2013年6月16日日曜日

竹内街道を往く

日本最古の国道(官道)竹内街道(竹ノ内街道)を走りました。

走った・・・なんて表現はおこがましい。牛歩並みでしたんで。
最近北東・北西方面に遠征したので今日は南西と思い、地図を眺めたところ「ふたかみパーク」という道の駅を見つけ、ここに行くコースとして、竹内街道を選びました。街道って響きがいいですが、今やR166です。竹内街道は堺から飛鳥への官道として7世紀に作られたそうで、遣隋使もこの道使って船に乗ったとか。

とにかく一旦大阪は羽曳野に出なくちゃなりません。手っ取り早く法隆寺から王寺経由でR25を走り、南河内サイクルラインに入って、河南橋を渡って太子町に入る。そのまま竹内街道(R166)に合流、竹内峠を越えて葛城市・竹内交差点で左折し、ふたかみパークに至ると言うプランです。帰りは北上して真美が丘ニュータンを横断、金剛葛城自転車道で帰ってくるつもり(でした)。

久し振りの南河内サイクルライン。今日は封鎖は無かったので、半分は初めてのコースです。河川公園と一体化しているので暫しコースロストし、ロードバイクが通るのを待ち受けて尾行しておりました。河南橋も当てずっぽうで上がってみたら正解で、なんとか太子町へ。太子町の謂れは良く判らんのですが、どうやら聖徳太子と関係あるみたい。道は緩やかに登ってゆきます。街中の旧道を走り六枚橋交差点を右折すると、すぐに交番前交差点に出ます。ここを左折(東進)すると竹内街道なのですが、山に向かって登る細い道って感じで国道の貫禄はありません。これでいいのかなあと不安に思いながらチンタラ走っていると、数台のロードバイクに抜かれ(取り敢えず道は合ってそう。でも速!)、すぐに「道の駅 太子」がありました。

最初の休憩。ここまでもずっと坂道だったので、暑さと相まって正直あーもーいいやって感じだったのですが、引き返す訳にもゆかずダラダラと坂道に乗り出します。で、(゜ロ゜)! いやーーみんな偉いねー。凄いねー。よくこの道をミニベロとかで登ってますねー。わたしゃホントに牛歩、更に2回停止しましたよ。恥ずかしいねえロード乗ってて。せめて高いバイクじゃなくて良かった。(ごめん、ゆきかぜ)

竹内峠は文字通り峠です。山の中の上りと下りの境目。下りだ!やっほー なんて訳にゆきません。ヘロヘロ状態に拘らず強靭なブレーキ操作が要求されます。腱鞘炎の右手中指は辛い。何と下りで下ハン握ってブレーキングしてました。SORAのブレーキだったら本当に停止できなかったかも・・・。途中で旧道に入り、のんびりポタリングと思ったのですが、旧道も下り坂(当たり前か)。心身ともに余裕がなく何も見れず、停まれずに竹内交差点まで行ってしまいした。モッタイナイ。

何とか「ふたかみパーク」に辿りつき、思わずソフトクリーム。昼寝でもしたかったのですが、混んでいたので30分休憩で出発。R168を北上します。ところが真美が丘ニュータウンへの右折ポイントを逃し、迷子に。スマホで地図見ると上牧町を横断すると葛城自転車道に出られそうです。山を拓いた住宅地のUP/DOWNを走って消防署のある三叉路に。左:王寺 直進:西大和ニュータウンとあります。王寺に出ちゃうと「始めに戻る」みたいで嫌なんで直進選択。これが拙かった。ニュータウンの中は迷路。どこに居るのか皆目判らなくなり、結局大きな道を走ってると王寺に出ました。はい、振り出しに戻った。何のこっちゃ。

ふたかみパークでは「帰れるかなあ」と思った位の困憊だったのですが、その後は持ち直し結局本日走行72.4km。ソフトクリームの効果って凄い。そして古道の感慨もなく峠の厳しさだけを痛感した次第。
峠の語源は「手向け」だそうです。人は峠を越える時、様々な想いに手を合わせたのでしょう。軽く越えられると思う方が間違っていますね。峠は人生の師なのかも知れません。

本日は落第。(_ _|||)


太子があちこちに・・・
定番ですね。竹内峠 府県境です




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