2013年9月21日土曜日

爪痕・嵐山

嵐山へ往復しました。
 元々先週の琵琶湖と今日の嵐山は予定していたのですが、まさか台風であんなになるとは思わず、道路事情が不安でもありましたが晴天に誘われ出発。

いつもより早めに出発し木津川自転車道に入ります。木津川に近いところでは増水のせいか、路面が土に覆われ真っ白。草木はなぎ倒され茶色に朽ちています。木の袂にも大量の草木が絡み如何にもって感じです。更に河川敷のグラウンドは、丁度波打ち際の海底のように、きれいに土で波紋が描かれています。川底だったんだー。流れ橋に着いてみると案の定、流れておりました。4ヶ月しか保たなかった勘定です。そのまま御幸橋向けて走っていると、後輪の感触が変。タイヤが楕円になった感じでボコンボコン。

もしかしてーと触ってみるとフニャリ。あースローパンク。路上でのパンクは1年以上ぶり。犬のウンチだらけの脇道にてチューブ交換。前回はビート入れるのが大変だったけど、今回はビート外すのに10分もかかってしまった。タイヤ自身は30分弱で完成しましたが、車体に嵌めるのが苦手なんでガチャガチャと結局1時間のロス。ついでに左手をスプロケにぶつけて切ってしまい油だらけ血だらけでウンザリでした。面倒でも手袋しましょう。

走行可能になったものの後輪の空気が充分でないので、点検がてら京都のCBAに寄る事にしました。淀付近で自転車道を降りて、旧京阪道とR1を走ってCBA京都南店へ。こう言うときチェーン店は助かります。ついでに予備チューブも購入。「チェーン伸びてますね」とご指摘も頂戴。今後の参考にします。

千本通を走って再度自転車道へ合流。伏見区も床上浸水した所ですから、惨憺たる河川敷。自転車道も一部通行止めでした。見るととても走れる状態じゃない。どこが道路かも判らない。

八条通りを越した辺りから嵐山までは河川敷の自転車道は地道と化していました。土が堆積して滑りそうなので徐行運転。これはシクロクロスの世界ですね。そうそう、アンダーパスできない所では道路を横断する場合がありますから皆さん気をつけて下さい。
R9を越した辺りから、河川敷の田畑は悲惨です。お米、稲刈りを待つばかりだったのに茶色に変色し倒れこんでいます。ショックだろうなとこっちまで悲痛。松尾あたりからは桂川にこんなのあったっけというような石ころが堆積した巨大な中州があちこちに出現。川の水はなお泥水で、木々は倒れ漂着物がそれに重なり、亡霊のような有様でした。これらを全て浚渫・整備するのは超大変です。

自転車道の嵐山終点から先、川べりの公園は重機が入り土木工事中。立ち入りは制限されます(トイレも)。お店もなお清掃作業中のところがあって、家具や建具、観光ボートまで、日干しされておりました。そして渡月橋にはTVのリポータがマイク握って「こちら嵐山には観光客が訪れています・・・」と絶叫。私は脇を自転車押してエキストラ。天龍寺など有名処は平常通りですが、川が全面泥水で結構流れているため屋形船等はお休みのようです。

お目当ての店が休業だったので、第2候補「自転車屋さん併設のカフェ」に行って見ました。食べログで見つけたのです。松尾橋の横にあって、あいにくスタッフは練習日だそうで大きなお兄さんが一人で留守番でした。実業団チームを持っているとの事で、話に圧倒されてしまいました。ルイガノで乗り付ける事自身が如何なものかと少し反省。白鳥の群れにアヒルが迷い込んだ感じでした。一応飛べるけど・・・みたいな。身の程は弁えねばなりませぬ。カーボンバイクに乗ったらまた行こう。

カフェオレ1杯で結構お邪魔していたので、パンクのタイムロスと併せて、嵐山出発は15時前。急げ と思うものの自転車道不通区間で一般道に出て迷子になったり、御幸橋の公園も立入り禁止でトイレ難民になったりで、流れ橋SAを16時過ぎに出発。自宅近くでは薄暮、ライト点灯で走っておりました。やたら暗いと思ったらサングラスのせいだったけどね。(なんで気付かんかな・・・)

本日走行113.2km。1週間前に大災害だったのに今日はもう観光バスが列を成している辺り、京都ブランドの底力は凄い。日本には京都があります。泥水が清流に戻って、元の絵になるのを願っております。
 
しかし忘れてはなりません。天災はいつでもどこでもやって来る。  パンクもね!


公園は重機が出て復旧中
渡月橋から。水が変わると風景一変








お目当ての店も復旧中。HWL見えますか
 
自転車道がこんな感じに!




 

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