2024年4月14日日曜日

迎撃のケリ

 半年ぶりに八尾空港。先週、桜が満開に・・・とか、いや1ヶ月前には、わたしゃ雪下ろしをしていたというのに本日夏日。奈良市は26℃でした。半袖で走っておられる御仁も多数。私は長Tの上に半袖ジャージの春秋スタイル。出発時は気温十数℃で、風は結構涼しく、何故か時々くしゃみが止まらなくなる怪奇気象でした。

往路は信号が青ばかり。王寺町のR25まで停止したのは2回だけ。数えてみたら(ヒマやね)30か所信号があるのですよ。凄くないですか、これ。お召列車のようだ。

背景が松原橋梁です(近鉄南大阪線

その2回目の赤信号で、水色のカブと一緒になりました。30代と思しき夫婦がタンデム乗り。リアボックスも車体とおソロの水色&クリーム。ヘルメットもおソロで仲良し。そのままイラストにしたらステッカーにでもなりそうなカワイイ光景でした。

大和川沿いを下り、折返しの松原橋梁に10:20到着し、八尾空港に25分後に到着。川沿いCRの周囲には菜の花だらけできれいで春らしく良いのですが、花の周囲に甲虫らしき(ハナムグリですかね)が多数乱舞。何故か人が来ると寄って来てぶつかりそうになる。避けようとよろけた中学生ママチャリが正面に出て来てヒヤッとしたりもしました。チョウチョ程度なら顔に当たっても、互いに「ごめんあそばせ」で済むんだけど、甲虫は痛いですからね、シューティングゲーム並に避けながら進みました。

低翼機 Socata TB10の離陸

滑走路脇に到着するといきなり低翼単発機が離陸。エプロンにはコーナンジェットが出ています。給油車と電源車?がくっついているので離陸準備で間違いなさそう。ゴールドと黒のリボン模様が上品。

まずはセスナ172が離陸、次いで小さなヘリがプロペラを回し始めます。すると遠くでまたヘリのローター音。自衛隊でした。日曜日ですが、少しして離陸。汎用ヘリUH-1と思います。

離陸準備中のコーナンジェット

八尾駐屯地のUH-1(たぶん)

そしてコーナンジェット・セスナサイテーションのエンジンがかかり、ようやくタキシング。その時、大阪市の消防ヘリが帰って来ました。コーナンジェットの離陸はまた動画で撮影。静止画ではとても追いつけないし轟音も記録したいし。その直後、重なるようにエンジン始動していた双発機ビーチクラフト・バロンが離陸。その間珍しいものを見ました。格納庫2階への飛行機搬入。2階建格納庫ってあんま見ないっすよね。飛行機がジャッキアップ?と思ってたらパンタグラフが伸びて全開の2階ハッチにするすると飛行機(ボナンザ?)が入って行きました。へぇ。

消防ヘリ着陸とジェットタキシング

2階格納庫への収容


バロン離陸

この時点でもう1機がエンジン始動していましたが、離陸する気がるのかないのか判らないので撤収。結局ほぼ1時間滞在したことになります。復路は気温が上がり、最後の方は20km/h位でヘロヘロしながら、最近ニュースでも取り上げられていた『富雄丸山遺跡』に立ち寄り。富雄川川べりから数百mなのです。外見は「伐採中の林」。丸太で階段組みがしてあって見学できるようにはなっていましたが、人さまの墓を覗く趣味はないので立ち入りませんでした。あの蛇行剣の大きさからして、私はこの一帯はかつて「進撃の巨人」の巣窟だったと信じておりますが、そんなモノが蘇ったら一大事ですからね。ゆっくり永眠させてあげるのが情と言うものです。本日走行78.5km。

富雄丸山古墳ってこんなところ。周囲は閑静な住宅地です

さて、コーナンジェットが離陸後、実は滑走路上空ではもう一つの戦いが始まっていました。低空でトンビか侵入したのです。ヒバリは上空から巣に戻り、ケリの夫婦が迎撃に舞い上がりました。夫婦は旋回するトンビに絡まるように飛び、さながらドッグファイトのようです。直線的な白い翼の端が褐色で本当に戦闘機のようでした。周囲からもケリの仲間が飛び上がり交差するように飛行し、夫婦を掩護します。鋭い威嚇の鳴き声が飛び交い、トンビは少しずつ上昇しケリたちも追い立てるように上昇、やがてトンビも小さくなって・・・

ケリがついたのでした。  おあとがよろしいようで。

この子たちも翼があります(ハクセキレイとケリ)

0 件のコメント:

コメントを投稿