2017年4月16日日曜日

菜の花の沖

一週間前の予報では雨だったのに快晴。西風きつかったけど気温も高く半袖で走ってる人も見ました。

コースは久し振りの白川溜池経由で南下し桜井から倉橋溜池、一瞬明日香をかすめて藤原京の菜の花。ダブル溜池(農業ダム)コースです。

奈良市街地は相変わらずインバウンドのYOU(外人さん)だらけ。この頃、どこで聞いてくるのかマイナーな場所にもいらっしゃいます。2人目の孫が生まれた時、一人目の孫の散歩に生駒山のケーブルカーに乗って「宝山寺」というお寺まで登ってみましたが、ここにもYOU。そんなメジャーじゃない、というか地元民の私も2回目位で、何があるかも説明できないお寺なんすけど、それでもYOU参拝。昨晩近所のイオン行ったら、観光客らしきアジア系YOU3名。完全に住宅地域なんだけど、YOUどこから何聞いて来たんだ?珍しそうにお惣菜チェックしてました。

白川溜池 のーんびり が聞こえそう
それはそうとして、白川ダムは大変長閑。併設のグラウンドでの少年野球の声と、ゲートボールの歓声?が入交り、湖には相変わらずアングラーたくさんでした。そのまま天理市内を突っ切り、桜井から倉橋ダムへ。桜は半分が葉っぱになり、周回道には枝やら葉っぱやらが山積していました。ポケーっと一周し、桜井市内へ一旦降下、今度は山田寺脇を抜けて明日香村へ進入。目的はこれまた久し振りの”みるく工房”。久し振りなんで場所を忘れちゃって、確か天香久山の近くの集落の中程度の記憶で走って結構ウロウロしました。
こっちは倉橋溜池
やっと到着して中を覗くとシルバーハイキング隊が行列。皆さんバニラか大和茶かストロベリーかそれらのミックスか個々に迷いながら、そして割引クーポンに後から気づき、安くなるんならとオーダーを代え、”コーンとカップ”の意味の質疑応答を経て、「この人の分はあたしが払うから」「いやいや奥さん、ここは私が」と善意の格闘戦まで繰り出し、要は、めっちゃ待ったー。これにYOUの団体とか考えると、ひと事ながら頭痛いっす。で、定番のバニラをオーダー。ん?味、薄くなった気がしました。ま、私には丁度いい位でしたけど。

ひと足で藤原京へ。NETのニュースで知った「菜の花満開」見に行ったのですが遠目でも充分きれい。自転車では中まで入れず、周囲から見るだけでしたが、残念ながら半分が葉桜なのでバックはちょっと淋しかったです。満開ならこのコントラストは見ようによってはここは富良野かって、ちょっと大袈裟?

藤原京の菜の花 サクラも半分です
夕方に車検中のR2の引き取りがあり、急ぎ大和中央CRで帰宅。本日走行84.5km。

沖には宇陀のマイルドな山々
司馬遼の作品に「菜の花の沖」があります。高田屋嘉兵衛を主人公に北海道貿易や幕末の対露交渉まで含む長い話ですが、肝腎の淡路島の風景は少なかった気がします。でも菜の花と言えば、風にそよぐ淡路の菜の花畑と、その向こうに煌めく瀬戸内海が浮かぶのです。藤原京の菜の花の沖には穏やかな宇陀の山々が見えました。私が見たのは午後の光の中ですが「かぎろひ」の頃には金色の波が拡がってゆく、それは見事な風景でしょうね。YOU達にも見せたいです。インスタ等でUPされたら認知されそうです。が、強敵がひとつ。

春眠! そう、暁を覚えないのです。(ま、単なる寝坊助なんだけど)

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