2022年1月16日日曜日

徹底解説 Z125PRO ENDURANCEリアキャリア取付

本日2本同時リリースです。こちらは自動二輪の細かい話題。チャリ党の方、読み飛ばして下さい。

で、徹底解説って・・大袈裟な、とは思うものの、初心者にはこれ位でないと判んないのです。では、

昨年末、Z125PROにリアキャリアを取り付けました。このバイク用のリアキャリアは純正品がなく、よく出ているのは3種類。つまり、キジマ、ハリケーン、エンデュランス。キジマはシート面と段差が生じるので、ハリケーンが候補でしたが欠品中のようで来年6月入荷とか半導体みたいなことを言っています。止む無くすぐ手に入るエンデュランスを選択。クリスマスの正午にポチったら、その日のうちに発送通知が来て翌日夕方には届いておりました。サンタさん仕事明けで配送業界に隙間があったのか、日本郵便が快速なのかエンデュランスの倉庫が近いのか判りませんが、びっくり。

箱を開けると、パーツはあるけどマニュアルは無し。ウェブサイトからDLせよと。しかし白黒写真でいまいち良く判らん。ネットで事例を探して「ねいと」さまの数年前の記事を見つけ参考にさせて頂きました。が、バイク初心者にはこれでもまだハードル高いので詳細に掲載しておこうと思った次第。販売停止になってる車種ですからニーズがあるんかい?とは思いますけどね。では作業開始。

箱を開けると①の状態。スカッとしてます。パーツを取り出して並べたのが②。パーツ名が似ているので、ここではA~Dとします。Aはフェンダーとシート下部の間に噛ませるベースプレート、BはAから伸ばすプレートステー、Cはプレート(荷台そのもの)、Dはプロップバーという斜めの支え棒ですね。

① 箱を開けた所 
② パーツたち

工程1

タンデムステップを出して、そのカバー部分(樹脂製)を留めているボルトをM6×20(黒くて長いボルト)と付け替えます。長くないとDのプロップバーを留められませんから。外したボルトは保管しておきましょう。使うのは六角レンチ4mmで簡単な作業です。勿論、左右共ね。

③ 矢印の先にあるボルトを交換

工程2

AのベースプレートにBのプレートステーを取り付けます。後で位置合わせ調整しますのでしっかり組まなくて良いです。使うのはM6×20の黒い長いボルトと1種類しかないM6ナット。キャリアの外面は黒いボルトで、見えないところは無塗装品とコストカットされてます。難しくはないけど適当にやると結構歪みます。

④ 一旦 AとBを組み立てる

工程3

DLしたマニュアルにはさらっと『写真③の純正ボルトを外して写真④の状態にします』とありますが(注:写真③とかはマニュアル内の写真番号で、本記事の写真とは異なります)、初心者には、これ一体どの部分?となりますよね。ウィンカーユニット(フェンダー)の裏側なんですよ。バイクのお尻の下から見上げる感じで結構姿勢がしんどい。確かに銀色のボルトが4本、奥まった場所にあるのですが、全部外すとフェンダーが宙ぶらりんになります。コードだけで繋がってる。怖いと思う場合はタイヤとの間にバスタオルとか詰めて支えてあげて下さい。ボルトを外すにはソケットレンチを使いますが私は写真⑩にある縦型を使いました。

⑤ 下からバイクのお尻付近を見上げた図(写真ブレ陳謝)

⑥ ボルトを外すとフェンダー外れる 当たり前体操♪

工程4

フェンダーがブラブラした状態で、そのフェンダーとシート部裏側の間に、工程2で組んだA+Bを突っ込んで(挟んで)銀色のM6×30ボルトでフェンダーごと留めてゆきます。これがなかなか大変。下から覗き込んで穴を合わせてボルト入れないと留まらないし、しかもそこそこ重いA+Bとフェンダーを揃えて持ちながら…ですから、なかなかボルトが嵌らんし、下から上向いて入れる訳なんで、隙あらば落ちて来る。私がドンくさいという事もありますが、バイクをジャッキアップでもできれば楽なんでしょう。サイドスタンドだけでは車体がそもそも斜めってますからね。1本入れば後は割と楽に入ります。ここ、クライマックス。なお、外した純正ボルトはちゃんと保管しておきましょう。

⑦ こうなります 黄色←がAのベースプレート
⑦-2 上から見た図(向こう側がお尻方向)
下から入れたボルトが黄色円内に出る(左上のボルトは陰で見えない)

工程5

ここまででバイクの後部にニョキっとBが伸びた状態なので、ここにプレートC(荷台)を付けます。銀色の短いボルトM6×15とナットを使いますが、これは誰でも判ると思います。が、私は最初プレートを表裏にして、あれ? これでナット嵌るんかいという恥ずかしい失態をやらかしました。油断大敵。

⑧ 黄色枠のプレート(荷台)付けたところ(工程7後の写真です)

工程6

プロップバーDを、工程1でタンデムステップカバー部に入れ替えて付けたボルトに入れて(バーの天地に注意)ナットで締めます。まだプレートC(荷台)への取り付け調整があるのでほどほどに締めます。左右共ですよ。難しくないので写真は省略。

工程7

プロップバーDの天(上部)をプレートステーBにボルトで留めますが、穴が上手く合わない場合はBとAのベースプレートを留めたボルト(二つずつ)を緩めて調整します。隙間が狭いのでスパナも肉厚大だと入りにくいです。

⑨ 黄色矢印がDのプロップバー、円内がボルトで留めたところ

工程8

全体が形になると、全てのボルトを締め直しします。ワッシャが余っちゃいましたけど、多分これはプレートにボックスを載せる場合に使用するみたいです。作業は以上で、ENDURANCEのステッカーも入っていますので気が向いたら貼って下さい。

私は貼っちゃいました

私が使用した工具は写真⑩の3つだけ。六角レンチは4mm、スパナは10mm。自転車用がそのまま使えました。

⑩ 使用した工具

エンデュランスのキャリアは6kg対応で結構ガッチリ出来ています。完成図は写真⑪ シートバックは後ろにずらせたので余裕が出来ましたが、ベルト固定だけでは心もとないのでもうひと工夫が必要です。(少々の走行で外れることはありませんが) 所要時間はネット探してマニュアルゲットから1時間半程度。メンテスタンドがあればもう少し楽なんだろうと思います。(要らんけど)

⑪ 完成形 下はシートバック取り付けたところ

という事で積載難民救済の唯一の手段、リアキャリが付きました。エンデュランスのキャリアはプレートが「板」で、所々にボックス固定用の穴があります。私はシートバックなのでプレートの上面に100均の「ずれ防止シート」を貼りました。効果の程は?ですが。

それとブレーキランプが洞窟の奥にあるみたいになったのでの視認性が気になります。後ろから普通に見ると見えるんだけど、ミニバンやトラック等運転台の高い車からは見えづらい気がして、プレート裏面とフェンダー上面にアルミテープを貼ってみました。ささやかに反射します。効果のほどは??ですが。

ささやかに反射してます。ブレーキ踏むともう少し反射しそう

以上になります。増し締めは必要ですが、今のところシートバックが弛んだりもしていません。お陰様でベーカリーの福袋も買えました。これと20Lクラスのバックパック背負えば、お土産とかなら何とかなりそうです。 Let’s Enjoy!







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