2019年4月14日日曜日

ラノベな世の中

先週公開したWEB小説”リリーフ!”の出足が絶不調なので虚しくなりながら、自動車のタイヤ交換(スタッドレスからノーマル)に明け暮れたら週末が終わってしまった。この冬は積雪もなくスタッドレスは活躍の機会が皆無。昨年11月に大枚叩いて購入したのでこっちも虚しい。

車ついでで、先週、軽自動車R2の車検の代車で最新のインプレッサが来ました。1.6のNAモデル。いいですよね。基本的な操作系はレヴォーグと同じなので違和感なく運転できました。流石に出足はややもっさりしていますが、速度に乗ると充分速い。足回りがソフトで、シートもソフトな感じで、汎用的に作っている感がありました。自転車積むとかカーゴルーム要らなければこれで充分ですねえ。ただ方向指示器が「ポッコポッコ」と軽自動車みたいな音だったのがちょっと残念。
宇治も桜、満開でした(4/6)
丁度車検に出したのが先週の土曜日で、代車借り受けそのまま宇治へカミさんと花見に。春祭りみたいなのをやっていて賑わっていました。初めて平等院の中に入り、しかも鳳凰堂の内部まで拝観してしまった。基本的に建物は一つなのでそう広くなく、鳳凰堂の中も平安時代の絵がそのまま残っていたりして価値あるものではありますが、寺慣れ?してるので「ほーお」って感じでした。唯一見てしまったのは屋根に載ってる鳳凰。国宝である先代が附属の博物館に展示されていました。現在の壱万円札の裏に描かれているあれです。中国で四霊の一つであり、全体として鳥の形をしていますが、厳密には顔こそ鶏っぽいけど首には鱗があり(蛇だそうで)、尻尾は羊歯の葉っぱのよう(魚だそうで)。

写真、下手ねえ。10円玉の鳳凰堂です
これとよく似ているのが「朱雀」。こちらは古墳の石室に描かれていることでも有名で、古代中国の四神の一つ。全体はやはり鳥っぽくて、孔雀のようです。キャラクタカラーは朱。南方の守護神なので例えばキトラ古墳石室では南壁に描かれています。
なんだか似てますよね。因みに四霊とは「麒麟・鳳凰・霊亀・応竜」、四神は「青龍・玄武・白虎・朱雀」。龍・亀・鳥は一緒で、麒麟と虎の違いです。朱雀は五行(火水木金土)の中の「火」の象徴でもあり、こうなるとフェニックス(火の鳥)とも似てたりして。フェニックスの起源はエジプトだそうで、「不死」「再生」の象徴で使われるところが西洋っぽいです。
宇治市内のゴミ収集ケース。折畳式で景観考慮された優れもの
ま、諸説あるんでしょうが、実際の「鳳凰」はなかなか迫力のある顔立ちでした。写真もスケッチも禁止だったので証拠はないですけど。
で、その後、近くのスタバで休憩していると着物に袴の若い女性と、和装の男性の一群がやってきました。あれ、今頃卒業式なんかな、もしかして最近は入学式も袴なのかな、など疑問ふつふつ。気になったので、店を出た所で写真を撮っていたお嬢さんに「今頃卒業式?」と聞いてみたら、台湾の若者たちでした。なんでも交流行事で台湾から来ているようですが、受け答えはほぼ日本語。しっかりしてたし、今どきの若い衆、凄いな。着物の着付けや髪型も、観光地の安っぽい浴衣姿ではなく、ちゃんとしていました。これもボーダレスと呼んでいいのでしょうか。

因みに、男子諸君は、江戸浪人着流し風やら幕末の志士風やら現代の噺家風やら混沌。こっちはボーダレスというより時代錯誤? まるで異世界転生者の復帰座談会ようでありました。

現世がラノベに飲み込まれつつあります。

0 件のコメント:

コメントを投稿