2016年10月15日土曜日

日々是好日

禅宗の教えの一つです。過去や将来にクヨクヨしても、行って訂正できる訳でなし、人に出来ることは、今を一所懸命生きることだよって教えだそうです。本日訪った京都嵐山は松尾の妙徳山華厳寺、通称  鈴虫寺の説法で聞いて来ました。

ワタシ的には本日の天気予報が「北東の風やや強し」なもんで、帰路に追風になる北方向と言うだけで嵐山ツーリングを思い立ったのだけど、中秋の季節、渡月橋はごった返してるやろな、それならと地図を見て、行った事ない「苔寺」と隣の鈴虫寺ってのも可愛い名前やし と安直に出発。

好日の桂川・嵐山方面
天気は快晴。風は斜め向かいだけどまあ順調に木津川CRを北上し嵐山運動公園に至るややこしい8差路?を左折、阪急線を潜り川沿いの落ち着いた道を徐行。道は地図で記憶しているので大丈夫だけど、結構人が多く気を遣います。ドン突きの右が鈴虫寺で石段が見えます。その右奥の駐車場に「バイク・駐輪場」の表示があったので上がってゆきました。一番奥に、学校の駐輪場のような屋根がありますが満車。やむを得ずトイレの脇の石垣みたいなのに「たんちょう」をもたせ掛けて(これが実は×だったんだけど)、お寺に入ってみました。

お嬢さん二人組に続いて石段登って、山門潜るとお地蔵様を拝んでいる人多数。そして参拝は500円とのこと。ま、いいかと500円払うと「どーぞどーぞ」と導かれ、お坊様が「こんにちは」とご挨拶。お堂のような所へみんな行くのでついてゆくと「何名ですか?」。「一人ですけど」と淋しく答えると「お一人やったらこちらへ」とお堂大ホールの障子を開けて大衆の末席に案内されました。

前ではお坊様が講演中。机上には茶菓があります。なる程、こういう仕組みかと話に聴き入ると、これが大変面白い。R1に出ても遜色ない語りに仏教の教えが織り交ざり、お堂内はしばし大爆笑。これが説法と言うのね。お坊様はインテリだわ。内容を書くのは控えますけど、行ける人は騙されたと思って行って下さい。後悔しませんよ。500円は惜しくない。

しかし、見渡すと7割は若きお嬢さんorカップル。就職説明会かと見紛うばかりで、汗臭いジャージのオッサンは末席で良かったと本当に思いました。その訳は説法で半分判明、帰宅後調べて全容解明。恋愛成就で有名なのね。そのカギは先程のお地蔵様。幸福地蔵と呼ばれ、一つだけ願いを叶えて下さるそうです。それも草鞋を履いているので自宅までわざわざお出で下さるとの事。詳しくはNETに山ほど出ていますよ。

説法終了後、教えに従い「お守り」買って、庭園を回って(これも小振りだけどなかなかきれい)お地蔵様に願掛け。まさか今更恋愛成就でもないので、取り敢えずアルツハイマーオヤジの面倒をお願い。嫌やろな、どーせいちゅうねんと言われそう。一応、お願い事は具体的で、夢妄想は除外し、人の不幸はご法度との事でした。昔ベストセラーだった「夢をかなえるゾウ」は何でもありでしたが、ゾウとジゾウはやっぱ格が違うなあ。

そのまま石段を降りると、山門から下まで大行列。もしや参拝にこんなに待つの?私は相当ラッキーだったようでした。ただ、肝腎のお地蔵様の写真撮るの忘れた。それに更に肝腎の「鈴虫」見るのも忘れた。説法は邪念を除きまする。

鈴虫寺参拝の大行列(顔は隠しました)
さて、ここでご案内。鈴虫寺の駐輪場は狭くスポーツバイクには対応しておりません。勝手にあちこちにもたせ掛けたり、地球ロックする事はご法度だそうです。駐車場の係員に「どうしましょ」と相談してくれとの事でした。その時々で場所を案内するそうです。木とか石とかを過去に傷つけた事があったそうで、サイクリストの名誉のためにも、これから参拝される方はご注意下さい。

そのまま隣の?西芳寺(苔寺)へ。ここの見学は予約制なので入れません。入口も閉まっていて道路から垣間見るだけ。間に小さな川が流れていますが、その水の清冽な事。背後の松尾山、竹林を通して秋の午後の陽射しが跳ね返り、誠、清流でした。そのまま道を辿るとどんどん山に入ってゆくので引き返し、府道からR9を経てCRに乗り入れ。追風の筈が時々正面から来る不思議に「なんでやねん」とイラつくのを、いやいや日々是好日と思い返し帰ってきたのでありました。本日走行105.2km。

本来の目的地 西芳寺(入口)

苔寺敷地内の苔カーペット。綺麗だわ!
鈴虫寺のお守りは、人の分も買って行って(300円也)自宅でお地蔵さまに向かってお願いしてもいいそうです。ちゃんとトリセツついてます。私もカミさんの分、買って帰りました。何願うんやろ。夫婦で祈願の場合、嫁さんが「家内安全」言ってるのに旦那が「ジャンボ宝くじ」言うのは止めときなはれ、とお坊様も仰ってました。お願いする側にも節操は必要です。

黄色のが、お守り。 「寿々むし」って紙はお菓子の包み紙
往路で、いつも休憩する上鳥羽のマンション前では車椅子の爺ちゃんにケアのお嬢さんが付き添って日向ぼっこ。話し声が聞こえてきます。中身は何と恋愛談義。叶わぬ恋を忘れられるかという深い?テーマ。ケアのお嬢さんは「なかなか忘れられず、ふと考えてしまう」と切ない告白。対して爺ちゃんは自信もって「すぐ忘れる」と断言してました。きっと爺ちゃん、日々是好日を実践しているに違いない。

京都の説法は凄いわ。え? 単なるアルツ?

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