2014年8月23日土曜日

厚かましいピンク卵

枚方市と言えば近畿の「暑い街」ですが、更にゲリラ豪雨が多い事でも有名です。そこを敢えて本日枚方周回。

弱虫スプロケ30Tを初めに試したかったのは「くろんど池」への坂道でしてた。距離は数百m位のものですが、一種のバロメータみたいなものです。クロスバイク「すずらん」では一息では登れず、ロードになってヘロヘロしながらようやく登れるようになった坂です。

「くろんど池」を越えれば枚方市なので雨覚悟で出撃しました。富雄川沿いを北上し、稲穂実る田圃を回りこんで竹林の切り通しに入ります。半分くらいを26Tで登り、道が森に突入する辺りから30T。結果、これまでよりは確実に楽に上がれました。ま、当たり前か。満足して「くろんど池」でしばし休憩。ここから氷室方面に山の中の道を走ります。果敢に枚方方面から登ってくる自転車数台。凄いなあと感心。

途中の下り坂で目の前をイタチが飛び出し横断。30cm位で山中なのでニホンイタチでしょうね。ダンプの往来も多い道路なので左右確認して渡らないと危ないよ。Ultegraシューだって限界があります。氷室に下りてからはR307を枚方市中心部まで走行。いやあ自転車で走る道じゃないすね。路肩も狭く大型貨物が多く、混んでる、風景も特に面白くない。と不平タラタラ走ってると枚方市役所前へ到着。京阪の枚方市駅に舵をとります。駅前では「枚方まつり」をやっていて屋台やら大きな歌声やら大賑い。入りづらいのでそのまま通過し淀川沿いへ。

管理道路に入り、蒸し暑さにややへばりながら横目で川を見ると「水位 高っ!」。ほぼ目線の高さに水面があり、流れも速いです。それでもパラソル立てて釣してる人が居ました。大丈夫かいなとちょっと心配。今日は御幸橋からも自転車道を走りました。何故って「流れ橋」を確認したかったからです。2週間ほど前の大雨で流れてしまったとの報道でしたが、実際は「壊れた」に近い感じ。確か昨年9月に流れ、この4月に復旧したところで、それがもう流れたって事は年間で流れてる期間の方が長いってこと?昨年からの復旧費は3500万円、毎年これ位の固定費が必要となると府知事が「根本的に考え直す必要がある」と言うのも理解できます。ただ、キャッシュだけで言うと立派な橋に掛け替えると20億とか必要だそうで、数十年分の復旧費だそうですから微妙な話ですねえ。

距離の割に草臥れながら漕いでいると前方左は空が真っ黒。右は辛うじて青空も散見される曇り空。左からは雷鳴も聞こえてきます。遂にお出でなすったか。雷雨に巻き込まれては大変と最短ルートで逃避行ペダリング。でもそんな中パラグライダーが飛んでいました。これも大丈夫なん?飛行機は落雷しても機体を電流が抜けるから安全と言いますが剥き身で乗っているパラグライダーはパイロットに落雷ってあるんじゃないかと心配になります。かと言ってCLに緊急着陸されてもびっくりするけど。私は幸いどこでも雨に遭わず帰宅できました。本日走行69.2km。その後、夕方から夜にかけて奈良市は結構な雨でした。

そう言えば、流れ橋SA近くの田圃の水路壁で何やらピンクの塊発見。え?これってもしやジャンボタニシの卵?奈良では見かけた事ないですが進出も時間の問題なのか。元々南米のラプラタ川に生息したものだそうで生命力は強そう。基本的には稲の害虫だそうですが、それ以前にあの色と形は日本の風景に馴染めない。元々養殖したそうなので本人には悪気はないのでしょうが、大きいのはやっぱ気持ち悪いです。日本タニシのように浄化作用も持たないようですし、ただ食べて寝て大きくなるだけ。本名はスクミリンゴ貝というそうですが竦みもせず、リンゴ貝なんて紅顔可憐な感じもしない。

おお、厚顔。たしかに。


壊れた流れ橋
淀川は満水です


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