2022年5月22日日曜日

再び、エアパーク浜松基地

先週の話の続きです。

 ハマイチの翌日はお決まりのように「航空自衛隊 浜松広報館エアパーク」へ。入館料も駐車料金もかからない飛行機オタクの天国。ホテルは前回と同じ「くれたけイン」で、今回は南側の部屋だったので浜松基地も一望出来ました。が、基本は国家公務員の職場で土日は「がらーん」。戦闘機部隊がいないのでスクランブルもないんですね。

お出迎えはF86ブルーインパルス

ホテルからは車で10分。9時開館で9時15分に到着。駐車場はまだまだ空いていました。コロナ対策で氏名と連絡先を記入し体温計測し、まず前回見れなかったシアターへ。天井までスクリーンがあるプラネタリウムみたいな映画館で、ブルーインパルスの20分映画?を鑑賞。スクリーンがデカいので仕方ないんですが、ちょっと画像が荒かったかな。そのうち4Kや3D化されたら迫力満点でしょうね。

出口は3Fなので、本当はいけない逆行で1Fに戻って見学開始。

3年前とは変わっています。いきなりF2支援戦闘機がありました。前回は赤と白の塗装がきれいな試験機XF-2でした。え?F2って引退してたっけ?と思ったら色を塗り直しただけみたい。元々実機ではなかったそうで(知らんかった)。だからこれと同じ番号の機体がどこかで飛んでいる筈です。

セミ国産のF2支援戦闘機

2階は装備品やら模型やらが並んでいた所です。基本は変わりませんが展示品が目減りした感じ。代わりにって訳ではないでしょうが、以前は格納庫で飛んでいた?イタリアの古い戦闘機SVA9が鎮座。今から102年前にローマから東京まで飛んで来た飛行機です。凄い事ですよ。航続時間4時間、最高速度220km/hの複葉機が100日以上かけて18,000kmを飛んで来たのです。今なら12~13時間ってとこです。見ると機体はほぼ木製。磨かれたプロペラの木目が美しい。翼もフラップも華奢。よくぞ洋上を飛んできましたねぇ。因みにパイロットには勲章が授与されたそうです。

SVA9イタリア戦闘機(戦後の製作品)
SVA9コックピットは ほぼ「紅の豚」状態

地対空ミサイルの模型もありましたが、時期が時期だけに見入ってしまった。これで迎撃するんですね。北朝鮮がジャカジャカミサイルぶっ放しているものの、ウクライナに幾らか融通してあげたらと思う人多かったのではないでしょうか。

3階は喫茶(カフェというより「喫茶」です。店名もFuji)と政府専用機の機内カットモデルがありました。イートインコーナーなるものも出来ていて図書室だったと記憶している場所にはキッズコーナー。コロナ対応で苦労されているようです。因みに、喫茶は自衛隊と言えば、のカレーの他ケーキセット等もありました。昭和っぽいですね。私も休憩でコーヒー飲みましたが普通の味です。天気が良ければ滑走路の向こうに富士山が見えるそうですが、荒れた日の翌日なんで無理でした。

滑走路周辺では草刈り作業中でした
格納庫では零戦がお出迎え

格納庫も入れ替わりがあったようで、スバル(富士重工)の練習機T3や零戦、T34は変りませんが地上展示機は減ったような。で、多分目玉はファントム。昨年引退したF4戦闘機の最終生産機だそうです。私が一番好きな戦闘機ですね。主翼が上がって尾翼が下がっているのがカッコいい。


F4戦闘機ファントム 切ないような造形が美しい

他にブルーインパルスのT4の3番機もありました。え?今3番機ないの?と焦ったらそうではなくて、機体はどんどん入れ替わっているそうでご安心を。T4はカワサキ製ですからね、贔屓にしちゃう。可愛い機体ですしね。

カワサキT4練習機ドルフィン ブルーインパルス

コックピット見学は限定的。係の人(OB?)がいる場合のみ一組ずつでした。私が見学できたのは、たまたまT4。メーターもみなアナログ。Z125PROの回転計がアナログなのと通じる気が…。で、練習機だから当たり前だけど二人乗り。タンデムって感じです。別途展示されていたエンジンもちっこかったです。再燃焼室もないしね。

T4のエンジンは石播製F3-30

T4コックピット は CRTレス

格納庫を出て再入場し売店へ。あんまり買うものないんですよね…と言いながら、F4クリアファイルにT4今治タオルにクッキーに空揚げ缶詰に保存食パンに…と結構買ってしもた。在館時間は3時間でした。

富士重T3練習機

三菱F1支援戦闘機

浜松基地からは東名高速の浜松西インターにすぐに出られます。復路は三ケ日JCTから「いなさ」方面に分岐、雄大な?引佐の山々を走って大きくラウンドし新東名に合流。路面は東名よりずっといい。途中、岡崎SAに寄りました。ここ、めっちゃ充実。パンのトラで爆買い、知立名物なる「大あん巻」を買い、夕食用のお弁当(リベンジで鰻を驕ったぜ)を買い、車中で飲むコーヒーを買い、大荷物で出発。以降は、伊勢湾・新名神・京滋BP・京奈和と辿りました。新名神で途中からGT-R(33型)が入って来たけど強烈な排気音で、トンネル内ではこっちの車体までビリビリしていました。音って波なんだとよく判ります。

源氏パイ Piano black はSA限定販売?

お土産の中に「源氏パイ ピアノブラック」があります。楽器の街・浜松ならではのパイなのですが、「源氏パイ」ってパイの種類だと思っていました。が、このメーカー(三立製菓)の商品名なんだって。知らんかった。由来は結構アバウトな話なので割愛しますが、この会社、日本で最初に氷砂糖を作ったそうで、備蓄非常食として見掛ける缶入りのカンパンも作ってます。カンパンの中に氷砂糖とか金平糖入ってますよね。なるほど。ついでに「平家パイ」もラインナップ。こちらの由来は「源氏があるのに平家はないのか」なる問合せに既存商品の名前を変えて応えたものだとか。アバウトなのか柔軟なのか。まあそのうち「きのこ・たけのこ」戦争みたいに「源平パイ合戦」が起こるかも。

文字通り、パイを奪い合うのです。


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