2015年8月30日日曜日

ホイール交換完了

ショップにお願いしていたホイール・チェーン及び持ち込みのタイヤ交換が完成。

見た目には、大して変わりません。ホイールの色は前のアメクラが黒、今度のRS81も黒、ロゴは勿論違いますが、RS81はキャプチャ(WEBで表示されている文字を入力する認証方法)のように”ニョローン”と描いてあって、なんて書いてんだ? って”RS81”に決まってますがな、その後の2,3文字は読めんけど。まあいいや。 タイヤは以前はコンチ・グランプリ4000Sの25Cに対し、新しいのはコンチ・グランプリ4000SⅡの25C… 一緒やん。ⅡがつくのでどこかがVer-Upしたのです。Vittoriaのチューブはバルブ36mmを買ったら矢鱈短く見えます。一番変わったのはここかも知れない。

そして蓋が走行中パタパタ開いて困っていたトップチューブバックも更新。ガノのホワイトにしました。車体に合っててきれいなのですが、機能的には安っぽい。本当はスマホが入るサイズを探していましたが、嵩張るサイズになってしまうので、結局従来通りのデジカメ入れに甘んじました。

一通りお目通しすると、時刻は14時を過ぎていましたが、そして未だ擦過傷修理中で肩にはロキソニン湿布を貼っておりますが、乗りたくてしょうがない。整形外科のドクターも筋トレは禁止と言っていたが自転車禁止とは言ってなかった。そもそも乗車姿勢では肩に負担はかからん…等と理屈をこねて試運転。2時間程度のお気楽コースと出発したのですが、一面の曇空の中でも南西方向は真っ黒。風向きは北東で冷たい風が混ざります。富雄川沿いを北上しながら「これは危険な兆候、卸したてを雨中走行させられん」と超ショートカット、結局ご近所を10km走って帰ってきました。帰宅間際にポトポトッと来たかと思うと、急にドバーっと豪雨になり間一髪セーフ。今回は予報的中。風を読むとはこの事だ と自己満足。

で、「たんちょう」をスタンドに立てようとするとクイックレバー側がスタンドの欠取部に収まらん…。スタンド・ホイール共にメジャーな商品なのでそんなことあるまいと何回かトライしましたがツルンと滑って入りません。やむを得ず、ディスプレイスタンド2号を出して来てはめ込み。2号は欠取部分を拡げてあるのです。その分、安定性に欠けるので再度チャレンジ予定です。この他、チェーンステー等に引っ掛ける3号もありますが、こちらはステーがカーブしているせいでスタンドがスポークに当たってしまい引掛けられません。たかがスタンドですが奥が深い。

で、10km程度の試走感想。「やっぱ軽い、でも坂を走ってないのでまだ判らん」「ラチェット音が低い」「振動がソフト(タイヤが新しいせい?)」そして「湿潤治療用バンドエイド:キズパワーパッドは汗にも反応し、全体が真っ白になる」 要は大して判っていないのです。バンドエイドは確かに理屈上そうなりますわ。なので評価は次回に持越し。ですが、明日も雨、来週も芳しくない… あーあ。

「あーあ」は我家のキアゲハ・サナギ群もそうでした。結局8つのサナギがありましたが、最初にタイヤから羽化して以降全滅。1匹は羽化して落っこちた所がクモの巣で、気が付いたらもう駄目でした。他は羽化もせず死んでしまい、蟻が群がる事。判るんですねえ。まだ2つ残っていますが、蟻がたかりつつあるので諦めております。そして、イタリアンパセリには新たに2匹の青虫が付いたのですが、1匹がナメクジに食べられてしまいました。こんな事ってあるのか。目の前でアオムシの上からナメクジが絡みつき、噛みつかれ、ナメクジを退治したものの青虫は大きく出血?し助かりませんでした。必死で振りほどこうと暴れていたんですがナメクジの方が大きかった。ともあれ、キアゲハも無事羽ばたくのはほんの一握りと言うことが良く判りました。自然は無常です。青虫護衛のためナメクージョを散布しておきました。

アメクラの旧ホイールも持って帰ってきました。ショップで「持って帰りますか?」って聞かれたのでNOだったら適当に処分してくれたのかも知れません。帰宅後サイコンのマグネットが新ホイールにない事に気付き、そうそう旧ホイールに付いてるわ…と移植したのですが、ふと「旧ホイール置いて来たら、これ無かったやん…」と愕然としました。尤も小さい磁石なら代わりになりそうな気がします。

脚には、ピップエレキバン?

新しいチェーンが眩しい!

新ホイールと新タイヤと短足バルブ

トップチューブバックも新調




2015年8月27日木曜日

転倒・落車の件 続き

先週末の転倒・落車後 いろいろ考える事ありました。

まず擦過傷の治し方。現在は湿潤法という自分の体液で治す方法が主だそうで、やたらガーゼで傷口のグジュグジュを吸い取らないようです。ラップみたいなので覆うのですが、バンドエイドの”キズパワーパッド”ってのがメジャー。これを貼ると体液とポリマーが反応、真ん中が白く膨らみ瘡蓋の役割をして治すそうです。パワーパッドは傷口に異常がない限り2,3日に1回取り換え、白い膨らみが目立たなくなったら終了(治癒)とあります。私は現在4か所の丸い擦過傷を治療中ですが、うち1か所でパワーパッドをテスト中。膨らみは徐々に縮小。バンドエイドなので毎日取替えたい所すが、高価ゆえに(12枚で1500円とか)毎日替えようとは思わせない絶妙の商品です。

傷は現在薄いピンク地にところどころ赤い部分が雲のように斑になった状態。場所により雲量が違いますし、滲み出る体液も少し違う。4か所あるといろいろ較べられます。何れも頑張って修理中って感じ。最初は直視するのも気持ち悪かったけど(自分の手足なのに)、最近は眺められる余裕が出て来ました。傷が出来た場所を見れば、MTB等でのプロテクターのカバー範囲ばかり。やっぱよく考えてるのね。

次いで、ツーリングに携行するエイドキットの事。これまでは漠然と「バンドエイド」「ティッシュ&ウェットティッシュ」「消毒ジェルアルコール」「マスク」位のものだったのですが、これを機会に「滅菌パッド数枚」「キズパワーパッドを含むバンドエイド数枚」「包帯状のガーゼ少々」「腕用・足用メッシュサポータ」を追加。救急車にならん程度で何とか帰宅できる品揃えです。今回足を縛ったバンダナみたいな伊右衛門手拭いを加えポーチに収納しました。

そしてびっくりしたのはジャージ。肩から落ちて一回転した結果、Deuterリュックはかぎ裂き穴が開き、あちこちボロになりました。クラッシャブルゾーンの役目を果たしたのですが、シマノのジャージは肩口がちょっとケバ立った?位できれいなもの。さっすがは世界のシマノ。その肩の下はしっかり擦過傷で、ジャージに鮮やかな日の丸描いてたんですけどね。

一方、擦過傷以上に気になっているのが肩の痛み。左腕が水平以上に上がらず、背後に回しても痛く、左手で荷物を持つのもままならない状態。肩から胸にかけて皮膚が薄い青色に変色し、次第に黄色になって来たので注意信号かと思い、有給取って整形外科に行ってきました。レントゲン撮った結果、「骨は恐らく大丈夫(細かいヒビは判らん)、肩の後の腱が異常を来しているかも知れん」との事。2週間様子見となり、大量のロキソニン湿布を処方されました。確かにレントゲンでは骨はきれいでほっとしました。何も知らんものだから鎖骨と肩甲骨の空隙に一瞬ドキッとして(折れたように見えるんです)笑われましたが。1ヶ月で何とか元に戻りそうとの見解でした。やれやれ。
因みに皮膚の変色は、内出血して青くなっていたのが治ってくると黄色になるのだとか。信号と逆でした。次は赤くなるんだろーか。

折角、平日休みだったので、午後は近所の甘味処「みやけ」へ。この界隈では「かき氷」で有名な江戸時代の商家を移築した店です。日曜定休なのでこんな機会じゃないと行けません。平日なのに(だから)おねーさん・おば様方で超満員。本日は「黒糖ミルク金時」。小山のようなかき氷はシュワシュワと新雪のように柔らかく、これ走った後だったらどんなに生き返るかと思いながら、最後は口の中が氷河期で呂律もままならん状態でした。美味しいっす。詳しくは評論家が多いので任せときますが。

本日の医療費 1910円+湿布550円。そして本日「オチ」はありません。何故なら、落ちたのは私、それもタイヤが滑ったから。

これが滑ってるがな。

エイドキット ラップの中はマスクです

ジャージの袖部分は、よーく見るとケバ立ってます
 

「みやけ」さんの黒蜜ミルク金時。背後は顔を出せないカミさん

2015年8月22日土曜日

轍に嵌って転倒

2週間ぶりのツーリング…は、流れ橋付近でCR路面の轍らしきに後輪が嵌り見事に転倒・落車。そのまま帰ってきてしまった。転倒は2年ぶり、「たんちょう」では初めて。

元々は伏見稲荷に行こうとしていて、流れ橋PAで一旦休憩のため速度を落としていたので、また後続車も対向車もなかった事はLucky。轍は、多分元々白線が描いてあった跡ですね。白線の両側が細い溝になっているのですが、それが拡がって、たまたまスポッと嵌ってしまったと思われます。路面には気を付けていたつもりでしたが後輪に気が回らなかったって事です。

自転車は左に倒れた為、ディレーラ等無事で、チェーンが外れ、左のSTIレバーが歪み、後輪クイックリリースレバーに傷が入った程度で走行には異常なしでした。私は吹っ飛んで左肩から落ち一回転、手足が擦り傷だらけ。べたっと出血し、見た目が酷いので、伏見稲荷は断念。だって神様に参拝するのに血が見えるのはNGでしょうから。

傷が広いので持っていたバンドエイドではカバーできません。そのままにしておくとあちこちに血がついて不気味なので、持っていたバンダナで足の傷全体位を縛り、腕は止む無くそのままで流れ橋PAからUターン。木津川市に入った辺りから雨が降り始め、連続雨中走行で帰宅。本日走行は予定の半分程の57.7km。

帰ってみると、左肩や腰にも傷があり、左の二の腕は全体が擦過傷。酷い傷を中心に絆創膏展示会みたいになってます。打撲のせいか肩の痛みで左腕が上がらんし。今回の落車で思ったのは2つ。まずヘルメットの大事な事。吹っ飛んで一回転の時、頭もかなり強く打ちました。ヘルメットがなかったらダメージ大だったと思います。それと今後は大きめの滅菌ガーゼとか持つ事。普通のバンドエイドは小さすぎて、また汗かいた皮膚にはくっつかず使えませんでした。本格的な救急セットまではいかなくてもセルフで傷を隠す?位の事は出来ないとと思いました。一種サバイバルですもんね。

実は「たんちょう」は明日からショップでドック入り予定。キアゲハのサナギで出来なかったタイヤ交換を考えている時に、ふと目に入ったショップのWeb”WH-RS81特価”。おお、今履いているアメクラのホイールは殆ど世間で見かけず、どの程度なのかさっぱり判らない。でもシマノのRS81はあちこちで評判良い。前車の時にWH-6700に変更して軽くなった思い出も後押しし、ショップに「持込みタイヤ&チューブ」を使ってのホイール交換を打診したら快くOK頂いたのです。ついでにチェーン交換も依頼。今回歪んだSTI等も一緒に診てもらうつもり。

と、言う事は…今回の一件、明日交換されるホイール&タイヤ君の一矢だったのか? わたしゃ機械には魂があると信じていますが、それに買替える前の自動車が故障する等の根拠話(ま、そんな状態だから買替えるんだけど)にも事欠かないのですが、パーツレベルでこれやられると大変。メンテ計画も命懸け。

ともあれ、先日はこのホイール&タイヤからキアゲハが飛び立ちました(FLY!キアゲハ 8/19)。
そして本日は、

FLY!オッサン。 いたっ。(>.<)

ブーツの傷が痛々しいです。

ここにも擦過傷

こんな空模様、帰宅後すぐに土砂降りに。

2015年8月19日水曜日

FLY!キアゲハ

「たんちょう」前輪にくっついていたサナギが今朝ついに羽化。少し小柄で瞳の大きいきれいなキアゲハになりました。

出勤前に見た時はまだ翅が湿っていて伸びておらず、タイヤにつかまりながらオタオタ・ハタハタしていました。一度下に落っこちたので、指に登らせて再度タイヤにつかまらせると、ヨタヨタ上がってゆきフォーク付近で翅を伸ばしていました。

キアゲハはその後、3時間位経ってから飛び立ったみたい。後には抜けたサナギだけがポツンと残っていたそうです。小さなドラマでした。

まだ付近には6匹のサナギが残っています。お尻が黒く縞々になってきているのもあるので、今週はこれから羽化ラッシュでしょう。「こうのとり」も無事に打ち上げられました。後に続け、キアゲハたち。

知らなかったけど、サナギって幼虫が脱皮してできるんだってねえ。サナギの下にくっついてる「クシャクシャ」はてっきり最後のウンチと思っていたら、脱皮したアオムシの皮でした。アオムシからサナギが出てきて、サナギから蝶が出てくる不思議。まさに  華麗なる脱皮!

この夏、私もすでに2回脱皮しましたが、出てきたのは余計に老けた黒いオッサンでした。

加齢なる脱皮。 きしょ。

風に翅を向けてハタハタ、皺を伸ばします

まだ湿っぽいけど形になってきた

フォークにつかまり最後の仕上げ。美人だよ。

2015年8月15日土曜日

BPレガシィ ブレーキランプ交換

「たんちょう」の前輪にキアゲハのサナギがくっついて6日目。か細い糸2本でよく支えてるなーと感心。色は薄茶色、木に付いた他のサナギが薄緑なので擬態の一種のようです。毎日「早く出ておいで」とお誘いしていますがビクともせず。
一方、交換用にネット発注したタイヤ・チューブ・リムテープが到着し、交換準備完了。なのに何もできないジレンマ&ヒマ状態。なので、車のブレーキランプを交換しました。

昨日、後ろにいたWRX-S4ドライバーに左のブレーキランプ切れてますよと言われ(親切っす)仕事帰りにイエロ-ハットで交換してもらったのですが、ランプは2つ入りだったので右側も合わせて替えた次第。BPレガシィも段々減ってゆくのでしょうが、ご参考までに手順を公開。

BPレガシィのブレーキランプはダブルフィラメントでして、スモールとブレーキで1球です。規格は12V21/5W,KOITOの4-02が適合します。(fig1)

まず後部ランプユニットのリベットネジを2か所外します。(fig2)真ん中にプラスネジがあってドライバーで外すと真ん中だけ出てきます。周囲はクリップになっていてマイナスドライバーを上の方の隙間に入れて、そーっと抉ると外れます。(fig3)強引にやると折れちゃうので、そして私は以前、REXだったかB4だったかで折った事あったので昨日はイエローハットに頼んだのでした。

リベット外して黒いプラスチックカバー全体を揺するように外すとfig4です。また2か所のネジを普通に外します。これでランプユニットを外せますので、優しく揺さぶりながら、後ろ側に引くように外します。(fig5)何故なら、fig5の'□'のネジ頭みたいなのが、'△'のガイドレールに入っているのでレールに沿って後ろに外す必要があるのです。

ランプソケットは上がウィンカー、下がテール&ブレーキです。fig6では天地が逆ですのでご注意。'○'の中がテール&ブレーキで、肌色のソケットに’LOCK⇒’と方向が刻印されています。逆に回すとfig6のように外れます。ソケットから球を外すのはぐいっと力仕事です。新旧の球を較べると(fig7)、7年の蓄積が判りますねー。

取り付けは逆手順です。球を何かで包んで(指紋付けないように)ぐいっとソケットに嵌め込み、ソケットそのものを穴にねじ込みます。次いでランプユニット全体を、ネジ頭をガイドレールに入れて前方に嵌めこみます。(fig8) その後はネジ締めて、カバーつけて、リベット嵌めて出来上がりですが、せっかく開けたので拭き掃除くらいしてあげるのが愛情と言うものです。私の場合、中に松葉が入っていました。よう入ったなオマエ。

最後は点灯確認。スモールとブレーキ。念のためウィンカーも。ブレーキランプの左側は特に確認しづらいです。私は車の背後に、フロントガラス用アルミサンシェードを立て掛けてミラー確認しました。夜間なら楽なんですけどね。

以上、所要時間は10分程度。誰でも出来ます。この際LED球にするってのも手ですが、調べてみたらブレーキランプのLED化には「ショート→過電流→ヒューズ切れ→ブレーキランプ不点灯→プッシュエンジンスタート不能」なんてトラブルもあるそうです。ランプ替えてエンジンかからない なんてなかなか想像できません。焦るでしょうね。

これが本当の ストップランプ。

fig1  KOITO 4-02  400円位

fig2 まずここを外します

fig3 リベットクリップ

fig4 次はこのネジを外します。多分固いよ

fig5 ランプユニット外したところ

fig6 ソケット外したところ

fig7 新旧の球 もち、下が新品

fig8 ちょっと判りにくいかも 


2015年8月11日火曜日

ここで蝶々になるつもりー?

お断り:青虫の写真があります。ご注意下さい。

先週土曜日の雷雨行後、軽くメンテして自転車そのまま置いていたら、アオムシがサナギになりかけ!「たんちょう」は屋外保管で(勿論屋根はあります)、日曜日の夜にカバー掛けようとしたら前輪にキアゲハの赤ん坊がやっこらやっこら登ったらしく、既に固まっていました。翌日にはサナギになってて、ここで蝶々になるつもりー?!

我家ではプランターでイタリアンパセリを育てていて、最近キアゲハの子供達の幼稚園と化していました。3年前にキアゲハの羽化を見てからアオムシは温存、パセリサラダは諦め子供達に振舞っていました。みんなそのうち見えなくなって、どこかでこっそりサナギになってるのですが、よもやタイヤに来るとは思わなんだ。調べてみるとキアゲハは羽化まで8~10日なので今週末のツーリングは絶望的。

もうすぐ1年を迎える「たんちょう」のオドは3400km余で、伸び切ってるチェーンの交換、1年間そのままのタイヤ及びチューブ・リムテープ一式交換なんかも予定していましたが、全てはバタフライ後にお預けです。羽化を見られたらいいんだけど、ウィークデイは仕事なんで、出来れば週末にでも羽化して欲しいものです。

その週末、次女が「結婚しようと思う」とか言ってて、恐らく誰か連れて帰省してくるのです。(詳しく聞く耳持ってない)

あちゃー こっちもバタフライか?

いい角度の場所を見つけましたねー
翌日にはすっかりサナギ化、蝶々を夢見てるのです
 

2015年8月8日土曜日

熱中症は雷神が退治

海の日に海行かんかった…。しこりのように残っていた気持ちが、最高気温36℃予報の本日、無謀にも海に向かわせました。行き先は大阪南港・かもめフェリータミナル。未だ消火が終わらない「さんふらわあ だいせつ」の事もあって、「さんふらわあ」のぼっちターミナルへ。

経路は大和川沿いを西に行くだけ。途中、大阪市大付近は内陸部を通ります。本日はオープンキャンパス実施中とやらでたくさんの若い人で賑わっていました。午前中はそれ程堪える気温ではなかったですが、流石に走る自転車の数は少なかったです。お昼前にかもめターミナル到着。

今日は「さんふらわあ きりしま」が着岸していました。2年ぶりのご対面。と言うことは「たんちょう」とは初めてご対面。2年前の写真と較べるとアンカー付近の錆が目立ちます。ぼっちになった涙に見えないこともない。
夏休みですが待合はがらーんとしています。潮が西風に乗って降り注ぐ中、埠頭を歩き回って「きりしま」とお話。こんなでっかい(12000トン)船ですが、大海原では木の葉のようになるのです。

12:40にかもめターミナルを出発。「たんちょう」も潮を浴びたので、水洗い必要かなとか考えながら「かもめ大橋」を渡ります。南港フェリーターミナルにも寄ってみましたが、フェリーを眺める場所が見つからず退散。復路はしばらく追風で30km/hペースで走ります。八尾市に入った辺りから向風気味になり、また路面の熱で熱風となるのでなかなかしんどい。柏原市役所近くのローソンでドリンク補給するつもりでしたが、行ったら潰れてる! へ?飲んじゃったよ。仕方なくJR高井田駅横のセブンでドリンクとアイス(Coolish)を購入。駐車場の日陰でアイスを食べますが、カチカチのCoolishも、顔やら首筋に当てるとすぐ柔らかくなります。気持ちいいし一石二鳥。ま、おっさんがやってるのって見たくもねーけど。

少し元気になって大和川沿いを走りR25に合流。道路脇の気温表示が38℃になってる!。熱出てるんや地球ごと。しんどい筈と思いながら奈良県側へ。日射が厳しく身体もヒートアップ。熱中症が怖いので、どこかでクールダウンしようと王寺駅を抜けてイオン三郷店へ入りました。ちょっと生欠伸が出て、ぼーっとし始めたのでイートインコーナーでアイスコーヒー飲んで少しウトウト。滞在は20分弱。外に出てみると空が曇ってる。更に積乱雲らしきもあちこちに。昨日も雷雨だったし、これは危ないと逃げにかかります。R25をひた走り富雄川沿いを大和郡山方面へ。東の方から雷鳴が聞こえ、信貴山辺りには雲の欠片が落ちかかってる。でも行く手はまだ空が明るい。気温も下がり追風に乗って30km/hで逃避行。

しかし、奈良市との境辺りから大粒がポトッと来たかと思えば、すぐに大雨に。雷や稲妻も右に左に迫って来てボトボトになりながら第2阪奈道路高架下の歩道橋に逃げ込みました。この付近で唯一の屋根。既に一人のランナーが雨宿り中で、更にクロスバイクの御仁も避難されてきました。南風・豪雨とも台風の様相で屋根も役に立たず、雷は周囲にバンバンで凄まじい状況。寒冷前線の真下かと思うほどの寒さに先程の熱中症予備軍はあっと言う間に吹き飛びました。ついでに「たんちょう」の潮も吹っ飛びました。代わりに泥来たけど。

因みに先着雨宿りのランナーは仕事でよく知っている人でした。めっちゃ偶然。呼びかけられてびっくりした。どっちが激雨男かは今後の研究課題です。

気象レーダーは周囲が真っ赤で動かず、でも空が幾分明るくなり雨も縦になりはじめたので、クロスバイクの御仁に続いて出発。雷は酷いままでしたが、北上するにつれ空気も暖かくなり雨も上がり、さっきのは何だったん?てな感じで帰宅。本日走行100.6km。

結果的には、熱中症にならないで良かった。やはり最高気温36℃の日はサイクリングも控えた方が良さそう。路面はきっと数十度ですよ。雷神様有難うございました。でもね、気象協会の今日の天気ログでは奈良市も大和郡山市も15時現在「晴」、降水量ゼロ、北の風・風力2って どこ見とんじゃあ!気象協会。全部反対やろが! Yahooの豪雨予報メールでは142mmの予測値来とんじゃあ(ちょっと大袈裟?)。雷神様も風神様も是非、奈良市のアメダスやら百葉箱にもおすそ分けをしてあげて下さい。きっと思い知るでしょう。そして名前も

アラシダス。

初めまして 「きりしま」と「たんちょう」

前から見た顔。何か怒ってる?睨んでる?

秀逸デザイン、お陽様マーク。フェリーのシンボルです。

2015年8月1日土曜日

竿飛びに遭遇

天気予報では36℃の熱暑。こんな日に走るのは危険と(実際は結構自転車見かけました)涼しい方へと安易に流れ、また琵琶湖・近江八幡でパドリング。

今日は混雑すると読んだので瀬田から名神を走って10時半到着。既に宮ヶ浜は大賑わい。あと30分遅いと確実に駐車場は満車でした。カヤック組上げて宮ヶ浜出航は11時過ぎ。久し振りに反対方向(北東)へ漕ぎ出します。半島?を越え、湾部を横断した所に、小さな入江があったのを思い出したのです。

この方向は、丁度、漁港(堀切港)から沖島への航路を横断するので注意が必要です。漕ぎ出して真ん中まで来たら、案の定、左から漁船と紅い船がやってきました。暫く停止して通過を待ちます。やれやれ行った行ったと再び漕ぎ出すと、さっきの紅い船が戻ってきました。真っ直ぐこちらに来そうなので慌てて少々後退。紅いのは比較的至近距離をすっ飛ばし、引波の大きい事。

半島の沿岸は大きな石が暗岩となってゴロゴロ、また大きな木が一端を出して沈んでいたりします。座礁しないようラダーは上げてゆっくり観察。どう見ても自然岩じゃないのもあります。スパッと四角い。また切れ目らしきも見え、更に水中に石垣っぽいのも見えるんだな。何だか謂れがありそうです。回り込んでゆくと「ひょうたん島」みたいな岩礁発見。水位が低いと半島とくっつく感じ。岩が群れて植物もたくさん。真ん中には潮?溜まりみたいなのもあって、楽しそうな所です。今日は半島との間の石ころの道は水位が30cm位、カヤックで何とか通過出来る感じ。まったりしてると左から小さな観光船?が立て続けにやってきました。

水路を通過し半島を回り込むと何だか前が騒がしい。船がたくさん集結しています。ジワジワ近づいてゆくと、先程の紅いのも、県警の警備艇までいます。すわフェリー火災か? 本来そこを突っ切ってゆくつもりだったのに、何となく行きにくい。よく見ると漁船やらプレジャーボートやらにも人がたくさん乗っていて、何かの行事みたいです。仕方ないので手近の小さな石ころ浜に着岸し上陸、ランチタイムに。モグモグしてると法螺貝が聞こえ、ザワザワ。すると断崖から突き出た板?に白装束に人がスタスタ現れ、そのまま立飛び込みでドッボーン。え?何事?大丈夫か?

おにぎり置いて見てると次々に白い人が出てきてドッボーン。これが行事か。これ見に来てたのね。以前ここを漕いだ時に何の板かいなと思ってたのですが、飛び込み台だったのか。行事は30分位で終了し、集結していた船も退去。一斉に動くもんだからとんでもない波が押し寄せました。警備艇が引き上げるのを見て、私も漕ぎ出します。板の所で断崖を見上げるとお堂らしきが見えます。帰宅後調べると、これは「伊崎の(ここの地名です。知らんかった…)竿飛び」なる行事で比叡山の修行の続編みたいなもの。何と平安時代から続いているそうです。それで皆さん白装束。たまたまとは言え貴重なものを見学できました。

時間を食ってしまったので湾横断はやめてそのまま半島を周回。小さな桟橋があって、その上に山門らしきも発見。これが修行の基地・伊崎寺だそうです。湾の東側は開けていて漁港もあるのですが、こちらは切り立った山なので誰もいません。波も穏やかで、目の前を鴨たちがのんびり遊泳。山の木々からはヒグラシの声が響きます。浅瀬では夏の陽に波の影が揺らぎ、立ち上がった藻たちも一緒に揺れます。色はシトロン、地上の喧騒が嘘のような静かな明るい水中の世界でした。小さなマーメイドが湖底の砂を可愛く巻き上げ「白いおっちゃん達がたくさん降ってきたよ」と笑って消えてゆきました。

紅い船の正体は沖島の消防艇でした。島の救急車ですね。復路でも遭遇、またすっ飛ばして行ったので大波頂きました。カヤックは水上高が低いので前方視界の半分が波です。まさにBigWave。バウは完全に水の上に上がって次に全部が潜ります。宮ヶ浜へは14時頃着岸。帰路、長命寺港に滋賀県の船「うみのこ」号が停泊していました。以前島影から出てきてびっくりした船です。1000トン近いので、琵琶湖では巨船。いろんな船を見た日でした。

さて、伊崎の竿飛びは毎年8月1日(水の日)に行われます。

土曜ですけど… ドボン。

目の前を疾走する消防艇。こっちは後が大変。
 

「ひょうたん岩礁」と勝手に命名

行く手にたくさんの船

伊崎の竿飛び でした。

左が消防、右が警察 一応待機

伊崎寺の竿飛堂

「はつゆき」号 まったり停泊