2013年10月27日日曜日

コイのさだめ

台風一過、なのに冷たい北風の吹く本日は、生駒-枚方-八幡-木津川-奈良の周回+長岡京コースを走りました。長岡京は、6月に行ったガラシャ夫人ゆかりの勝竜寺城跡です。

いきなりですが、この頃、川に鯉が増えているように思えて仕方ありません。大きさは50cmそこそこで色はいわゆる「ドブネズミ色」。往路のR168は天の川沿いを走りますが、途中の「府民の森」付近の清流でも、こう言った鯉たちがたむろ。枚方の団地のまん中でも、流れに流されてはジタバタ戻り、また流されてと無益だか遊びだか判らん鯉たちがたむろ。彼らはいつの間に、どうやって増殖したのでしょう。天敵も少なそうだし、人間も好んで食べないし、そのうち、「ポニョ」の魚波みたいに増えるかと思うと少し肌寒い。

枚方からは淀川沿いを走りますが、ゴルフ場付近は通行止めになっています。河川敷の草木を伐採するためとか。よって1段上がった堤防道路を走ります。穂谷川を越える所から再び河川管理道路に戻りますが、伐採だか自然にだか判らん倒木多数。監視カメラや標識柱まで倒されておりました。どないしたん?更に上流付近では草木の中で特定種だけが変色して枯れています。これまたどないしたん?。茶色になっているので良く判りませんがアカシアっぽい木でした。

御幸橋からは木津川自転車道に入ります。桂川沿いの自転車道はガードレールも復活し、路面はまだ泥だらけですが開通しておりました。宮前橋を左折し名神を潜って勝竜寺城公園へ。トイレを借りて、休憩室から外を見るとブルーシートで出来た子供プールみたいなのが多数並び、大勢の人が右往左往。何じゃらほいと覗いてみたらニシキ鯉がたくさん。プールの縁には「2位」とか「1位」とか紙が貼ってあります。どうやらニシキ鯉の品評会?のようです。おいおい、また鯉かよ・・・ と正直思いましたが。

狭い公園を一周すると、ビニール袋に詰められた鯉たちもたくさん。袋ごとバチャバチャ跳ねてます。あの子たちこれからどうなるんだろ。まさか、まな板のコイ?。プールの中にはヘビー級もたくさん居て、きっと刺身にすれば20人前位取れそうなんですが、そのために太らせたのか? ビール飲ませた霜降り?などなど取りとめもない疑問・想像が湧き出てきます。
ま、知らない世界ってこんなものです。自転車で長岡京に行った ってのも、知らない人からすれば「なんで?」「どうやって?」「帰りはどうするのん?」とか言われますから。

「ふうーーん」と思いながら勝竜寺公園を出て、入口木柵に結わえてあった「ゆきかぜ」を外して帰ろうと思ったら、すぐ脇の堀?からバッシャ!と水音。おお、ここにもドブネズミ色の鯉がたくさん。結構メタボです。うーむ。ビール飲まされ(たかどうかは定かでないが)色鮮やかに「蝶よ花よ」と育てられ、「1位」とか「2位」とか付けられた挙句にビニールに入れられてどこぞに出荷される鯉たちと、その目と鼻の先の狭いお堀にて、地味なカラーで気ままに生きてる鯉たち。それから20kmほど離れた川で、流れに身を任せている鯉たち。「♪しあわせーって何だあっけ何だあっけ♪」がリピートしてしまいました。

復路は追風に背を押され、30km/hオーバーで山田川までノンストップ。思ったより30分早く帰ってきました。本日走行80km。10月は結局2回しか走っていない大凶作。

そして、コイのさだめは水モノなのでした。


袋の中のコイたち
左は細川忠興・ガラシャ夫妻像




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