2013年2月17日日曜日

不思議の笠置町

曇空 肌寒い。

昨日は雪が断続的に降って、とても走る気にはなりませんでした。なんで、カーディーラにR2の車検の相談に行ったりハードオフで古いPC売ったり・・・。夜はカミさんの誕生日が近いので、串かつ・月天へ。私の数少ないお勧めのお店ですが、近所の人でないと行けませんわなー。

今日は晴天!と思いっきゃ、なんだか一面の雲。風が穏やかなのが救い。出発が遅れたので、あまり遠くにいけないなあと加茂コースを選択。木津川市から加茂へ出て奈良市に戻るコースです。これだけでは短いので、大和郡山まで足を伸ばそうかと思っておりました。

加茂までは、木津川沿いの府道を走ります。季節がよければ大変爽やかな道ですが、今日は寒い。加茂の恭仁大橋に掛かったところで、さてどうしよう。このまま右折するのもなあ と思って恭仁大橋を渡りR163に乗り出しました。トンネルを抜けて走っているうちに「笠置まで行くか」と何となく結論。感覚的にはそれ程先ではないですし。

R163は山肌と木津川に挟まれた国道です。大型車も非常に多い。路肩も狭い。日曜日なので交通量は幾分マシでしたが、車からすると自転車、邪魔でしょうねえ。タイミングを計ってすぐ横をスイっと抜いてゆく車もあれば、いつまでも後ろでイライラしているのもあります。もっとも誉められた路面ではない国道ですから、こちらも時々凸凹や水溜り(凍ってたし・・・)を回避するので挙動不審と見られたかも知れません。

30分も走れば笠置大橋が見えてきます。くすんだ赤と緑のトラス橋?で、ここを渡れば柳生に行けます。結構大きい橋ですが、渡っているのは私一人。対岸のダウンタウン?には小さな昔からありそうな商店がショボショボっと並んでいます。が誰も見掛けません。少し走ってみると大きな公共建物と小さな公園があったので休憩。時折車は通りますが、ばあちゃん一人見かけません。みんなどこ行った?川原には広いキャンプ場があり、こんな天気にも拘らず、数台の車が見えました。(でも人は居らん・・・)

このままでは湯婆婆に攫われるかも知れんとUターン。帰宅後「笠置町」を調べると、京都府だったんですねえ。奈良県と思っていました。ついでに人口は1500人余!。全国で2番目に人口の少ない町だそうで、道理で、ばあちゃん一人見かけない筈です。この20年で1000人位人口が減ってるので、このままゆくとどうなるんだろうか。
調べついでに思い出したのですが、笠置の近くに、国産カヤックメーカー大手のフジタカヌーがある筈。今回は全く頭に無かったのですが、次回は尋ねてみよう。

復路は同じR163。笠置からは実は柳生経由で奈良市街地に出られる事は知っているのですが、はっきり言って、ずっと山道。泣きそうな空を見ても、とても行く気にはなりませんでした。故に再び国道を疾走し、川辺に羽ばたくカワセミに見とれたりしながら加茂まで戻り、これまた人気の無いJR駅前で休憩、その後は奈良市北端から奈良阪、般若寺、登大路を抜けて、ならまちで西進、R308を走って帰宅しました。本日走行65.5km。このペースでは、やはり2月は300kmには届かない見込み。週1回では難しいですね。

さて、笠置町の事を調べていた時、地図を見てて、丁度笠置町のすぐ西側に、境界線がぐちゃぐちゃな場所発見。なんなんこれ?。見てるだけで気持ち悪い。ぐちゃぐちゃ過ぎて、どこがどこの領地だかさっぱり判りません。地形的には山また山の所だと思うのですが、尾根沿いって訳でもなさそうです。ワタシ的には「ごちゃごちゃしないでスッパリしなさい!」と縦線1本にまとめたいですね。

この地域って後醍醐天皇の隠遁地になったり、近世の忍者の里もすぐ近所なので、歴史的な複雑な事情がいろいろあるんでしょう。もしや「お宝」を隠すための複雑なボーダーかも知れん。

寒空の下、誰にも会わなかったミステリアス笠置町なのでした。

笠置大橋。背後が笠置山
ミステリーゾーンの入口には「塩」が。


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