2014年3月16日日曜日

かもめターミナル

本州はほぼ晴天で暖かくなったのですが、奈良市の午前6時は気温0度。そして西風強し。こう言う日は何着て乗るべきか難しいのですが、朝の寒さにやっぱり「寒冷用ジャージ」。結果、大汗かきました。

カミさんが実家に行っているので帰宅時間を気にせず2度目の大阪南港まで走りました。前回のフェリーターミナルは余りの「きちゃなさ」にメゲたので、今回は近くのもう一つのフェリータミナル「かもめターミナル」へ。厳密には橋で繋がった別の島なんですが、そもそもここら辺の島の名前は知らない。埋立地って島じゃないのかな。

大阪南港へは大和川沿いをひたすら西へ走ります。道は前回覚えたので大丈夫。殆どが川沿いの道路なんで迷うところは大阪市立大学の付近だけ。それにしても西風強い日に西に向かうのですから結構バテました。まだ奈良県内である王寺町で既に嫌気さしてました。R25の下り坂も漕がないと進まないし、柏原市以西のどっぴらけた河川沿いは、いやいやいや・・・って感じの風。対向のロードバイクは何れも追風疾走ですが、こちらは大して速度出ていないのに下ハンで縮こまって漕いでおりました。ま、帰りは立場が逆転するんだけど。

んな事で南港まで2時間半以上かかりました。南港島から「かもめ大橋」を渡ります。道路左端を走ってると「かもめ大橋」では走るところが消滅。看板に「自転車は歩道を通ってください」とありますが、歩道がない。止む無く路側帯を押し歩き始め、でもやってられないので交通量の少ないのを良い事に途中から走ってしまいました。実は歩道は反対側にしかなく事前に道路右側に渡らねばならなかったのでした。因みに同様の事態に陥ったロード乗りが、もうおひとかた、いらっしゃいました。GIANTさん、判りまへんでしたわなあ、あれは。

かもめ島?に入ってからはガランとした道を少し走って「かもめフェリーターミナル」到着。こじんまりしていて、少なくとも南港ターミナルよりは清潔感があります。フェリーが2隻停泊中。と言ってもこれでMAXのようです。片方は「さんふらわあ きりしま」の鹿児島行き、もう片方は「おおさかエキスプレス」ってベタな名前の宮崎行き。隣やんけ。「さんふらわあ」は定番のお陽様マークの白い船体で、宮崎行きは下が赤で上が白と言う、昭和の哀愁漂う装いでした。演歌の世界やねえ「おおさかあ~ エキスうプレスうぅ~♪」みたいな。(関係者の皆様 m(_ _)m )

近くで見ると「でかっ」と思いますが、実は12000トン程の船なので、私の好きな北前航路の「すずらん・すいせん号」よりは小さめ。鹿児島ナンバーの大型トレーラーが吸い込まれてゆきました。鹿児島と宮崎の間は険阻な山ばかりなのでそれぞれに航路があるんでしょうね。薩摩の独立性はそれで保たれたのでしょうけど。他県とは山で閉ざされて、目の前が海って所は開明性がありますね。薩摩・土佐・紀州とみんな「目の前はアメリカ」って思ってますよ。

待合室は、まだ早いのでガランとしていました。老夫婦が出航時間を尋ねてきたくらい。売店も閉店中でフネ見たらやる事がなくなったので来た道を戻ります。帰路の大和川沿い道路は追風受けて高速。車の来ない区間では40km近く出ました。途中、柏原市の近鉄国分駅前のサブウェイでサンドイッチ食べてR25,法隆寺経由で帰宅。本日走行102.1km。

先週は飛行機で今週は船でと乗物図鑑みたいですが、この大きいのが海を越えて別の陸地に行くって感慨深い。更に1万トン超・全長200m近い大きな船でも外洋では波に翻弄されるんですから自然は凄い。ビワコで我がシーカヤック「はつゆき」が翻弄されても仕方ないっすね。

それと、今回も感じましたが、大阪南港の車道・歩道はゴミがたくさん。鉄屑や樹脂の破片、コンビニの袋や空き缶、段ボールやバーストしたタイヤなどなど・・・を避けながらアクロバティックに走らねばなりません。

大阪難航。


宮崎行 おおさかエキスプレス
鹿児島行 さんふらわあ きりしま



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