアユは少しもの哀しいですが、琵琶湖は秋が一番きれいな気がします。人知では如何ともし難い大きなパワーが底に秘められた琵琶湖。私が毎回感じるのは「神秘」の2文字です。

畏れを知ることは大切だと、防災週間を終えて思うのでありました。台風も来てるしね。


絶壁の沖ノ島北東部
どうしたん?と言いたくなる穴ぐら





2013年9月7日土曜日

雨降る前に天理ダム(怖)

雨が降る前にと奈良-天理-郡山の巡回コースを走りました。

昨日の天気予報では本日の夕方遅くから雨。日中は晴れ。ところが今朝になってみると雨雲は既に枚方にかかっていて、予定していた宇治方面は1時間後に雨。奈良県内も午後雨と言うことで、2~3時間で回れる県内コースを選択。
大した距離は走れないので久し振りに白川ダムでもと思ったのですが、地図を見てるとその下に天理ダムってのがあります。どうせワンポイント入れるなら初めての所と、天理ダムを経由する事にしました。

一旦奈良市街地に出て、いつもの県道とR169を南下、天理市内で東進。ダムへはR25で行けるのですが、国道は大型車が居そうなので並行している旧道っぽい細い道を走りました。ダムまでは100%上り坂です。今日は距離を走らないから我慢とひたすら漕ぎます。ダムまでは数キロ位ですが、途中からR25と一緒になりトラックやら大型バイクやらがガンガン来ます。最後のヘアピンは大型バイクも気合入れて吹かしておりました。

元々山登りの嫌いな私なんでヘーコラ・ヨロヨロとダム到着。ダムのアーチ部分(何て名前?)をR25が通っています。そんなのありなん?事務所っぽい所に入ってダムを見下ろしましたが、それ程大きくない。水も汚い。それに周囲も荒れてる。ダム周回道を一周し鉄橋?を2つ渡ってみましたが、ガードレールも錆びてるし休憩場所も煙草と花火のカスだらけ。

落ち着いてのんびりできそうにないので休憩10分で撤退。白川ダムのほうがいいなあ。帰りはR25。1箇所だけ上り坂がありますが、他は基本、ペダル漕がなくても勝手に50km突破します。カーブが多いのと路面が悪いので無茶はできませんけどね。途中トンネルが一つあります。最初はナトリウムランプが明るいのですが、真中は結構暗く、しかもフォグがかかっている。車が多かったら結構危ないです。坂を下りきると天理市街。そのまま直進し浄化センターでトイレ休憩。

空は曇りのままですが北風が吹いています。大和川堤防道路を西進し、葛城自転車道と新装グリーン舗装の奈良自転車道を乗り継いで、なんとか雨の前に帰ってきました。本日走行61.5km。
ところが帰宅後も雨降らない。どころか薄日が差したりして。もうちょっと他も行けば良かったとポリポリしておりました。

更に衝撃。帰ってから天理ダムってなんであんなにしょぼいのか調べたら心霊スポットだった!こわー。荒れてるからそうなのか、そうだから荒れたのか良く解りませんが、どのみち好んで走る場所ではなさそうです。デジカメで撮った写真も大丈夫かなと目を皿のようにしてチェックしてしまいましたよ。私のレーシック老眼では発見できませんでしたが、変なの見つけても、そっと心にしまっておいて下さい。怖いし。

そう言えば、ダム近くの駐車場で何故か「鯖缶」を転がしているおっちゃんが居ましたが、本物だったのか? 走行中に
「喰らえやー 妖術 鯖缶転がし!!」
とかやられていたら、私もあっさりあの世に召されたかも知れません。ゾクッ。

今夜はクーラー要りまへん。


これが天理ダム。水門?の上がR25
よくあるアングル。ダムアーチから。