2013年12月15日日曜日

寒くてキカイダー

寒風吹きすさぶ土曜日、年賀状も気になりながら橿原神宮まで往復。すっかり冬仕様で、イエローサングラス・ネックウォーマ・冬用グローブ・裏起毛レイパン・ユニクロジャージとウィンドブレーカで防備。

元々は奈良県南西部の葛城山麓公園あたりまで行こうと思っていましたが、自宅付近は青空が見えたものの、出発後、目的地方向に見える筈の二上山・葛城山が雲のカーテンで見えません。黒い雲が盆地を覆っている感じで、端々は綿菓子の如くほつれて下に降りています。雨?まさか雪? 斑鳩町あたりまで南下しても前方の状況は変わらないので、あっさり目的地を変更、大和中央道で橿原神宮へ行って葛城自転車道で戻ると言う、フラスコ型常連コースにしました。このコースの良い所は、時間が読める事とトイレの場所を知っていることですね。

往路は基本北西風が追風っぽかったのですが、時々巻風となり荒れていました。田原本町まで来ると、西の山々に白い帯が天からかかっています。およよ・・・と思う間もなくウィンドブレーカがパチパチと鳴り始め、どうやら小粒の雨か氷みたいなのが飛んで来ています。橿原神宮のサイクリングステーションに飛び込んだ時には、周囲の人達も結構傘さしていました。

相変わらず誰も居ないステーション、独り占めで空を睨みます。朝ドラのオープニング画面のように雲が次々流れ、やがて青空が広がってきたので戻ることに。師走慌しい季節ですが、神宮の森は泰然とし、古来から人の手が入らなかった木々の奥には山犬がひっそりと佇んでいる気がします。きっとそこに何か守るべきものがあるのでしょう。「気配」はそれだけで武器にもなります。

復路の葛城自転車道は、一旦R165沿いを西に向かいます。神宮の森を抜けて左折した途端、壁にぶち当たった感がありました。道路の表示板は風速6mとあります。瞬間はもっとあったでしょう。風に逆らわず?まったりと「出」交差点まで走り、右折・北進。葛城山系から吹き降ろす西風が横から来るので、時々車体ごと持って行かれそうになります。缶コーヒーの空缶とか藁の束とかいろんなものが飛んでってました。葛城川沿いの自転車道を第2浄化センターまでひた走ると、左半身は風を受けて冷え切りブルー、右半身は汗をかいて蓄熱してレッドという「キカイダー01」状態?

流石に今日は往復で出会ったロードバイクは2台だけ。帰ってから「なんで今日走らにゃならんかったかな」と自問してしまいましたよ。大人しく年賀状が正解だったかな。中途半端な本日走行は63.2km。

寒くなると、どう言う格好で走るか悩みます。ユニクロジャージは△でした。素材は値段の割にそこそこと思うのですが、背中が出て寒いわ。それにそもそもスポーツ用ではないので汗を逃がすのが不得手に見えます。坂を登る時と下る時、今日の様な半身冷却状態なんかを全て満足させるウェアって難しいんだろーな。それに寒いときに辛いのは眼。眼が固まって瞬間焦点が合わなくなるんですね。これまでも老眼疲れ眼対策に”ロート・GOLD40”って目薬さしてましたが・・・、

冬用に”COLD40”も出してください、ロートさん。

神武天皇陵。古代史の謎の一つです。
貸切状態のステーション。私の荷物が散らかるだけ。




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