2013年2月3日日曜日

山田寺跡は原っぱだった

良い天気の節分。
やっぱ冬でしたって気温でしたが、フェイスマスクのお世話になるほどの寒さではない。

と言うので、天理・桜井から明日香を周回してきました。定番化しつつあるコースですが、まずはR308で奈良中心部へ。ならまちを抜けて県道188号を南下し、途中からR169に合流します。そのまま天理市内を抜けて桜井市に入りってコースですが、いつも困るのはトイレ。苦肉の策でJR三輪駅のトイレを拝借していましたが、今日の予定では三輪方面へは行きません。で地図と睨めっこすると、いつも休憩する「景行天皇陵」の北東に「トレイル青垣」ってのがあります。名前からして公営の休憩所っぽい。「長岳寺」って看板を左折すると行けそうなので、行ってみました。

はい大正解。駐車場の脇に独立トイレがあり、トレイル青垣はきれいで休憩所もあって大変有難い施設でした。山辺の道のトレッキングの為の施設みたいですから、駐輪場はありません。いや、ありますが唯の地面なので、ロードバイクは担いで階段上るしかないです。いいとこ見つけました。JRさん、これまでのトイレ拝借有難うございました。
そのままR169を南下。R169と三輪方面への分岐の所に「ようこそ卑弥呼の里 桜井市へ」の大看板発見。出ましたヒミコの里。九州にもありますね。邪馬台国を巡る戦いです。桜井市は纏向(まきむく)遺跡発掘で自信たっぷりのようです。同様にあちこちにある「かぐや姫の里」とは違って文字通り泥臭い戦いです。

ヒミコは放っておいて、そのままR169をひたすら南下すると、自動的に明日香村に到着します。が、今日はちょっと寄り道。以前にも横目に見ていた「山田寺跡」の看板。「山田寺」ってずーっと前に新聞1面を飾った発見があった所ですが、何だったのかさっぱり思い出せません。唯一の記憶は「ヤマダ寺って、なんちゅう古代ロマンとかけ離れた名前やねん」って事だけ。(全国のヤマダさんご免なさい。どうしても「ののちゃん」のイメージが付いてまして)で、真相解明すべく、明日香村への最後の上り坂を途中で逸れて行ってみました。

結果は・・・ 原っぱ でした。お寺の跡を象った四角い凸がありますので草野球はムリ。東回廊跡とやらに花弁模様の凝った礎石?が並んでいます。看板には往年の姿が描かれていますが、風景と重ねるには結構な想像力が必要です。新聞1面を飾ったのは、その回廊が格子窓なんかを含んでそのまま出てきたからだそうで、そう言われれば蘇我氏の頃の建物がそのまま出てきたらびっくりしますわな。
まあ遠い遠い古代の風景ですから変に復刻させないで、原っぱのままの方が、ドラマを浮かび上がらせ易いかも知れません。

山田寺跡を後にして明日香村へ入るとお巡りさんが交通規制中。小さい村なのに本格的カメラを持った人たちがたむろしていて、事件か?と思ったらお祭りでした。「おんだ祭」ってのがあるそうで、主催者発表云々って程ではありませんが、そこそこの人出と出店もチラホラ。まあ明日香でもお祭り位はあるだろうよとそのまま通過したのですが、帰宅後「おんだ祭」を調べてびっくり仰天。「奇祭」でしたー。
WEB安心サービスにひっかかると困るので、ここには書けません。ご興味あれば調べてみて下さい。

復路は「金剛葛城自転車道」を通ってみました。帰りにフルで走るのは、実は初めて。北風なのでまともにアゲインストですが前半は比較的スイスイ、後半はヨロヨロと走り、結局本日走行は77.8km。

例年2月は走行距離が伸びません。スキーに行ったり、インフルエンザに罹ったり、雪積もったりして、そもそも走る回数が少ないのですね。それに動物の本能か、カロリーも蓄積気味。

身が重く 逃げる2月に乗り遅れ。 悪循環や。

往年の山田寺(山田寺跡にて)
板蓋の宮跡には何やら撮影クルーが・・・




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