2014年8月31日日曜日

旧竹ノ内街道をゆく

昨年足つき登坂で敗北した竹ノ内街道。今回は奈良側から旧街道を越えました。

前回は地理的にも初めてで良く解っていなかったのですが、R166=竹ノ内街道ではないのですね。峠のてっぺんから奈良側には旧道があってそっちが古来の道。じゃあ大阪側は旧道どこ行ったのよ?と思いますがワカリマセン。

まずは富雄川に沿って南下し、西大和ニュータウンをかすめ、竹取公園で休憩。その後は真美ケ丘内の中和幹線を西進し、途中で左折して香芝市に入ります。更にごちゃごちゃ走ってR165を南下、当麻寺に立ち寄り。実は当麻寺の真ん前から南に細い道があり、これが結構気に入っているのです。何の変哲もない村落の路地裏で、車は勿論は入れません。辿ってゆくと山あいに入り、坂を登れば池があります。池の端で釣人を眺め、風に乗って流れてくる森の香りを味わい、少し行くとR166に合流します。

旧街道との分岐まではR166を走ります。カーブと坂ばっかですが、じわじわ登り「竹ノ内街道入口」の看板発見。街道の入口ってのも不思議ですが車はシャットアウト。道は森の中を縫うように上がってゆきます。いつの間にか傍らにせせらぎが寄り添い、水の流れる音がセミの声に織り交ざって気を休めてくれます。ハイカーとも擦れ違いました。途中で南阪奈道路を跨ぎ(トンネルですね)、峠道はまた森の中へ。古代の人も浴びたであろう木漏れ陽に目を細めながらジグザグと上がってゆくと、上の方で聞こえていた車の通行音が真横になり(旧道だって同じ高さまで登りますから当然ですが)、看板出現。曰く「左階段 右スロープ」。自転車担いで階段はないのでスロープへ行くとR166の奈良行車線に出ました。元々どういう経路だったか判りませんが、今回辿っている大阪行きは、反対側にもう少し旧道が見えています。隙を見て国道を横断して旧街道のファイナルアプローチ。と言っても国道を見下ろす山肌の細い獣道ですが、目出度く竹内峠を越えてR166に合流。

旧竹ノ内街道はここで終わっているので以降はR166を駆け下ります。交通量が多くカーブばかりなので速度をセーブしつつ降りると道の駅「近つ飛鳥の里太子」。妙な名前ですがここでまた休憩。はっきり言って大して疲れませんでした。大阪から越える方が遥かにしんどいです。道の駅の裏手に散策道みたいなのが見えたので乗り入れてみると、ここも旧街道でした。断片的に残っているのですね。小奇麗に整備された道を下ってゆくと「六枚橋」、ここから南河内CLまでは何度か走った道です。至る所に「聖徳太子」の「飛び出し坊や」が居て、マンホールの蓋にまで「和を以って貴しと為す」と書かれています。まさに太子一色の太子町でした。

その後は南河内CLを気分よく走り、柏原からはR25を走るいつものコース。雨にも遭わず本日走行76.8km。雨ばかりだった8月は288.4kmと目標未満でしたが、最後に快適な日曜をくれました。

それにしても聖徳太子ってミステリアス。いなかったって説もある位で、どーする太子町。

アニメ聖地の仲間入り?

街道入口。右がR166
旧竹ノ内街道









竹内峠。下がR166
太子町マンホールには格言が。




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