2023年2月18日土曜日

Newシマノ自転車博物館

 移転してから行きたいと思っていたのが延び延びになっていました。本日の空は鬱陶しい色でしたが雨は夕方からと聞いていたので、それまでには戻れるだろうと出走。

自転車、殆ど見ません。大和川沿い自転車道になってようやくって感じ。博物館の場所は堺市の南海高野線堺東駅の少し北。仁徳天皇陵へ行くのと変わらないのでナメてました。大和川を渡るのに一本手前の橋を渡ってしまい、しばし「?!」状態。方向が判っていたので何とか浅香山団地に出て、更に西進。ポツポツ雨を感じ始め、踏切越えて府道を南進する間に結構バラバラと降って来ましたが、丁度到着。データセンターみたいなスタイリッシュな建物です。居並ぶラックに自転車を掛けて雨雲レーダー見ると、1時間くらいで雨雲は去りそう。更に次の雨雲が控えていたので見学は1時間と決めて入館。めっちゃきれいです。さすがは出来立て。

たくさんあり過ぎて自転車ラックに見えなかった…

入館料は500円。65歳以上はタダだそうですが、残念ながら少々若輩者でござってブツブツと言い訳しながら切符買ってQRコードをゲート機に翳して入場。これまためっちゃきれいでスマート。館内案内人らしきおば様がすかさず後を追ってきて、シアターがありますから…と催促され、あまり興味湧かぬまま貸切状態でオープニングムービーを鑑賞。自転車の変遷を主に紹介してくれる映像ですが、これが勉強になりました。知ってました? 自転車競技って第1回アテネオリンピック(1896年)から公式競技だったんですよ!ロードレースとトラック競技が行われ、フランスが圧倒していました。因みにこの第1回目は優勝が銀メダル、準優勝が銅メダルだったそうです。知らんかったでしょ?

それから自転車から自動車が派生し、そしてあのライト兄弟は自転車屋さんで自転車から飛行機まで出来たのですよ。魔女の宅急便でトンボが自転車にプロペラつけて挑んでいたけど、まんざら的外れでもなかったのね。

あまりの美しさ…

結構満足してメイン展示場の2階へ。あれ、真っ暗。パノラマシアターでの展示は、ムービーと連動してスポットを浴びる仕掛けになっているので写真撮るのはちょっと面倒くさいです。ここには歴史的な自転車が置かれていて、その裏?にいろんな自転車とパーツ類が展示。ここからはしばし写真で紹介。

ペニーファージング型。ゴム製タイヤにブレーキシュー?が当たっています

ロードバイク誕生 難しいギアチェンジ機構あります

初期のアレックスモールトンです 機能美!

なんちゃってバイクの子ども用自転車 んなのあったの?!

出た!ダブルフロントライト! なっつけ~

なんと、DURA-ACEって自転車があったのね

究極のTTマシン もはや何が何だか…

東京パラのTTマシンって書いてあったような…

東京パラのメダリスト杉浦選手のマシン 綺麗ですよね

1970年代のフランス車 パリの宝石と呼ばれたとか

ルイガノ登場!グラベルロードのようです

BSロードマン!高校生の頃、乗ってましたよ!懐かし!

4階にも少々展示があって、歴代DURA-ACEが並んでいました。さすがに105はお呼びじゃないようで。面白かったですよ。こんなにじっくり自転車眺めるのって滅多にないし、レースやツーリングだけでない自転車の歴史そのものが判ります。そう言う意味では本物の博物館なので、The SHIMANO!を期待すると空振りします。競技や冒険で使われた実機があるのもいいですね。喜びや苦難が伝わって来るようでした。社会見学としてもいい場所だと思います。

トイレもオサレ。トイレ?え?どこ?ってなった…

貯蔵庫だそうです いろいろある・・

お年寄り用の全天候型自転車だそうです 何かが違う…気が。

シマノ製作の…何だっけ? 自転車ガチャじゃないですよ

世界を走った冒険?車たちの実物

歴代DURAが並ぶ4階 資料室って感じですね

しかし、本日は泣きそうな曇天と言うこともあるのか、入館時には私一人。その後入館者がありましたが両手にも満たなかった。団体さんが来れないから…と仰っていましたが。因みに駐車場はないので自転車でお越しください。呆れるほど自転車ラックがあります。(京都市内に寄付して欲しいわ…)

トリは堺の鉄砲たち 写真も撃ち(打ち)止めです

予定通り、雨雲が切れた1時間後に退却。本来は近くのスタバに寄る筈が、次の雨雲が来ているので「逃げ」を打ちます。大和川沿いを遡上、休憩は柏原市役所横の会館でのトイレだけ。ひたすら漕ぎましたがあと数キロと言うところで降って来て、バックパックにレインカバーして帰宅。メンテスタンドに自転車を引っ掛けた途端にザーと来たものの最小限の被害で済みました。本日走行86.4km。意外と近かった。

展示が乾きもの?だけなのでグッズやパーツを売るとかカフェを併設すると、もうちょっとうるおいが出てお客さんも増えるんではなかろーか。ビアンキショップもカフェ併設があった筈。千利休を生んだ茶道の堺、のシマノなんで、わび茶カフェなんぞ如何? 

え、茶道は「侘び寂び」なんじゃないかって?

いや、コンポは「サビちゃ(茶)」ダメでしょ。






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