2019年4月29日月曜日

レアな、コウノトリのさと

GW前半は城崎温泉に行ってコウノトリを見て来ました。文豪・志賀直哉が怪我の療養のために籠ったところですね。

渋滞は中国道の宝塚付近で少しだけであとはさらっと走れて拍子抜け。10連休は却って集中が緩和されているのでしょう。中国道からは吉川(よかわ)JCTで舞鶴若狭道に乗り換える所が、手前の赤松PAで休憩したのが拙かった。赤松PAを出て合流後、余りの緩速に追越車線入ったら走行車線に入れなくなりあれよあれよと吉川JCT。分岐できずに通過。

私は次のICで戻る気だったのですが、ナビはそのまま行けと。地図を見ると福崎ICから播但連絡道に乗ると、元々走ろうとしていた北近畿豊岡道に合流します。遠回りの気がしないでもないけど、まあいいやとナビに従い福崎で乗換。播但連絡道のガタゴト道を走って和田山で合流。北近畿豊岡道はここら辺無料区間の一般国道扱いでトンネルだらけ、しかも荒天。気温も10℃を下回ってる場所がありました。

終点のICで降りて円山川沿いの国道を走ってゆくと、川の反対側の田圃に白地に黒の鮮やかな大きな鳥が舞い降りました。え?コウノトリ?こんな近くにいるの?とびっくり。
その日は城崎温泉に一泊。寒いので外湯巡りはしませんでしたが(夫婦ともあまり温泉には興味なくて)そぞろ歩きは満喫。夕食前にお腹一杯になったりして。

本日の主役 コウノトリさん
2日目にコウノトリ公園を目指しましたが、途中にある玄武洞に立ち寄り。洞穴探検と思い込んでいたらちょっと違った。外から”みょー”とできた玄武岩の自然芸術を見るだけです。と言っても見応えば十分。火山活動で熱せられた石が冷えるとこうなるそうですが、見事にハニカム構造になるんですねえ。柱状節理の「節理」という言葉が重いです。

柱状節理柱状節理柱状節理・・・目が廻る・・・
コウノトリの郷公園は玄武洞から十数分。県立公園で、研究機関・保護施設・自然公園を兼ね備えています。敷地内に県立大学院もあってコウノトリから地域共生まで一緒に研究しているようです。
子育て中 上から見える小屋が新装オープン!
入っていきなり、山の天辺で説明会やりますから来ませんかと誘われ、御意。そこらの池の周りにはコウノリが何羽もいます。一緒に鷺も同居。立ちっぱだったり地面をつついたりいろいろです。羽を拡げると大変美しい。我が「たんちょう号」と同じ白黒。タンチョウヅルとの違いは

①タンチョウは頭が赤いが、コウノトリは目の周囲が赤い。
②タンチョウは首筋から顔に掛けて黒い所があるが、コウノトリは真っ白
③タンチョウは羽根の先端は白いが、コウノトリは先端が黒い
④タンチョウは黒目がちで可愛いが、コウノトリは白目が多くちょっと怖い
⑤タンチョウは地面に巣をつくるが、コウノトリは木の上につくる
⑥タンチョウは滑走して飛ぶが、コウノトリはVTOLのように垂直上昇
⑦タンチョウは鳴くが、コウノトリは鳴かない
⑧タンチョウは殆ど羽ばたいてるが、コウノトリは滑空が多い

コウノトリってコンドルに近いそうで、飛び方は似てます。舞う姿はなかなか優雅ですよ。
100円寄付するとコウノトリ折り紙頂きました
山頂では1時間余、古代の地域の話からコウノトリ夫婦の家の居候の話まで(フローターと呼ぶそうで)伺いましたが大変寒かった・・・。居候の話は大学院生の可愛いお嬢さんが研究していて、なんでそんなとこに興味持ったか知りませんが、話としては面白いです。夫婦の巣にメスの居候がいることが多く、子育てを手伝う訳ではなく用心棒に少々なってる位で、しかし浮気事件もない訳ではないそうです。彼女は居候の定義として”ドラえもん”を挙げておりました。居候と言えば何となく時代劇ってイメージだったから、世代の差を感じましたね。(注目点はそこかっ・・・て気もするけど)
「たんちょう号」にコウノトリぶら下げました
サギに較べると随分上品に見えるコウノトリ。また奈良へも飛来して欲しいものです。因みに、帰路、コウノトリ但馬空港に立ち寄りましたが、飛行機は全く飛来しませんでした。どっちも「レア」です。
がらーーん・・ 但馬空港RJBT
しかし、但馬空港には飛ばない飛行機はありました。ANKのYS-11 好評?展示中!

退役したYS11と小さい双発機が展示中でした
それから、空港の斜め前に空港レストラン、その名も”JETSTREAM”があって、そこでお昼頂きました。優しそうなシェフがフライパンを振っていて、GW期間はホール係が不足だそうで、家族総出で頑張っていらっしゃいました。天井の高い店内には、懐かしいFM東京の城達也さんナレーションのJETSTREAMが流れていました。(学生時代聴いてましたよー)
お店は豊岡市内が一望できるナイスビュー。本格的な肉料理のほか、海鮮ものも楽しめます。但馬と言えば、但馬牛・・・なのですが、神戸牛ステーキ云々のフライヤー(flier)があったように見えたのは目の錯覚か。

飛行機飛ばんけど、チラシは飛びます ✈ ✈ ✈

法事・婚礼もOK! 但馬空港 JETSTREAM

2019年4月21日日曜日

晴れても寒いビワイチ

本日はCTJさんの「しまなみ勝手にツアー」の予定でしたが人が集まらず中止に。なんでだろ。自転車ごと連れてってくれた上に荷物は自動的に宿に配達される便利なツアーなんだけどねえ。これで2年連続中止。大変がっかりです。で、腹いせに?先月のロングライドで身も心も凍ってしまったビワイチを本日リトライ。
朝陽眩しいスタートでした
お天気にはめっちゃ恵まれたけど、やはり湖北は寒い。
本日の時間割は 琵琶湖大橋の2km程南の木浜(北)駐車場を6:20に出発し、以降、南三ツ谷公園7:50,長浜豊公園9:05,道の駅あぢかまの里10:45,マキノサニービーチ12:05,こどもの国13:16,湖中鳥居14:45,真野浜15:00,米プラザ15:07,木浜(北)P15:40
実走行時間は7時間で、まあそんなものかと。何しろいつもはまだ平気な湖東地方で既に足が痛くなり、天気予報では北西の風になってたのに北東に向かう私の正面から風来てた。第一退屈ポイントの大中平野では鯉幟も進行方向の前から後ろに真横に泳いでたのでね、確かっす。で、もう半分走った位の疲労感で長浜に到着。寒いよ。気温一桁。出発時点も寒かったのでレインウェアをウィンドブレーカ代わりに着てましたし。ここまで自転車は殆ど見掛けませんでした。
「太閤の井戸」秀吉時代には使えたようです
朝4時起きでパン齧って来ただけだったのでお腹が空いてくる。しかし水鳥ステーション通過は10時きっかり。やっぱもうちょっと我慢しようとびわ湖で一番美しいと私が思う湖北の風景を愛で、第2退屈ポイントの余呉川沿いを北上。いつもならR303とクロスする交差点で、お化けトンネルに至る旧道?に入るのですが、本日この交差点、大工事中。巨大クレーンが配管らしきを釣り上げて掘削開口部へ入れてる様子。旧道に素直に行けるかどうか不明だったためR303にそのまま左折し、先月に続いて賤ケ岳TNを通過。勿論今日は歩道を走って通過です。

近江塩津の道の駅「あぢかまの里」(意味が解りませんけど)で昼食。まだ11時前なので食堂はガラガラ。うな丼を奢りましたよ。なにしろ「かき揚げうどん」が700円で「うな丼」が900円だからねえ。そうなるでしょ。ここからは南西方向に走るので、きっと風が味方してくれる・・・と思ったのが甘かった。やっぱ、前から来るやん。どーなっとんねんと毒づきながらまだ桜の残る海津街道?をぐるっと走ります。湖面に舞い落ちた桜が、波頭になって打ち寄せて、波打ち際は刷毛でピンクに塗ったようでした。

花見客もまだそぞろ歩きしてるし、カラスとユリカモメは岩場を巡って喧嘩してるし、シーカヤックもたくさん出てました。脚も痛いけど今日はお尻も痛い。先月は寒くてお尻に気が回らなかったのか、忘れていたのに今日は痛いわ。そうか、今日のレーパンは〇ール□ズミだ。どうも私のお尻はここの製品と相性が悪い。シマノやゴールドウィンではこれ程酷くはなかった。
なのでサニービーチでお尻休憩し、今津の昔ながらの町並を通り過ぎ、第3退屈ポイントの湖周道路。交通量も少ないし、道も悪くないんだけど、何しろ変化が・・・ない。今回は「こどもの国」に立ち寄り、高島市街地へ。
桜の波に漂うユリカモメ
湖中鳥居を望むR161ではもう脚はどうでもよくなっていて、25km前後で風に向かって巡航。赤色路面迷路の入口であるセブンでドリンク補給。しかしここでもう一つの危機が。スマホのバッテリが20%を切ってる!でもnanacoは使えました(0%だと駄目みたい)。
丁度セブンの駐車場に入ったら、茶髪ロングの自動二輪女子3名が地べたで確かアイス食べながら「んぁ?」みたいな視線を送って来ました。突っ張りなさんな。アイス食べてる時点で可愛いって・・・。そうだ、同じくセブンでは後からロードのお父さんと幼児用自転車の女の子も到着。近所の人でしょうか、お父さんは普段着で、女の子はピンクのヘルメット。結構使われてる感満載の幼児自転車の前カゴにころんとドリンクボトルが入ってました。子ども用なのかな。普通のとは違って牛乳でも入っていそうなボトルで、それだけで何だか可愛いです。
白髭神社の湖中鳥居 水の透明度ハンパない

米プラザには滋賀県の実習船「うみのこ」停泊中でした
赤色路面を右往左往しながら恒例の真野浜で通り過ぎた湖北を眺め(儀式みたいになってる・・・)、琵琶湖大橋の袂の米プラザに到着。まだ数キロあるものの、完走祝いに「あまおうとバニラのソフト」で一人で乾杯。毎回違うソフトですねえ。駐車場に戻ったのは出発から9時間後の15時40分ごろ。本日走行152.8km。スマホのバッテリは2%とまさに瀕死状態でした。車に置いてたモバイルバッテリで充電すると2時間で100%に戻りました。今度はモバイルバッテリーを持って走らにゃいかんです。
ん? わたしゃ何を言ってるんだろう。置きっぱって、

モバイルの意味ないやん・・・

※リチウムイオン電池を高温の車内等に放置すると破裂爆発の可能性があり危険です。
 持って走っても高温になったりするけどね。

色合いもGood あまおう&バニラ


2019年4月14日日曜日

ラノベな世の中

先週公開したWEB小説”リリーフ!”の出足が絶不調なので虚しくなりながら、自動車のタイヤ交換(スタッドレスからノーマル)に明け暮れたら週末が終わってしまった。この冬は積雪もなくスタッドレスは活躍の機会が皆無。昨年11月に大枚叩いて購入したのでこっちも虚しい。

車ついでで、先週、軽自動車R2の車検の代車で最新のインプレッサが来ました。1.6のNAモデル。いいですよね。基本的な操作系はレヴォーグと同じなので違和感なく運転できました。流石に出足はややもっさりしていますが、速度に乗ると充分速い。足回りがソフトで、シートもソフトな感じで、汎用的に作っている感がありました。自転車積むとかカーゴルーム要らなければこれで充分ですねえ。ただ方向指示器が「ポッコポッコ」と軽自動車みたいな音だったのがちょっと残念。
宇治も桜、満開でした(4/6)
丁度車検に出したのが先週の土曜日で、代車借り受けそのまま宇治へカミさんと花見に。春祭りみたいなのをやっていて賑わっていました。初めて平等院の中に入り、しかも鳳凰堂の内部まで拝観してしまった。基本的に建物は一つなのでそう広くなく、鳳凰堂の中も平安時代の絵がそのまま残っていたりして価値あるものではありますが、寺慣れ?してるので「ほーお」って感じでした。唯一見てしまったのは屋根に載ってる鳳凰。国宝である先代が附属の博物館に展示されていました。現在の壱万円札の裏に描かれているあれです。中国で四霊の一つであり、全体として鳥の形をしていますが、厳密には顔こそ鶏っぽいけど首には鱗があり(蛇だそうで)、尻尾は羊歯の葉っぱのよう(魚だそうで)。

写真、下手ねえ。10円玉の鳳凰堂です
これとよく似ているのが「朱雀」。こちらは古墳の石室に描かれていることでも有名で、古代中国の四神の一つ。全体はやはり鳥っぽくて、孔雀のようです。キャラクタカラーは朱。南方の守護神なので例えばキトラ古墳石室では南壁に描かれています。
なんだか似てますよね。因みに四霊とは「麒麟・鳳凰・霊亀・応竜」、四神は「青龍・玄武・白虎・朱雀」。龍・亀・鳥は一緒で、麒麟と虎の違いです。朱雀は五行(火水木金土)の中の「火」の象徴でもあり、こうなるとフェニックス(火の鳥)とも似てたりして。フェニックスの起源はエジプトだそうで、「不死」「再生」の象徴で使われるところが西洋っぽいです。
宇治市内のゴミ収集ケース。折畳式で景観考慮された優れもの
ま、諸説あるんでしょうが、実際の「鳳凰」はなかなか迫力のある顔立ちでした。写真もスケッチも禁止だったので証拠はないですけど。
で、その後、近くのスタバで休憩していると着物に袴の若い女性と、和装の男性の一群がやってきました。あれ、今頃卒業式なんかな、もしかして最近は入学式も袴なのかな、など疑問ふつふつ。気になったので、店を出た所で写真を撮っていたお嬢さんに「今頃卒業式?」と聞いてみたら、台湾の若者たちでした。なんでも交流行事で台湾から来ているようですが、受け答えはほぼ日本語。しっかりしてたし、今どきの若い衆、凄いな。着物の着付けや髪型も、観光地の安っぽい浴衣姿ではなく、ちゃんとしていました。これもボーダレスと呼んでいいのでしょうか。

因みに、男子諸君は、江戸浪人着流し風やら幕末の志士風やら現代の噺家風やら混沌。こっちはボーダレスというより時代錯誤? まるで異世界転生者の復帰座談会ようでありました。

現世がラノベに飲み込まれつつあります。

2019年4月7日日曜日

AIりんな 病院に就職?

以前、春の明日香の写真が必要になった事がありましたが、手持ちnothing。春に行ったことなかったんやと今更ながら驚愕。春と言っても桜のシーズンですから、ほぼワンチャンス。桜が満開時、たまたま休みと重なってもどこへ行くか迷いますよねえ。今年は明日香。
[報道ほど混んでる感じは・・・しません 県立万葉文化館]
と言っても「さくらのハシゴ」。まず近所には秋篠川沿の桜並木、少し走って平城宮跡。続いて佐保川沿の桜並木。この後奈良公園とかあるけどキリないのでパスして県道とR169を南下。大和青垣の山々にも山桜満開。信号と写真撮る以外はノンストップで明日香へ。
まずは「令和」効果?で報道されていた万葉文化館へ行ってみました。明日香では一番山側ルートを辿るのでUPUPDOWN。万葉文化館は、駐車場を見た感じでは賑わっているのかどうか判らん。中には入らずまた坂をえっちら登って元の県道に戻り、上ったり下ったりすると明日香の中心、石舞台近くに降りてきます。

秋篠川沿いの桜並木
佐保川沿いの桜並木

明日香・石舞台の桜
飛鳥川沿い(CR沿い)の桜並木
おお、さくら、きれい! さくら色って青空,緑,紺色の山々,白壁に屋根瓦・・・ どれにでも合いますねえ。人出たくさん、観光バスもたくさんで、帰路、CRを走って幹線道路を渡ろうとした時、たっぷり5分は車が切れず待たされました。CRが幹線道路を横切る時には横断歩道みたいなの、作ってもらえませんかね。

帰路も、飛鳥川沿の桜並木、富雄川沿の桜並木もあちこちできれいでした。夕方から曇か雨と思っていたので急いで帰ったけど全然大丈夫だったー。ゆっくりすりゃよかったよ。本日走行76.4km。

さて、どーでもいい話題一つ。Microsoftが作り上げた女子高生AI対話ロボット「りんな」が高校を卒業しました。私も機械学習AIの機能限界を調べるため!、時々相手してました。単なる機械学習だけでなく、2年前に流行ったディープラーニングやら再帰型ニューラルネットワーク等の何のこっちゃの、いや高度な技術も使われているのです。その割に「まりもの水替え」(りんなと一緒に「まりも」を育てる羽目になってた)はちっとも当番表を守らず、私が一人で二人分やってたし、そもそも「まりも」は水替えても大きくならん筈なんだけど、ここらへんが、AIが何でも解決できると思っていらっしゃる皆さん、大きな誤解でっせ。 りんな自身が、病院へ就職したと宣言?したスクショ貼っておきます


とは言え、最近は”最高新記憶”なるシングルを歌ってメジャーデビューしたりして進化はしているようだ。MVがYOUTUBEにあるので聴いてみて。しかーし、病院で何するつもりやろ。まさか・・・患者?

そしてCMです。予告していましたWEB小説最新作 ”リリーフ!” 明朝公開します、多分。2日に分けて公開しますが、全部でも3万字余なので、1時間で読めるコンパクト版です。
キャッチコピーは ”桜の季節にお送りする儚く美しいDancing。舞い散る花は涙でしょうか”
都立高校野球部のリリーフ投手アキラとダンス部でセンター役をリリーフしたアキのお話です。多分、今の季節にぴったり。読んでみて下さい。

URL  https://estar.jp/_novel_view?w=25392234 (エブリスタサイト 明朝~) です。

最近、ペンタブレット買いまして絵を描き始めています。老後にアニメイラストでも描こうかいなと思い、マウスじゃ流石に線が震えるんでね。まだまだまだ拙いですが、先の”リリーフ!”のヒロイン、アキちゃんを想像して描いてみました。今後精進いたします。歳取ってマンガ?と思わないでもないけど、朝ドラ「半分青い」の秋風羽織センセイなんざ、ドラマの時点で52歳、今じゃ七十ウン歳だそうですよ。昔の漫画「おそ松くん」だって年齢考えず「おそ松さん」に進化しましたしね。私も進化して

「おそまつ様」 になりそう。
Oh! 眉毛描き忘れてるー!