2013年5月4日土曜日

フレンチバルブは上下分離方式

本日は初心者用整備ブログ。
朝から「ゆきかぜ」を整備するため後輪に触ったら妙に柔らかい。昨日100km以上走ったとは言え、こんなに空気漏れる筈もなく、どうやらスローパンクらしい。そこで8ヶ月振りにチューブ交換。

やっこらせと後輪を外し、ついでなので普段手の届かないところをせっせと拭き掃除。エンド部分の裏とかチェーンステイの端っこの裏とか1時間経過。そもそもの目的を忘れそうだったのでそこで切り上げて今度は後輪のタイヤを外します。バキッベコッと豪快な音を立ててビートが外れ、続いてチューブを取り出します。どこに穴が開いているんだろうと、チューブに空気を入れますが、漏れ出す音はしません。
仕方ないのでワンワンの水入れを強奪し、水を張ってチューブを入れてみます。押しながら回すのですがどこからも気泡が出ません。不思議やなあと思いながらバルブ部分を浸してみると、バルブの真中くらいから、ゆーっくり気泡が出てきました。原因発見!

いやでもしかし、継ぎ目でもないのに、なんでこんな所に穴が開いたかな。8ヶ月使うと経年劣化ですかシュワルベさん、と疑問を抱きつつ新しいチューブ装着。ビートをリムに押し込みます。あと10cmと言うところでタイヤレバーを動員し、よっと押し込んだ途端、中から「プシュッ」と鋭い音が・・・。えー?穴開いたのー? まだ使ってないのにー? いやいや空耳かも知れんと押し込んだビートをせっせと外しチューブを取り出すと見事にペチャンコ。空気入れると今度は紛れも無いパンクの噴出音が。

参ったなと思いながら更に予備チューブはないので、手元にあったイージパッチとやらを噴出口に貼り付けて、再びリムに押し込んで、今度は慎重にビートを嵌め、空気を入れます。何とか大丈夫そう。でも予備チューブ無い。明日も走りたい。と言う事で、試運転を兼ねて久し振りのCBAへ。店内ではイケメン店長さんがGWにも拘らずご出勤で、かつ比較的ヒマそう。「イージーパッチってそのまま走ってても大丈夫?」と聞いてみたら「まあパナさんが作っているので大丈夫でしょうが、ロードの場合はチューブ交換した方が良いです」とご宣託。

再度自分でやるのは面倒だったので、その場で予備チューブ2本買って、1本を有償交換依頼。交換はさっさと終わったのですが、精算の時に改めて聞いてみました。「バルブの真中に穴開くってことある?」するとイケメン店長さんにわかに天井を見つめ、徐にバルブの説明を開始。そうだったのか 今回のパンク。はい、ここからが本題。

シュワルベのチューブのフレンチバルブって上から3分の1くらいの所で外れるようになっています。空気入れるときにクルクル回す所ではなく、更に下の方で、パっと見ても切れ目が判りません。手掛かりも無いので、ラジペン見たいな物で回してみると外れます。中からは虫ゴムみたいな細い部分がズリッと出てきます。今回はこの外れる部分が緩んで、空気が漏れていたらしいと判明。確かにプシュッと手で押す金色の部分が曲がっていて、ポンプヘッド嵌めたままグイグイやったりしたので全体に歪んで緩んだようです。

さすれば、私が穴開けた新品チューブのバルブの頭部分を外して、交換前のチューブに移植すれば、少なくとも一つ再生できるやん。と言う事で、帰ってから内職。予備チューブが一気に倍増。いや、イージーパッチを貼った未使用チューブも、バルブヘッドを付け替えれば応急用としては使えるでしょう。よって予備チューブは結局2.5本になりました。繋ぎ合わせは日本伝統の現場技術ですなあ。

こんな事だったら、今までオシャカにしたチューブたちのバルブをみんな取っとけば良かった。それに私はまだ足の筋肉痛から解放されず、今日の10kmの試運転でも「イテテ・・・」でしたが、痛いのは「ゆきかぜ」の足も同じと妙な人馬一体感を感じたのでした。

ついでに、おサイフも痛いです。

左:合成完成品  中:外れたバルブ上部(曲がってますね) 右:バルブ本体


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