2019年7月28日日曜日

モヤモヤする

先週梅雨が明けた途端に豪雨がやって来て、奈良市でも「避難レベル4 全員避難」って出たけど、1時間半で警報も解除になって、こりゃ判断難しいなと思いました。取り敢えずの荷物持って大雨の中を避難場所へ行って、エラい雨やねえーとか言ってるうちに解除って感じで、雨ならまだしも河川の増水はその後も続くだろうし、結局自分の目で情報を見て自分の勘で判断しないとって事でしょうね。

台風が抜けた本日は曇天ですが昼から雷雨とか言ってたので、遠出はせず御所市から橿原を回ってきました。要は雨を避ける場所が多そうな経路です。香芝から御所までは「ならクルルート」を走ったので、集落を抜ける道が多く、夏祭りの準備で一時停止になったり、道路を横断するカメさんをヘルプしたりのまったりツーリング。橿原を経由したので橿原神宮付近の「境界の彼方(京アニ)」の聖地らしきを幾つか訪問しました。「境界の彼方」は奈良が一番たくさん出て来るアニメで知ってる場所も多かったので、尚更いちいち記憶しておらず、ネットでの情報も見ながら「多分、ここ聖地。覚えてへんけど…」みたいな感じです。本日走行75km。
ごせまち 高札場です
それにしても正午を回った頃から気温上昇、高温多湿で全身がモヤモヤ。橿原市のサイクリングステーションにドリンク補給と身体冷却に寄ったのですが、スタジオではちっちゃい子たちがダンスの練習、幾つかあるテーブル席では中学生やら大学生(かな?)のお嬢さん達が勉強中。オッサン一人はちょっと恥ずかしく、自販機で飲み物買ってボトルに詰め替えたらそそくさと出てしまいました。ま、いいんだけど。みんな勉強したいって思ってるんだから、図書館も自習禁止とか言わないで開放してあげたらいいのに。フードコートでも高校生たちたくさん勉強してるよ。

聖地① こういうシーンがあったような…
聖地② 車まで一緒だそうで、え?何年乗ってらっしゃるの?

聖地③ 橿原神宮の中にある池です
聖地④ 池のほとりも描写されていました(らしい)
さて京アニの件、また亡くなった人が増えました。気の毒この上ない。犯人は匿われ高度医療を受けてるって言うのにね。解るんだけどモヤモヤします。しばらくあの場所には行き辛いな。聖なる場所って感じがして、きっとまだ「なんで?」って思ってる人たちが、あの場所に残っていらっしゃる気がするのです。それはきっと京アニさんが再スタートを切って、みんなが安心して作品を見られるまで、要は「大丈夫そうだ」と思えるまで続くんだろうなと思います。哀しいですね。

京アニ応援音楽もYOUTUBEに増えました。演奏している人もそうですが、コメント見ても外国人(英語)が多いです。ピアノメドレー動画を出した中国の人が「タイトル漢字間違えた!」って平謝りでしたけど(日本と中国って違うんですねえ…)、コメントにはDon't worry! が溢れていました。そう言えば「加油」って中国の表現が今回話題になっていましたけど、しゃあないですよね。だってずっとこれ使ってるもん… ですからね。
ピアノ動画に触発されて、私も2年半ぶりに「響け!ユーフォニアム」のOP”Dream Solister”の楽譜を出して来て弾いてみました。あかん、指が記憶喪失。5回繰返してようやく、ああ、こここんな感じやったかも知れん、ですからね。歳をとるというのはこういう事なのだと思いました(腕のせい? はい、そうでした)。
今月は珍しくドビュッシーを弾いてて、やっぱこう言うのもいいなあと思ってたんだけど、またアニソン路線に戻りそうだわ。

最後に番宣です。Web小説3サイトに連載中の『透き通ったバク』は今夜公開分で完結します。ヒロインのアイリちゃんを載っけときますね。

津田藍里と申します

2019年7月20日土曜日

やはり今日は宇治へ走りました

京アニの件、全く言葉がありません。夢も才能も将来もある人たちがなんであんな目に遭わねばならんのかと。 お亡くなりになった方々のご冥福をお祈りするとともに、怪我を負った方々の一日も早いご快癒と復活をお祈り申し上げております。 人もシステムも歴史すら欠損してしまった状態から元の日常に戻すのはとんでもないパワーが必要ですが、しかし京アニはきっと復活するだろうと信じております。
疾走する宇治川
という思いと仕事絡みの別件もありまして、本日は宇治ツーリング。いつものように木津川CRからR307、宇治川ラインで天ヶ瀬ダムから宇治市内へ。林からクマゼミの声が聞こえ、夏休みの匂いがします。天ケ瀬ダムでは折からの雨を大放流中。宇治川の流れも速く、一緒に走った感じでは時速15km/h前後、つまり8ノット。めっちゃ速いです。落ちたらえらい事です。

ド迫力の天ケ瀬ダム放流
雨が続いたせいか宇治の人出は少ない方でした。平等院の表参道で呼び込みやってましたからね。
宇治川はずっと工事中で、北側はまだ幕のようなものが張り巡らされていました。あじろぎの道の方は一段落したっぽかったので、宇治橋を渡り”ユーフォの聖地ベンチ”へ行ってみました。ポンプ小屋は美装され、護岸壁も立派になりました。新装記念に写真一枚パチリ。が、この直後にフェンスにもたれかけていた「たんちょう」号が写真左手の崖下に転落。(よく見ると写真でも落ちかけてる…) 慌てて駈け降りて車体を持ち上げると…、パンクはしてない、ディレーラも大丈夫そうだ、お、右のSTIレバーが内側に曲がっとる。
ユーフォの聖地で転落の様子解説
崖から車体を引き上げ、右STIのカバーを捲って、ボルトを回すもカ・カタイ…。蚊は寄って来るわ、次の聖地見学の人も寄って来るわで、その場での修理を断念。幸いその他の部分に異常はなくちゃんと走れましたので、朝潮橋を渡って京阪宇治駅の裏から、いつものコースへ向かいました。すぐに三室戸駅。その駅前に花屋さんがありました。そう、本日一番重要な任務、献花用の花束を作ります。

事件があった京アニスタジオは私は全然知らない存在でしたが、宇治から伏見桃山に抜ける途中で、何てことないそこら辺の風景をスケッチしている若者に出会うことがありました。きっと京アニの子なんだろうなあ、木幡(京アニ本社所在地)から近いからなあと思っていたものでした。もしかしてあの子たちが今回巻き込まれたのではないかと思うと、忸怩たる思いになります。

スタジオはいつも走る六地蔵駅前の道から見える場所です。ニュースではその脇に献花がたくさん。走り抜ける訳には参りません。花屋さんのお姉さんは事情を聞いて上手に作ってくれました。白・黄・薄青の3色で、バックパックに差して走れる程度の大きさ。長さも切り揃え、白いリボンを巻いてくれました。有難いことです。

花束背負っていつもの道を北上、六地蔵駅に近づくとこれまで見たことのない車の渋滞。周辺にはマスコミたくさん。そしてスタジオが見える場所に花束が積まれていました。私も自転車を降り、そこへ献花。いざ手を合わせると言葉が出ません。結局「本当にごめんね・・・」しか言えませんでした。テレビカメラが旋回して来るので建物の方向に頭を下げてすぐに走り出しました。京アニの描く風景が好きとは言え、ここでは部外者ですから。

府道7から観月橋を渡り、R1BPを走って上津屋の流れ橋PAで休憩後、木津川CRを走って帰宅。本日走行79.1km。

歪んだSTIレバーは帰路の途中にあるCBAさんで治してもらいました。やはりペロッと捲って太刀打ちできなかった六角ボルトをクルっと廻しひょいと戻して10秒で完了。あら・・・。
誠に有難うございました。左のSTIも少々歪んでいるので自分でやります。

これだけ曲がりました の図(下が修理後)
そもそも何故崖下に転落したのか? 写真で解る通り地面に勾配がついていたのですね。実際は写真の下矢印付近に停めたのですけど、ジリジリ動いて勾配がきつくなった所で、ツルっと滑った!

たんちょう号ですから。(ほんなら飛べよ! と)

◇ 後日の追伸
京アニの応援、いろんなところでされています。これは京アニ作品のテーマ曲ピアノメドレーを聴くことでのドネーション?何回も聴いちゃいます。

これはFonziさんの演奏(YOUTUBE)のHCです

 

2019年7月14日日曜日

サイクルウェアの寿命

レーパンってどれくらいの期間履いていますか? 使用回数と言った方が良いかも知れませんが、何となく私は5年と思っております。大雑把に夏・春秋・冬用と分けたとして1年に4ヶ月稼働。ホリディチャリダーの私は月4回走るとして仮に2着でローテすると一つのレーパンは年間8回使用。5年で40回です。意外と少ない感じがしますが、2着を公平にローテしなかったりしますから実際は50回位ですかね。

この夏、やたらお尻が痛くなったのがやはり数年物のWIZARDハーフパンツ。生地はしっかりしてますが、何となくパッド部分が「スカ」になってきた気がする。そもそもWIZARDってこの頃見ないなあと思って調べたら丁度2年前に会社が破産してた… (゜゜)~  価格が手頃だったので誠に残念ですけど、そりゃパッドも力落とすわ。

これまで最もお尻が楽だったのはGOLDWIN。確か7年使用しました。勝負レーパンだったのでツアーの時は必ず登板。落車の際に出来た穴も隠さず奮闘していましたが、昨年とうとう引退。1年中使っていたので200~300回履いていた感じ。パッドはまだ大丈夫でしたが穴が拡大し、ダメージジーンズみたいになったので流石に止めました。現在GOLDWINにはC3fitシリーズという高級製品が残ってます。値段見て諦めてますけど。
私のお尻はどうもパール〇ズミさんと相性宜しくないみたいで、割とお尻痛くなる。パッドは厚いと言われてますが、ケツの形が悪いんですかね。代わってのMyブームはSHIMANO。今回もWIZARD代替に購入。冬用は相性良かったので期待大です。

ジャージの寿命はって、破れない限りいつまででももちそう。私も自転車乗り始めて最初に買ったGARNEAUのジャージは今でも問題なく現役です。油がついたりポケット部分が多少ブヨブヨ感はあるものの、流石はアパレルが発祥源であるガノですわ。ジャージは常に汗を吸い、伸縮し、雨に打たれ、草木に擦れと過酷な環境ですから普通の寿命は5年程度でしょうか。私の場合は10年?新しいの買えないのでたまに癪になります。

反して短命なのはグローブ。ハーフ・フル・耐寒の3種を揃えていますが、使用頻度の多さからかハーフタイプの寿命が短く2~3年です。3年前に鳴り物入りで購入したイントロハーフグローブも親指付け根に穴が開いてしまい予備役に下がり、5代目としてMAVICを投入。MAVICって手袋も作ってるんやあとちょっとびっくり。フルフィンガーの薄手グローブは、あまり使わないので多分まだ2代目。冬用は3代目ですが気温によって2代目パールイズミと3代目SHIMANOを使い分けています。フルフィンガーグローブは寿命5年という所かな。

という訳で大雑把には5年で全体衣替えって感じでしょうか。
やはり黄色のイメージカラーがついてるMAVIC
さてこの週末、天気予報見てがっかりした人多いと思います。私も雨の隙間を縫って、昨日は午前にTOJ京都コース近傍を30km余、本日は14時の雨雲到来までに田原本辺りまで南下し戻って来るつもりで出発したら、天理で雨になり雨中を40km余。昨日はポツポツ雨でしたが今日はちゃんとした雨で、以前ビワイチツアーでごっつプライスさんから頂いた簡易泥除けが初めて活躍しました。戻り道は2度目の「京奈和自転車道」を走りましたが、佐保川の両岸を右往左往するコースで、2度コースミッシングしました。予告標識があれば助かります。

ビーバーテールみたいな樹脂製緊急用泥除け
京奈和自転車道では雨はポツポツでした
近所でも先週から蝉が鳴き始め、梅雨入りした所なのにもう梅雨明けかいなと思っていたのですが、近畿では本当に来週に梅雨明けしそうで、梅雨は1ヶ月未満になります。梅雨の期間は平均42日で、最近40年間では30日未満はないそうですから久々の記録なんですけど、水は足りるのかなとか、いや時々大雨降るから大丈夫とか、それって危ないやんとか、議論になりそうです。誰にも解らんなー、

水モノだけに。

【番宣です】
エブリスタ・カクヨム・なろうの3サイトに連載中のファンタジー小説『透き通ったバク』のバナーを右に貼りました。某星宇宙空軍戦闘機パイロットと地球の女子高生によるちょっとコミカルな「悲しみを探す」物語です。1日に1話ずつオープンしていて月内には完結予定です。

2019年7月7日日曜日

スカーレットな登り窯

朝ドラ気になりますね。千遥は本当に幸せになれるのか、なっちゃんたちと会わなかったことが今後どう響いて来るのか… と言っても私は最初の5分だけ見て出勤するので、3分の1頭出しで一喜一憂しているようなものです。ま、夏空はタイトル字もオープニングアニメも素敵なので私の中では好感度100%です。で、9月からの次の朝ドラはなんと信楽が舞台だそうです。戸田恵梨香主演のスカーレット。本日はそのロケ地になってる信楽の窯元を訪ねました。
スカーレットな宗陶苑っす!
雨は大丈夫そうだけど空気が湿気でめっちゃ重い。私の脚もいつもどおりめっちゃ重い。往路の府道5号は抜かれまくりましたね。こっちは20km/h巡航ですからね、何やっとんだあいつ、みたいな感じだったでしょう。目的地である「宗陶苑」はでっかい看板がたくさんあるので普通の人は迷うことないです。私はちょっと違うとこ着いちゃいましたけどね。
坂の上では七福神が出迎えてくれます。案内所があったので「すんませーん、ちょっと見せて頂くってできますか」と尋ねると、案内パンフ見ながら見学コースを教えてくれました。繊細なものもあるので見学の際はちゃんと申し出ましょう(無料だし)。

登り窯ってのが有名でロケにも使われているそうで、現在「ロケ仕様」になってるから触らないでと言われました。順路に従って歩くといきなり「なんなんだオマエたち」みたいな焼き物が並んでいます。誰が何のために作ってんだか。
なんなんだオマエたち! おう、見学かい、転ぶなよ
登り窯は火が落ちた状態です。原理としては階段状に窯が繋がって並んでて、一番下の窯から密閉し火を入れます。1400℃まで上げるそうで、その熱気が上に登って2番目の窯は1000℃位まで上がります。そこに薪を入れて1400℃まで上げて密閉、以後その繰り返し。全部の窯に薪をくべて温度を上げなくて良いので省エネ。全部の窯に一斉に焼き物を入れて順番に焼き上げるのだそうです。へえー。宗陶苑の登り窯は11の窯が繋がってて国内最大規模だそうでした。
登り窯。左側に各窯の入口?がありました
窯の中 左の棚に焼物を置くのでしょうね

逆サイドから。ナウシカの溶けた巨神兵を思い出した…
見学は登り窯以外にも実際に陶芸されているところを覗くこともできました。話しかけ禁止なので見るだけです。向こうもオッサンに見られても嬉しくないだろうからチャッチャと回りました。
信楽の街中は朝ドラの広告で一杯かなあと思いましたが皆無。まだやっちゃ駄目なんすかね。しかし、観光客が増えることを意識してか、駅前の大ダヌキ様は妙に艶っぽく再塗装されておりました。今年の秋は賑わいそうです。
二宮金次郎さんは狸とエイリアンタヌキを引き連れておわしました

他にもいろんな焼物がありました
滋賀県らしく?、フレンドマートのイートインで休憩しましたが(美味しいベーカリーが復活!)後ろの席で中学生の男の子と女の子たちが店内で買ったと思われる握りずしで、アナゴだイクラだネギトロのネギは苦手だと騒ぎながら昼食中。別に悪くないし、残さず食べようとしていた良い子たちなのですが、あまり見ない光景やなあと勉強になりました。タピオカだパンケーキだと騒ぐより身体には良さげだけど。
復路は下り基調なので楽ちん。水の音や鳥の声が響く森林の中を駈け抜けるのは本当に癒されます。本日走行92.7km。

【番宣】本日WEB小説新作公開開始しました。まずエブリスタとカクヨムの2サイト(手が回らん)。
初めてファンタジーに手を出しました。タイトルは”透き通ったバク”。バクってあの動物のバクです。キャッチコピーは「宇宙からやって来た悲しみを食べるバクとJKの一年一夜の物語」。某星宇宙空軍の戦闘機パイロットと地球の女子高生のお話ですが、民話や古典のエキスと若干の科学技術を混ぜ混ぜして振りかけています。通勤通学のお伴に是非ご賞味ください。
https://estar.jp/novels/25502480
あの手描き絵がデジタル化されるとこうなります

科学技術と言えば、宗陶苑では自転車のタイヤ止めだけでなく駐車場のタイヤストッパーも焼き物でした。バックで駐車する時、昼寝中のワンちゃんを轢きそうな気分で怖いわ。

お、これが抑止効果! 

ね!
こっちは自転車用だけどロードはムズいです