2013年12月7日土曜日

伏見・酒処巡り

飲んでハシゴした訳ではありません。清酒製造と幕末の戦地として有名な京都市伏見区へポタリング。

経路は単純。木津川自転車道をひたすら北上、御幸橋を過ぎて桂川沿いを走ります。自転車道が千本通りとニアミスする地点で自転車道を降りて、魚屋通りをひたすら東進。ま、こう言う名前なんできっと昔は魚屋さんが並んでいたんでしょうな。北方謙三センセイの小説に、料理の達人でもある剣の達人の話がありますが、それ読んでると、結構川で鮒や鯉を釣って料亭で出してます。伏見区は宇治川始め水運の要だった所なんで、内陸地とは言え魚が豊富だったのかもしれません。

魚屋通りが竹田街道とクロスするところを右折。まず目指すのは寺田屋。坂本竜馬が襲われた場所ですが、今のは本物ではないそうです。が、まあいいだろ。StreetViewでGS(エネオス)を左折と覚えて行ったのですがエネオスは無し。代わりに和菓子?佃煮屋さん?っぽいのが。行けたから良いんですが、あまりアテにするもんではないですねえStreetView。

寺田屋から次は黄桜やら月桂冠やら松竹梅やらが並んでいます。町並みは昔ながらの羽目板や格子やらの時代劇風。電線が地中化されているようですっきりしています。小さな倉敷って感じでした。で、その小さい中にバスでやって来た観光客が皆さん試飲してゾロゾロ。賑やかなものです。そのまま走ってると小さい運河?に出て、その周囲の散歩道もまた賑わっておりました。屋形船が係留されてましたね。伏見区は良く知っているようで実は全然知らなかったと言うのが良く解りました。観光地だったのね。現代の住宅と混在している所が何となくいいですね。あまり整理されすぎるとテーマパークになっちゃうから。

再び竹田街道に出ると、「鳥羽伏見の戦い激戦地」の石碑が。周囲を見回してもかつて大戦闘があった地とは想像し難い。感慨深さもバスの発車音でかき消されてしまいました。竹田街道を少し南に行くと京阪・中書島駅があります。中書島は昔から知っていましたが、地図でよく見ると川で区切られた「島」なんですねえ、地名って面白い。
そのまま伏見港公園で少し休憩。人気のない公園には落葉が降り積もり、風が吹くと新たな落葉たちがその上を走ります。かつて港として栄えた場所は今は体育館。かつて幕軍が薩長の鉄砲に倒れた辺りに今はコンビニ。同じ国であった事と思いやれば、少し痛い胸のうちでした。

その後は宇治川沿いの府道124号線を走り、途中府道15号線で宇治川を渡り御幸橋まで戻る計画だったのですが、誤算がひとつ。府道124号線は途中でR1とクロスするのですが、これが渡れない。信号も横断歩道もなく、相手は天下の国道1号線ですから交通量もハンパない。止む無く大迂回。おまけに迂回したら環境センターに入り込んでしまい、えらいロスタイムでした。空は曇天、風は西風向風。しかも川べりとくればロスタイムはなお寒かった。

ようやく木津川東岸道路に入れ斜め追風で快走。新名神の橋脚工事も急ピッチで進んでいます。順調に山城大橋を渡って再度木津川自転車道を走り、ようやく自転車道最後の上り坂やなあ とギアチェンジしようとすると、れれっ、フロントがアウターからインナーに切り替わらない。さっきまで普通だったのに、SORAのポッチボタンは固まってびくともしません。インジケータは実在しないフロント3速目?を指しているように見えます。覚えないんだけどアウターを2回やっちまったかな。取り敢えず目の前の坂はアウターロウでヘコヘコ登り、その後も走行しながらSTIレバーともども押したり引いたりしましたがあきまへん。仕方ないのでCBAに立ち寄る事にしましたが、その前に長い坂があります。あーあ、ギアも気も重いわ。

またまたアウターローでヘロヘロ坂を登ってCBAで見てもらうと、STIレバーの中でワイヤーが何かに絡んでたそうです。もしかして酒処走って「ゆきかぜ」酔った?自分のワイヤーに絡んでどないすんねん。本日走行91.9km。

お陰で私が千鳥足。あー足イテ。

寺田屋でござる
酒処の街並み

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