2012年9月21日金曜日

沖島 一周

勿論自転車ではありません。月に一度のカヤックです。

休日出勤の振替で平日に休んだ私。今度こそ、平日ガラガラカヤックを狙って近江八幡に出掛けました。
ハイ、予想通り駐車場ガラーン。勿論カヤックも居ません。出掛けるのが遅くなったので、近江八幡・宮ヶ浜に着いたのが11時過ぎ、カヤック組み立てて、出航したのが12時でした。波も穏やかで、まさに「オレのビワコ」って感じ。まっすぐ沖島の東端を目指します。

半ばまで漕いだとき、左から、沖島定期船がやってくるのを発見、機関停止!(漕がないだけ)。通過を待ちます。が、なかなか近づいてきません。ようそろ、半速前進・・・。なんてことやってたんで、沖島東端まで20分かかりました。ここから反時計回りに沖島の自然を観察しながら、のんびりパドリング。まずは北側にある私の秘密の休憩所を目指します。

ここは渚の水面下に丸い石が敷き詰められていて(勿論、自然に)、カヤックの着岸にも優しく、浜には椅子になる手頃な平たい石があって、かつ上方を木で覆われているので、夏でも陽射しカットで休憩に丁度良いのです。浜と書きましたがそんな広々したものではありません。崖の下の窪みと言った方が適切です。

どこだったかなと探すこと20分(結構判りにくいのです。似たような風景多くて)。ようやく見つけて着岸。コンビニのおにぎりを頬張りました。この季節、水もきれい。平日なので釣り船も僅かで、ジェットスキーなんて居ません。沖島の中からは来れない場所なので、本当に静か。まだミンミンゼミやツクツクボウシの声が響いていました。

再び出航。のんびりパドリングを続けます。しかし、ここで異変勃発。なんかフネが左舷に傾いています。手で触ってみると船布がボコボコ、こりゃスポンソンの空気、抜けてる! 慌てて手近な浅瀬につけて空気管咥えて吹き込みます。でも、いやな予感。左舷のスポンソンは3年前、空気漏れがあり、自分で修理したのです。それも接着剤盛って穴を塞いだだけ。

案の定、漕いでいるとすぐ抜けてきます。あーもーしゃあない。このまま行こ。最後に海峡?渡る時だけ入れ直すことにしてパドリングを継続。これくらいで沈没せんやろ・・・と。
島西北の桟橋近くでは重機が工事していました。あの重機、どこから来たのか?

そうそう、今の季節、小さな魚があちこちに群れをつくり、水面がモジョモジョなっています。近づくと魚たちはイルカの様に水面をピョンピョン飛んで、慌てものがデッキに落っこちてきます。稚アユでしょうか。
一匹捕まえて見てみましたが、銀色・目が大きい・数センチ・スリム 位しか判りません。デッキに飛んでくる慌てものは、大抵自分でピョンピョン跳ねて水に戻るのですが、ポンプの陰で一匹死んでいるのを後で見つけました。可哀想なことをした。

さて、人家の密集地を過ぎて、島の西端を回り込んでゆくと、やがて小屋のようなものが見えてきます。小さな漁船も繋がれていて、いよいよ島の表玄関に。
すると、いきなり目の前を観光船?が通過。100トンクラス? 定期船かもしれません。こりゃ引き波がきついわ と身構え対面します。ドンブラコッコ。見ると更に向こうではタグが台船引っ張っています。平日はいろんなフネが行き交います。

島の正面(南側)を行くと、沖島漁港があります。本来は近づきたくないのですが、左舷喫水が下がり、海峡横断前にスポンソンに空気入れるには、湾?の東側の沖島小学校水泳場に着岸するしかないと、せっせと漁港前を横断。幸い本日は漁船が少ない・・・ と思っていたら、着岸直前に現れ、浅瀬ではえらい波でした。
水泳場は小学校のものなので、やたら着岸しないようにしているのですが、今回は非常事態ですみません。浮かびながらの空気注入は、管が短いためひっくり返りそうになり危険なんです。

あとは宮ヶ浜に戻るだけ。沖島と宮ヶ浜の間の海峡?は結構波が複雑で、手漕ぎ船では特に実感できます。真ん中までは左舷前方からの向かい波、後半は左舷後方からの追い波です。今日は風が比較的穏やかだったので楽でした。しかし半分を過ぎた辺りで、後方から爆音。また沖島定期船がすぐそこに。今度は逃げるだけ。引き波もうねりになって追いかけて来ます。上がったり下がったりで宮ヶ浜到着、まったりパドリング終了。

あーそれにしてもスポンソン、今度は買い替えかなあ。シーソックもボロボロだし、アフタパーツは結構な出費です。フェザークラフトはホールディングカヤック界のロールスロイスと呼ばれるそうですが、価格も高いけどクオリティも高いです。何しろ私ごときが、毎年数回とは言え、無事に帰還しているんですから。怖くて他には乗り換えられません。やっぱスポンソンとシーソックは必要だ。

漕いでる間は天気に恵まれましたが、帰路ではきつい雨。車がきれいになって帰ってきました。
一般道通行止めのため支払った高速代は洗車代?と思うことにしましたよ。たかっ。
中型船現る 実際は目の前って感じ
海は広いな と思ってしまう湖


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