2013年5月26日日曜日

上ツ道 右往左往

昨日たまたま「奈良 サイクリング」とググってみたら奈良県のホームページにお勧めルートが出ておりました。その中で自宅出発が可能、かつ、しんどくないを条件に上ツ道ルートを選んで走ってみました。

基本的に私の桜井周遊コースとほぼ同じなのですが、私がR169をひたすら南下するのに対して、コースでは集落の中の道をゆったり走るプランになっています。なので、曲がり角を間違えないようにメモを作って出発。ゴールは橿原神宮ですが、同じホームページ内に、「橿原神宮にサイクリングステーションが出来た」とあったので、ここをゴールに決めました。

コースでは出発地が県庁(んな人居るんかいな)ですが、「ならまち」を通り抜けるので私もそこからコース合流。町の中の細い道をひたすら南に走ります。脇道からモグラ叩きよろしく車がにゅっと顔を出すので、スピードは上げられません。それにそもそも、ひどい継ぎはぎ舗装なので上げようとも思いませんし。しばらくJR桜井線と併走し、京終(きょうばて)、帯解(おびとけ)と珍名駅を通り、高井病院が見えたら左折。たまに行く白川ダムの裾野の農道に出ます。田畑の中の広い道。気持ちが良いです。そのまま西名阪自動車道をハングオーバーし、天理市内へ。いつも閑散としている道ですが、今日は大型観光バスが次々やってきて、互いに「なんやこいつ」状態。

天理市内はびっくりする程の人出。そうそう毎月26日は行事の日でした。全国から信者が集まるのです。そんなえらい騒ぎを尻目に、天理からコースは県道51号へ向かいます。R169よりやや東の山寄りを併走する道で、交通量は少ないですが上ったり下がったりの繰り返し。
コースはそのままR169と合流し、巻向(ヒミコ騒ぎで有名になりました)で再び集落の中へ。石畳風につき固められたハイキングルートを辿ります。数メートルおきに「山の辺の道タイル」が埋め込まれ、絵柄は薄くなっているものの可愛いっす。

ハイキングルートは再度R169に合流し、コースはそのまま幹線道路を走って桜井市内を通過、山田寺跡の横を通って明日香に到達します。明日香では深入りせずに?橿原市内へ。直進で橿原神宮に行けると確信した私は、もう大丈夫と通りがかった大きい池?を周回する事にしました。(何か由緒あるっぽかったので) 回り込むと池なのか堀なのか判りませんが孝元天皇陵とありました。子供達がよじ登って遊んでいましたが、そうやって新しい遺跡やら道やらが発見される事が多いので良しとしよう。

そのまま住宅地の中を走っていましたが、道はカーブしあらぬ方向へ向かいます。これは目的地・橿原神宮から遠ざかると見て、たまたま見えた学校横の道をずんずん行ってみると、ドン突きに看板が。曰く「丸山古墳!」。背後には丘の上に聳えるモシャモシャの木々。美瑛の丘の風景を和風アレンジしたみたいでした。幸い看板に地図があったので何とか終点:サイクリングステーションに辿りつきました。

サイクリングステーションはジョギングステーションと兼用で、だだっ広い休憩室やら自転車整備室やらがありますが、やっぱり公営施設って感じ。ま、空調が効いているので、夏の休憩にはうってつけです。パンクしても涼しくチューブ交換出来ます。たまたまこの辺でパンクすればね。またメンテスタンド,工具類や空気入れも完備されているのでちょっとした整備はできます。

一応設備にも満足し、そのまま大和中央自転車道で帰路へ。その途中、大和川にかかる手前で空に「彩雲」発見!いや昔の高速偵察機ではなく、雲が虹色に光る気象現象です。虹の切れ端みたい。初めて見ましたがきれいなものですねー。
そんな事で気持ちは明るく帰ってきました。本日走行75.2km。5月は494.8kmとなりました。

彩雲、何かの吉兆だといいなあ。原理的には条件揃えば起きるってのは解りますが、たまたまその時に空を見上げたってのが、偶然と思いたくないですね。今日のコースはもういいやって感じですが、上ツ道を右往左往?したお陰で彩雲に出会えたと考えると、無碍にも出来んです。

回り道は彩雲の得。

丸山古墳 突然 あります
これが彩雲





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