2017年9月30日土曜日

11速化!!

半年間悩んでた11速化をついに実現。コンポを105の5700から5800シリーズにフルセット交換。この2ヶ月ほど、RDの2段変化や無段Up-Downやらに悩まされ、ガチャガチャやりながら走ってました、面倒です。2回操作しないと一段落ちてくれない、落ちたつもりで漕いでても実は替わってなくてエライしんどかったり等。9月初にしまなみ海道を走るに当たって、幾らなんでもこれはと思って、近所のCBAでワイヤとチェーンを見てもらい、ワイヤ調整をお願いしました。チェーンは伸びてるけどワイヤ調整で何とかなるだろう診断でその場は納まり、しまなみは機嫌よく走れたのですが、その後再発。仕方なくチェーン&スプロケ交換と思いましたが、それならいっそと全更新を決断。
輝くパーツたち 新105 完工! 
先日のよしみで近所のCBAに相談すると、パーツは定価販売で値引きNGだそう。けれど持ち込みはOKなので、NETで買わはった方が・・・と親切なアドバイス。でNETで5800の8点セットをポチって持ち込みました。定価と一万円違うんです。大きいよね。申し訳ないのでバーテープはCBAで調達し作業を依頼しました。結果的には随分安くついて助かりました。近所のCBAは結構良心的なんです。

本日初走行。万一を考えてコース近くにCBAが三か所もある枚方周回。ところが、R168で生駒から枚方に入ってCBAの前を通ったら店舗解体中。え? 詳細不明なるも何のためにこのコースを選んだんだか。
続いて京阪枚方市駅で御座候(今川焼ね)を二つ買って淀川べりを北上。コスモスがきれいです。御幸橋の「さくらであい館」でトイレ休憩後、木津川の東側道路を走り、R1を左折し久御山中央公園へ。実はこの近辺、昔は飛行場だったのですね。今では跡形もないけど記念碑があるって言うので見に行きました。飛行場は昭和17年に逓信省航空局が作ったそうで、そもそもは民間のパイロット養成が目的だったみたい。逓信省って、今でいう総務省と経産省と国交省の合体版で、運輸・通信面を司っていたと。そしてそのマークが「ていしんのテ」を元にした現在の〒マークだそうです。へえ。
あらあら・・・ 枚方のCBA
少し、秋を感じました
当時どんな風景だったかはさっぱり判りませんが、現在では総合運動公園になっています。記念碑だけ見てそのままR1BPに向かっていたらコカ・コーラの工場がありました。壁に缶コークが貼り付いてる・・・。勝手には入れないので詳細不明ですが、何だか面白い。そのままR1BPで上津屋へ出て流れ橋PAで休憩。御座候タイムにして以降は木津川東側管理道路と府道70の南山城ポタリングコース。依然として井手町の一部は通行止めで迂回でした。本日走行72.4km。
京都飛行場の記念碑
コーク缶からコークが出ている(ようにも見える)
流れ橋も渡りました
さて新105、ワイヤ類含め新品になったので信頼感は向上。シフトもカチカチきちんと入ります。ただ、今まで2回操作しないと一段切り替わらなかったリアなので、2回連続でレバーを操作するクセが残っておりまして、RDは正直に2段階上げたり落としたりしてました。よって急に重くなったり軽くなったりで、また都度一段戻すという操作が入り、結局ガチャガチャやってるやん とSTIがボヤいていたような。そうだ、フロントについても力強くシフト操作するクセがついてるんで、今日も思いっきりカッシャーンと操作。痛かったよね、STIレフト。ごめん。

それと前評判では「ブレーキが良く効く」「STIが握りやすい」と聞いていましたが、え、そうだっけ? しかしリアが11枚もある安心感。10段の時のスプロケ歯数は、軽い方が21-24-28と三段跳び状態でしたが今回は21-23-25-28。この差は大きいです。28は大袈裟だから24で我慢してたのが25を使える。楽です。一方で心理的に枚数が増えた安心から、何故か結構重いギアで走ってしまった。軽いのが増えただけで他は一緒なんだけど、結局いつも以上の筋肉痛に見舞われました。

手を握ったのに感触を覚えていない初デートなのでありました。

2017年9月23日土曜日

初漕ぎは荒れ模様

先週叶わなかったカヤック初漕ぎ。天気予報は曇後晴で北西風 風速3~4m/s。朝は曇天でしたが何とかなるだろうといつもの近江八幡・宮ヶ浜へ。あれ?芝生広場には誰も居ない。それに風も穏やか。宮ヶ浜から見える範囲にはカヤックnothing。ま、いいやと組み立て開始。
秋晴れとは程遠い天気でした
毎年初めての組み立てでは何かしら起こります。今日もラダーワイヤのアウターが短くラダーペダルに届かない。ワイヤ自身はスムーズに可動するのを確認済みだっただけにショック。探ってみるとスターン(船尾)のラダー取り付け部分付近、つまり最船尾でアウターらしきがトグロを巻いているのをスキンを触って確認。引っ張りゃ良さげですが、既にこの段階ではフレームをスキン(船体布)に入れてテンション掛けた後だったのでビクともしません。ましてやこの部分には中からも手が届かないんですよ。

と言うのも、フェザーのカヤックはスキン開口部はコックピットだけなんですね。確かモンベルさんのは全艇のフレームをスキンのジッパーを開けて入れる方式だったと記憶してますが、多分これなら手が入る。が、フェザーのバウ(船首)やスターンの内側を触るためにはスキンをコックピットから裏返してゆかねば無理で、これってはっきり言ってドックでの作業ですよ。
因みにコックピットしか開口部がないってのは、フェザー艇のフレームはバウ側、スターン側が別々で、これらをセンター(コックピット)部分でキール(竜骨)とシートを支えるフレーム数本で繋いで、かつ、このセンターの数本にテンション掛ける構造なので、前から後まで開口する必要がないからです。気密性もその方が保たれますしね。

しかし急がば回れ。センター部分でのテンションを解除し、スターン側のフレームを半分引っ張り出してアウターケーブルを引っ張ってトグロを解消。再度フレームを組んで、後は艤装作業。多分ね、40分以上かかりました。今回デビューのモンベル製スプレイスカートをつけて11時半頃出航。湖面はまったりしていて穏やか。進路を南にとって岸沿いに進みます。所々に水草が水面上まで生い繁って、魔の海サルガッソー海みたい。実際、この中ではパドルが重くてラダーにも絡まるので大変。
この時点では鳶ものんびり
水草地帯。水底までびっしり生えてます
めっちゃ長いエリ
サギやトンビが飛び交い、小魚もイルカのように水面を飛びます。一度はデッキを右から左に飛び越した子がいました。元気だねえ。秋の琵琶湖は水も澄んできていい季節です。例年の初漕ぎと同様、若干荒れ気味の浜に着岸。水際には流れ着いた水草が重なってました。浜で休憩していると釣ボートが行ったり来たりしています。少し沖合には定期船も見えます。のんびり満載。13時前に、さ、戻ろうかと離岸。

湾?を出たら、さっきはなかった風が前から吹き付けてきました。それにつれて湖面も波立ってきます。進路を北にとって沖合に出ると前方からの強風と波も大荒れ。所々で白波が立ち、船体は持ち上がって落ちるの繰返し。バウは半分以上水の中に突っ込んじゃいます。うひゃー久し振りの荒天パドリング。(外洋とは較べないで下さいね)
復路は荒れ模様
ビワコ専用の私レベルでは結構必死でした。時折BigOneがやって来てパドルも空振りしたりでなかなか進まない。止まると流されるのでマジで漕ぎましたよ。写真じゃピンと来ないと思います。本当に必死な時には写真撮ってられないっすから。

沖ノ島の真横に来ると幾分波が小さくなりました。大砲斉射がピストル乱射になった感じ。一度浜に寄せたら、そこから脱出するのが結構大変だったー。宮ヶ浜に近づくとまた波が大きくなり、しかも浜に向けて回頭する時は横っ腹に受けます。波を睨みながら、大きいのが過ぎた瞬間、面舵一杯で回頭。ここからは左斜め後ろからの追い波になります。これが漕ぎにくいんですよね。ずっと後ろ見てられませんからね。何とか宮ヶ浜に戻ったのは14時前。浜辺にはモンベルのタンデム艇がスタンバイしていました。話を聞くと、組み立て終わったら白波だらけになって出られなくなったとのこと。結局そのまま解体されていました。お気の毒。
どんぶらっこっこ(写真撮るのも揺れながらなんで難しいです)
追い波が抜けてゆきます
私がカヤックをパッキングしていると、急にモンベルARFEQ艦隊がそこここで組み立て開始。その後どうされたんでしょうね。判断難しかったやろな。遠方から来て、組み立てて出られないって本当にがっかりですから。しかし万一があっては、自己責任だけでは終わらないんで、一歩引く判断位で丁度じゃないかと思います。何しろ近江は淡海と言った位ですから嘗めたら危険です。
宮ヶ浜 あちこちに白波
陸(おか)に上がればのんびりムード
そうそう、モンベル製スプレイスカート。ややダボダボだったので表面に水が溜まる事溜まる事。小魚飼えそう。ですが、しっかりコーミングに嵌っていたせいか、シーソックや船体内への水の侵入は少なかったです。

琵琶湖は午後には荒れて来るってのは知られた話です。鳥人間も苦労してましたもんね。けど今日はこんなに急に変わるかって程、急でした。多分、天候の回復が少し遅れたんだと思います。本来、朝から晴れて強風だったかも知れません。それでもカフナは抜群の安定感でした。ドンブラコッコでもふらつく事はなかったです。凄い1次安定性。但し、スキン内部から正体不明の布片がボロボロと取れてくるのです。11年目なんでちょっと心配。私もスキンは日焼けでボロボロ取れて、心配された・・・筈はなく、嫌がられただけだけでした。

オッサンは、一皮剥けてもただの人。



2017年9月16日土曜日

ペダル交換(ピアノ編)

とっておきの三連休が何てこった! 

本来、本シーズンカヤック初乗りの予定でした。そのためネックだったボロボロのスプレイスカートを先週更新。フェザークラフトのパーツ等が買えなくなったのでいろいろ当たりましたが、ジャストフィットするスプレイスカートがそこら辺に売ってる訳もなく、一か八かでモンベルのスプレイカバーを購入。先週日曜日に装着してみた所、ちゃんと嵌りました。

こんな感じで嵌ってます
左:フェザー 右:モンベル 見ても判らん・・・
我がカフナのコーミングサイズ(CockpitSize)は70cm×41cm。モンベルにもスプレイスカートはありますが最小サイズが81cm×45cmで大きめ。同じモンベルでもスプレイカバー(S)なる商品は(どう違うんだか)76cm×37cm~86cm×48cmと幅があり、写真だけでは同じように見えたので、こっちを購入。4000円ですよ。フェザーの1/5価格。
結構がっちりと嵌るので、防水面ではいいんだけど、転覆時のセルフレスキューで上手く外せるかどうかが問題です。フェザーのは比較的勝手に外れることが多かっただけにね。これは命に直結しますから。久しく練習してなくて不安ありあり。

で、本題のペダル交換。5月にハイブリッドピアノDUP-5のメンテをYAMAHAにお願いした際に、ダンパーペダルのギコギコ音を治してもらいましたが、その後またギコギコ復活したのでDIY修理。仕組みは見ていたので何となく判ります。そもそもの原因はペダルとペダルアクション部分板バネの接触点についている皮革緩衝材がボロになっていたためで、金属同士が擦れあってギコギコ言ってたものでした。

が、2週間位前からギコが再発してきたので、皮革が4ヶ月でボロになる訳もないだろうしと裏蓋オープン。最悪、左右ペダルを交換すれば何とかなると思ってました。左ペダル(ソフトペダル)は殆ど使わないのでね。DUP-5は電子ピアノでもあるのでペダルは打鍵の仕組みに機械的には関わりません。ペダルを踏むことで接点がくっついて、あとは電子回路です。具体的な仕組みは知りませんが、ダンパーペダル側はコードが三本あります。ハーフペダル対応かな。ソフトペダル側は二本だけですね。

裏から見ると 左:ダンパー 右:ソフト のペダル機構
右がダンパーペダル(裏) 〇内がグチャっとなってました
機構的には、ペダルを上下させるシーソーのようなメカが入ってるだけで、まずこれを外して、そこからペダル本体?を引っこ抜きます。裏返してみるとダンパーペダルは緩衝材皮革が剥がれグチャッと皺寄せられた状態。こら、あかんわ。伸ばして元の状態に戻しましたが強固に貼ってあるわけでなく指で押すと少々動きます。こんななん?と思ってソフトペダルを見ても同様。理由があるんでしょうね。緩衝材の皮革は、5月に貼ってもらったダンパー側の方が厚め。だからグチャっとなったのかも。
よって、念のためペダル部分を左右交換することにしました。が、ペダルの実際に踏む所とシーソーの部分?はカシメてあり、容易には外れないため、そのまんま交換。∴足元見るとペダルの形が変。ま、いいか。誰も見ないし踏めりゃいいわ。

交換後のペダル 左:ソフト 右:ダンパー 向い合っちゃいましたよ
作業は30分強。台風のお蔭で?ギコギコ音に邪魔されず音色が響くようになりました。良かった。

改めて足元見ると、これまでよく使ってた旧ダンパーペダルは足で磨かれ?ピカピカですが、滅多に使わんかった旧ソフトペダルは色が曇っています。役割チェンジしたので、曇ったペダルもこれからは足で踏まれて磨かれてゆくことでしょう。

ちょっと待て。この頃、裸足で踏んでるよね。オッサンの裸足で。うわ、

水虫ペダル。

2017年9月9日土曜日

痛いジャージ

今日は大宇陀を走って来ました。いい天気だったのに夕方には雨。変わりやすい天気は秋の訪れなのか、それとも夏の忘れ物の夕立なのか。

[大宇陀の田園では稲刈り真っ最中]
奈良市ダウンタウンから県道188でR169へ抜けます。途中、小さな林の横を通ったらツクツクボウシが鳴いてました。思わず、”♪ツクツクボウシが聞ーこーえーる”と歌ってみたら、これがラブライブのEDテーマ ”きっと青春が聞こえる” に嵌ってしまい、大宇陀までずっと頭の中で回っていました。”素直に追ーいかけて...きっと青春が聞ーこーえーる その瞬間が聞ーこーえーる...隣はキミなんだー♪” がエンドレス。いやいや50代のオッサンが、青春が聞こえるもクソもないだろと思うんですけど、本当にその瞬間が人に聞こえたらめっちゃ恥ずかしい・・・。

天理トレイルセンターで休憩。前回来た時、改装で休業だったのが新規オープンしてました。カフェの看板がかかり、中も整然としたレストラン。屋外にはパラソルの下にテーブルが並びビアパーティもできそう。以前はだだっ広い休憩コーナーだったので、確かに運営側(天理市)から見ると単なるコストセンターでしかなかったものが、もしかしたらProfitを産むかもと考えたのは無理ありません。勝敗の鍵はシルバー歩こう隊がどれだけお金落とすか ですね。なお、トイレは借りられますので念のため。
天理トレイルセンター 長岳寺の隣です
R169からR165に入り、西峠に挑みます。10%前後の坂が3km程続きます。大型貨物を含む交通量が多いので、よろけると危険な道。私も好んで走る訳ではなく、宇陀に行くにはどこかで登らにゃいかんので走ってるだけですよ。今日は一段とヘーコラで、峠のガソリンスタンドが天国に見えました。
大宇陀では稲刈りが始まっていました。道の駅でブルーベリーソフトを食し、レトロな松山地区を散策してR166で女寄トンネルへ。交通量が多いので歩道を走りますが、狭っ! んな中で前方にタオルだかモップの先だか判んないものを発見、巻き込まないよう壁側に避けて走ったら腕が壁をこすりジャージもろとも真っ黒に。あーあ。トンネル出てからウェットティッシュで拭き取って、擦り傷は少しなので放っておいてダウンヒル。今日もX0キロオーバー(書けん)だったので、風が傷に染みて痛い事。そのまま桜井から初瀬川ロードに入り、奈良自転車道に乗継ぎ帰宅。本日走行93.7km。
大宇陀レトロ 昭和の文房具屋さん
レトロタウンのお約束 必ずレトロなお医者があります
電柱とコーンなければ何時代?って感じ
洋館だってありますが・・・ どうやら 塾みたい
一方でこんなことにもなります。行政と観光のバランスは難しい
復路は頭の中のEndlessMusicが ”放課後ティータイム” にスイッチ。ま、どのみち、普段何聴いとんねんって話です。今年になってからピアノもアニソンしか弾いていないというマイブーム。春に弾いた ”Listen!!” は割とあっさり終わり、次がギルティクラウンの ”My Dearest”。ヤマハには楽譜無かったので他サイトで購入したらこれがまた原曲に忠実で、長くて苦労しました。元々はアレンジに惚れたんだけどねえ。その次は ”サウンドスケープ(響け!ユーフォニアム2のOPテーマ)” で現在進行中。思えば昨年は ”渡良瀬橋”、”少年時代” やらだったので様変わりです。

で、その延長で痛ジャージに眼が行く最近です。飯能市のふるさと納税4万円で頂ける「ヤマムスメジャージ」もなかなかですが、本命は「ウォーリーを探せ」ジャージ。このジャージのケツについた人、ウォーリーを見つけるまで離される訳にはゆきません。路面を見てる場合じゃありませんぜ。結果、落車してキケンです。

これこそ真正「痛いジャージ」。あ、後ろの人が。

2017年9月4日月曜日

ゆめしま海道を往く

毎年恒例CTJさんツアーでの「しまなみサイクリング」は今回「ゆめしま海道」へ。

最後に渡った 来島海峡大橋(しまなみ海道)
ゆめしま海道 where? ⇒ 因島から渡船で渡る生名島から佐島,弓削島を回るコースで、新しそう。海道はどんどこ増えていて「しまなみ」「とびしま」「ゆめしま」以外にも、広島県の呉~尾道の「さざなみ海道」、愛媛県の今治~松山の「はまかぜ海道」があります。道路にブルーライン描けば出来ちゃうんでね。今回の参加は何と19名。北海道・東京と近畿圏各所からで、レンタサイクルも大量にバスに積み込みまずは向島まで。
向島で 出発準備中
ここから因島大橋を渡って因島、渡船で生名島に渡ります。残念ながら「はっさく大福」は休業中でパス。私の勝手なリクエストで自転車神社こと大山神社へ寄道し、御守を更新しました。今回は「ろんぐらいだぁすバージョン」のピンク!御守そのものは他と変わらず、単にパッケージ台紙に、ろんぐらいだぁす! のキャラクタ並びにチームFORTUNAの女神イラスト(亜美ちゃんが考えた奴ね)が描いてあるだけ。で、100円UP。まんまと嵌り、結構皆さん買ってました。

バーハンドル用御守withろんぐらいだぁす台紙
ゆめしま海道は海沿いの快適な道、が続くと思ってたら甘かった。確かに生名島でまず目に飛び込む白い浜辺と透きとおった海は美しいの一言。橋へのアプローチは坂でも仕方ない。橋の上からの絶景は申し分ないし、海峡を渡る風が心地よく、こりゃ天国ロードやなと思ってました。それが弓削島一周コース途中、港から集落の中への細い道を辿ってゆくと、その先は山。ひたすら続く山坂道。うへー、聞いてないやんと一同文句タレタレでヒーハー登り、島の反対側に出ると目の前は絶景の海。しかし道は更に登ります。切通しを通ってようやく平坦になり、一同やれやれ。道は海沿いを快適に下り・下り・曲がり・下り、と、えー?カーブの先は上ってるやん。仕方ないからまたヘーコラ登って曲がってようやくてっぺんに出て快適に下り。ひゃっほーと飛ばします。するとカーブの先はまた上ってる!
弓削島からのナイスな展望
おい、どーなってんねんと登って、また快適下りーっと え?また上る? ってなことを数回繰り返し、一同最早下りでも疑心暗鬼状態になった所で「これ登ったらあとは下って海沿いに出る」との情報が。ほんまやろなとアイウェアの下で睨みながらゼイゼイ登るとようやく下って海沿いに。やられた感満載で再び橋を戻って生名島へ。ゆめしま海道とは斯くも「夢」を抱かせては蹴散らされる「人生」のようなサイクリングロードです。で、最後におまけが。ホテルへの道は海抜150mを一気に上る斜度12度の坂道でした。一同トドメを刺され、走って登れたのは半数位でしたでしょうか。この話がその夜の恰好のツマミになったことは言うまでもありません。

ゆめしま海道の坂をクリアし、やれやれ の御一行
ホテルロビーには1台のミニベロが飾ってありました。「凪」のミニベロでフラットバーの多分20インチです。黄色と白のグラフィックがホンダジェットのようでなかなかカッコいい。タウンユース用に欲しくなっちゃいます。でも高いんだよねえ、NAGIバイクは。

2日目は因島スタートのしまなみ海道。こちらはオーソドックスに今治のサイクリングステーション・サンライズ糸山まで走ります。
生口橋を渡って生口島、定番・瀬戸田のドルチェでジェラード!と思ったら開店前でスルー。ま、朝の8時半ですからね。ジェラート欲も乏しく諦めも早かったっす。瀬戸田で少々お土産タイムを過ごし多々羅大橋へ。この日の多々羅大橋はきれいでした。抜ける青空に吊橋の真っ白な主塔が聳え、お見事。続く大三島のしまなみ公園で「でこたんソフトクリーム」。でこたん what? 柑橘の一種なんでしょうね。欲張ってLサイズ頼んだら多々羅大橋の主塔並みの高さでした。

生口島の耕三寺 私はちょっと引いてしまった・・
多々羅大橋の主塔が天に刺さります
ベンチに腰かけてでこたんを頬張っていたら、次々にサイクリストが到着します。その中にロードの若いカップルがいました。彼の方は置いといて、彼女! スリムな体形にジャージがびしっと決まり、束ねた長い髪がヘルメットの後から風に靡き、多々羅大橋をバックに颯爽と走ってくる様はまさにポスターみたい。昨年並走したクロスバイクのお嬢さんに次いで、瀬戸内フェアレディ賞を授けたかったです。
定番ポイント 多々羅しまなみ公園

一同次は伯方島の道の駅S・Cパークへ。なんか休憩ばっかしてる気がするけど、ここではしまなみ三大スイーツである「塩ソフト」。Lサイズは懲りたのでSにしましたが、Sが標準サイズですからね。皆様お気をつけあそばせ。お蔭様で全然お腹減らないってか明らかにカロリーオーバー。なので、最後の大島の延々の坂道では飛ばしました。それまで20kmちょいでまったり走ってたのが、30kmオーバーで巡航開始。坂道も30km弱でグイグイ行きます。下りは勢いでX0キロオーバー(書けん…)でかっ飛んで気持ち良かったー。

左:でこたんソフト(L)  右:塩ソフト(S)
ただそれでお腹減らしたかというとそうでもなく、吉海での昼食は少々きつかった。ソフトはSサイズにしましょう。特に各島停車で食べるより1つおきくらいに食べることをお勧めします。
あとは来島海峡大橋をゆっくり走って、青い海と瀬戸内の多島美を鑑賞しサンライズ糸山には13:20到着。一同40分で自転車を輪行袋に詰めて着替えてシャワー浴びてと大変でした。シャワーは数が少なく外来者は有料なのでご注意。着替えるのもトイレしかなく、更衣室くらいはあっても良いのにと思いましたね。走行距離は初日45.9km、2日目56km の計102km程度とそれ程伸びませんでした。が、チームはロードのみではなくシクロクロス,クロス,ミニベロと様々な自転車の混成部隊なので仕方ありません。ミニベロで果敢についてきた女性にはロードオッサン達から拍手喝采でしたよ。

みきゃんも走る 終点 サンライズ糸山
レンタサイクルも多かったのですがCTJさんが用立てしたもので、こちらも様々。定番のアルミロードのみならず、クラシックビアンキや全然知らないクロモリロードもあって、ショップ店員さんの愛車ですって言ってもおかしくない程バーテープからペダルまで凝った仕様でした。
来島海峡 リゾート!
お天気にはめっちゃ恵まれた今回のツーリング。やはり帰りのバスは大変和やか。今回も年齢層は結構UPPERでしたが、年齢や性別や居住地に関係なく仲良くなれるのは一緒に坂を登ってゼイゼイしたからですね。これは自転車だからこそ味わえる醍醐味だと思いました。お、これが作戦だったのか、今回のゆめしま坂隠し。と言う訳で、思わぬ坂は団結を強めるという予期せぬ教訓を得たツアーでした。CTJさん並びにご参加の皆さま 有難うございました。

きれいな海と和やかな空気に触れられるゆめしま海道。今日もきっと思わぬ坂に呻いているサイクリストがいるに違いありません。でもね、終わってみればそれが夢のような体験だと判る事でしょう。

え?もう一回行くか? いやー、夢は一回でいいっす。