2013年6月15日土曜日

スポンソン交換

久し振りにカヤックの話。ようやくスポンソンを交換しました。

左舷スポンソン空気漏れで航行不能?になっていた我がフェザークラフト・カフナ はつゆき号。夏を前にいい加減ちゃんとせなあかんと、1ヶ月前に純正スポンソンを発注。カナダからお師匠が取り寄せてくれるので2週間ほどかかり、その後ウダウダしていたのですが、今日の天気予報を見て「こんな日にやるしかない」と取付を決意。

難しい事ではないのですが、何しろ2階のベランダで作業するので、カヤック一式を持って上がるのが重くて面倒だったのです。推定30kg位ある収容バックを担いで登り、船体布を拡げます。スポンソンは船体布の内側に入っていますので、まず船体布を裏返します。すなわち、コックピット開口部からバウ側,スターン側を順番に「むにゅー」っと裏返します。実際はそれ程容易ではなく、布と言ってもウレタンとナイロンの合成品。特にハル(喫水線以下)は丈夫なので糞詰まることもあります。

スポンソンの入口は、船体中央、コックピットの所にあり、この隙間からバウ側・スターン側に入れてゆきます。スポンソンも布製なので素直に入って行く筈ありません。そこでバウ側、スターン側のスポンソンの先っぽ(スポンソンと船体布を繋ぐ?ための開口部)から、私の場合はLAN工事よろしく、メジャー(巻尺)を入れて中央開口部まで迎えに行き、メジャー先端にスポンソンをコードバインダで括り付け、先端開口部からメジャーを巻き戻します。先端開口部にスポンソンが届いたら、船体布のバリみたいな結合用の耳?に樹脂製のコードバインダでスポンソンを固定。10分あれば前後きれいに入ります。

船体布を元に戻し、組み立ててみました。毎年、初めて組み上げる時は、何か間違います。今年は、あろうことかバウ側・スターン側のフレーム(カフナは別々になっています)をテレコに入れてしまい、キールがなかなか嵌らない。やっと入ったと思ったらバウが妙にスカスカ。で、ようやく気づきました。参ったね。気を取り直してキールを外し(これも大変だった)フレームを入れ替え、キールを入れて、チャイン及びガンネルのバーを入れて骨組みだけ作ってみました。で、スポンソン空気注入。本来なら一晩放っておいて空気漏れをチェックしたいところですが、まもなく「雨」なので、スポンソン押してみて、聞き耳立てて「異常なし」としました。

新しいスポンソンの色は黒。デフォルトのはオレンジ色なんで、外から見えはしませんが、両舷で色が違います。今後「はつゆき」では、左舷・右舷を「ポート・スターボード」ではなく「ブラック・オレンジ」にしようかしらん。 取舵一杯! は Hard a Black! なんかエンピツの芯みたいやな。
これで、修理完了。いつでも出航可能です。が、結構あちこちのコーティングが剥げて来て、ボロボロがたくさん残りました。「はつゆき」は進水が2006年で、小型船舶定期検査の6年目。ボロも出るわな。

それにしてもスポンソンっていろんな乗物についているんですね。宿敵・ジェットスキーから飛行艇まで。意味的には胴体下部の横張り出しとの事。と言うことは、私の脇腹の脂肪もスポンソンか?

確かに浮力はアップ。

裏返すと打ち上げられたイルカみたい。
左が 旧・新スポンソン
左舷にも張りが出ました













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