2021年2月13日土曜日

飛行機用のオートバックス

 数日前の朝、起きたら右の奥歯周辺がドーンと痛い。以前もこんな感じで歯医者に行ったら「どこも悪くないし、ストレスでしょう」と断定されたので今回もそうなのかなと思いつつ、朝イチで歯医者へ。すると今回は歯茎に埋まっている親知らずの周囲の骨が加齢で溶解、できた空洞で細菌が繁殖とのこと。当座は抗生物質を飲んで様子見せよ と。

こちらがヒコーキのオートバックス

で、数日分の抗生物質を背負って八尾空港へ。いい天気だし、距離稼ぎのため、松原市の近鉄橋梁まで走って八尾空港へ折り返しました。12時過ぎに着いて、それから約30分で6回の離発着。5分に一回です。写真は悉く失敗し、もういいやと空港を一周することに。

地上にいるときは撮れるけど

飛んでる子はこうなる!自分でも嫌になります写真下手

ヘリなら何とか…

込み入った地域です。空港の敷地自体がGibson Explorer(ギターです)みたいな形。町工場と住宅が密集し路地は行き止まりも少なくない。文字通り右往左往しながら空港内に入る道路へ辿り着き、駐車場わきの原っぱからちょろっと離陸を見て、さって帰ろと思って戻る途中、見慣れない建物が目に入りました。

八尾空港の形 似てるっしょ(ギターは反転してます)

格納庫が並び、オイルの匂いとジュラルミン感覚の殺風景、潤いの少ない沿道に異彩を放つ建物。ネオン管でOPEN表示があり、ハードロックカフェ? ハンバーガーでも食べれそうと入ってみました。え?

目の前に軽飛行機の頭が…

うわっ!

「ここって、ハンバーガーとかやってる店ですか?」

「いえ、ここは一言で言うと、飛行機のオートバックスみたいな店です」

と紅の豚ばりの飛行服を着たお嬢さんが宣う。

「カフェもやってますのでピザとか…」

しかし私の目は並ぶ飛行機関連グッズに釘付け。確かに…エンジンオイルの缶も並んでいます。しかしキャップにバッグに模型にウェアに…うわ、もう堪らん! 一目惚れでありました(お嬢さんにではなくお店に)

で、チーズドッグとコーラをオーダーして店内ウロウロ。中でも一番惚れたのは手乗りサイズのセミナの模型。めっちゃ可愛い。写真撮り忘れるほどガン見してしもた。持ち帰りが難儀そうなので諦めましたが、売り物かどうかは不明ながら、欲しぃよぉ。

チーズドッグを頂いたテーブルは…よく見ると軽飛行機の水平尾翼。座った席の横にプレートがありました。

壁から尻尾が生えてます

 PIPER AIRCRAFT CORPORATION 

  MODEL     PA28-140

  SERIAL NO 28-26552

ホンモノですやん。さっきの軽飛行機の尻尾部分ですね。お客さんも次々に来ます。が、殆どが高齢の男性。パイロットも来るそうですが地元の常連さんも多いそうな。このようにいちいち堪らん飛行機カフェ”aerolab pilotshop”でした。また行こう。

壁には飛行機のスケッチ画たくさん

お土産は先週に引き続き、定規=「ランウェイスケール15」です。何しろ持ち帰り易いので。八尾空港 RUNWAY 9-27 定規、¥600也

一番よく使う滑走路です。社内の飛行機オタクへの土産にも買いましたよ。

1週間に4本も定規買うなんて…

結局八尾空港界隈に2時間と長逗留しましたが帰路はペダルも軽々。微妙な向かい風でしたが気分がいいと気にならない。本当に翼が生えたようでした。本日走行86.45km

そう言えば、紅の豚のポルコ・ロッソの声優さん(森山さん)が亡くなったそうです。丁度、今日の飛行機カフェで、ポルコがふらっと入ってきそうだなと思ったのです。渋い声で

「ビール」

とか言いそうだなと。帰路の道路、一部区間でセンターラインがイタリア国旗のトリコロールになっていました。   合掌。



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