2021年4月4日日曜日

丹波お花見ライドは雨で桜漬け

 2年ぶりのグループライド、CTJさんの「丹波へお花見サイクリング」に参加。兵庫県丹波市内の桜並木道を走る企画でしたが、問題はお天気。ここの所、日曜日は連続雨。三度目の正直なるか、でしたが朝から曇天。天気予報も「雨の日曜日」と言っています。

いつものように奈良観光バスが奈良市内の車庫を7時前に出発、天王寺、大阪梅田で停車し中国道・舞鶴若狭道を丹波市へ。私は目が覚めたら既に丹波市の北近畿道だったので「多分…」ですが。

丹波市の北部・青垣の道の駅を10時頃スタート。まだ曇天ですが、13名のゲストは雨仕様です。私も最初から雨天走行のつもりだったので、長T&半袖ジャージの上にレインウェア、バックパックにもレインカバー、リアにはインスタントフェンダー、そしてシューズカバーまで装着。何れも2年前の大雨の凍てつく琵琶湖ロングライドの懲り懲り経験からのものです。

バスのナンバーはなんと777!

お腹を拝借して777と記念撮影

すぐにポツポツと降ってきましたが、すぐに止んで、遠阪川沿いと奥塩入谷川沿いを折り返してくる道はご機嫌ライド。桜吹雪も待って散り始めの風情充分。ところがロッジのようなところでお昼を食べている間に雨が。

この桜吹雪が目に入らぬか! です

少し走って加古川沿いの桜通りを走る頃には「普通の雨天走行」になってました。しかし、強風に舞い散った桜の花びらが路面一面に散らばる様は、まさにカーペット。この上を走るとタイヤのショルダー部に花びらがくっついて、走行中は桜色の輪がタイヤの両側に嵌っているようでめっちゃ綺麗。花びらは雨に濡れて車体のあちこちにへばりつき、フレーム部分は「花びらデザインの特注車」のよう。特に黒いフレームには薄ピンクのハート型の花びらがめっちゃ似合っていました。

こんな道が数キロ続きます

しかし花びらはフレーム以外もあらゆるところにへばりつき、まるで桜漬け。後のメンテは大変です。

さくらさくらさくら…

行路は一旦桜を離れ、水分かれ公園へ。日本海側へ注ぐ由良川と、瀬戸内海へ注ぐ加古川の分水嶺です。以前にもこのツアーで訪れましたが、確かその時は工事中でした。今回はきれいになっていましたが、雨が本格化し、正直「水関係はもういらん」気分。

きれいになった分水嶺(雨粒でボケてます オバケじゃないよ)

このころはお尻も冷たくなってきて、足もシューズカバーを通して浸水。アイウェアも本日はクリアレンズで走っていましたが、雨が酷くなると、サイクリングキャップの効果もなく雨粒がレンズに付着、前方視界が悪くなってきました。故にここからはグラスレス。

サイクリング用ウレタンマスクも雨びしょになると通気が悪くなって息ができなくなります。しかも行き場を失った吐息がアイウェアを曇らせるのです。ここまでは読めませんでした。ほんまにはよコロナ収まらんかな。

少し走って今度は黒井川沿いの桜並木道。有名みたいですよ。一旦桜漬けが解けて来たのにまた桜漬け状態に。贅沢な話なんでしょうが、ちょっと辟易。終着は「夢の里やながわ」。バスとランデブーし、自転車の積み込みと雨びしょの始末、トイレなどなど。私はここに立ち寄るから今回のツアーに参加したようなものですが何しろ時間がなかった。

さくら漬けになった「たんちょう号」

ここは有名な丹波の和テイストのスイーツ屋さん。丹波栗を使ったモンブランやバウムクーヘンが有名らしいですけど、和菓子屋さんと思っていました。職場近郊の一押しケーキ屋さんが昨年閉店し、「なんで??」と伺うと「パティシエが丹波へ帰る」と。

はい?と深堀りするとパティシエご自身がこの「やながわ」の跡取りだそうで「和菓子屋なんですが洋菓子もやろうと思って」みたいなことを伺ったのです。なので何としてもご尊顔を拝見の上、新作ケーキなど…と思っていましたが時間切れで敢え無く撃沈。辛うじて「米粉の丹心バウム」を買って帰りました(柔らかくて美味でした)

走行距離は40kmとポタリングでしたが、濡れたままだったので、帰りのバスは寒かったです。雨の日曜「三度目の正直」ならず、二度ある事は三度あったのでした。しかしながら雨のお陰で?桜の名所に人は皆無、桜並木は独占状態でした。

あいや、我々がサクラだったのか…?

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