2014年9月15日月曜日

ビワ南湖の浮草カーペット

昨日は琵琶湖パドリング。出発時間が遅れ、瀬田に着いたのが10時半だったので湖北を諦め、大津付近で南湖を漕ぐ事にしました。

R161を浜大津から少し湖西方面に走った公園緑地に乗り入れ。以前にも来た事ある所で、小さな砂浜があり離着岸できます。明智光秀の大きな像があり、なんでやろと思っていたら、実はここ、坂本城址公園と言って、かつて明智光秀が築いた水城があった場所だそうです。カヤック担いで「おっとっと」と上り下りした石段は元石垣だった所でした。城から直接船に乗って琵琶湖に出られたそうで、是非復元して欲しいものです。

40分でカヤック組み上げ浜に行くと目の前が緑と赤のまだらカーペット。なんじゃこりゃ。そのまま足を踏み入れそうです。どうも浮草がカーペットみたいになっていて風向きの加減か岸辺に集まってるみたい。ちょっと気味悪いなと思いながら出航。するとパドルが重い。上げようとしても水の中からパドルを引っ張られてるみたい。どうやら浮草以外にもその下に水草が蔓延ってパドルに絡まるようです。案の定、パドルを持ち上げると大量の水草ゲット、重っ。こんな事ではバランス崩れて転覆します。よってパドルを深く入れず水面をスイープするように漕いで、浮草地帯脱出。魔の海と呼ばれたサルガッソー海もこんなだったのかな。

浮草が無くなっても、ミズナみたいなシャキシャキした大量の水草や、とろろ昆布みたいにモワッとした気味悪い水草があちこちにあってパドルを取られます。取り敢えず北方向へ漕いで行きますが、沿岸部は悉く浮草に占拠され近寄る気になりません。風と波もそこそこあってドンブラッコッコ。釣ボートの多い場所で、かつモーターボートも走り回るのでいろんな波が押し寄せます。マリーナを幾つか通過し、カネカの工場を通過し、着岸地を探しますが見つかりません。琵琶湖大橋に近づくにつれ波も大きくなり、目の前にはエリが通せんぼ。大きく迂回する気にもなれずそのまま反転。途中で横目に見た住宅地の中の浜辺付き公園でお昼にすることにしました。何だかんだと1時間以上漕いでましたし。

反転してからはやや沖合いを漕いで戻って、目的の入江に直角に向かいます。予想通り浮草カーペットが散らばっていて、まるで流氷か環礁を避けるみたいに空いている水路を探しながら進みます。既に1艘のジェットスキーが停泊?していました。パパが交代で子供たちをジェットスキーに乗せているようですが、みんな小さいライジャケつけてカタログモデルのようでした。思わず「ミキハウス」と呟いてしまったけど齢が判りますね。浜辺でおにぎり食べて再び出航。また浮草掻き分け水草にパドルを取られながらあちこち漕ぎまわって2時間強でパドリング終了。水そのものは思ったより綺麗なんですが、こんなにジャングル化しているとはね。船体もパドルも浮草がこびりついて後が大変でした。

でも大津は近くていいですわ。帰路もR161・大津ダウンタウンはいつもの渋滞でしたが1時間半で帰って来れます。今度は南向いて漕いでみようかな。水上から見る大津も、プリンスホテルやアーカスが都会的でいい感じに見えます。

帰って調べたら、今年は水草大発生なんだってね。あのシャキシャキはカナダモでした。水中を見てると水草の間に魚がいて隠れてるんだか住んでるんだか判りませんが、一応利用してるようです。更に浮草群の上にシロサギが立ってました!まさにカーペット。でも良い子の皆さんは信用してはいけません。

何しろサギのやることですから。


大津市街 きっと夜景もきれいでしょう
陸地にしか見えませんが水面です





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