2020年9月26日土曜日

案山子町民で人口増加

 涼しくなりましたね。と言っても9月も下旬、涼しくならんと本当に秋スルーになりそう。実るほどに頭を垂れる…の言葉通りな田圃の中、桜井から初瀬の道を走って来ました。


先月も朝練で似たようなコース走りましたが、今日は三輪の町を抜け、くるっと回ってR165から戻ろうとしましたら、初瀬川沿いの散歩道らしきにハイカーが屯ってます。行ってみると、でっかい石碑に、じゃーん、

『仏教伝来の地』  誰が決めたかな…。

なんと、ここから仏教が始まったのです!!!

解説を要約すると西暦552年、時の欽明天皇に百済の使者が仏教の経典や仏具を、この辺り(古代都市 海柘榴市)から上陸して献上したそうで、それ故、仏教伝来の地だそうな。海柘榴市とは大和川(初瀬川)沿いのターミナル港湾都市で、大阪湾から大和川を遡上してきた船がここを起終点として交易していたのです。現在の周囲の様子からは想像もできないぶっ飛んだ話です。奈良盆地をサイクリングしていると、大和川から分岐した川がスター状に拡がり、所々に船着き場跡があることから、古代・大和時代はさぞや水運は重要だったのだと思います。川も今より広く深く、いろんな旗を靡かせた船が多々往来していたと思うと、ちょっとわくわくしますね。

ここを国際交易船が通っていたとは…(初瀬川)

今ではカヤックですら航行が難しい大和川沿いを走っていると雨がポツポツ。大和青垣の山々にも雲がかかりトイレと屋根がある休憩所で一旦停止。そうそうこの裏に長い名前の神社あったなと思い出し行ってみました。「村屋坐弥冨都比売神社(むらやにいますみふつひめじんじゃ)」。本日は授与所(売店)も営業中。参拝した後、ずらっと並んだ御守類の中からちっちゃい絵馬をお求め。神主さんが描いたという夫婦の神様のイラストが可愛いです。が、前にご朱印書いてもらってる人がいて、ずっと待ちぼうけ。神社の杜の中です。右足4か所、左足1ヶ所、蚊に刺され、以降ライディング中かゆいことかゆいこと。本日は「蚊もいますじんじゃ」でした。

手水の使い方もかわいい 英訳が欲しい所です

今さら縁結びでもないけど、夫婦円満にも効用あるとか(幅5cm)

大和川沿いを続行し、浄水場パーク脇を抜けて安堵町へ。町の真ん中の田圃?公園?に案山子がたくさんなのです。ローカルニュースで見て来ようと思っていました。道が判らずあてずっぽうで走っていたら、目立ちます、聖徳太子。たくさんの人で賑わってて、やっぱ有名になったんや と思って入ってみたら、みんな案山子でした(ヤラレタ)。

百聞は一見に如かず なのでご覧下さい。本日走行68.5km。

安堵町は案山子入れて人口1万人を目指すと書いてありました。現在が7300人余なので1世帯で1体作れば達成できそうです。そうなれば、聖徳太子も安堵町民?


日出ずる町… !?

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