2021年12月5日日曜日

荷物積載能力ゼロ

 寒々しい一日。北風が強そうなので、帰りに楽したいと北方・枚方方面へ。楠葉付近で淀川河川管理道路を降り楠葉モール横を左折、住宅地内を走って楠葉砲台跡地に寄りました。

[楠葉砲台跡地]

幕末に幕府軍が設えたと言う砲台で対岸の高浜砲台とペアで淀川を京都に向かって遡上して来る外国船を砲撃しようとしたものです。石碑には『戊辰役橋本砲台場跡』とあります。八幡から伏見にかけては1868年の戊辰戦争の跡地が散在し、数多の血が流れドラマがあった場所なのです。今では真新しい住宅の中を京阪電車が軽やかに走ってゆくだけですが、150年も経つと跡形もなくなるものですね。砲台跡もすっかり家族の公園になっていて、芝生の上にボールやシャトルが飛び交っていました。

まさに『芝草や兵どもが夢の跡』でありました。

橋本集落を八幡へ抜けます。相当昔、対岸の大山崎町とこの地に間に橋が架かっていたそうで(山崎橋)、それで橋本と言うのですね。何でも8世紀に行基菩薩が架けたとか。行基さん、奈良ではお馴染みの人ですがお坊さんですよね。ダヴィンチみたく、何でもやっちゃうスーパーマンだったのか。で、石清水八幡宮参拝の人たちの宿場として賑わったそうです。すると当然に遊郭が出来ます。

道沿いにはそれを彷彿させる造りの建物が並んでいます。欄間みたいなのが二階の手摺にも彫り込まれていて美しい。一軒だけ旅館として営業している建物がありました。中は超クラシックでノスタルジックでしょうね。足湯もやっていましたよ。山崎橋は16世紀に無くなりました。なので、工事中の新名神の橋が架かると若干場所はずれますが、5世紀ぶりに橋復活になるのです。

現役営業中(旅館ですよ)

赤〇内に誰かが座っています…

時代劇の舞台のようだ 安居橋と尼野氏別邸の蔵

細い道を抜けると京阪八幡市駅。久し振りの飛行神社へ。手水は相変わらず花で一杯でしたがその横の睡蓮鉢?に飛行機がたくさん、アヒル艦隊よろしく浮かんでいます。横に看板があって「航空業界支援のための奉納品」だそうで1機700円。これは国民の義務やと、参拝後お買い求め。ぷにぷにした飛行機ぬいぐるみ?でJAL/ANA/SFJの三択。何故SFJとは思いますが独立系…ってことでしょうか。私はANAのぷにぷにをGet、いえ、授かりました。宮司さんに奉納したかったらペンでお腹に願いことを書いてと言われ、え?持って帰ってもいいの?と伺うと「勿論」とのこと。孫のおもちゃに持って帰りました。要は支援になるならそれでいいのです。行って良かった。後は上津屋から木津川CRで帰って来まして本日走行66.2km。楠葉を経由すると幾分ショートカットになるようです。

花手水と奉納ぷにぷに達

ぷにぷにANAと零戦エンジン

飛行機で思い出した。昨日バイクで大和郡山市矢田にある矢田坐久志玉比古神社(やたにいますくしたまひこじんじゃ)に参りました。楼門にプロペラがあるって言うので一度訪れたかったのですが、サイクリングコースから外れるので未踏の地でした。祭神が天磐船に乗って飛んだってことから航空つながりになったようです。いやいや、それってUFOちゃうん? 

美しい楼門には確かに巨大な2枚プロペラが飾られていました。中島飛行機(スバル)の九一式戦闘機のものだそうで、高翼単葉、固定脚の昭和初期の陸軍主力戦闘機です。紅の豚に出てきそう。なんでここにプロペラだけあるのか詳細不明ですが。

プロペラって意外と大きい

バイクでも一つ。最初から判ってたけどカワサキZ125PROは荷物積載性ゼロです。ロードバイクと同じでライダーが背負うしかない。しかし、ハンバーガーすら買って帰れないのは余りにも不便という事で、GOLDWINのシートバックと先週の教訓もありバイク用カッパを購入。スペースがないのは承知なので16Lの小さめバックにしましたが、取付けて見ると座るところめっちゃ狭い。やっぱリアキャリア付けるしかないか…。面倒そうなので避けて来たのですけど。しかも16Lではカッパを入れるとほぼ一杯。うーん、ズボンだけにしようかな。5000円以上したのですよ。因みにカッパはYAMAHA製です。

カッパがほぼ占有…

座るの辛そう・・

財布にも高らかに響く。ヤマハだけに。



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