2013年8月10日土曜日

宇治川ライン注意報

今年で最も暑い日と言われた本日、こりゃペダリングよりパドリングって事で琵琶湖でカヤック初漕ぎ。

毎年初漕ぎは、近江八幡・宮ヶ浜から沿岸沿いを南下するコースです。不具合あっても着岸し易いですから。琵琶湖までは車ですが、まず宇治川ライン。崖崩れ?が一層酷くなったみたいで、交互通行がまだあちこちに。瀬田付近の渋滞を経て湖岸道路に入ると、沿道を走る自転車の多い事。37℃とか言われた本日、皆さんすごい。大丈夫かしらと心配になります。

夏休み真っ只中とあって、宮ヶ浜は賑わっています。駐車場も離れた所。30kgのフネを引きずってゆくにはなかなか辛い所ですが、仕方ありません。で、本日のお試しは2点。一つは先日交換した左舷スポンソン。もう一つは、拡げる度にバラバラと断片?が散って痛々しかったシーソック(コックピットにはめ込んで、転覆時に船体への水の浸入を防ぐ巨大な靴下みたいな袋です)。シーソックを更新?したのですが、純正ではありません。フェザーのシーソックはなかなかいいお値段なので、国産品にしました。モンベルさんのアルフェックと言うメジャーなカヤック用ですが、フェザークラフトでも入るとどこかで読んだのです。しかも大阪WTCのカヤックショップで売ってましたし。(モンベルのショップでは お取り寄せ・・・と言われた)

そんな事で、慎重に組み立てていたので出航は11:30。そろそろと漕ぎ出します。アルフェック用シーソックは素材の違いか、少し足に纏わり付く感触ですが、ラダー操作には影響なく、コーミングにも綺麗に嵌りました。ヒモが付いているので、絞ったりできるみたい。左舷スポンソンもよーそろー。一つ目の岬(出っ張り)を回った所で一度着岸して点検、と思ったのですが、なんか浜がない。琵琶湖の水量が多くて、浜が底になったか私の記憶の底に埋もれたか。ま、初漕ぎはこんなもんです。今日は波も穏やかで、天敵ジェットスキーも居らず、釣ボートも少ない。そりゃそうです。水が温くて普通の魚は深い冷たいところに潜ってるんでしょうね。水鳥も手持ち無沙汰のようでした。

岩場の突き出した木陰の下で休憩。小さな入江では小波がチャポチャポ打ち付け結構賑やか。波打ち際では水も透き通って、底の丸い石たちが金色に輝きます。波の泡が湖底の石に小さな丸い光となって映り、泡が弾けては光も弾けます。これまた小さな魚が石たちの間から顔を覗かせました。
  水、温か過ぎないかい? 
  大きな魚が来ないから安心だよ。 
小さな背ビレが答えてくれました。

そして水際の木々の間にきれいに積まれた石垣を見つけました。一体誰がこんな所に何の目的で石垣を設えたのか?巨石がゴロゴロ潜岩となって散らばる琵琶湖のことです。昔はここは陸地だったかも知れません。リゾート気分が一気に古文書モードに切り替りました。少し怖。

岬を2つばかり回りこんで着いた浜辺で休憩し、折り返し。帰りは岸から離れて航行。北前回船方式です。向風・向波になるので漕ぎ易い。沖島の真中を過ぎた頃から波が少し荒くなってきました。沖島と半島の間から吹き抜ける島風に煽られるのですね。宮ヶ浜には14時頃着岸し、カヤック分解。ここで異変が! バウ側フレームの1本が船首先端部分からボロッと外れたのです。可動型ボルトナット?で留められていたのが外れたみたい。あーまた一仕事出来ました。

帰路は道路混雑を予想していたのですが、瀬田付近の万年渋滞以外はスムーズ。ところが南郷を過ぎ瀬田川沿いを走り出した途端、雨がポツポツ。空は結構明るいのにどんどん降ってきます。宇治川ラインに入る頃には立派なゲリラ豪雨。車も水面を走っておりました。気温も瀬田付近で36℃だったのが一気に28℃。宵待橋に近づくと雨はけろっと上がり、今度は空を引き裂く稲妻と雷鳴。こりゃ宇治川ラインの復旧は暫くムリかな。

それに、豪雨の中のチラ見なので不確かなのですが、道路情報掲示板?に「宇治川ライン××通行止め」って出てたような。

当面、宇治川ラインを走行される場合は覚悟が必要です。

落石を受け止める覚悟! そんなもん要りません。ウルトラマンじゃないんだから。
落石から逃げる覚悟!  それも要りません。ルパンⅢ世じゃないんだから。

正解は・・・  君子危うきに近寄らず。

何やら幻想的なレンズの曇り
正面は瓢箪島みたいな沖島





0 件のコメント:

コメントを投稿