2017年12月30日土曜日

女郎花の転調はCOOL

なんじゃこのタイトル。意味解らんし。ご尤もですが、謎は最後に。

現在ピアノはAIKOの”恋をしたのは”を練習中。映画”聲の形”のテーマ曲ですね。映画も良かったけどテーマもいい曲です。構造が結構複雑で、

イントロ-Aメロ-Bメロ-間奏a-Aメロ-Bメロ-サビ-間奏b-Bメロ

みたいな感じ。サビは勝手に ♪ah-恋をしたのはーいつからか・・・♪ と思ってますけど、この後の間奏bがいいメロディで、かつ見事な転調。このお蔭で最後のBメロがサビ並に引き立つのですよ。箸休めの酸味のあるシャーベットみたい。この転調をスムーズに弾きたいけど難しい。気長に練習します。

さて、転調で思い出すのは謡曲「女郎花(おみなめし)」。能では雑演目と呼ばれる「その他」カテゴリーの話で、ストーリーは・・・

”京の女子を愛人にした男が、女子の元に通わなくなったので(元々が不倫だったのね)その愛人が川に身を投げ、その際に脱ぎ捨てた着物が朽ちてそこから女郎花が生えてきたと。男がその花に近寄ると花も男を避ける。それを哀れに思った男も後を追います。で、案の定ですが、地獄で男は剣の山のてっぺんに愛人を見つけて近づこうとするけれど、身は剣に刺され、骨は岩に砕かれる・・・を(多分)繰り返して終わらない。お願い、何とか成仏させて下さいと男女の霊は旅の僧に頼む”

端折るとこんな話。男の正妻の立場はどうなるとか疑問だらけだけど、能の世界では、この手の話が多いですね。あの世で困ったら出てきて僧に何とかしてくれと頼み、僧が一生懸命に弔ってHappy end。仏の力は凄いよって話。昔の僧はあの世の事もこの世の事も解決せねばならず大変だったのです。

一番好きな謡曲がこの女郎花です。地獄のシーンが臨場感溢れる謡で、その後ツヨ吟からヨワ吟に鮮やかに転調?するメロディ(節廻し)が好き。ツヨ吟はゴワゴワ喋る感じで、ヨワ吟は謳う感じの謳い方。ミュージカルでもありますよね。セリフからそのまま歌うのって。(私、元・謡曲部なんですよ)

八幡市の石清水八幡宮付近は、この謡曲「女郎花」の舞台なのです。東高野街道からちょこっと入った所に、男を弔った塚(男塚)、松花堂庭園内に女塚があります。
身投げ現場の放生川 めっちゃ浅いし・・・
男塚。超細い路地の奥にあります
女塚はこの松花堂庭園の門の裏付近にあります
で本年の走り納めは枚方周回。コースは定期航路ですが、次女の安産お願いのため飛行神社に寄ると、何やら祈祷中。その後ろで参拝しました。祝詞に38号機云々って出てきたので恐らく次のH2Aロケットの祈願に来られていたのだと思います。本当に無事に打ちあがって連続記録を更新して欲しいものです。その足で前述の男塚にも立ち寄りました。何だか哀れを誘うほど小振り。ま、立場上しゃあないか。
なお、木津川CRはあちこちで工事中です。路肩整備や道を横断している溝の補修もあり、その部分は舗装が剥がされ、石ころゴロゴロのグラベルですので走行注意してください。本日走行66.3km。
飛行神社 祈祷はこの神殿で行われます
表札があったんや・・・
日本の音楽(J-POPS等)の構成って、日本語の特性が現れてますよね。洋楽ですと結構 AメローBメロ 繰り返しで、サビに当たるのがAメロだったりします。結論が最初。日本語は最後に結論が出てくるのでAメロ-Bメロ-サビの構成が多いってどこかに書いてました。なるほど。しかもイントロが違う。洋楽はイントロあってもジャンジャカの伴奏を前に引っ張っただけが多かったりして。
これって家屋の構造みたいですよね。一概には言えませんが、映画で見るUSの家は大抵、玄関開けるといきなり居間です。日本の家は玄関が独立していて、花が活けてあったり、絵や小物が飾ってあったり、居間へ誘うプレリュードっぽい。だからイントロも丁寧です(と、思うのです)。
今年弾いた曲の中ではイントロNo1はギルティクラウンのテーマ曲”MyDearest”。この曲弾こうと思ったのは、イントロ内のグリッサンド弾きたかっただけみたいなものですから。いいメロディですよ。是非一度お聴き下さい。しかし長かったよー、曲も練習期間も。

普段意識していませんが、音楽にも文化が現れるのですね。故にJ-POPSやアニソンはCOOLと言われるのでしょう。なので、女郎花の転調は相当JAPAN-COOL。冒頭の謎は解けましたね。

今年はこれでおしまい。1年間お付き合い下さいまして有難うございました。
どちら様も良いお年をお迎え下さいませ。

2017年12月24日日曜日

怪獣が来たイブ

このイブ週末、天気も風も穏やかでしたが出走できず。なので本日は、最近の珍百景小ネタ。

◆エントリーNo1:シベリア
どうやら青森県のパン屋さんの銘菓のようです。近所のスーパーで調達。ジプリの「風立ちぬ」の映画中で見たような気がするけど、本来は一般名なのかな。由来はよく解りませんけど青森はシベリア程寒いんやろ 位の想像しかできない。味は、全く見ての通りです。
何故、電車の絵があるのかは不明
◆エントリ-No2:電柱巻
何故こうなった? 誰がぶつかったんだ? そして抱きつかせる必要はあったのか? てっぺんの鉄筋らしきは避雷針なのか? など不思議が詰まったひと品。

意味が・・解らん
◆エントリーNo3:竹トンボ型ヘリコプター
爆音に頭上を見上げるとこのような細マッチョが飛んでいました。この前後にも多数のヘリが飛んでいて、演習なのか大移動なのか、遠方で会議なのか知りませんが、一人か二人しか乗れそうにないヘリです。めっちゃ細い渓谷でも飛べるやん、と思いっきゃ、ローターは大きいのであまり変わりません。(どうやら陸自の攻撃ヘリみたい)


◆エントリーNo4:特別仕様車ステッカー
先週 4'season でGET。以前から反対側には貼っていたので、今回両側に貼りました。サマになってます。これ貼ってる自転車は恐らく奈良ナンバーや大阪ナンバーの近畿圏車両です。フェスとかで見かけたら声掛け合ってください。

4'season 特製ですよ
◆エントリーNo5:クリスマス・イブ
ようやく季節感のある写真。京都の某ホテルのチャペルです。中から白くて小柄で目の大きいエイリアンが出てきても不思議じゃありません。

♪ きよしこの夜・・・
さて、”子育ては幸せ、でも時々大変”ってCMあります。いんや、いつも大変・・・でしょ。
年末の帰省と言うことで、早々とちっこい怪獣が二人、長女とともに帰って参りました。一人はようやく会話ができるようになったものの、聞き分けには至らない、まるでバルタン星人です。もう一人はつかまり立ちし始めなので、どこへでも掴まり、なぎ倒し、口に入れ、まるでミニゴジラです。年寄世帯にはリハビリにもなりますが、やっぱ子育ては若くないと務まらんと痛感する次第です。

助けて ウルトラママ! (0|0)

2017年12月17日日曜日

善哉は甘い?

さぶい。最高気温は7.2℃、西の風6m/s。今日は桜井市のカフェ 4'seasonへカレンダーをお届け。

まず奈良市中心部までR308を走っていると、ミッキー型のニット帽を被った兄ちゃんのママチャリに抜かされました。通勤のようで、超高ケイデンス。4車線道路に入り、こちらも追風快走で三十数キロに加速したら、さすがにそこでは離しましたが、信号で停まっている間に歩道をびゃーと走って逆転されました。結局JR奈良駅付近では並列(ってか、道路の右側走ってた)でしたが、こうやって弱ペダの坂道クンみたいなのが生まれるのですね。

屋台が並ぶ猿沢池界隈。よく見ると昔の人達が紛れています
奈良市内は春日若宮御祭でごった返していました。三条通にやたら露店が出てるなあと思っていたら、猿沢池付近はどえらい人出、露店もずらり。中国語ばかり。時代がかった装束の人たちが何気に歩いています。警備の人に「もうすぐ馬が来るんで降りて下さい」と注意されて押し歩き。馬?はい?
パワースポット・三輪神社のご神体の三輪山と大鳥居
R169をひたすら走って、4'seasonへ。ツールドフランスのカレンダーを職場に毎年頂くので(残念ながら他に希望者が居らず、私の所に集まってくる訳で)、この頃お持ちするようにしているのですが、代わりに撮り鉄カレンダーを貰ってしまった。何でも鉄道カメラマンの人が作って無料配布しているのだそうで、奇特な話でござる。職場の鉄オタ達にオークションしてやろかいな。因みにツールドの卓上カレンダーは娘の婿殿二人に強制割り当て、飾れと命じております。義父の威厳じゃ。

4'seasonで本日頂いたのは「おぜんざい(善哉)」。誠にほっこりする一品です。大納言小豆使用との事で、今日のような日にぴったりの温かさ。ほうじ茶とベストマッチでした。なお、お餅はオーダーしてから焼いてくれるので、めっちゃ柔らかです。お蔭様で寒い風にもめげずに帰ることができました。本日走行64.7km。
古代の国道・横大路と下ツ道の交差点です
ええっと、ぜんざい(善哉)の語源はサンスクリット語だそうでお判りの通り、仏教用語です。ところが出雲大社のお祭りに由来するという説もあり、こちらは神様系。どのみち小豆は古来から邪気を払うと言われる「聖なる食べ物」なので、今日、善哉セットに追加して食べてしまったケーキセットの邪なカロリーやらも追っ払ってくれる筈です。

え? 甘い? そりゃ甘いさ、善哉は。

2017年12月10日日曜日

ちゃんと南向き

今日は奈良マラソンの日でした。ややこしいのでコース近くには近づかず、御所方面へ。本日のミッションは二点。まずは常に南向きで明るい性格だけど怠け者のオイルコンパスを真面目に働かせること。次にやっぱ買ってしまった猫目のブレーキランプ機能付リアライトのテスト。なので余り変なコースは止めておきました。

竹取公園 いつも寄ってるトイレからかぐや姫が生まれたなんて!
オイルコンパスですが、原因が判明。私も一応理科系なので、自転車の性格のせいにして放っておく訳には参りません。テストしてみました。ハンドルバー上でコンパスを移動させ、針がどう振れるか。元々はバックミラーを留めているラバーバンドに通して使っていました。ハンドルバーのセンター寄りにコンパスを移動させると指針は南から徐々に振れて行き、ステムの所では極めて正常。は?ミラーの場所に原因が?ミラーってガラスやし樹脂製のバンドやん。と思っていたらミラーの首(アタッチメント)がどうやら金属製。コンパスの丁度真後ろにミラーの首があるので、コンパスがミラーに首ったけになってると、指針は常に一定方向を指すこともありそうだ。何故今まで気がつかなんだ。

判りにくいけど、黄色の矢印が犯人の箇所。これで正常です
と言う訳でコンパスをセンター近くにつけ直し一件落着。北向けば北、西向けば西。コンパスが正しく指してくれるのは気持ちの良いものです。

途中で火事目撃。最初は未知の火山噴火かと思ったよ
次はブレーキランプ。製品コメントを見ていると、基本はシートポスト装着だそうで、斜めとかになるとモーションセンサーの感度が鈍くなるそうです。「たんちょう号」の場合、シートポストにはサドルバックがついてるので無理。止む無くシートステーと思いましたが、GENNIX-R2のシートステーは変形三角柱みたいな形で、素直につきません。それにここにはそもそも同じ猫目のソーラー式、明暗自動認識自動点灯という優れモノのリアライトがついています。さて、どうするべと思ったら、いいもの見っけ。SELLA SMPのサドルって、後ろに楕円形の小さいロゴプレートがついているのですね。何のために?とかねてから不満だったんですが、ここにジャストフィット。サドル最後部の割れ目?からライトのスイッチも操作できて便利。高さもサドルバックの上になるので丁度いい場所です。満足。

Lowモードの発光でもこんなに明るい
まず、ラピッドフラッシュモードで走って見ました。ちゃんと点いているのか、見えません。お尻の下ですからね。減速!フラッシュから高輝度に変わったか?見えません。お尻の下ですからね。うおっ!確認できないやん。お尻の下ですからね。
結局自転車降りて、手で少し動かしてみて止めると、フラッシュから高輝度になる事を確認。それに、停止してすぐ降りてみると高輝度になっているので動作は間違いないようです。但し、懸念していた登坂での減速でいつ高輝度点灯になるのかは全く判りませんでした。登坂にかかっていちいち降りて確認するの、嫌ですからね。
しかし明るい。デイライトになるとは言え、ここまで明るくなくてはならないのか。電池の持ちが短い筈よ。そいで1回乗る度に外して充電するのも大変面倒。モバイルバッテリを常時携行すべきか悩んでいます。因みに本日は4時間だったので最後の方はバッテリーオートセーブ(点滅モード)になっていました。使えるのは数時間までですねえ。

ミッションは合格として、R165BPの道の駅で休憩後、那覇空港に寄ってみました。GoogleMapで偶然見つけたのです。道の駅かつらぎ のすぐ東に「稲名那覇空港院」。お寺のマークがあるけど、那覇空港なんて見ると行ってみない訳に行きません。沖縄の人たちの秘密基地かも知れん。境内に滑走路があってJTAが飛んでるかも知れん。期待して辿ってゆくと、どう見てもただの農村の中、該当地には鄙びた木造家屋と石柱・お墓多数。なにここ?国際線はどこ?ハイビスカスは?
全ては謎のままです。一体ここが何なのか。何故、那覇空港をincludeしているのか。付近に人影もなく、そのまま立ち去るしかありませんでした。多分、Googleのバグでしょうからヒコーキ野郎が殺到する前に修正した方がいいと思うけど。本日走行78.5km。
那覇空港内蔵の寺院
帰路に橿原のJogging & Cycling Station で一休みしたら、女子中学生?と男子高校生が一人ずつ、一所懸命勉強していました。本来目的とは違うでしょうが、ガラガラだし勉強しているのにとやかく言う気はありません。お、そう言えばママチャリとミニベロ置いてあったな。OKですね。

JUKU-ing & Cycling Station

”境界の彼方”の聖地踏切だ!

2017年12月2日土曜日

ハンドサインの形

桜井市の倉橋溜池へ行きました。池(ダムです)に映る紅葉の森が本当にきれいだったんですけど、写真にすると見たのと違う。もっとしっとりしていたのにじれったい。ま、水中デジカメで撮ってるんで幾分仕方ないかも知れんけど。
行きがけに、先日コウノトリがやって来たという奈良市の溜池に寄ってみました。コウノトリはもういないと判っていましたが水までない。代わりに?ヤギが草を食んでおりました。水のない池ですが、名前の通り広大な池で、何だか判らないボロの木の鳥居のようなものが突っ立っていました。
[倉橋溜池]きれいな晩秋風景です

[広大寺池]コウノトリのカケラもありません
ここからは5月のシクロラリーのコースを思い出しながら南下。時々右往左往して天理駅前へ。宗教都市・天理市のメインターミナルである天理駅は、新幹線でも来るのかなと見紛うばかりの立派な駅ですが、ワンマン運転のJRと近鉄のローカル線しか来ていません。駅前は現在、宇宙ターミナルになっており?、UFOらしきが並んでいます(ホンマやて)。通称CoFuFun(コフフン)と呼ぶそうで、やっぱ、コフンとUFOは関係あるやん。因みにその一角にTREKのショップがあります。
天理駅前に不時着したUFO(TREKショップ内蔵)
細い地道をトコトコ南下。時間かかりますな。時折迷子になって行きつ戻りつ、古い集落と田畑の中をひたすら走って巻向から国道に合流し桜井へ。少し山辺にある倉橋溜池はひっそりとしていました。実は子ども駅伝大会の立派なゲートがあって大会中のようでしたが、丁度他を走っていたんでしょうね。池の周回道路も誰もいません。日向は暖かいものの木陰に入ると肌寒い天気。池に映る紅葉を眺めながら周回ポタリング。何がある訳じゃないけどきれいでした。
水面に映ってる方がきれい
帰路は明日香村を掠めて橿原からCRに入りました。北西から緩い風が吹いていましたが、たまにつむじ風のようになって、落葉や薄が空に巻き取られ、強風が音ととともに周囲から吹きつけてびっくりしたりもしました。行き合うロードバイクも少ない一日、本日走行81.6km。

さて、ハンドサイン、いつも何気に使っています。先日木津川CRでも前方のクロスバイクの人が手を後ろに回してグッパするので「停まるんかいな」と減速したら、ピューっと行っちゃって、あれ?と再加速。追いついてみるとまたグッパ。ちゃうねん、フラットバー握り続けて掌だるくなって掌体操してただけ・・・でした。紛らわしい。で、先週の「しまなみフェスタ」では、ハンドサインは”共通ルール”でやりましょう と説明がありました。右左折はほぼ同じ。でも停止のサインが後ろでグッパorパーではなく「右腕を斜め下に出す」との事で、その時はステージが見えず、よく判りませんでした。気になったので帰宅後に調べたら、「右腕を斜め下に出す(掌を見せる)」と記述したもの多数。道交法とか警視庁指導とか書いています。ふーん。道交法は恐らく「道路交通法施工令第21条」を指すと思われ、そこには確かに

 徐行し、又は停止する時 : 腕を車体の外に出して斜め下に伸ばすこと

とあります。ついでに言うと、これに加えて「手のひらを後ろに向けてその腕を前後に動かす」と、後退の合図になります。
まあしかし、右腕を斜め下に出すだけでは、正直右折と区別つきにくく、また、ロードでよくやる「先頭に出てー」とか「これ気ィつけ!」と指す場面とも似てますよね。中間案として「腕を斜め下に突き出して掌を後ろに向ける」ってのも見かけますが、これも道交法施行令の「後退合図」と紛らわしい。困ったもんですね。そもそも自動車用のサインを、それしか決まりがないからって自転車にも適用するのには無理があります。全然動きが違うやん。そんな訳で全く結論は出ませんが(わたしゃ立法機関じゃないし)個人的にはグッパが変化あって解りやすいので、右腕斜め下に出してグッパという中間案で・・・ こうやってローカルルールがジャカジャカ増えるんですな。

手っ取り早く解決するなら、軽くて安いブレーキランプとウィンカーが出てくれればいいだけの事です。ブレーキランプはマイナスの加速度を検知して点灯するものが猫目から出てるので、私も若干欲しいかな。但し自分で減速しなくても登坂でへたばってきても点灯しそうで、ちょっと恥ずかしいかも。

くたびれーきランプや。

2017年11月27日月曜日

しまなみサイクルフェス2017

日曜日、しまなみ・ゆめしま海道でのサイクリング大会に参加して来ました。なんでも、これまで広島側と愛媛側が別々に開催されていたのを統合したそうで第一回目です。が、コースは尾道側・今治側スタートに分かれてて、まあ自走で出発点に戻れって言うならそうせざるを得ないんでしょう。私は尾道側の80kmコースにエントリー。福山市内に前泊し、朝から向島の運動公園まで車載で行きました。
開会式 結構寒かった・・・
結論を言いましょう。しまなみはもうちょっとのんびり走りたい。どうも「大会」となると忙しなさ過ぎる。尾道側コースは3種類あって、一つは私も9月に走った「ゆめしま海道」を巡る60km、他はしまなみ海道を途中まで往復する60km(黄色のゼッケン)と80km(赤いゼッケン)。こういったイベントでは長い距離の組からスタートと思っていたら、逆でした。短い距離の参加者って、やはり「一度しまなみ走ってみたい」とか「これ位なら行けるんじゃないか」の参加者が多いと思うのですね。対して80kmコースは本大会では最長なので結構本気モードの参加者が多い と思うのですよ。
そうだとしたら、尾道組の総参加者は1100名。20名ずつスタートしても55組。信号でもあれば大渋滞です。黄色組がのんびり先行していても、後続の赤組は、すぐに追いついて抜かしにかかります。これ、結構危険なので思うようにはいきません。で、フラストレーション溜まってか、黄色組の折り返し地点(瀬戸田)以降、赤組は急加速。私も生口島の西半分は30キロ巡航で走ってましたが、それでもボンボン抜かされる。皆さん三十数キロ位のハイペース。

こりゃ、のんびり止まって写真・・・どころじゃないです。赤組は多々羅公園での折り返しで、復路は流石にペースダウンしているように見えましたが、雨もポツッと降って来て、やれ急げ。何名かでトレイン組んだみたいに走ってるとなかなか急停車して、写真やお土産も難しく、八朔大福にも寄れなかった・・・。残念。
感想はそんな感じです。だけど流石は世界のしまなみ。北海道から鹿児島までの参加者がいて、出来立ての広島県警サイクルポリスも並走して(ってか、要所要所で停まって交通整理とかしてました。まあ、本業です)大規模。スタート時点は大層寒かった。スタート場所の運動公園って、大抵の自治体では高台にあります。まとまった土地が必要なので仕方ないですが、という事はスタート直後は下りっ放し。なお寒い。寒いまま因島大橋を渡って、第1エイドポイントの万田発酵さんへ。エイド品とチェックポイントスタンプ押印には超長蛇の列。私はトイレだけで他は諦め、すぐ出発。因島の後半でようやく身体が温まって来ました。次の生口島でもドルチェはスルーし(寒かったしね)瀬戸田のエイドステーションでチェックを済ませ、多々羅大橋を目指します。ここからが前述の赤組高速巡航開始。超バタバタで大三島の多々羅公園前エイドステーションへ。

ここではお弁当の支給がありました。それも鯛ご飯!流石は瀬戸内。しばし休憩です。休憩中に海産物干物出店を覗くと怪しげな干物が。これって噂の深海魚リュウグウノツカイ?漁師のおじさんに聞くと、残念・サメでした。ドチザメの仲間とか。尤も瀬戸内海に深海魚がいる訳ないですわね。更に前半分がエイで後半分がサメって変なのも干されてた。漁師は強いわ。
折り返し地点の多々羅しまなみ公園
復路は30キロ前後での巡航。曇空で海の色は鈍く、時々雨粒が落ちてきます。沿道では地元の人たちが手を振ってくれて温か。家の前を掃除していた婆ちゃんは「こんなに大勢は初めて」と目を丸くしてました。因島の万田発酵さんでチェックスタンプもらった他はひたすら走り、向島の最後の坂をへーこら登って14時半にフィニッシュ。お土産にネックウォーマー頂きました。走行79.5km、走行時間4時間でした。うーむ、勿体ない。やっぱ「はっさく大福」寄れば良かった。

写真撮ってると、大丈夫ですか?とスタッフさんからお気遣い頂きました。極めて大丈夫です。
余裕はなかったものの、沿道の蜜柑の木には大きな柑橘がブラブラ。またレモンもたくさんなっていて、秋のシトラスロードって感じでした。んー、やっぱ勿体ない。

広島県警サイクルポリス隊の皆さん
1100名も参加してるといろんな自転車見かけます。リカンベントもいて、子供たちの注目の的。タイヤが700Cだそうで、快速でした。広島カープ仕様車やAEONBIKEの招待ライダーが乗ってたのはTOPVALUE車だったのでしょうか。因みに広島県警サイクルポリスは地元・NAGIのミニベロを使用。塗装はパトカー並の白黒、しかしパトランプやサイレンは無さげでした。まあ、あったとしてもねえ・・・

「そこのロードバイク、左に寄って止まりなさい!止まりなさいって!止まれよう!はあはあ・・・・」

とかなっちゃうと県警の沽券に関わります。仕方ない。電動にしましょう。それもリミッターレス。30数キロのロードにだって追いつける!

「こらあ、そこのロード!止まらんかい!」

とかやってると後から冷静なパトカーがやって来て

「はい、そこのロードと白黒のミニベロ、両方とも止まりなさい、スピード違反です」

もっと沽券に関わることになるのでした。しまなみはゆっくり走りましょう。

FINISH直後。こうしてみると「たんちょう」もポリスカラーや

2017年11月19日日曜日

常に南向き

先月偵察した宇治・興聖寺の琴坂へ紅葉鑑賞に出走。今週末が見頃とか言ってたけど、まだ早い・・かな。観光案内写真では坂が紅葉の絨毯だったけど、今日は普通の舗装道路。しかも車が往来するもんでのんびり上を見てると危ないぜ。来週末(25,26日)の方が見頃かもね。
[興聖寺の琴坂山門]
さわらびの道を走って宇治神社・上神社を横目に源氏物語ミュージアムを通ると、ここの紅葉が一番きれいじゃないかと思うのは私だけでしょうか。昨年も確か最後まできれいだったような。今日は宇治橋方面に行かず、もう一つの名所・三室戸寺とやらへ行ってみようと細い道を北上。ところが気がつけば京滋BPを越えていて、あれ、どこで違えたんだか。戻る気にはならず、パラついて来た雨を気にしながらそのまま走り突き当りを左折。結構登っているのでいい眺めです。八幡市の3川合流地点まで見渡せる。このまま府道をラウンドして観月橋からR1BP目指して・・・とコース取りを考えていたら、ん?あの白い壁は何?北西方向、まさにこれから行こうとしている方角が雨のカーテン。さすがにその中に突入する気にはなれず、比較的雲の明るい南西方向へ遁走することに。
天ヶ瀬ダムは放流中でした
琴坂山門を上から

こちらは 宇治上神社 いい感じです
源氏ミュージアムも紅葉

んー、咄嗟に地図を描くも代替路は全て西方向。取り敢えず黄檗からどうにかしてR24に出ようと考え、街中を勘で走って隠元橋を渡りR24へ左折。交通量が多く狭い国道で、これまで禁断の経路だったんだですけど止むを得ない。ところがです。R24に入ってしばらくしたら雨がパラつき始め、路面もびしょびしょ。歩行者も普通に傘さしてます。なんじゃ、結局雨の中かいとボヤキながら城陽市に入ったら路面も乾き雨のひとかけらもない。局所的な通り雨に見事に爆撃されたのでした。

結局、京田辺までR24を走って、山城大橋を渡りCRに出ました。結構なショートカットになったので本日走行は70.1km。ま、仕方ない。来週こそきれいな紅葉と思うものの、来週はしまなみのイベントにエントリーしてるので前泊遠征です。残念。

さて、私、ハンドルバーの右のバックミラーと一緒に方位磁石(オイルコンパス)をつけてるんですが、最近木津川CRを走っていて妙なことに気がつきました。往路(大抵は京都方面行き≒北行き)でコンパスを見ると南~西を指しています。で、復路(奈良方面行き≒南行き)でも南を指しています。ハンドルバー上なので完全に水平って訳じゃないけど動きはスムーズで引っ掛かってる様子はありません。コンパスはモ〇ベ〇製なので信用できると思っています。近くにサイコンやバーの反対側にはライト類もあるので磁性が狂うこともあろうと、先週買い替えました。で、本日、やっぱ、一緒やん。朝から南西指してる。磁性が入替るって話も聞きましたが、それなら復路は北を指すでしょ。  なんなんだ?
正しいコンパス(腕時計付随)と比較。同じ場所で撮影。復路はピンボケで失礼
仮説1)
木津川CRでは地磁気が攪乱されていて、北も南もどっちも「南」である。
→「響け!ユーフォニアム」の北宇治高校が南宇治高校になってしまう!えらいこっちゃ。
 
仮説2)
我が「たんちょう」号は、渡り鳥らしく、体内コンパスを持っていてそれは前方が常に南である。
→コンパスとしては役に立たないと思われるが、性格が「南向き」なのだ。

検討の結果、自転車の性格が南向きだと、明るそうだし温かそうだし、ま、いいかって事で仮説2を採用することにしました!

そして迷子は続くのです・・・。(ほんまは何やろ)

2017年11月12日日曜日

チェーン虫の音

本日は時間都合で中距離コース。京田辺から井手町・大正池を経て和束に至る山道。先月の台風時に、和束の地元の人から不通になってるよと言われた府道321です。

京田辺までは生駒市高山町から山というより藪の中を走ってTOJコースを掠め東進、木津川を渡って井手町で府道321に入ります。”不通”については、府道に入ってもアナウンスは掲示ないし、車もどんどん行き来するし、支障ないやんとヘーコラ登ります。途中、工事なのか崩落なのか所々で道が狭くまた山肌が崩れているのが確認できました。何台かのロードバイクが下って来たので、峠までは行けそうです。しかし、坂はキライ。曇って来て寒いしブツブツ言いながら幾つもカーブを曲がり、ようやく大正池。ダム池付近の紅葉を愛でるため「たんちょう」を担いで登山階段を登りました。坂道よりこっちの方がしんどかったりして。
しかし、標高も少しあるので紅葉真っ盛りかと思ったけどまだまだでしたね。がっかり。今日このコース選んだ意味ないやん。キャンプ場を降りて再び府道321へ。途中、BBQ大会もやってました。それで車の往来多かったのか。遂に、薄暗く肌寒い杉林の手前で「通行止め」看板発見。しかし「迂回路あり」の但し書きつき。堂々と通れる程度の迂回路かどうかは不明。行くしかないと鬱蒼とした山道をクネクネと登ってようやく峠に到着。さて、どうしたもんだか。と思ってたら1台のロードが登ってきました。峠ゴールで息荒いところ失礼してこの先行けるか聞いてみました。(ホント、しんどいところをすみませんでした)すると、先週は迂回路1ヶ所あるけど行けたとのこと。

出たな!通行止め(言い訳付)
じゃ、行ってみますと下りかけたら和束から登ってくるロードが。お、やっぱ行けるやん。私は絶対行かない裏大正ルートですが、途中であと2台とすれ違いました。みんな凄いな。きれいな茶畑模様の中を下って人家が見えたところで、出た!「通行止め」看板。崩落しているのは谷側の路肩だけで、それも見通せる超短区間。そーっと行ったら行けそうやけどね。並んでいる「まわり道看板」の矢印は、左へ上がってく細い道を指すのか?。試しに少し行ってみるとカーブして元に戻る方向。マジでこれ?と再び看板に戻って他に道はないか見るも、人の家に入る道しかありません。じゃ、やっぱあれかと再度細い道を辿ります。少し行くと集落に出てまた看板あり、相当ぐるーっと回って府道321に出ました。ふーん。
いい眺めです

本命・通行止め(割に合わん迂回路でした)
和束の茶畑模様

そのまま下るといつもと変わらぬ和束ダウンタウン。府道5で加茂に降りて、奈良市の平城宮跡を抜け、CBAに寄って帰宅。本日走行62.6km。

CBAでは新105のワイヤ調整をお願いしました。コンポ交換後1ヶ月以上経ちインナー時のリア中程のギアで変速がもたついたりしてたのですね。調整後はすっきりしました。
ワイヤ調整でシフトは問題なくなったのですが、新105、やたらチェーンが「ジーッ」って音出すんですね。特にアウターの時。虫が鳴いてる声みたいです。リアがどのギアに入っていても同じ音で、トリム調整しても全然変わらないのでFDに擦れているのでもなさそうです。尤も、走ってる時は気になってるくせに降りたら忘れてるんで、音源は突き止めていないんだけど、漕いでる時しか出ないんで、チェーン回りだろと推定。よってチェーンオイルをVIPROSケイテンにしてみて様子見としました。何しろ、愛用のFINISHLINEのWAXLUBEは残量減るとセラミック粉のカタマリがモロモロ出てきて注油って言うより歯磨き粉塗ってます状態になるんで、チェーンオイルが効いてるかも聊か不安なんです。

ま、季節柄、アウターに反応する秋の虫を飼っていることにしとこう。
チンチロリン イチマルゴン ジーッ。

【おまけ】川西市内のイタ飯屋さんのラテアート Good-Job!

2017年11月3日金曜日

お狐様うどん

ほぼ1ヶ月振りと言っていいサイクリング日和、伏見稲荷へツーリング。目的は商売繁盛・・・ではなく「にしむら亭」。有名ですね、俳優・西村和彦さんのご実家です。ここのきつねうどんが絶品との事で、その為だけに往復80キロ以上。
インバウンドに大人気の伏見稲荷
木津川CRに入る手前で子供神輿に遭遇。ミニ開発の多い地域でしたが、そのせいか子供も多い。いいことですよね。木津川CRを走っているとCR脇の工場に大型トラックが並び、大型クレーンが旋回中。どうやら工場の設備機器搬入のようです。三連休にやっちゃえですね。何を作っている工場だか存じていませんが、大型トラックには19インチラックらしきが並んでいました。用途は判りませんが、免震ラックにせにゃとか、電源は二重化でとか、重要なサーバーはラックも分散して配置とか、何処も同じITの悩みみたいなのが頭を横切りました。頑張って下さい。先日の台風21号で木津川も増水し、CRも泥水冠水したようです。が、翌週の22号の大雨で路面が流され結構きれいになったりして。ただお茶畑は下1/4位が白くなって泥水を被ったことがよく判りました。運動公園のネットを張ったゴールなんてぐちゃぐちゃ。ベンチもひっくり返っていたし水の威力は凄いです。

上津屋からR1BPを快走。大手筋へ右折し、R24を北上します。そのまま京阪線沿いの道を走ると徐々に増える渋滞の車たち。到着すると本日も大混雑、飛び交う外国語。突き出される自撮り棒。最早エキゾチックジャパンです。今日は七五三の可愛いのがチョロチョロ居たので心が和みました。

本殿に並んで参拝後、千本鳥居を潜ってゆきます。大渋滞。昨年は、足を残すため三ツ辻で退散しましたが、にしむら亭は四ツ辻。ひたすら潜り登ります。神社ガイドでは三ツ辻から四ツ辻ってすぐみたいに描いてありますがそこそこありました。ばあちゃんが途中の階段で腰を押さえて仁王立ち、その後ろは大渋滞。思ったよりきついです。勿論息が切れる程じゃありませんが自転車とは違う筋肉を使うようで、結構痛くなるっす。でも眺めはいいですよ。
相変わらず老若男女が世界から

千本もあるとこういうのも出てきます。記念に手形?もっての外です
ようやく到着したにしむら亭。どこから入るん?この行列は何?お店の人はたくさん居るものの全員が超忙しそうで声掛けづらい。暫くして並んだ行列がソフトクリームのものと判り店内へ。お一人様なのでちょっと気後れしましたが、ここまで来て辞退は出来ないと、10分程待って案内されました。オーダーは勿論「きつねうどん」。が、なかなか出て来ません。化けてんのかなと心配してたら30分して登場。麺がやや細身で上品。スープは透明感溢れるきつね色。「あげ」は出しゃばらない大きさと仄かな甘さ。美味しいです。上品です。テレビで見た西村和彦さんのお母さんそのもの。5分で完食。ま、そらそうやな、うどん一杯やし。因みに代金は先払いでした。バイトの子たちはクルクルとよく働き、席や客のコントロールしていた白服さんは、多分、多分ですけどお兄さんですね。似てるし、較べるとやっぱ兄と弟って感じでした。
にしむら亭(の一角)
きつねうどん 700円 美味!
重い足を運んで下山。人だらけの路地を抜けてJRの踏切を渡って左側にあるのが豆乳スイーツの京豆庵。お狐様うどんの次の目的がここのソフトクリーム。勿論ヘルシーだけどそれ以上に粘り気が特徴。逆さにしても平気なんです。テレビでもベッキーが振り回していたとかいないとか・・・。味も豆乳風ですがあっさり美味しい。こりゃ毎回寄ってしまいそうだわ。因みに黒ゴマのはひっくり返すと落ちるそうです。
写真をひっくり返したのではありません。凄いっしょ
響け!ユーフォニアムのサファイア川島の最寄駅ですね、京阪伏見稲荷駅
目的を果たしたので伏見稲荷駅の横を通って西進し、ラグビーで有名な伏見工業高校の前を通り鴨川に到達。川べりの道を南下してゆくと自然と木津川嵐山CRに出ます。途中の「さくらであい館」で休憩し出発しようと自転車ラックから「たんちょう」を降ろしたら隣で何やら四苦八苦。どうやらビンディングがペダルに食い込んでシューズがペダルから外れなくなったようでした。そんなこともあるのか。工具として大きなマイナスドライバーが登場した所でずらっかってしまいましたが、結局どーなったんだろう。重い足を回しながら木津川CRを南下し、薄暗い中帰宅。一月振りは草臥れるわ。本日走行87.6km。
流れ橋はお約束通り、流れております
西村さん、きっと本当の実家は別の所と思っていたら、あそこなんだってね。えー!ここから毎日学校通ってたん?凄い。毎日山登り。もっとも、行きはよいよい 帰りは「めっちゃ怖い」。だってさ、真っ暗な中、千本鳥居を潜り抜けると太い蠟燭の炎が揺らめくお堂が並び、その光に浮かび上がるのはお狐様の細く長い眼。

 おぬし、この頃信心が足りんようじゃな。ほほ、私の尻尾を見るがよい、何本あるかえー? 
 なに?三本じゃと? 信心を継ぎ足して進ぜようー   うわーっ、ぎゃあー  ほほほほ・・・・

なんて。あかん、バチ当たるわ。きつねうどん なんて呼び捨てにしません。「お」と「様」つけます。堪忍して下さい。 → で、タイトルがああなった。

2017年10月28日土曜日

前世は流浪人

さ・さん週末連続あめー?! なんてこった。気象予報士出番じゃない。気象改造士募集中。天気予報も土日ずーっと傘が開いてる。この調子じゃどんどこ太ってゆきます。やれやれ。
ではユーミンの”翳りゆく部屋”のメロディで ”太りゆくワタシ”
♪♪ 
窓辺に置いた椅子にもたれ
私は空を見てた
なげやりにジャージとグローブ
出しては仕舞い込みー

台風の進路は当てもなく
日本列島をうかがう
見おろせばシャツの隙間から
体脂肪 しのび出る

どんな天気図が晴れを遠ざけたの
輝きはもどらない
てるてる坊主では~  ♪♪

”翳りゆく部屋”って彼女が15歳の時に作ったそうで、中学生ですよね。天才には恐れ入るばかりです。

さて、私は寝ている時の夢を結構覚えている方で、仕事でパニックになるのが一番多いのですが、三日ほど前に下記のような夢を見ました。結構手に汗握るシーンなんで、特にアクション映画観て寝たわけではないのに、なんでこんな夢見るんやろかと自問してしまいます。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

彼はかくまわれていた
兵士が巡回に来た時も彼女は彼を隠し通した
朽ち果てた飛行機の胴体に押し込んで

だが、いよいよ隠し通すことができなくなったようだ
彼女は心を決め、操縦桿を握った

朽ち果てた飛行機のエンジンが再び吠え
カムフラージュの錆や枝葉をまき散らし一気に離陸した
散発の小銃弾が後を追う

森を低空で越えて、海が見えた瞬間、彼女は操縦桿を思いっきり引いた
飛行機は急上昇し、やがて翼を翻すと一気に海中に突っ込んだ

衝撃で風防が吹っ飛び、何の反動か、彼女は水面に飛び出した
飛行機は沈んでゆく
彼女は我に返った
助けなきゃ
一気に潜り、機体から彼を引っ張り出した。意識がない
沈む機体を蹴って浮上する

突然の爆音に驚いて小屋を飛び出した僕は
眼の前で飛行機が急上昇し、すぐに海中に突っ込むのに目を瞠った

だが、彼女が水中から飛び出したのを見て、咄嗟にカヌーに駆け寄り
夢中で漕ぎ出したのだ
幸いそれ程遠くはない
彼を抱えた彼女は立ち泳ぎで辛うじて浮いている

僕はパドルを差し出した

掴んでて!引っ張るから!

引き寄せた彼女と彼をデッキにつかまらせ
パドルフロートを装着してアウトリガーに見立て
彼、彼女の順に引き上げた

「ありがとう」
「事情がありそうだけど取り敢えず急ごう」

海上に留まるより陸上の方が隠れやすい

僕は岩場の秘密の洞窟に向けカヌーを飛ばした

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ひょっとしたら前世は南太平洋辺りの島に居たのかも。気になったのでNETで「前世」とか調べると「前世占い」ってのがありました。生年月日しか入力しないので、それって同じ誕生日の人は同じ前世って結構乱暴な話なんですが、私は「無邪気な流浪人」と出ました。なんじゃそりゃ。なんでも高い理想を掲げ放浪しながら人々に話たり相談に乗ったりしていたそうで、スナフキンか?
もっとも、この夢に従えば南の島で流浪してた事になって、結構狭い範囲やな。ただのゴロツキやん。

インドアな土曜なので、FSXにて先日の国際線の続きで、独立問題で揺れているスペインのマドリッドはBarajas国際空港から大西洋を越えてニューヨークのJFK国際空港へ向かっております。


やっぱ、今世も流浪人・・・。


2017年10月22日日曜日

必要は発明の母

全国でどれほどのローディが腐っているんだろ。当地は二週間連続で週末雨。私がエントリーを迷っていた滋賀県の高島ロングライドも中止になっています。台風相手では勝負にならんですが。雨はしっかり降っていて警報も出ています。気象協会のレーダーでは近畿一円、秋の落葉模様のような赤・黄・緑に覆われています。

JAL A350-1000 もう飛んでる!
仕方ないので小ネタ集

◆アニメ南鎌倉高校女子自転車部のエンディングテーマ曲

びっくりしました。”にじゆめロード”って曲ですけど一人で歌ってるんだって。殆どが男性の声で時折女性の声がハモるので男女のユニットが歌ってるとばかり思ってたら、歌っている”いかさん”は女子大生シンガーだった・・・。両声類だそうで。一度お聴きください。
しかし、このアニメタイトルはちょっと恥ずかしい。これ面白いとか言うと自分がストーカーオヤジになった気分になるんよね。ストーリーも少々不思議な事が多いので、絵はガチャガチャだけど私は”ろんぐらいだぁず”の方が好きかな。

◆MAVICのブレーキ音

MAVICのブレーキってものがあるのを知らなかったですけど、先日のビワイチでご一緒したAnchorが私の後方を走っていました。ブレーキングの度に何だろ、電車のブレーキみたいな音が聞こえてきます。キュウゥーンって感じ?聞けばブレーキがMAVICだそうで、新しいうちはもっと派手な音だったのが段々と大人しくなってきたとのこと。MAVICって黄色いサポートカーにホイール積んでる姿しか思い浮かばず、へ?MAVICにブレーキってあったんですか?と間抜けな質問しちゃいました。ま、ホイールがあるなら組み合わせとしてブレーキがあるのは何の不思議もないです。なかなかの性能だそうです。渋い!

◆空気入れ

そのビワイチ時、主催の”ごっつプライス”さんはパンク修理にスタンドのついたフロアポンプを使ってらっしゃいました。フロアポンプに自転車引っ掛けると後輪の空気を入れるのに丁度いい塩梅。さすがショップやな。このスタンドを使えばいちいちフロアポンプ出してくる手間が省ける・・・と感心してました。が、前輪の空気入れるのにホースは届くのか?という点を見逃していた。後で調べるとポンプとスタンドは合体ロボで、前輪の空気を入れる際は分離するという構造のようです。
ポンプと言えば携帯用として私はずっとTopeakのミニモーフを使っています。前車”ゆきかぜ”の時、月イチのパンクに悩まされ、いろいろ試して行き着いた携帯ポンプがこれ。シートチューブに収まり、押すところがL字になるので掌が楽、更にペンギンの足みたいなステップやバルブに接続するホースもあるので、直接バルブに接続するミニポンプより随分楽に空気が入れられます。今ではゲージ付もあるみたいですよ。

ミニモーフ
◆アフリカのICT

ころっと話変わります。受け売りもありますが、アフリカでの携帯電話の普及は目を瞠る速度で進んでいて、ケニアでは成人の9割程度は携帯を持っているようです。彼の地では広大な大地に有線通信網を張り巡らせるのは大変なので、巨大な基地局塔とそれを賄うソーラーパネルを設置することで一気に無線通信網が確立されつつあります。ソーラーパネルだって土地あるから少々非効率でも安いのをたくさん置けばいいやって、ごもっともな発想。China資本はいい所を突いていますね。さらに家庭にも一抱え程のソーラーパネルとバッテリのセットが普及し、土で出来た伝統家屋にパネル置いて、バッテリにつなぐと6時間程でフル充電されるそうで、携帯の充電や幾つかのLED電灯、扇風機等が賄えるようです。これだって送電網を張り巡らせるよりずっと楽ですもんね。太陽光は井戸水の浄水にも利用が拡がっているようで、上水システムよりずっと簡単。まさにマイクロスマートグリッドがアフリカで芽生えています。

で、ケニアで併せて拡がっているのはM-PESAと呼ばれる電子マネー。キオスクと呼ばれる分散型の店舗(郵便局みたいに?)にキャッシュを預け、以後は携帯で送金・預金・支払等できる。現金持ってると強盗や泥棒等物騒なのでこの方がいいんだって。M-PESAによる取引はGDPの4割だそうですよ。注目すべきはM-PESAのネットワークはインターネットではありません。携帯電話網なんですね。まだ2Gや3G端末が多いと言うのもあるでしょうが、何より「インターネットである必要ないやん」です。そりゃそうです。電話番号とPIN番号がKeyで充分です。(今はね)

これを聞くと我々がやっているICT化って、無理に押し付けたり、内臓脂肪のような余計なもの持ってやせんかと自問したりします。根本的に「必要は発明の母」なんですね。それ以上行くとお節介なオバサンになります。

◆コウノトリ

コウノトリが昨年に続き奈良市に飛来しているそうです。幸せを持ってきてくれるそうですが、この風雨、嫌になってないかな。顔は鷺っぽいですが色合いは丹頂鶴にも似ています。飛んでいくには悪条件なんで暫くは居るのかな。一方私のFSXによる国際線飛行は、昨夜パリのド・ゴール国際空港に着陸しました。目的地ヒースローまではあとひとっ飛びです。

ドゴールに着いたらANAのジャンボがいました
台風21号は現在紀伊半島の南にいるようです。少し勢力は弱まっていますが、当地も雨が激しくなってきました。風も時折台風っぽいのが吹きます。奈良市にも一部避難勧告が出ています。早朝に東海地方に上陸見込みだそうで、皆様お気をつけ下さい。