2016年3月6日日曜日

パンクは続くよ、いつまで?

暑いくらいの陽気、薄日が射してツーリング日和。3月=梅=月ヶ瀬 と喜んで出発して200m、パーン!という鋭い音とともに後輪バースト。近くにいたおっちゃんもびっくり。現場は舗装路とは言え凸凹に穴埋め舗装多数でグレーチングも横断する下り坂、一体どうなったんだ? タイヤはビードが剥がれ、チューブに大きな破裂穴。走行不能でやむを得ず引き返し。驚かせたおっちゃんは「パンクでっかー?えらい音でびっくりしたわー」と、西川きよし師匠並に目を丸くしていました。えらいすんまへんでした。

早速、事故調査委員会を一人で設置し、タイヤとチューブを外して検証。ビード剥き出しでタイヤから外れるって初めて見た。チューブも絵にかいたような破裂パンク。更によく見るとリム打ちの痕っぽいのも発見。蛇噛みとか言われる形ですが、2つの傷の間隔がリム幅より狭くてちょっと怪しい。前回のチューブ交換が原因か?とも思うものの、前回交換後数十キロ以上走ってるしね。確かに凸凹段差は越えたので、その衝撃でビードがリムから外れて破裂を招いたか、別原因でのチューブ破裂の勢いでビードがリムから外れたか、ニワトリとタマゴ状態で解りません。
無残であります
リム打ちっぽい痕もあります
何れにせよ高くつきます。予備タイヤは持っていないので、アルペンやらあさひを訪ねてコンチGP4000の25Cを探しましたが店頭にある筈もなく(23Cはアルペンにあったんだけどねえ)、止む無くアマゾンでポチッ。タイヤはたった3ヶ月の命、チューブに至っては1週間の命でした。サイフも痛い。予備含めタイヤ2本とコンチのチューブ2本、アスクル?と注文したけど月曜着でした。復旧は1週間持越しです。

取り敢えずリムテープ巻いてみた
それにしても200m走っただけで起こった事はラッキーと思うしかありません。これが予定だった笠置や月ヶ瀬で起こっていたら、一体どうやって帰ったもんだか。最寄りのショップまで20キロはありそうで。まあチューブ替えて、ビード剥き出しのタイヤにビニテぐるぐる巻きにして徐行するしかないかな。

しかし、思ったのです。前車ゆきかぜでは平均1ヶ月に1回はパンクしていましたが、間隔は均等ではありません。しない時はずーっとしない。一度パンクすると立て続けに起こる。原因が取り除かれていないとか必然と言うこともありましょうが、直感的に「自転車あるある」にはなりませんか。自転車に限らず技術的トラブルは続けさまに起こり、原因は関連することもあるし、全く別の原因である事もあって、よくこれだけ重なったもんだ と唸る事が私の職務上の経験からもあります。笹本稜平氏の小説「太平洋の薔薇」に登場する巡視船かいもんの矢吹船長も「悪い事はとかく団体でやって来る」と言ってますが、全く同感です。だから原因究明は難しいのですね。

実は密かに疑っているのは気温。タイヤに空気を入れる時は勿論ゲージを確認し、かつタイヤを指で押さえて確認します。今日は心持ち柔らかい気がして、110PSIを越えて入れたのですね。勿論、規定の120PSI以下には抑えましたが、気温が高く柔らかく感じた可能性もあり、更に出発時には気温が上がり内圧は規定オーバーになったかも知れません。そうなるとチューブはタイヤにより密着する筈だけど、何等の衝撃で前週に入れたビードが外れかけてチューブが膨らみバースト というシナリオが、現時点での事故調報告です。

なので先週冤罪だったGP4000Sは今回も無罪、天気を無視して空気を入れた私の責任となりまする。

TYKY (天気と空気読めよ)

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